ドラえもん「そこまでだ!」 (23)

甲斐「それではタイムパトロールが歴史改変を阻止するということはないのですか?」

木村「フフフ心配はありませんよ タイムパトロールといっても、自由自在に時間移動できるわけではありません」

木村「それに歴史には一度歴史の流れが決定づけられるとそうなる流れがある」

神条「なるほど すでに改変された歴史は改変できないというわけか・・・」

木村「そういうことです」

犬井「・・・・」

大神(これを利用して世界の支配者に我がオオガミを・・・)

神条(この連中は信用できない だが未来を知ったからにはやめるわけにはいかない)


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???「そこまでだ! 偽名木村庄之助、本名××××××! タイムパトロールだ、航時法違反の現行犯で逮捕する!」

木村「な、なに・・・!」

犬井「何者だ! タイムパトロールだと・・・どうやってここに入った」

ドラえもん「タイムパトロール非常勤職員ドラえもんだ! タイムパトロール隊員で友人のロボットドラ・ザ・キッド
の頼みで長年正体不明の歴史改変者の正体を追っていたのさ!」

甲斐「青いタヌキですか!」

ドラえもん「だ、だれがタヌキだ!」

ドラえもん「僕は事故で耳を失っただけで、2112年のマツシバロボット会社製造の猫型汎用ロボットだぞ!」

木村「そ、そんな馬鹿な・・・・タイムパトロールだからってこんなタイミングで介入できるはずがない!」

木村「それに2112年まで歴史がつながっているはずが・・・・」

ドラえもん「どうやらタイムマシン黎明期に時間旅行した時間犯罪者のようだね 残念だが、タイムマシン技術は発展を遂げ
自由自在に時間旅行がそれこそ六千五百万年前の恐竜時代にまで簡単に移動できる乗り物となるのさ!」

ドラえもん「僕はタイムマシンが自在に移動できる時代になった後の生まれでね、その時代までタイムパトロールは正体不明の
歴史改竄者を追っていたというわけだ! 僕はその時代の住人だ」

ドラえもん「そして22世紀に至るまでの様々な新技術や宇宙移民によって人類は滅亡を避けている!」


木村「そんなことが・・・・・・とにかく私は絶対につかまらん!」

木村「このままだとあんたらも不利益を被るぞ、あいつを撃退してくれ!」

木村「このまま歴史に名を残さず消えるなんて嫌だ、歴史の改竄者として歴史に私を刻むんだ!」

大神「犬井、あの青タヌキだが青ネコだかを撃退しろ 即刻だ!」

犬井「悪いな、私にとっては主人の命令がすべてだ!」

甲斐「会長・・・どうします 我々の目的は未来を救うこと」

甲斐「あのタヌキの証言が本当なら今までの活動が無意味だったことになりますが・・・・」

神条(あのタヌキ、いや猫型ロボットが言うなら私が今までしてきたことは無意味なことに・・・)

神条(だが私はいまさら後には引けない それに一度とはいえ人類が暗黒時代を歩むのなら・・・)

神条「甲斐、命令だ あの青い猫型ロボットを撃退しろ!」

ドラえもん「やれやれ僕としては戦いたくはないんだけどね 仕方がない!」

ドラえもん「空気砲! 名刀電光丸!」

ドラえもん「君たちには、この程度で十分だ!」

犬井「なめるな 俺に刀で勝てると思っているのか!」

甲斐「名前から察するに空気圧を利用した武器で倒せるはずが・・・」

ドラえもん「その程度か、君の剣技は?」

犬井「なに!」

ドラえもん「第3世代型サイボーグ最強・・・確かに手強い相手だ だが勝てないほどじゃない!」

甲斐「仕方がありません ダメージは受けないでしょうし、起爆させて・・・」

ドラえもん「ドカン ドカン」

甲斐「クモを撃ち落とした」

ドラえもん「気づいていないとでも」

ドラえもん「この僕を舐めないらでもらいたい! ロボット学校時代に結成した友人グループドラえもんズのメンバーとして、
さまざまなトラブルや民間協力者としてテロリストや宇宙生物と戦ってきた猛者だぞ!」

ドラえもん「ドラ・ザ・キッドに頼まれるきっかけとなったのび太君の矯正のためにのび太君のうちに居候してからは、宇宙人、海底人、地底人、
悪魔、妖怪、魔法使い、ロボットその他もろもろの地球侵略を企んだりした危険勢力とも戦った・・・・」

ドラえもん「その僕が弱いとでも!」

犬井「隙あり!」

ドラえもん「甘いなあ、隙を見せたぐらいで勝てるとはね・・・・」

犬井「馬鹿な、俺に反応できない速度で居合だと・・・・・」ガク

ドラえもん「心配するな、峰打ちだ!」

甲斐(あの人が倒された…・私の実力でも舐めてはかかれないということ)

[たぬき]「なんて考えてるだろうけど、悪いが対応させる気はない!」

[たぬき]「ドカン! ドカン!」

甲斐「空気圧を利用した武器の威力では!」

ドラえもん「悪いが、この武器の最大威力は対戦車ロケットランチャー並みだ 鉄人兵団の血に飢えた戦闘ロボットやニムゲの宇宙船を撃ち落としたのはだてではない!」

甲斐(す、すみません・・・気絶します・・・・)バタリ

ドラえもん「さすがは戦闘サイボーグ 対戦車ロケットランチャー並みの攻撃を何回にもわたって耐えるか・・・・」

ドラえもん「悪いが、この武器の最大威力は対戦車ロケットランチャー並みだ 鉄人兵団の血に飢えた戦闘ロボットやニムゲの宇宙船を撃ち落としたのはだてではない!」

甲斐(す、すみません・・・気絶します・・・・)バタリ

ドラえもん「さすがは戦闘サイボーグ 対戦車ロケットランチャー並みの攻撃を何回にもわたって耐えるか・・・・」

木村「ここまで ここまでなのか!?」

大神「まだだ、ここには多くの兵士が・・・!!」

神条「いやそれも無理でしょう 制圧作戦を行わないはずがありません・・・」

ドラ・ザ・キッド「ドラえもん、騎兵隊の到着だ!」ゾロゾロ

TIMESWAT(タイムパトロール隊特殊部隊「動くな!」

ドラえもん「遅いよキッド 全く君たちにディナーを残そうとわざと制圧しなかったのだけど、この分じゃ制圧した方がよかったかな」

ドラ・ザ・キッド「減らず口を おい!」

ドラ・ザ・キッド「そのくずをつれていけ!」

ドラ・ザ・キッド「貴様のした罪、22世紀の刑務所でたっぷり反省するんだな あるいは死刑が下されるかもしれないな・・!」

木村「いやだ こんなはずじゃ、こんなはずじゃ・・・」ブツブツ

TIMESWAT・ボン「とっとと歩け!」

ドラえもん「それじゃあ僕はそろそろかえるよ」

ドラ・ザ・キッド「協力感謝するぜ、ドラえもん さておふたがた そこで気絶してる二人も含めあなた方の記憶は消去させてもらう」

ドラ・ザ・キッド「木村を名乗った時間犯罪者は、21世紀生まれでも22世紀の刑務所で裁くが、あなた方はそれで放免ですから安心ください」

大神「くっ!」

神条「・・・・」

神条(未来を救おうとしても救えず・・・)

神条(それもあのおとこのくちぶりだと信用できず、しかも自然に問題は解決していたという・・・)

神条(私は・・・なにを・・・)

ドラえもん「ああそうそう 最後にひとつ」

ドラえもん「君に一言、アドバイスを?」

神条「?」

ドラえもん「僕の親友で被保護者にのび太くんってこがいるんだ その子はどじでのろまで間抜けだけど、素直に解決できない存在があれば僕や仲間を頼ったりする・・・」

ドラえもん「君はなんでも一人でしょいこみすぎなんだ それと演技じゃなく、辛いときは辛いと本心をいった方がいい」

神条(私の性格を一目で・・・)

神条「ねえ、昔好きなこがいたんだけど、その子の告白を素直に受けとけておけば、道化人形にならずにすんだかな?」

ドラえもん「さあね 君の人生は君のものだ、このあとどう歩むかは君次第 好きにすればいい」

ドラえもん「最もいい人生を歩みたいならジャジメントとは手を切った方がいいだろうけど・・・」

ドラえもん「さて、これで本当に帰らせてもらおう」

ドラえもん「さよならキッド」

ドラえもん「明日からはまたのび太くんの世話だ!」

FIN

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