【ガルパン】まほ「大洗が廃校になるらしい……」 (62)

まほ「大洗が廃校になるらしい……」

ミカ「へえ……」ポロロン

アンチョビ「なんだって!?」

ダージリン「そんな……!」

ケイ「Really?」

カチューシャ「……戦争よ」ボソッ

西「そうです!今こそ突撃です!」



※時系列はエキシビジョンの後
書き溜めがないので遅いのと、キャラ崩壊注意です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463233010

ダージリン「まずは落ち着きましょう?」

ケイ「そうね。重要なことは1つ……」

アンチョビ「西住さんの転校先はもう決まっているのか?」

まほ「……未定だ」

ミカ「転校手続きの書類は?」ポロローン

まほ「(お母様に内緒で)用意済みだ」

カチューシャ「やっぱり戦争ね!」

西「そのようです!」

まほ「ああ、西住みほ争奪戦だ!」

カチューシャ「ミホーシャが来ればプラウダは最強よ!」

ケイ「ウチだってそうよ」

まほ「確かに後輩のためにみほを引き入れたいというのもある。だが、それ以上に……」

ダージリン「そうね、もしみほさんが来てくれれば」

アンチョビ「卒業まで最高に楽しくなる!」

ミカ「…………♪」ポローン

まほ「……とは言ってもだ。実家に戻るのが普通じゃないか?」

カチューシャ「はあ?」

アンチョビ「バカ言うな。転校した所に再転入なんて普通じゃないと思うぞ」

ダージリン「そうよ。逃した魚は大きい、という奴ね」

まほ「む……」

ケイ「でもDon't worry!チャンスは平等だわ」

ミカ「でも、こんな話し合いに意味があると思えないな」ポロロン

ダージリン「あら?どうしてかしら」

ミカ「だって西住さんはウチに来るからね」ポローン

西「なぜ、そう思われるのですか?」

ミカ「前に練習試合をしたときに『凄いです!』って言われたからね」

まほ「……そんなこともあったな」

カチューシャ「ぷっ、それだけ?私とミホーシャはソウルネームで呼び合う仲なのよ?」

アンチョビ「う~ん?何かおかしい気もするが、羨ましい!」

ダージリン「ふふっ」

ケイ「どうしたのダージリン?」

ダージリン「ずいぶんと可愛らしい争いだと思って」フフフ

カチューシャ「じゃあ、あんたはどうなの!」

ダージリン「私、『ダージリンが好きです!』って言われたわ」

西「ええ!?」

カチューシャ「なんですって!?」

ミカ「嘘じゃないからといって、それが本当というわけでもないものさ」ポロロン

まほ「どうせ"紅茶のダージリン"が好きという会話だろう?」

ダージリン「ええ」

カチューシャ「しれっと……!」

アンチョビ「待て待て。そういう話なら私も『アンチョビさんの料理は毎日でも食べたいです』と言われたことがある」

ケイ「私だってミホに真っ赤な顔で手を握られたことが」

西「私なんて西住さんを困らせてばかりで……」

まほ「おいおい、落ち着け」

まほ「"お姉ちゃん"と呼ばれる以上のことがあるわけ無いだろ?」

ワイワイガヤガヤ

一方その頃


杏「大学選抜チームに勝てば、今度こそ学校が存続することになった!」

みほ「だ、大学選抜チーム……?」

優花里「チャンスを得られたのは喜ばしいですが、これは……」

華「そんなにお強いんでしょうか?」

みほ「うん」

沙織「でもでも!フラッグ戦なら戦略次第なんでしょ?」

杏「それが30輌使う殲滅戦なんだよねえ」

みほ「……!」

麻子「ここまでするか……」

ケイ「みほがウチに来たらチアガールの衣装で……」

アンチョビ「パスタを作って二人で食べるんだ」

カチューシャ「いっしょに歌って進軍したいわ」

まほ「二人で犬の散歩したり……」

ダージリン「みほさんとならいつまでもティータイムしてられるわ」

西「西住さんと一緒に突撃!ああ、なんと素晴らしい……!」

ミカ「西住さんとの生活は人生の大切な全てのことが詰まってる」ポロロン

一方その頃


みほ「アンブッシュして……でも……こうくれば……」ブツブツ

沙織「み、みぽりん……?」

みほ「は、はいっ!?」

沙織「大丈夫?」

みほ「うん。ありがとう沙織さん。心配しないで」ニコッ

華「ですが、あまり根をつめすぎても……」

みほ「ううん。今やらなきゃ後悔するから」

優花里「西住殿……」

杏「西住ちゃんがここまでやってくれてるんだ、私たちもギリギリまで練習するぞ」

オオーーーッ!

あれ?これってこいつら助っ人に来ない可能性があり得るんじゃ……

まほ「くっ!聖グロ制服のみほだと!?」

ケイ「さ、最高ね」

西「そんな言葉遣いの西住さんも見てみたい!」

カチューシャ「紅茶を溢しちゃうミホーシャ……」

アンチョビ「考えただけで!」

ミカ「人生っていうのは素晴らしいね」ポロロン

>>12
来ませんね
わざとではなく気づかない間にという感じですが

今日は落ちます

オチのつもりじゃ無かったので軽い気持ちで書いてしまいました。すみません。
本編じゃわざと無視してる感が出そうだったのでレスしてしまいました。
確かに良くなかったですね。すみませんでした。

試合当日

杏「ひとつ良いですか?」

蝶野「ええ」

杏「私たちは結局30輌を用意できなかったんですよね。だから、このプラモ戦車22輌を参加させてもらえないかなと思いまして」

蝶野「それは意味があるの?」

杏「まあ、踏み潰すにしてもちょっとは時間が掛かりますし」

蝶野「……時間的ハンデというわけね」

杏「それと仮に1vs1になって相打ちになったとき、それで負けや引分けってのはちょっとなーって」

杏「戦車にこのプラモをくっつけて、もしプラモ戦車が1輌残ってれば……」

蝶野「なるほど。あくまで補助というわけね」

蝶野「(ムチャクチャな要求ではあるけれど、カールの使用を認めてしまったという後ろめたさもあるし……)」

役人「ふっ。みすぼらしさが増していいじゃないですか。私は構わないと思いますよ」

愛里寿「そんなのが22個加わった所で何が変わるわけでもない。構わないわ」

蝶野「そう。分かりました」


優花里「このプラモデル実は私のなんです!1/72スケールとはいえ、その精巧さは実物そのもの!」

優花里「ちなみに、高級プラモなので白旗もしっかり出るんですよ!」

優花里「壊れてしまうのは少し残念ですが……、これも大洗のため!」

優花里「不詳・秋山優花里でした」

一方その頃


アンチョビ「西住さんのプラウダ制服だと!?」

西「帽子が……帽子の破壊力が……」

まほ「か、カチューシャを肩車するみほ……ああ、ああ」

ケイ「青森弁にとまどうみほも良いわ」

ダージリン「ボルシチをふうふうするみほさん……白い息がたまらないわね」

ミカ「妄想するって素晴らしいことさ」ポロロン

杏「ふぅ。ひとまず、最低限の条件はクリアできたね」

みほ「はい。ありがとうございました」

梓「でも、相手30輌っていうのは威圧感凄いです」

おりょう「これは武者ぶるいぜよ……」

ねこにゃー「き、緊張する~」

みほ「みなさん落ち着いていきましょう。十分勝機はあります」

みほ「それでは、かくれんぼ作戦を開始します!」

一方その頃


エリカ「隊長!なにやってるんですか!?」

ノンナ「同士カチューシャ。私も参加したかったです」

ペパロニ「ねえさん。ズルいっすよ!私だって西住さんに来てもらいたいんですから」

オレンジペコ「ダージリン様……。大洗の試合観戦はずっと私もいっしょだったのに」

アリサ「まあ、一応会話はずっと聞いてたけど……」

福田「アヒル隊長にも来て欲しいであります!」

アキ「ミカ?どうしていつも一人で……」

愛里寿「こちらはカールというアドバンテージを十分に生かしていく。高地に行かず、一気に囲い込む」

「了解!」

ルミ「プラモ戦車はどうしましょう?」

愛里寿「(プラモデルの意図はよく分からないけど、時間無制限の試合ではろくなメリットは無い……)」

愛里寿「無視で構わない。8輌撃破後に破壊すれば問題ない。敵の時間稼ぎに構うな」

ルミ「分かりました」

一方その頃


エリカ「はあ!?あの子にはディアンドルが似合うに決まってるでしょ!」

まほ「待て、エリカ。継続の言うことも一理ある。ジャージ姿のみほを想像してみろ」

エリカ「うっ!……確かに悪くないです」

ミカ「だろ?」ポロロン

ペパロニ「ちょっと待ったぁー!ウチに来れば料理上手になること間違いなし!それはつまり西住さんの手料理が味わえるんすよ?」

アンチョビ「おお!良いぞペパロニ!」

アリサ「ハッ。ウチのイベントでの露出の高さを知らないからそんなこと言ってられるのよ。バドガールで検索してみなさい!」

アンチョビ「うわっ!なんだこれは!?」

オレンジペコ「優雅さが欠けています。みほさんにはもっと……」

福田「西住さんとアヒル隊長が来てくだされば、至高の突撃が……」

アキ「仲間が増えるっていうのは嬉しいな」

ノンナ「西住さんを肩車して、その上に同士カチューシャが……」

ダージリン「収集がつかなくなって来たわね」

アズミ「こちらアズミ、敵発見できません」

メグミ「こっちにも敵いません」

ルミ「高地にも現れていないとのことです」

愛里寿「(8輌が動けば流石に誰か発見するはず。もしかして散開した……?)」

愛里寿「(8輌がさらに小さい部隊に分かれたならチャンスではあるけど……)」

桂利奈「流石に1輌だけは怖い~」

梓「ここが勝負所だから、頑張ろう」




杏「敵と出会っちゃったら終わりだね~」

桃「ひぃっ!」

柚子「不吉なこと言わないで下さい!」




沙織「8輌ともバラバラになっちゃって本当に良かったの?」

みほ「うん。相手も8ヶ所を同時に攻撃は流石にできないと思うから」

麻子「それで?私たちはどこに向かう?」

みほ「遊園地に向かってください」

麻子「了解した」


愛里寿「陣形を広げて。こちらが多対一になる可能性は低いわ」

「了解!」

・・・
・・


ナカジマ『あちゃ~、やられちゃった。ごめんね』

カエサル『こちらもやられた。凄まじい衝撃が来て、何をされたかも分からなかった』

典子『こんな所で終わりなんて……』

みほ『ケガはありませんか?』

『だいじょうぶでーす。ただプラモは全部壊れちゃいました』

みほ『分かりました』

蝶野「これで5対30……、まあ正確にはプラモデルを入れて20対30だけれど」

蝶野「流石にこれは……」

一方その頃


まほ「初手、みほとビール」

ケイ「What!?初手からそんな手を!?」

アンチョビ「ぐっ!手ごわい」

ダージリン「受けて、2手目、みほさんとイングリッシュガーデン」

ミカ「これは……!?」

エリカ「完璧な受け手ね」クッ

カチューシャ「3手目、ミホーシャとお昼寝」

オレンジペコ「そんな!?掟破りのトリックプレー!」

ノンナ「流石です。それは同志カチューシャにしか使えない手です」

アンチョビ「くそう!4手目、西住さんとゴンドラ」

西「っ!?」

ペパロニ「いきなりそんな切り札を……」ゴクリ

ミカ「やるね」ポロロン


杏『こっちは準備できたよ~』

梓『私たちもです!』

ねこにゃー『こっちは……もう少し、かかりそうです』

みほ『分かりました。あせらず慎重にお願いします』

麻子「……沙織、ちょっとそど子につないでくれないか?」

沙織「え?」チラッ

みほ「大丈夫だよ」

沙織「じゃあ、はいっ」

そど子『……なに?』

麻子『やっぱり躊躇いがあるのか?』

そど子『……違うわ。ルールに従うだけじゃダメって知ってる』

麻子『そうか、ならいい』

そど子『心配してくれてありがと』ボソッ

麻子『ん?』

そど子『なんでもないわよっ!』

プツッ

麻子「?」

一方その頃


ケイ「35手目、チアガールのみほ」

まほ「来ると思ってたが、ここでか……!」

西「これはこちらも!36手目、西住さんとバイク」

アンチョビ「ぐううううう」

ダージリン「まさかまだ生路が残っているなんて。おやりになるわね」

ミカ「37手目、西住さんとサルミアッキ」

カチューシャ「はあ!?」

アキ「ミ、ミカ……?」

アリサ「待って、これはまさか!?」

ミカ「ふふ。笑顔だけが全てじゃないってことさ」ポロロン

まほ「妙手だな……」クッ

ケイ「Crazy!凄まじい逆転の手だわ」

愛里寿「……あっけない」

優花里「まさか、1輌も撃破できないなんて……」

華「練度が違いすぎます……」

みほ「…………」

一方その頃


エリカ「隊長……!」

まほ「うおおおお、348手目!みほとお風呂」キリッ

ダージリン「き、禁じ手を……」アワアワ

カチューシャ「そ、そうよ!それは禁止のはず……」ガクガク

ケイ「Crazy!crazy!」ブルブル

ミカ「う……」ポロ…ポロロ…

西「くっ……」ウナダレ

アンチョビ「これは……禁じ手にはならない……」ガクブル

まほ「そうだっ、なぜなら私たちは姉妹!これがルールの抜け道!ウルトラCだ!」

エリカ「この手を受けられるモノは居る!?」

「…………」

エリカ「居ないわね!?勝者!西住まほ!これで西住みほはウチのものよ!」

まほ「やった……」

みほ「残りの車輌はいくつですか?」

愛里寿「あなたたちしか残ってないんだから、1輌に決まって……」

みほ「プラモ戦車は発見できましたか?」

愛里寿「……?そんなの、15個あなたたちが隠し持って」

みほ「そうですね隠してあります」

愛里寿「っ!?あなた、最初からこれを狙って……」

みほ「こんな手ですみません。頑張って15輌、この広大な試合会場から探してください」

愛里寿「(燃料切れになったら走行不能扱いになる。徒歩で捜索せざるを得ない……)」

愛里寿「くうう。砲撃っ!」

シュポ

優花里「ああ~、やられてしまいました」

役人「待て!動けないプラモデルは走行不能も同じだろ!?もう試合は終了だ!」

蝶野「あなたも許可をしていたはずですが?」

役人「なに!?」

~もし、1vs1で相打ちになってもプラモが残っていれば~

蝶野「どんな形であれ、プラモが残っていれば大洗は負けにならない。その説明はありました。それに、その旨を書いた書類にもサインを頂いています」

蝶野「(まさか、あの時はこんな搦め手をつかうとは思わなかったけど)」

役人「くそっ」

数時間後

愛里寿「1個も見つからない……」

アズミ「わざわざ1/72スケールにしたのはこのためだったのね……」

ルミ「これでは試合が終わらない……」

愛里寿「そうね。相手の隊長と話してみるわ」

愛里寿『これでは試合が終わらないわ。引き分けで手を打ちましょう?次は8対8で戦うことを約束するわ』

みほ『……試合が終わらなくても構いません』

愛里寿『どういうこと?』

みほ『決着が付くまで、大洗は廃校になりません』

愛里寿『!?』

愛里寿「~~~~~っ!」

愛里寿「今日一日探してダメだったら、降参するわ」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


愛里寿「降参するわ」

蝶野「大洗女子学園の勝利!」

杏「嬉しいけど、素直には喜べないねえ」

みほ「すみません……」

愛里寿「そんなことはない。良い手だったと思う。どう転んでも目的が達成できるんだもの。同じ立場だったら私も……」

愛里寿「次は何も賭かってない時に戦いたい、8対8で」

みほ「はいっ!」


数日後


まほ「喜べみほ。お前の転校先は黒森峰に決まったぞ」

みほ「へ!?いや、その……大洗は存続が決まって」

まほ「なに……!?」

みほ「心配かけてごめんね、お姉ちゃん」

まほ「い、いや。お前が大洗に残れるならそれが一番だ。良かったよ」ハハ

みほ「ありがとう」

まほ「ああ、またな」

みほ「うんっ!」

まほ「(ああああああああああああああああ!?)」

まほ「みほの転校が無くなった(泣)」

カチューシャ「まっ、仕方ないわ」

ミカ「人生は何が起こるか分からないから楽しいのさ」ポロロン

西「それで、今日はどういった集まりなのでしょうか?」

ケイ「それはもちろん……」

アンチョビ「西住さんがどこの大学に行くかの会議だ!」

ダージリン「みほさんは、私と一緒の大学に来るべきよ」

西「まだ、いろいろと早いような……」

まほ「飛び級してもらえばいいだろう!?なんならお前も!」

西「えぇ……?」

カチューシャ「ミホーシャと同級生なんて最高じゃない!」

愛里寿「西住みほさんには私の大学に来てもらうわ」

まほ「島田流!?居たのか……」

愛里寿「お母様に話は通してある」

ダージリン「流石に手早いわね」

まほ「よし、分かった。全員で島田流の居る大学を受けるぞ!」

「おおーーーっ!」

真面目なのを書こうかな?とも思ったんですが、プラモ戦車があまりにもファンタジーというかギャグだったので。
みほパートとまほパートのギャップを楽しんでいただけたら幸いです。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom