【ストパン】服部「食事係……ですか?」 (33)
※呼び方や階級がかなり適当です
時系列は一応劇場版後です
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エーリカ「ごっはん~!」
シャーリー「……ふう」
バルクホルン「どうしたリベリアン」
シャーリー「ん?いや、宮藤が居なくなってからメシが味気なくってな」
バルクホルン「贅沢を言うな。腹いっぱい食えるだけ恵まれている」
シャーリー「とは言ってもなあ」
エイラ「またイモか……。サーニャもいい加減飽きたよナ?」
サーニャ「私は……」
ルッキーニ「もう、おイモと缶詰はヤ~」
トリップちょっとミスりました
こっちでいきます
エイラ「せめてリーネが居ればなあ」
ミーナ「リーネさんとペリーヌさんはもう少しガリア復興に専念するらしいから仕方ないわ」
美緒「だいたい、そんなに言うなら自分たちで何かつくれば良いだろう」
ルッキーニ「ムリぃ~」
シャーリー「私も料理に自信は無いからなあ」
エイラ「私の出す食いモンは不評だかんナ」
サーニャ「私も自信無いわ……」
エーリカ「まあサーニャんは夜間哨戒で時間も無いしね」
バルクホルン「ハルトマン、お前は時間が有り余ってるだろう?」
エーリカ「げっ。でも私は毎日おイモでも構わないも~ん」
美緒「まいったな。食事は士気に影響しやすいからな」
ミーナ「そうね……。考えておくわ」
ミーナ「宮藤さん、リーネさん、ペリーヌさんが来月ここに来ることになったわ」
ルッキーニ「やったー!」
バルクホルン「『来る』というのは、三人とも501に配属されるという認識でいいのか?」
ミーナ「ええ。それと一人新人が入ることになったわ」
シャーリー「おっ!」
サーニャ「もしかして、この前芳佳ちゃんと一緒に居た方ですか?」
ミーナ「そうよ。服部静夏軍曹が501に仲間として加わるわ」
エーリカ「へ~、確か扶桑のウィッチだよね?また面白い奴だと良いな~」
エイラ「まっ、せいぜいシゴいてやるか」
静夏「ほ、本日付で501に配属になった服部静香軍曹であります!よろしくお願いしますっ!」
ミーナ「あらあら、そんなに固くならなくて良いのよ?」
静夏「は、はひっ!すみませんでした。以後、気をつけます」
シャーリー「少佐とも宮藤とも違うタイプの奴が来たな」
バルクホルン「確かに緊張はしているが、軍人としては正しい姿だ」
エイラ「扶桑の奴はメンドくさそうなのが多いナ」
美緒「ん?なんだエイラ。走りたいのか?」
エイラ「い、いや、なんでもないんだナ」
サーニャ「芳佳ちゃん達はまだ来てないんですか?」
ミーナ「それが船が遅れているそうなのよ。宮藤さんがあと2週間。リーネさんとペリーヌさんがあと1週間かかるそうよ」
ルッキーニ「ええ~、つまんなーい」
シャーリー「結局、美味いメシはおあずけか~」
バルクホルン「いや、そうとも限らんぞ。炊事は新人の仕事でもある」
シャーリー「なるほど。扶桑出身なら期待できるな。頼むぞ服部ぃ~」
静夏「えっ、いえ、了解しました!」
ルッキーニ「楽しみにしてるからね、静夏~」
シャーリー「おっ、今日は扶桑料理か」
エーリカ「おーおー、懐かしいなあ。いっただきまーす」
バルクホルン「おい、待て!全員揃ってから……」
エーリカ「もう全員いるよ~。うっ!?この魚火通ってない~。ぺっぺっ」
バルクホルン「汚いぞ!」
エーリカ「だって~」
シャーリー「……これ……何だ?生ゴミでも煮たのか?」
ルッキーニ「まじゅい~」
エイラ「食べちゃダメだサーニャ。吐いちゃう未来が見えた」
サーニャ「……でも、せっかく服部さんが作ってくれたのに」
エイラ「ダメだ!」
サーニャ「エイラ……!」
エイラ「仕方ないナー。私が食うから見てろよ?」
エイラ「うえああああああああ。まじいいいいい。ぐわあああああ」
サーニャ「……え、エイラ?」
サーニャ「(笑っちゃいけないけど、ちょっと可笑しい……)」
エイラ「ゲホッ。サーニャは食べちゃダメだかんナ……」
美緒「流石にこれは料理以前の問題だな。調理ができていない」
ミーナ「食べようと思えば食べられるけれど……」
エイラ「えっ……」
シャーリー「どう頑張っても食いきれないぞ……」
服部「す、すみません。ですが任されたからには一週間頑張ります!」
ルッキーニ「うえ~」
エーリカ「誰か代わりにやれよー」
ミーナ「困ったわね。もうスケジュールを組んじゃって変更できないわ」
シャーリー「マジかよ……」
エイラ「一週間メシ抜きだナ」
服部「……すみません、すみません」
バルクホルン「…………」
エーリカ「…………」
シャーリー「…………」
エイラ「……なんで私だけ山盛りなんダ」
ルッキーニ「あはは、遠慮しないでエイラ~」
サーニャ「エイラ……頑張って」
エイラ「(サーニャ以外は普段メチャクチャ食べるくせに、ふざけやがっテ)」
エイラ「……ん?美味いゾ!?」
エーリカ「えっ、ホント!?いっただきま~す!」
ルッキーニ「いただきますー!」
バルクホルン「では、いただくとするか」
シャーリー「ああ」
エイラ「(ふふふ。ホントは叫びたいほどマズイけどナ)」
サーニャ「……いただきます」
エイラ「あっ……」
ルッキーニ「まじゅいいいい!」
エーリカ「うわあああん。舌から味が消えないよ~!」
バルクホルン「っぐ!」
シャーリー「だから何の煮物なんだよ!?」
サーニャ「エイラのバカ……」パタリ
エイラ「サーニャ!?サーニャァアアアアア。そんなつもりじゃなかったんだあああああああ」
美緒「私は白米だけもらおう」
ミーナ「私もそうするわ」
服部「は、はいっ!ただいま!」
服部「どうぞ!」
ミーナ「ありがとう、いただくわ」
美緒「いただきます」パクッ
美緒「うっ!
美緒「……服部、米は洗ったのか?」
服部「はい!洗剤でしっかりと洗いました!」
美緒「そうか……」パタリ
ミーナ「美緒ぉぉおおおおお!」
取り敢えずここまで
それと>>1に書き忘れてたけど、劇場版後に再集結することになった501という体で書いてます
>>11 訂正
次の日
バルクホルン「…………」
エーリカ「…………」
シャーリー「…………」
エイラ「……なんで私だけ山盛りなんダ」
ルッキーニ「あはは、遠慮しないでエイラ~」
サーニャ「エイラ……頑張って」
エイラ「(サーニャ以外は普段メチャクチャ食べるくせに、ふざけやがっテ)」
エイラ「……ん?美味いゾ!?」
別の日
ウウウウウウウウーーー
ミーナ「ネウロイ!?」
美緒「私はコアの位置をここから見よう」
ミーナ「分かったわ。トゥルーデとフラウと私で出ます。他のみんなは待機していて」
「了解!」
・・・
・・
・
ミーナ『美緒、コアは見える?』
美緒『見えるが、コアが異常に小さい上に高速で動いている!どこにあるとも言えん状況だ』
ミーナ『了解。取り敢えず当てずっぽうで行くわ。トゥルーデとフラウも聞いてたわね?』
バルクホルン「ああ!」
フラウ「おっけー」
バルクホルン「行くぞ!うおおおおおおおおおお」
ズバババババババババ
ネウロイ「…………」
シュワッ
バルクホルン「弾を……飲み込んだ!?」
ミーナ「そんな!?」
エーリカ「こういう時はわたしの出番ってね!シュトルム!」
ブオオオオオオオオオオ
ネウロイ「…………」
バルクホルン「ダメだ!火力が足りない!」
ミーナ「……撤退するわ」
エーリカ「ええ~」
バルクホルン「ネウロイも基地から離れて行っている、今はそれが良さそうだ。行くぞ!ハルトマン」
エーリカ「りょーかーい」
美緒「まいったな」
ミーナ「そうね。今の所、ネウロイは市街地にも基地にも遠い所にいるけれど」
シャーリー「私が突っ込んだら倒せないかなー」
バルクホルン「バカか!?飲み込まれて消えるぞ!」
ルッキーニ「ルッキーニビームもダメそ~」
エイラ「未来予測でコア撃ち抜く……っても銃が効かないんじゃナ~」
サーニャ「私のフリーガーハマーはどうでしょうか?」
ミーナ「……そうね。爆発させるというのは良い案かもしれないわね」
服部「……実戦」ガクガク
美緒「大丈夫だ服部!お前はみんなを基地から援護してくれれば良い!」
ミーナ「ええ、みんなを支えてあげて?」
服部「はい……!では、いつ出撃があっても良いように携帯食を用意しておきます」
エイラ「ネウロイの援護してどーするつもりダ」
服部「うう……。ですが、おにぎりならばもう大丈夫です!」
エイラ「ホントか~?」
服部「どうぞ!自信作です!」
シャーリー「お、おう」
バルクホルン「おにぎり……か。宮藤もたまに作っていたな」
美緒「具は何だ?」
服部「えっと、その……シャケです!……多分」
エイラ「多分ってなんだヨ……」
エーリカ「食べない方がよさそー」
シャーリー「まあ、せっかくだからポケットに入れとくかあ」
エイラ「しゃーねーナー」
ウウウウウウウウーーー
美緒「来たな!」
ミーナ「じゃあ、服部さんは基地に待機していて」
服部「了解!」
サーニャ「行きます!」
ボヒュッーーーーー
シュワ
ネウロイ「…………」
バルクホルン「ダメだ!効いていない」
ルッキーニ「そんなあ」
シャーリー「おい!油断するな!来るぞ」
ネウロイ「………」ビュイーーーーンビュインビュイン
エイラ「あらよっと」
ビリッ
サーニャ「エイラ!カスってるわ!」
エイラ「へーきへーき」
ルッキーニ「なんか落ちなかった?」
シャーリー「ありゃあ、おにぎりか?」
ネウロイ「…………」シュワ
エーリカ「あー!ネウロイがおにぎり食べた!」
パリィイイーーーーーン
ミーナ「!?」
美緒『コアの破壊を確認!良くやった!』
ミーナ『え、ええ?』
エイラ「ネウロイすら倒れるマズさだったのカ……」
シャーリー「あっはっはっはっは。なんだそりゃ」
ルッキーニ「うじゅ~、静夏すごーい!」
バルクホルン「初戦果……になるのか?」
ミーナ「さ、さあ?」
エイラ「で、あのおにぎり、何が入ってたんダ?」
服部「えっと、焼きジャケとウニです」
ルッキーニ「ウニ?」
美緒「ああ、トゲトゲの殻に入っている身が美味い海産物だ」
服部「えっ、殻?」
美緒「……まさか」
服部「はい……。殻を叩き割って殻ごと」
美緒「(食べなくて良かった)」
シャーリー「(食べなくて良かった)」
バルクホルン「(食べなくて良かった)」
エーリカ「(食べなくて良かった)」
ルッキーニ「(食べなくて良かった)」
エイラ「(食べなくて良かった)」
サーニャ「(食べなくて良かった)」
ミーナ「細かいトゲがネウロイの中のコアを壊したのかしら?」
エーリカ「でも、銃弾は普通に飲み込まれてたよ?」
サーニャ「生き物は消化できない……とか?」
美緒「コアより小さいものは感知できなかった、という線もある」
エイラ「分かんないナ」
シャーリー「まあ、いいじゃんか。服部の料理はネウロイも食えないってことでさ!」
アッハッハッハッハッハ
服部「うう……。嬉しいような悲しいような」
数週間後
エイラ「実はな、服部の料理がこの部隊のピンチを救ったんダ。あの時はみんな腹ペコだったし、ホントに死ぬかと思ったヨ」
芳佳「へえ~!」
リーネ「すごーい!静夏ちゃん料理上手になったんだ!」
ペリーヌ「ふ、ふん!私にだってそれぐらいの料理……」
バルクホルン「おいおい。私たちを料理で救ったと言ってもなあ……」
エーリカ「まー、いいじゃん!トゥルーデー!」
バルクホルン「おい、やめろ離せっ!」
芳佳・リーネ・ペリーヌ「?」
エイラ「というわけで、501復活記念に服部にケーキを焼いてもらったゾ!」
リーネ「わあ!」
ペリーヌ「真っ黒な……チョコケーキですわね」
エーリカ「ほら、遠慮せず食えよ~」
エイラ「ああ、長旅で疲れただろうし、お先にどうゾ」
芳佳「じゃあ、いっただっきまーす」
芳佳「…………」モグモグ
芳佳「まっずーーーーーい!」
完
その後、部隊に馴染んだ静夏ちゃん
芳佳に料理を教わり、それに付き合う501の面々
みたいな話でした
実際の静夏ちゃんはここまで料理下手では無いですが、501に配属されたら色んな面で悪戦苦闘する姿が見えますね
ストウィssもっと増えろ
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