KCビル
ギー ガチャッ
海馬「磯野か…どうした?」
磯野「瀬戸様。ディスクの作成の件に関してのご報告に参りました」
海馬「ほう。新型デュエルディスク製作の話か…あれはどうなっている?話せ」
磯野「ハッ‼順調に進んでおります」
海馬「そうか。ならもうよい下がれ」
磯野「失礼致します」
海馬「磯野!製作班に伝えておけ。期待しているとな」
磯野「……りょ、了解であります!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1462709974
海馬コーポレーションが次世代デュエルディスク開発を始めてもう一年となる…
ようやく形にし公表するまでに至る事が出来たが
まだまだ製作側でシステム面の問題が山積みのように残されているようだ
製作班には交代で対処に当たってもらっているが…果たして、商品をリリースするまでに
どれだけ問題を解消出来るか………
モクバ「…いさん?聞いてる??」
海馬「うっ…誰だ。俺の耳元で騒騒しく話しかける奴は……」
モクバ「あーもう。こうなるって分かってたから僕があれ程注意してたのに兄さんが聞かなかったからだよ」
海馬「何だ…モクバか」
チクタクチクタク
海馬「俺は、寝ていたのか?」
モクバ「磯野がこの部屋に訪れたって時間から大分経ってるみたいだからそうなるのかもしれないね」
海馬「今は大変な時期だと言うのに…俺がこんな態度をとっていてはウチの社員に示しが掴ん」
モクバ「確かにそれは大事な事かもしれないよね…なんたって、兄様は僕等が誇る海馬コーポレーションを
束ねる社長であるんだからね!」
モクバ「けど、気負いすぎて仕事に支障を来したらそれこそ会社の経営に影響が出て来てしまうんだから
時には高校生らしく兄様もハネを伸ばすのも大切だと思うよ」
海馬「ハネを…伸ばすか」
海馬「所で、モクバ俺に用事があって来たんじゃなかったのか?」
モクバ「あっそうだった!次世代デュエルディスクを作成していく際に
今まで膨大な試作機が作られて行ってたわけだけど」
モクバ「その施策機の中でデュエルリンクスを組み込みデュエルを行う事が出来て、
デュエル後にはそのデュエリストレベルによってカードがランダムに排出される機能を持った」
海馬「デュエルターミナルか?」
モクバ「うん。そのデュエルターミナルが次世代デュエルディスクをリリースする際に役目を終えて
撤去されるって決定が決まったんだよ。だからその報告をね」
海馬「あれが…か。もう、稼働を終えて1年あまり経つが5、6年近く稼働していた事になるのか
月日が経つのはやはり早いものだ」
海馬「だが、惜しんでいても何も進みはせんのも事実。これで心置きなく次の段階に進めるとう事も意味する!」
海馬「デュエルターミナル作成班にも今からは新型デュエルディスク作成の為の礎になってもらわねばな!フハハッ‼」
モクバ「それなんだけど兄さん…」
海馬「何か作業が出来ない程のアクシデントでもあったのか?」
モクバ「ええっとー」
海馬「はっきりしろ」
プルルルルル
海馬「こんな時に…何だ!!?」ガチャッ
遊星「おい回収したDTの改修は終わらせたぞ」
海馬「回収し改修しただと?何の事だ…まるで意味が分からんぞ」
遊星「社長あんた学生らしくハネ伸ばしたいんだってな。…なら、俺と『艦これAC《アーケード》』しろよ」
海馬「艦これ…何だそれは?」
モクバ「巷で話題になってる擬人化艦隊コレクションゲームだね」
海馬「何故そんなようなものをモクバが知っているんだ?」
次回に続く(予定?
モクバ「流石に今流行のゲームは常時把握してないと大手であるウチが一時的にも負けちゃう可能性が考えられるからね」
海馬「成程。情報収集をしていてくれたのか…ご苦労」
モクバ「兄様の為にボクは海馬コーポレーションの障害になりそうなゲームを洗いざらい見つけ出してプレイしてきたから」
モクバ「艦隊これくしょんもその内の一つさ。艦これの事なら社内の中じゃ一番僕が分かるんじゃないかな?」
海馬「ほう。それほどまでの自信があるとは…よほどそれにハマったらしいな」
海馬「いいだろう。俺がハネを伸ばせるようなゲームかこの海馬瀬戸が見極めてくれる」
海馬「っとその前に、『DTを改修したと言った貴様!貴様は一体何者だ?声帯認証を行ってもウチの社員と
まるで一致しないようだが…まさか、お前のような鼠一匹如きが我が海馬コーポレーションに侵入したのではあるまいな』」
モクバ「ええっとー…その人は……」
角蟹(遊星)「角蟹だ」
モクバ「」
海馬「角蟹…だと?聞いた事も無い虫けら如きが俺の城で俺の生み出したDTを改修したなどと片腹痛いわ!」
角蟹「ならやってみるか?」
海馬「な、に……?」
KDCAC”艦隊デュエリストこれくしょんアーケード”
ピッ
眠い…短すぎますが次回に続くという事で……zzz
海馬「何だ…何が起こっている!!?」
モクバ「兄様のデュエルディスクが勝手に起動を」
角蟹(遊星)『俺が海馬コーポレーションのサーバーをハッキングしそれように改修させてもらった結果さ』
海馬「たわけ!貴様のようなド素人にこんな大掛かりな事を出来るハズがあるまい」
モクバ「それが出来るんだよ兄さん!!」
海馬「何……?」
モクバ「角か…遊星さんは10年後の未来から来たって言われるこの時代じゃ有り得ない知識を持ち合わせた伝説上のメカニックだから」
海馬「伝説上のメカニック…だと?」
遊星『アンタのデュエルディスクにインストールも済ませた。さぁアンタも艦隊を率いて俺と決闘しろよ』
モクバ「10年後伝説となるメカニックが何でまたこの時代に艦これを兄様向けで普及しに来たのか謎だけどね」
海馬「ふぅーん。デュエルモンスターズ以外には全く興味はないが、モクバが知っているという程のゲームとなれば別だ。
海馬コーポレーションの社長である俺が知っていないでどうするか」
海馬「そういうわけだ貴様のお遊び、この俺自らのってくれよう!」
遊星『なら決まりだな』
”リンクスタート!!”
ガチャッ
磯野「瀬戸様!!?騒ぎが聞こえましたのd」
シーン
磯野「出かけられたのか?そんな予定身に覚えになかった気がするが…それにしても、艦隊編成などと聞きなれない言葉が
社長室から聞こえた気がしたが私の気のせいだったのだろうか?」
磯野「前任者である剛三郎様のような体制に戻らなければいいが……」
今日の所はここまで
デュエルターミナルの筐体を弄って艦これACにすり替えておいたのさ!って展開にしようと思ってたら
まさかの新型デュエルディスクによる艦これ次元への転送?っぽい超展開に移行していた
何を言ってるのか分からないだろうが…眠気が襲って来たのg
海馬「ここは…一体?」
モクバ「良かったー気がついて」
海馬「モクバ…お前も来ていたのか」
モクバ「来ていたと言うより飛ばされたの方が近いんじゃないかな?
兄様のディスクが光った瞬間、目を瞑って数秒経って開いてみたらここに立っていたんだよ」
海馬「っと言う事は俺の部屋から俺達は転送されたという事になるのか…」
海馬「(セラという女が使用していた次元転送に近い手段を取りネットワークを改修する技術を用いるとは角蟹…否、遊星奴は本当に未来から来た輩なのか?)」
モクバ「兄様!兄様!あそこ見て!」
海馬「何だ?」
モクバ「あれが恐らく兄様が配属される鎮守府だよ」
海馬「ネオドミノ鎮守府?…そういえば、これはゲームだったな……仕方ない。退屈しのぎに奴の思惑にのってプレイしてやろうではないか!」
モクバ「兄様は素人だろうから僕が教えてあげるよ!」ヘヘン!
???「何だか近場の鎮守府に騒がしい奴等が御越しになったようだぞ。苦労しなきゃいいが…」
伊19「平穏で入れるか心配なのね」
ネオドミノ鎮守府
海馬「来てみたはいいが殺風景な所だな。出迎えはいないのか?」
モクバ「ん、あそこ!兄様見て!」
海馬「小人…」
モクバ「妖精さんだよ!」
妖精「」(`・ω・´)ゞ
海馬「妖精などオカルトまがいの事を俺が信じると思うか…」
モクバ「艦これでは重要な役を担ってる存在なのに酷い言い方をするよねー兄様も」
妖精「」(´・ω・`)
海馬「ほう。こやつらが重要な役目を担う存在なのか…興味深いな」
妖精「」ユビサシ
モクバ「兄様のデュエルディスク指さしてるみたいだけど」
海馬「そんな事は言われんでも分かっている。この俺に引けと言うのか?」
妖精「」コクリ
海馬「(このデッキにはクリスタルクラウドネットワークに登録されているカードしか存在していない)
…が、お前達にはそれを見通し改修する遊星とか言った奴のような力を持っているのだろうな」
海馬「面白い。お前たちの思い通りに進めてやる!ドローだ!!」
キラーン
響「響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ。」
モクバ「ひ、響ちゃん来たこれ!」
響「ん?司令官が二人…?」
海馬「存在し得ないハズのカードを入手した…だと」
響「後ろの司令官。どうかしたの…何事だい?」
海馬「フハハ!想定しえない展開でふつくしすぎるわ!!」
響「何だい…急に高笑いして……」
モクバ「いつもの事だよ」
海馬「響とか言ったな。俺が引き当てたからには付き合ってくれるな。戦いのロードを」
響「戦いのロードっていうのが何だか分からないけど勿論司令官の為なら」
海馬「ならば俺に艦これの何たるかをご指導ご鞭撻願おう。話はそれからDA!」
響「おぅ?」
モクバ「(だから事前に僕が教えようとしてたのに…って言うか、何気に初期艦5人の中からのはずなのに響ちゃん出てくるとかマジ兄様凄い尊敬しちゃう」
ここまで
名前欄がとんでもなく間違いだらけだが>>1ですからね
次回に続きます
海馬「ふむ。大方この世界の本筋は理解した。仕組みもな」
響「よかった…やれそうかい?」
海馬「誰に向かって問うている?天才的ゲームプレイヤーと謳われた海馬瀬人と知っての事か」
響「知らないよ。これはゲームであってゲームじゃない…それは分かってもらわないと困るな」
海馬「ああ。勿論だ。貴様達が置かれている状況も最悪の状態と言って間違いないだろう。
しかしな。甘ったれるな!」
響「」ビクッ
海馬「その状況がなんだ?敗北を恐れていては何も成長せんぞ。世界を取り戻したいのであれば後ろを振り向かず前に進め!
そういった覚悟を持った者にしか俺は手を貸したりせん」
響「この人は何を言ってるの…?」オビエ
モクバ「安心していいよ。兄様が居れば深海棲艦なんてもう何も怖くなんてないからさ」ポン
響「暖かい…あれが、貴方のお兄さんなのは信じられないけど少なくとも貴方は信じられる。私も信じるさ」
モクバ「(肩を触れた…響ちゃんホントに実体化してるのか。その場でカードが印刷される仕組みはDTにも取り入れられなかった機能だけど
次世代デュエルディスクではACのその機能を取り入れられたのが改めて見ると凄く感じる)」
モクバ「不動遊星さん…貴方は、どこで何を?」
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