しほ「みほの転校の件を無かった事に?」
まほ「・・・・・・そうです」
しほ「何をいってるの?」
まほ「えっと・・みほは一人暮らしが大変だと思うしやはり自宅にいた方が・・・」
しほ「あの子がどれだけ大変な事をしたかわかってますか?」
しほ「10連覇が達成できず西住流の名に泥を塗ったんですよ?」
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まほ「いえ・・でも隊員からの助命嘆願が多くて」
まほ「一部の生徒は大洗に一緒に転校するみたいですし・・・・」
しほ「もう決まった事なの。どうにもならないわ」
しほ「それに隊員を抑えるのは隊長であるあなたの役目でしょう?」
しほ「しっかりなさい」
まほ「・・・・・はい」
~数日後~
まほ「隊長を辞めさせられました・・・」
しほ「はあっ!?」
まほ「副隊長であるみほを守れない隊長何か必要ないと言われて・・・・」
まほ「私以外全会一致で解任が決まって・・・うっ・・ぐす」ポロポロ
まほ「うっ・・・グスグス・・・みんな私何かもういらないと・・・・」ポロポロポロ
しほ「あなたは何をやっているの!!!」
しほ「隊員の人心掌握出来なくてそれでも西住流の娘なの!?」
まほ「うっ・・・・・申し訳・・・うっ!・・・グス・・」ポロポロ
しほ「泣かないの!!・・・・はぁ・・・・わかりました。」
しほ「連盟から学校に圧力を掛けてあなたを隊長に戻すよう計らいます。」
しほ「次はありませんよ?」
まほ「グスグス・・・・・はい」
まほ「あの・・・やっぱりみほに黒森峰に戻って来てもr」
しほ「その話はもう決まった事なのです!」
まほ「はい・・・・・」
~さらに数日後~
しほ「全員戦車道を辞めた!?」
まほ「・・・・はい」
まほ「私が隊長に戻るとわかったら隊員が全員辞めるって・・・」
しほ「」
まほ「今黒森峰の戦車道は私しかいない状態で・・・・・」
しほ「何でそうなるのよ・・・・」
まほ「・・・・・・・・すいません」
しほ「わかりました。戦車道優遇制度を作らせ新たに優秀な隊員を集めます。」
しほ「それまであなたは一人で受け入れ作業や事務、メディア対応をしてなさい」
まほ「あの・・・」
しほ「どうかしたの?」
まほ「何をどうしたらいいのかわからないです」
しほ「?普段の隊長がやる作業をすればいいだけよ?」
まほ「普段はみほが仕事をしてたから・・・」
しほ「いや、そのみほがしてた事をすればいいだけよ?」
まほ「だからどうすればいいかわかりません・・・」
しほ「えっ?」
まほ「・・・・・」
まほ「・・・・みほが、私は隊長としてどっしり座ってるだけで良いって」
まほ「マスコミへの受け答えも全てみほが作った台本を喋ってるだけだったし・・」
しほ「何でみほの台本で喋ってるのよ!」
まほ「みほが私は台本以外喋らない方がメディア受けが良いって教えてくれて」
まほ「それにフラッグ車もいつもみほがしてたし」
しほ「いや普段作戦立案や隊員に指示を出したりしていたじゃない!?」
まほ「それは私が本を読んで良いと思った案ををみほが加筆修正してくれて立てただけで・・・」
まほ「試合中の指示はみほが無線で言った事を隊長として皆に伝えてただけです。」
まほ「あと書類もみほがチェック入れてる部分に判子押してただけだし」
まほ「隊員の訓練はみほがエリカに指示を出してエリカがやってたし・・・」
しほ「はぁ・・・何でそうなってるのよ・・・」
まほ「みほが西住流にはその方が良いって・・・」
しほ「じゃあとりあえず辞めたエリカさんに頼んで色々と聞きなさい」
まほ「えっと、エリカは大洗に転校しました。」
しほ「じゃあ電話なさい!」
まほ「・・・・・私エリカの連絡先知りません」
しほ「えっ・・・・・・・・後輩であり友人なんでしょ?」
まほ「私は友人だと思ってたけど・・・」
しほ「けど?」
まほ「エリカはみほの友人のお姉ちゃんとしか思ってないみたいで」
まほ「ついでに隊長みたいな扱いでした」
しほ「」
まほ「それに他の隊員との連絡もいつもみほ経由だったし」
まほ「第一私の携帯電話は家族と交流試合をしたアンツィオの人位しか番号入ってないです。」
しほ「」
しほ「(この子昔から物静かだと思ってたけどひょっとしてぼーっとしてただけ?)」
しほ「(しっかり戦車道出来てると思ってたけどみほの指示通り動いてたの?)」
しほ「(今まで連盟の仕事が忙しく自分の娘を全く見れてなかったけど)」
しほ「(まさかこんな事になってるなんて)」
しほ「(ひょっとしてみほの件、私はとんでもない事をしたのでは・・・)」
しほ「・・・・わかりました。とりあえずあなたは暫く大人しくしていなさい。」
まほ「・・・・はい」
しほ「(まほに戦車道のいろはを教えるのは後でいいわ)」
しほ「(とりあえず今は優秀な戦車道生徒を黒森峰に集めなくては)」
>>38
訂正
まほ「エリカはみほ、友人のお姉ちゃんとしか思ってないみたいで」
まほ「ついでに隊長みたいな扱いでした」
しほ「」
とりあえずここまで
まほ「偉そうな口利くな! 隊長だぞ!」
エリカ「は? お前の事隊長だなんて思った事ねーよバーカ!」
まほ「偉そうな口利くな! 隊長だぞ!」
エリカ「は? お前の事隊長だなんて思った事ねーよバーカ!」
とか言われてそう
~アンツィオ~
アンチョビ「・・・・・・・」ジー
ペパロニ「ドゥーチェ何読んでんですか?」
アンチョビ「いや、黒森峰から優遇するから転校しないかって連絡が来てな」
ペパロニ「えっ!?ドゥーチェ転校しちゃんすか!?そんなの嫌っすよ!!」
アンチョビ「落ち着け!私は黒森峰に行くつもりはない!」
ペパロニ「なんだ驚いて損したっすよ!」
アンチョビ「全く!私がお前らを置いてアンツィオ離れる訳ないだろ!」
ペパロニ「さっすがドゥーチェ♪」
~知波単学園~
細見「西隊長!!大変です!!」
絹代「どうした?」
細見「黒森峰からこんな物が!」つ
絹代「どれ・・・・・ふむふむ」
絹代「黒森峰で戦車道優遇制度か・・・広く隊員を募集すると・・・」
細見「西隊長!自分が思うにこれは黒森峰による謀略です!」
絹代「謀略?」
細見「はい!我が知波単学園戦車道から隊員を引き抜く!」
細見「つまりは我が校の弱体化を狙った物だと思われます!」
絹代「ふむ。確かに一理あるな。細見!隊員は謀略に引っかからない様注意を促せ!」
細見「はっ!」
~継続高校~
アキ「ねぇねぇ!黒森峰から転校しないか?って手紙が来てるよ?」
ミカ「興味ないなぁ」
アキ「でも優遇制度でレストランは使い放題だし手当もでるらしいよ?」
ミカ「今と変わらないよ」
アキ「そうかな?」
ミカ「今だって十分食べれてる。それで十分さ」
―――
――
―
しほ「何で誰も応募が無いのよ・・・」
しほ「戦車道の人気が落ち目なのは事実だけどまさか一人も応募が無いとは・・」
しほ「天下の黒森峰の戦車道に入れるチャンスだと言うのに」
しほ「応募条件に戦車道経験者としたからかしら・・・・」
ピーピーピーピー
しほ「まほからだわ。もしもし?」
しほ「新規隊員の件?・・・今日は久しぶりにこれから帰ります。」
しほ「たまには夕飯を一緒に食べましょう。」
しほ「隊員の話をその後で」
しほ「それじゃあ」ピッ
しほ「自宅で夕飯なんて久しぶりね。」
~~~~~
まほ「今日はお母様が久々に早く帰ってくる・・・」
まほ「よし!」
―――
――
―
しほ「ただいま戻りました。」
しほ「まほ?いないの・・・って焦げ臭い?」
しほ「台所!?」ダッダッダッ
ガラガラ
しほ「まほ!?」
まほ「あっ・・・お母様・・・お帰りなさい」
しほ「まほ!これは一体!?」
まほ「その・・・お母様が久々に早く帰って来られるからカレー作ろうと思って・・・」
まほ「(黒焦げの鍋にぐちゃぐちゃの台所・・・)」
まほ「その・・私はお母様に喜んで・・グスッ・貰おうと・・うっ・・・グス」ポロポロ
まほ「うっ・・その・グスグス・・申し・・・・訳・・グスッ・・・あり・・」ポロポロ
しほ「泣くんじゃありません!全く・・・普段夕御飯は一体どうしてたの?」
まほ「グスッ・普段・ヒクッ・・・ご飯・・ウッ・・用意・グスッ・・・はみほが・・」ポロポロ
しほ「(弟子や書生は夕方前には帰ってしまうからいつもまほが作っていると思っていたわ・・・・)」
しほ「ふぅ・・・・とにかくこのティッシュを使いなさい」つ
まほ「うっ・・・・グスッ・・・・・・・・・・・・」
しほ「落ち着いた?」
まほ「・・・・はい」
しほ「怪我はない?」
まほ「・・・・はい」
ここまで
しほ「みほが居なくなってから夕飯はどうしてたの?」
みほ「コ〇イチに行ったり・・そのド〇ドムに行ったり・・・」
しほ「カレーが好きだからコ〇イチはわかるけど何でド〇ドム?」
>>103
訂正
しほ「みほが居なくなってから夕飯はどうしてたの?」
まほ「コ〇イチに行ったり・・そのド〇ドムに行ったり・・・」
しほ「カレーが好きだからコ〇イチはわかるけど何でド〇ドム?」
まほ「その・・・いつも空いてて学校の人と会わなくて済むから・・・・」
しほ「oh・・・・」
まほ「・・・・・・・」
しほ「時にまほ。学校にお友達はいるのかしら?」
まほ「えっと・・エリカ」
しほ「それはみほの友達でしょ?」
まほ「・・・・・・・・」
しほ「(私は戦車道の為家族を犠牲にし過ぎたのかしら・・・・?)」
まほ「・・・・・・・」
しほ「・・・・・・・」
しほ「ふぅ・・・・わかりました。今日は母がカレーを作ります。」
まほ「お母様が・・料理?」
しほ「そうです。」
まほ「出来るんですか?」
しほ「当たり前です!昔よく作ってあげたでしょ!しばらく待ってなさい」
―――
――
―
しほ「出来ました。」
しほ「まほ。そこにあるお皿・・・とらなくていいわ」
まほ「?」
しほ「お皿に盛りました。食べなさい」つ
まほ「それじゃ頂きます」パクッ
しほ「どうかしら?」
まほ「この水っぽくてご飯がベショっとしたカレー・・・懐かしい味です。」
しほ「それは美味しいって事?」
まほ「懐かしいです。」
しほ「・・・・・・」
まほ「・・・・・・」
しほ「美味しのね?」
まほ「ぱねぇっです。」
しほ「・・・・・・まあいいわ」
風呂入ってくる
しほ「母はこれから毎日夕方には帰ります。」
まほ「えっ?今まで夕方に帰る何て数年に一度位しか無理だったのでは?」
しほ「いえ、これから何としてでも帰ります。」
まほ「・・・お母様が毎日早く帰ってくると・・その・・嬉しいです////」
しほ「ふふっ・・・これから家族と向き合って生活をしますね。」
しほ「・・・・と言ってももう遅いかもしれませんけど・・・・」
まほ「・・・・・・・」
しほ「ご飯炊きすぎちゃったわね・・・」
まほ「・・・・お母様。やはりみほを許して実家に戻る様に呼びかけてくれませんか?」
しほ「私はみほにあんな事を言ってしまったのよ・・今更どう戻って来てもらうの?」
しほ「私が許しても、あの子が私を許してくれないはずよ・・・」
まほ「えっと・・・例えばみほのお小遣いを10倍にするとか・・・?」
しほ「そんな事でいいの?」
まほ「あと茨城にあるボコミュージアムをこっちにも作ってあげるとか?」
しほ「それで戻ってきてくれるの・・・?」
まほ「えっと多分・・・」
しほ「それ位ならお安い御用よ!」
しほ「でもそんな事位であの子が私を許してくれるかしら?」
まほ「私が説得してみますから!」
~みほのアパート~
まほ「・・・・・・・」
みほ「・・・・・・・」
まほ「みほ・・・・こっちの生活はどうだ?」
みほ「まだ引っ越して1ヶ月も経ってないけどまあまあかな?」
まほ「それは良かった」
まほ「新しい友人は出来たか?」
みほ「大洗ではまだ新しい友人はいないかな?」
まほ「・・・その・・・元気だったか?」
みほ「それはこっちのセリフだよ?そろそろ来る頃だと思ってたよ」
まほ「・・・・・家を出る前に言ったとおりだった。」
みほ「でしょ♪」
まほ「みほが言ったとおりいなくなったら解任され」
まほ「その後お母様が無理やり隊長に戻し隊員が辞めた。」
まほ「全部みほの言ったとおりだった。」
みほ「お母さんは今回のゴタゴタで数年ぶりに早く家に帰ってきた?」
まほ「うん♪」
みほ「お母さんがもし早く帰ってきたらカレーを作ってあげる言い付け守ってくれた?」
まほ「・・・・うん」
みほ「偉い♪偉い♪」ナデナデ
まほ「/////////」
まほ「でも・・・・ごめんみほ・・・そのカレー作り失敗しちゃって・・・・」
みほ「じゃ作戦通りだね♪」
まほ「えっ?」
みほ「だってお姉ちゃんが一人でカレー作れるわけないもん♪」
まほ「確かにいつもみほを手伝おうとしてたら失敗ばかり・・・」
みほ「それで失敗して泣いちゃったんでしょ?」
まほ「えっ?何で知ってるの?」
みほ「お姉ちゃんがカレー作りを失敗するのも泣くのも作戦通りなんだよ?」
みほ「更に泣いてお母さんが行動を移すまでが作戦の内♪」
まほ「そっ、そうなの?」
みほ「そう♪ぜーんぶ作戦通り♪」
まほ「流石みほは作戦を考えるのが上手いんだな♪」
みほ「そんな事ないよ♪」
みほ「お小遣いの件とボコミュージアムの件は言ってくれた?」
まほ「勿論!」
みほ「偉い♪偉い♪」ナデナデ
まほ「/////////」
ここまで
みほ「しかしお母さんも馬鹿だよねぇ~」
みほ「私がいないと西住流と黒森峰なんかすぐ崩壊しちゃうのに♪」
みほ「そんな事も知らないなんて♪」
みほ「それにお母さんは西住流は何があっても、前へ進む流派、」
みほ「犠牲なくして、大きな勝利を得る事は出来ないっていうでしょ?」
まほ「うん」
みほ「でも今回犠牲になったのは黒森峰と西住流自身」
みほ「間違った方向に進んだら犠牲も出るし勝利も出来ないのに何でそれがわからないかなぁ♪」
まほ「その・・お母様は連盟のお仕事で忙しかったから・・・」
みほ「まあお姉ちゃんを後継者って言う時点であれだもんね♪」
まほ「・・・・・・みほが決勝で負けたのはこの作戦を実行する為ワザとだったの?」
みほ「いやいや、流石に私も人助けで行動したんだよ?」
みほ「この作戦を実行しようとしたのはお母さんが私を叱責してムカついたから♪」
みほ「案の定お姉ちゃんのダメさ加減と私の重要性に気付いて向こうから泣きついてきた」
まほ「その・・・ダメなお姉ちゃんでゴメンね?」
みほ「いいの♪いいの♪お姉ちゃんがダメな方が私もやりやすいから♪」ナデナデ
まほ「/////////」
みほ「まあ今回の件でお母さんも一生私に頭が上がらないしそろそろ帰ってあげようかな?」
まほ「ほんと!?」
みほ「大体の目的は達成したしね?」
みほ「お姉ちゃんはお母さんが毎日早く帰ってきて嬉しいでしょ?」
まほ「うん♪」
みほ「じゃ帰る前に総仕上げにかかろうかな?」
まほ「総仕上げ?」
―――
――
―
エリカ「副隊長!!黒森峰に戻られるとは本当ですか!!?」
みほ「本当だよ。お母さんがどうしても黒森峰に戻って来て欲しいって」
元黒森峰生徒A「そっ・・・そんな」
みほ「エリカさん達も一緒に黒森峰に戻ろ?」
エリカ「私を含め黒森峰から大洗に転校した者は皆親に無理を言ってこっちに来ました・・」
元黒森峰生徒B「再度、黒森峰に戻りたい何て経済的にも許してくれるはずが・・・」
みほ「これっ♪」ピラッ
エリカ「・・・これは?」
みほ「今黒森峰では戦車道経験者を手当等で金銭的に優遇して募集してるの♪」
みほ「これを使えば前黒森峰にいた時より金銭的にも生活的にも余裕がある毎日だよ♪」
エリカ「ひょっとしてこれは副隊長が西住流に働きかけて?」
元黒森峰生徒B「私達は勝手に副隊長に付いてきただけなのにこんなご配慮をしていただけるなんて」
エリカ「ふっ!副隊長!!私はあなたについていきます♪♪」ガシッ
元黒森峰生徒D「私もです!!」
元黒森峰生徒E「私も!!」
ワタシモ!! ワタシモデス!
みほ「フフッ♪エリカさん何も抱きつかなくても♪」ニコニコ
エリカ「いえ!これも全て副隊長の配慮のおかげです!!」ギュュゥゥ
みほ「いやいや私は大した事はしてないよ?」ニコニコ
みほ「・・・・・・・・本当に(これでこの人達も一生私に頭が上がらないね♪)」ニタァァ
完
ちょっと黒いみほを書こうと思った
HTML依頼してくる
描きたいガルパンネタが多い
次はみほ×島田で書く!
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