モバマスエイプリルフール『シンデレラパーティ ~ドリーム・ステアウェイ~』×真夏の夜の淫夢
注:ホモネタ全般を含む
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1日目〜ライダーの夢が始まる日〜
《夢》
バァン……
バァン……
バァン……
美穂(これは……鐘の音?)
美穂(魔法使いが鳴らす、最初の鐘、お伽話の始まり)
美穂(子供の頃に抱いた、他愛ない夢。いつか目覚めて消えてしまう……)
美穂(でも、それでも……)
美穂(覚めない夢が、解けない魔法が……この世の何処かに、きっと)
[あるはずがない]
[あると思いたい]ポンッ
美穂「ある……よね?」
UDK「はい、勿論です!夢も魔法も、ありますよ!」
美穂(誰?……ううん、私はこの子を知っている……でも、思い出せない……?)
[ひとりだから、無理……]
[ひとりでも、できる?]ポンッ
美穂「出来るのかな……私に。ひとりぼっちなのに」
UDK「一人じゃありませんよ。私がついています!」
美穂「あなたが……」
UDK「はい!」
UDK「さぁ行きましょう!ガラスの靴を履いたあなたと、私で……!」
[がんばろう!]ブッ!
[がんばろう!]チッ!
[がんばろう!]パッ!
ようこそ、新しいシンデレラ!
《自室》
美穂「んっ、もう朝……かぁ。なんだか不思議な夢を見ていたような……」
美穂「何だろう……とても、不思議な……」
美穂「あっ、学校に行く準備をしなくちゃ!」
《リビング》
美穂「ご飯はもう十分堪能したし、準備も大丈夫!」
美穂「いってきまーす!」
美穂「朝は元気に家族に挨拶。言える相手がいるって、幸せなことだよね」
《住宅街》
野獣先輩「オッスおはようございまーす」
美穂「おっはよー、たどちゃん!」
野獣先輩「コヒナタミホ……」
美穂(彼女はたどちゃん。近所に住む幼なじみ。小学校の頃からの付き合いなんだ)
野獣先輩「行きますよー行く行く」
美穂「うん!」
美穂(私たちは、学校に向けて歩き出した。いつもの朝、いつもの道、穏やかな私の日常)
野獣先輩「ミホ……、何かいいことあったよなぁ?」
美穂「えっ……たどちゃん、どうしてわかったの?」
野獣先輩「はっきりわかんだね」
美穂「ふふっ、実は……夢を見たんだ」
野獣先輩「あっ……」
美穂「よく覚えてはいないんだけど、とっても素敵な夢で……」
野獣先輩「……私には理解に苦しむね」
美穂「変かなぁ?」
野獣先輩「あっ、そうだ。んじゃあミホ……は何か願い事っていうのは?」
美穂「えっ、願い事?」
野獣先輩「出しちゃっていいっすよ」
美穂(……お小遣いとか、学校の成績が良くなるとか……)
美穂「あっ、そうだ!」
野獣先輩「あります、あります?」
美穂「あいどる……」
野獣先輩「えっ、何それは」
美穂「うん、素敵な衣装を着て、キラキラしたステージに立てたなら……素敵だろうな、って」
野獣先輩「いいねぇ〜」
美穂「夢みたいなお話だけどね」
野獣先輩「できれば年配の親父や爺さんの糞が一番だが、糞だらけになれるなら30代40代のおっさんやミホ……でも、生きて、諦めなければ!」
美穂「ふわっ!?」
野獣先輩「出ちゃったぁ……」
美穂「う、うん、ありがとうたどちゃん。生きて、諦めなければ……か」
美穂「でも、私は……今でも十分に幸せだよ。家族がいて……たどちゃんがいて……」
野獣先輩「ウン……」
美穂「この、何も変わりない日常が。私にとっての……」
野獣先輩「そうですねぇ……」スッ
野獣先輩「……」
アレ?タドチャン、ハヤクイコウヨー
野獣先輩「……んにゃぴ……」
???「ヘーイ!」
野獣先輩「やっぱり自分の……するのが一番……ですよね」
???「……」
タドチャン?
野獣先輩「ヌッ」
???「……」
《教室》
GO「はい、朝、じゃあビール買ってきて、ハイ、よろしくゥ!」
生徒たち「おはようございまーす!!」
美穂(いつものように、担任のGO先生の挨拶。いつものように、朝のショートホームルーム)
美穂(連絡事項と、ちょっとしたお話。今日の話題は……)
GO「転校ォ!?したのはAさんとBさんとCさんと……」
〜30分後〜
GO「……さん、計、五万!」
MUR「あっ、そっかぁ……」
KMR「もう終わりか?」
美穂(えっ……)
美穂(なんだかみんな変……たどちゃんはどんな様子かな……?)
野獣先輩「そう……」
美穂(……いつも通りみたい……)
美穂(転校……なら仕方ないのかな?……でも……みんな、おかしいような……)
[ひとまず黙っている]ポンッ
[先生に質問する]
美穂(わざわざ質問するのも変かな、黙っていよう……)
美穂(その後、いつものように先生が最近のお気に入りになっているバーについて話し、ショートホームルームは終了した)
美穂(一時間目が始まるまで、まだ少し時間がある)
美穂(だから私は、たどちゃんに質問をぶつけてみることにした)
野獣先輩「転校……ありますあります」
美穂「うん、だよね……でも、ほら。お別れの挨拶とか、無いのかな……って」
野獣先輩「ウーン……」
美穂(たどちゃんは、私の質問にピンときていないみたい。やっぱり、私が変なのかな……?)
野獣先輩「しょうがないね」
美穂「そう、だね。急な転校だもんね、しょうがないよね。ごめんね、たどちゃん」
美穂(クラスメイトの突然の転校にビックリしただけだ。寂しいけれど、元気だしていかなきゃ!)
《繁華街》
野獣先輩「ど↑こ↓」
美穂「うーん、見つからないね」
美穂(放課後、私たちはGO先生が見つけたという素敵なバーを探していた)
美穂「うーん、このあたりって言ってたのに……ん?」
美穂「あの人は……」
乃々「………………」
美穂(たしか、クラスメイトの乃々ちゃん。あまり話したことはなかったけど……)
美穂(せっかくだから、話しかけてみよう)
美穂「おーい、乃々ちゃーん!」
乃々「ヒッ!?……あ、はい……どうも……」
美穂「私たち、GO先生が話していたカフェに行くところなんだ」
乃々「そうですか……」
野獣先輩「おっ、大丈夫か、大丈夫か」
乃々「は、はぁ……」
美穂(ううっ、そっけない反応……私たち、嫌われているのかな)
乃々「……私も、そのお店に行くところだったんですけど……。お店の場所も、たぶん……知ってますし……」
美穂「えっ?」
乃々「よければ、私の後に……つ、ついて……うぅ、やっぱりなんでもないです……帰ります……」
美穂「わわっ!ううん、行く行く、ついてくよ!」
乃々「あ、はい……じゃあ、行き……私が先を歩いていいんでしょうか……」
野獣先輩「当たり前だよなぁ?」
乃々「そうですよね……じゃあ、お先にすみません」
野獣先輩「やったぜ。」
美穂(乃々ちゃん、少し不思議な子だけど……なんだか仲良くなれそうかも……!)
《住宅街》
美穂「ふう、いいお店だったなぁ、『KIBIT BEACH BAR』。しっかり場所を覚えたから、また行かなくちゃ!」
美穂「乃々ちゃんともお友達になれたし、今日はとっても素敵な日♪」
美穂(たどちゃんは学校に忘れ物をしたとかで、途中でバイバイ。乃々ちゃんも別の方角だから、帰りは私一人)
美穂「今日はちょっと遅くなったから、お母さん心配してるかな?」
美穂「そうだ。近道して帰ろっと!」
美穂「この路地を通って……」
マ゜ッ゜
美穂「……え?」
美穂「水溜まり……?」
美穂(けれど、街灯に照らされたそれは明らかに茶色くて……)
MUR「生きてぇなぁ……」
KMR「やめてくれよ……」
美穂「…………!!」
美穂「クラスメイトの、MURちゃんと、KMRちゃん……?」
これは
なに?
***
《夜の廊下》
???「ハハァ……」
???「午後8時5分……ハチゴー」
乃々「あの……見つけちゃったんですけど……」
???「ハハァ……」
乃々「すいません……本当はなりたくないんですけど……」
乃々「ならないといけないんで……」
乃々「なので、凛さん……お願いします」
凛「わかったんだ、乃々(*^◯^*)」
ミュリリリリリ……ブチィ!
???「あのさ、俺さ、そろそろバイトなんだよね……」
乃々「なりたくないんです……アイドルになんて……本当に……」
???「ハハァ……」
***
→[中断]
[2日目〜いつもの風景は、こ↑こ↓にある〜]
投下終了
ここで終了します
マジメくんを書いたので満足してしまいました
完全なる出オチssと化しましたが、お読み頂きありがとうございました
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