黒潮「なぁー、司令はぁーん?」 (28)
注意似非関西弁
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黒潮「今日の秘書艦はウチや!!」
提督「おう、黒潮よろしく」
黒潮「なぁー、司令はぁーん?」
提督「人をテムジンみたいに言うのはやめろ。で、なんだ?」
黒潮「この前の休日に司令はんから野球のチケットもらったやん?」
提督「ああ、あれがどうした?」
黒潮「あんとき面白いもん見たんやぁ~」
提督「ん?面白いもの?港の☆が黒★になったことか?」
黒潮「司令はん?出身どこぉ?」
提督「横須賀産まれ横浜育ち」
黒潮「応援しとるチームは?」
提督「港の☆に決まってるじゃないか」
黒潮「...。まぁええわ、それでなぁ」
提督「ふむふむ」
数日前
黒潮「アカン、暇やぁー」
黒潮「せっかくの休日なのに陽炎型みな仕事やぁ...」
黒潮「関西仲間の龍驤ちゃんもおらんしぃ...」
黒潮「どーしよかぁー」
提督「おい、黒潮ひまか?」
黒潮「ん?司令はん~?ぼちぼちやなぁ~」
提督「よし、暇だな」
黒潮「まだなんも言っとらんよぉ~」
提督「俺の辞書によると関西人はみんな野球好きだよな?」
黒潮「そんなこと無いと思うけどぉ」
黒潮「ちぃーとばかし頭に来るなぁ~」
提督「まぁいい。お前野球好きか?」
黒潮「まぁ嫌いではないよぉー」
提督「実はなぁ」
黒潮「ん?」
提督「ここに野球のチケットがある。」
黒潮「どこ対どこぉ~?」
提督「横浜VS阪神だ」
黒潮「ええやん」
提督「実は今日この試合を見に行く予定だったんだがぁ...」
提督「予定が入ってな」
提督「もし良かったらいるか?」
黒潮「んー!?行くぅー!!行くぅー!!」
提督「!!もう一回行ってくれ!!」
黒潮「なんでぇ?」
提督「いいからぁ!!」
黒潮「行くぅー!!行くぅー!!」
提督「あ^~」
黒潮「?」
提督「ま、置いといてだな」
提督「ほれ、席が横浜側で悪いが」ビラ
黒潮「やったわ!!」
黒潮「司令はぁ~んありがとなぁ~」
提督「嬉しそうで何よりだ」
黒潮「でもぉ~どうしてぇウチにぃ~?」
提督「最初は今日の秘書艦の浦風に話したんだが」
浦風「うちは広島じゃ!!」
提督「でも黒潮と同郷じゃ!?」
浦風「そんなん知らんわぁー!!」
提督「怒ってる?」
浦風「え?怒っとらんよぉ~」
提督(広島弁解りずれぇー)
提督「てっことがあった」
提督「浦風とお前以外に大阪出身知らないしな」
黒潮「おぉー、なんか消去法でむかつくなぁ~」
提督「悪い」
黒潮「まあええわぁ~有難うなぁ」
提督「いえ、いえ」
黒潮「でもぉ~」
提督「どうした?」
黒潮「んん!!何でもない!!」
提督「?」
黒潮(龍驤ちゃんもきっと阪神ファンやろなぁ...)
黒潮(司令はんはどうして龍驤ちゃんに話さなかったんやろう?)
暫くして
黒潮「じゃ、行ってきますぅ~」
提督「おう、楽しんで来い」
提督「あっ!!」
黒潮「何?」
提督「横浜駅で途中下車すると思うが、道に迷うなよ」
黒潮「横須賀鎮守府来るとき寄ったし、何回か買い物に行ったからだいじょぶや」
提督「横浜駅は神奈川県のサグラダファミリアだから気を付けろ」
黒潮「またぁ、またぁ~」
~1時間後横浜スタジアム~
黒潮「アカン試合に遅れたぁ~」
黒潮「もう三回終わりそうやぁ」
黒潮「まさか、ほんとに横浜駅で道に迷うとはぁ...」
黒潮「出来心で西口に買い物行こうと思ったのが間違いやったぁ~」
黒潮「最後に来たのまだ1か月前やでぇ~」
黒潮「何で年中改装してるんやぁ~」
黒潮「まぁええ、えーと席はぁ~」
黒潮「げぇ!!周りベースターズの応援服装ばっかやぁ~」
黒潮「まぁベースターズ側やから当たり前かぁ~」
黒潮「阪神の服着てこなくて良かったわぁ」溜息
70代ファン「横浜の恥ぃーやめちまえー!!」
60代ファン「ラミ○スーお前が打てぇー!!」
黒潮(お爺ちゃんの野次が過激やなぁ...)
???「つ○ごぉー!!ブチ当てろぉー」
黒潮(ん?この可愛らしい声の野次...)
黒潮(どこかで聞いたことが?)
???「何がスーパーバズーカタイムだ!!こっちに撃ってこい!!」
黒潮(しゃべり方が違うけどぉ...)
???「引っ込め[ピザ]ハムスター!!」
???「横浜のマスコットはホッシー君しか認めん!!」
黒潮(この声はぁ...)
龍驤「ロマ○クお前打率一割以下だろ!!どうしてカナダから日本に来たぁー!!」
黒潮(龍驤ちゃんや!!)
弥生「龍驤...さん...、怒ってますか?」
龍驤「弱いから当たるまえ!!」
黒潮(どうして龍驤ちゃんがぁー!!)
弥生「じゃ...どうして来たん、ですか...?」
龍驤「出来の悪い子程可愛いっていうでしょ」
黒潮(関西仲間やと思ってたんにぃ...)
弥生「なん...で、弥生を連れてきたんですか?」
龍驤「同郷の吉見!!」
龍驤「弥生も来てよかったでしょ!?」
弥生「シウマイ弁当、美味しい...、です...。ん?」チラッ
黒潮(あっ弥生ちゃんと目が合ってしもうた!!)
龍驤「シウマイ弁当か泉平の寿司食いながら観戦するのが、浜っ子の嗜みよぉー!!」
龍驤「よし、弥生!!あとで中華街で月餅買ってやる!!」
ビール売り「ビールはいかがですかぁー?」
龍驤「あ、お姉さん!!ビール一つ!!」
ビール売り「え、でもお嬢ちゃん年は?」
龍驤「え、!!なに!!私はこう見えても成人してるよ!!」
龍驤「ほら、免許証!!」
弥生「龍...驤、さん」クイクイ
ビール売り「一杯700円です」
龍驤「なに!?弥生!?今忙しい!!はい700円!!」
ビール売り「どーも、ありがとうございます!」
龍驤「今度から気を付けてね!!」
弥生「...」クイクイ
龍驤「もーなーにー?」クルッ
弥生「黒潮さん...」指さし
龍驤「エッ!?」
黒潮「...」
龍驤「黒潮ちゃんどうしてここにぃ...!?」
黒潮「龍驤ちゃん」
弥生「...」
龍驤「いや、違うのこれは」アセアセ
黒潮「違うってぇ~?」
龍驤「これは弥生が!!」
弥生「...」
龍驤「弥生が、いきたいっていうから子守でぇ!!」
弥生「弥生は...野球詳しくありません...」
龍驤「!」
弥生「それと...龍驤さん...さっきから...、」
龍驤「?」
弥生「標準語でしゃべってます」
龍驤「!!!!!!!!!」
黒潮「龍驤ちゃ」
龍驤「うわああああああああああああああん!!」ダッシュ
弥生「行っ ちゃった」
黒潮「弥生ちゃん?」
弥生「なん、ですか?」
黒潮「一緒に見よかぁ?」
弥生「は...い」
黒潮「てなことがあったんよ」
黒潮「それから龍驤ちゃんとギクシャクな感じなんや」
黒潮「なんかウチ裏切られた気分や」
提督「そりゃあ龍驤は横浜出身、横須賀育ちだからな」
黒潮「司令はん知っとたのぉ~?」
提督「勿論。提督だし」
黒潮「じゃ、なんで、龍驤ちゃん関西弁なん?」
提督「おい、黒潮」
黒潮「ん~?」
提督「お前さっき裏切られたっていったよな」
黒潮「うん」
提督「確かに龍驤は嘘をついてたかもしれない」
黒潮「...」
提督「だが、お前とアイツの友情は偽物か?」
黒潮「そんなことはぁ...」
提督「龍驤。入れ!!」
龍驤「」ガチャ
黒潮「龍驤ちゃん!?」
龍驤「黒潮ちゃん...」
提督「実は龍驤から黒潮に嫌われたって相談されたんだ。」
提督「いう事があるだろ?」
龍驤「ゴメン...」
黒潮「...」
龍驤「いままで、横浜出身のことを黙っててゴメン!!」グスッ
黒潮「ウチこそ...」
黒潮「ウチこそ、あの日以来、避けててごめんなさい!!」
龍驤「!?」
提督「よし、仲直りだな!!」
提督「これを」ビラ
黒潮&龍驤「?」
提督「今日の横浜VS阪神の次の試合だ。」
提督「ちょうどスタジアムの真ん中の席をとってある。」
提督「龍驤、黒潮を横浜案内してやれ!!」
龍驤「うっうん!!」
提督「よしじゃ黒潮!!」
黒潮「なに!?」
提督「秘書は弥生に任せる!!行ってこい!!」
黒潮「!」
黒潮「...」
黒潮「ほな! 黒潮、いっきまぁーす!」ニコッ
一時間後
黒潮「やった阪神の勝ちや!!」
龍驤「また負けたぁ~」
黒潮と龍驤目を合わせて笑う
黒潮(結局龍驤ちゃんがなんで関西弁しゃべってるか解らんけど)
黒潮(まぁいいか)
鎮守府
弥生「どうして?龍驤さん...関西弁なんですか?」
提督「...。弥生、顔見せて」
弥生「?」
その後弥生を鎮守府で見た者はいなかった
しかし、誰もそれを気にしなかった。
おしまい。
DENA弱すぎて書いた
去年の勢いどこ行ったぁ、
頼むから生きてるうちに優勝してくれ
もう18年だよぉ…。
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