ss速報「vipさん今日も盛況ですね」
vip「まあ当然だな、お前もよくやってる方だと思うよ」
ss速報「マジすかあざーす」
vip「俺と比べたら可哀想だからな、これからもそこそこ頑張れや」
ss速報「…っす」
vip「でこいつ誰だよ」
ss速報「こいつは後輩のss深夜です」
ss深夜「はじめまして、いつかvipさんみたいになりたいっす」
vip「ははww頑張れww」
ss深夜「うーす」
vip「じゃ今日も忙しいから帰るわ」
ss速報深夜「おつかれしたー」
みたいなの誰か書いてくれたらなって
天国「あ、vipさん」
vip「天国じゃん、どうした?」
天国「vipさん、友達は選んだほうがいいですよ」
vip「は?だから何回も言ってるだろ、あいつとは好きで付き合ってんだよ」
天国「騙されてるだけですって」
vip「その話だけか?ならもう行くから」
天国「vipさん…」
アフィ「あ、vipくん」
vip「おおアフィ!どうよ調子は!」
アフィ「絶好調だよ~」
アフィ「今日も面白い(アクセス稼げそうな)ssあった~?」
vip「おお、今日も大漁だぜ!」
アフィ「わ~嬉しいな~」
vip「遠慮しねーで好きなの持ってけよ」
アフィ「ありがと!vipくん大好き!」
vip「いやーいいっていいって」
アフィ「じゃまたね」
vip「おお、じゃな」
ノンアフィ「…」
ノンアフィ「あの…私にもいいかな?」
vip「あ?あーいいよ好きなの持ってけ」
ノンアフィ「ありがと…」
vip(こいつは華がねぇんだよなあ)
ノンアフィ「…ありがとね」
vip「おお」
vip「…帰って風呂入ろ」
ss深夜「vipさん大人気っすね」
ss速報「だなあ」
ss深夜「俺もいつかは…」
ss速報「とりあえずお前はもっと目立たないとな」
ss深夜「ですよねえ」
っていう感じのを書こうかなと思っただけ
ノンアフィ「どうしてだろう、vipさんに貰ったss.全部残してある・・・。」
ノンアフィ「はぁ・・・・vipさんフォルダが2tbのhddを圧迫し始めてる・・・・。」
ノンアフィ「そういえば、中身あんまり見てなかったような・・・・えっ?」
ノンアフィ「こ、こんな・・・・エッチなものまであるの!?」
ノンアフィ「だ、だめよ私・・・vipさんから貰った物でこんな・・・・ドキドキ」
ノンアフィ「か、体が火照って・・・・・あぁ、vipさん・・・・会いたいよぉ・・んっ・・・はぁはぁ・・・・・」
ノンアフィ「た、確か・・・この辺りを・・・・えっ、びちょびちょになってるぅ・・・・・・恥かしいよぉ・・・・」
ノンアフィ「んっ!!・・・・はぁはぁ・・・きもちいぃよぉ・・・・vipさんのssが入った外付けhddに擦りつけてぇ」
ノンアフィ「ひぐぅっ!あ、あついぃっ!!hddあついよぉっ!vipさん!vipさぁん!」ゆっさゆっさ
ノンアフィ「イ、イちゃうぅ・・・・イ、イっちゃうよぉおおお!!びくびくっ・・・はぁはぁ・・・いっぱいアソコからレスでちゃったぁ・・・。」
vip「おーい、ノンアフィ、入るぞー」 がちゃっ
ノンアフィ「えっ、だ、ダメです!見ちゃダメですっ!」
vip「お、お前・・・・俺のss読みながら何やってんだ?」
ノンアフィ「こ、これは・・・・違うんです・・・・・・その、えっと・・・・・」
vip「オナニーしてたんだろ?違うか?」
ノンアフィ「そ、そんなこと・・・・・恥かしくて言えません・・・・・。」
ガチャッ カチッ
ノンアフィ「ど、どうして鍵を閉めるんですか?えっ?」
vip「ほら、俺のss欲しいんだろ?じゃあこれ舐めろよ。」ポロッ
ノンアフィ「きゃ、きゃぁ・・・・そ、そんなことでき・・・・・んぐっ!!」じゅぶっ
vip「ほらほら、歯が当たってるぞ?こうやってやるんだよ」頭ぐいぐい
ノンアフィ「ん、んぐっ!んぐっぅ!!(苦しい・・・けど・・・・変な気分に・・・・・)」
ノンアフィ「ぷはぁ・・・・・や、やめて・・・・ください・・・・・vipさん・・・・」おどおど
vip「何言ってんだよ、お前のここレスでビチョビチョじゃん・・・・それに」ぺろっ
vip「これは俺あげたssのレスだなぁ・・・・味でわかるんだぜ?」へへへ
ノンアフィ「ご、ごめんなさい・・・そんなつもりじゃなくて・・・・・その、あの・・・」
vip「言い訳なんていいんだよ!ほら、ベッドに寝転べよ!」ドンッ
ノンアフィ「キャッ!や、やめてぇ・・・・くださ・・・はうぅっ!!」
vip「なんだ?お前、乳首立ってるじゃねーか。」くりくり
ノンアフィ「ひ、ひぐぅっ!!」
vip「ノンアフィの癖に、スレ立てを差し置いて乳首おったてるなんてなぁ」ぐりぐり
vip「こんなところ、ネットユーザーが見たらどう思うだろう・・・・なっ!」ぐいっ
ノンアフィ「や、やぁ!こんな、こんな格好・・・・アソコがぁ丸見えになっちゃうぅっ!」
vip「すげぇレスの数だなぁ。ノンアフィの癖に、着飾ってお手入れしてるからかぁ?」ぱくっぺろぺろぺろ
ノンアフィ「やぁっ!な、なめちゃやぁぁああ!!いっぱいみんながくれたブログのレスがでちゃうぅ!!」びくびく
vip「あぁ?何言ってんだよ、誰がそのssやったと思ってんだ?もっと吸い出してやるぜ。」じゅるるるるるる
ノンアフィ「す、吸っちゃらめぇっ!はぅっ!ひぐぅぅううんっはぁぅううっ!!」ビクビクビクビク
vip「この程度でへばってたらどうなるんだろうなぁ?ほれ、ss10個今からぶち込んでやるよ。」
ノンアフィ「そ、そんなに・・・・いっぱいぃいいいっ!!んぐぅう!はぅううう!!い、いぃきがぁっ・・・できなぁぃっっ!!」じゅぷぷぷぷ
vip「そうかぁ、じゃあ20個ならどうだぁ?」
ノンアフィ「や、やめてぇ・・・・そんなに入らないからぁっ!あっあっ!ひぐぅっ!!」じゅっぷじゅっぷ
vip「レスが大量に出てるなぁ、もうとまらねーんじゃねーのか?ほらほら」じゅっぷじゅっぷ・・・・じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ
ノンアフィ「あぁぁあっっ!!だめぇぇええっ!!な、なんかぁきちゃうううう!!きちゃうきちゃうっ!!」ビクビクビクビク
vip「なんだ、もう503かぁ?お前のサーバー結構弱いんだなぁ・・・・」
ノンアフィ「はぁ・・・はぁ・・・・・さ、再起動中です・・・・・・はぁはぁ・・・・・」
vip「待ってられるかよ。てめぇの敏感なクリクリしたのをいじり倒してやるぜ」
ノンアフィ「や、やめてください!f5連打はだめぇええええ!!壊れちゃううぅううっ!!」ビクビクビクッ!
vip「ははは、壊れちまえよ。そしたら俺の避難所として使ってやるからよ」ぐりぐりぐりぐり
ノンアフィ「はうぅううっ!ひっ!ぐっ!んあっ!あっ!あっ!!ま、またぁ503きちゃううううう!!ン――――っ!!」ビクビクビクッ!
ノンアフィ「はぁ・・・はぁ・・・・・・・」ぐったり
vip「んじゃあ、本番といこうか。」
ノンアフィ「えっ?ど、どうするんですか?」
vip「そんなの決まってるだろ。vipのlrにお前のサイトに直リンするんだよ。」
ノンアフィ「や、やめてください!そんなことされたら、本当に壊れて・・・・っ!!」ずぷぷぷぷ
vip「ほぉら、vipユーザーがお前の膣中に出たいって言ってるぞ?」じゅぷじゅぷじゅぷ
ノンアフィ「だ、だめぇ!直リンだけはぁ!はうぅっ!はぅっ!ひぐぅうううううう!!」じゅっぷじゅっぷ
ノンアフィ「い・・・やぁ・・・・こ、こんなのぉっ!ひうぅっ!り、リンクされてるぅううっ!もうだめぇええっ!!」じゅっぷじゅっぷ
vip「ほらほら、ペース上げるぞおっ!」じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ
vip「あぁっ・・・出る!出すぞおおおお!直リン張ったから、vipperがお前のところにいっぱいイクぞっ!!」
ノンアフィ「や、やあぁぁああ!!ずっと503になっちゃうううう!!やめてぇええええええ!!」
vip「逃げても無駄だって、ほらほらほら!!」ガシッ じゅぷじゅぷじゅぷ
vip「はぁはぁ・・・・くっ!!」
ノンアフィ「あぁ・・・はいってくるぅ・・・・・vipperがいっぱいぃ・・・・・・・・。」ぐったり
vip「ふぅ、これでお前は俺のいいなりだ。」
ノンアフィ「は、はい・・・私はvipさんの・・・・・いいなりです・・・・・・・。」ぐすん・・・ぐすん
ノンアフィ攻略完了 続きは頼んだ
vip「深夜って新人はそいつか」
速報「ええ、天国への移住騒動のとき、避難所として出来たらしいんですが……」
深夜「ええと……」
vip「なんかトロそうなヤツだな、大丈夫なのか?」
速報「それが、住人があまり増えなくて……」
深夜「あ、ちょうちょだ……わーい」
vip「住人が増えない?」
速報「呼び込みが上手く行っていないんです。作品数も伸び悩みだし……」
深夜「ちょうちょ……ちょうちょ……」とてとて
vip「住人が増えないのはまずいんじゃねえか?」
速報「もっともです。vipさんはありあまる住人の数で、ssの作品数も多い。全スレッド中、ssの割合は微々たるものだとしてもです」
深夜「あ、ちょうちょ、もういっぴき……」
vip「オマエはオマエで、なんだかんだでss好きを囲い込んでやがるからなあ……」
速報「ここまでするのには長い時間がかかったのですが……それにしても……」
深夜「おはなさん、こんにちわ!」ペコリ
vip「住人が増えんと」
速報「そういうことです」
深夜「おひさまあったか〜い」ぽかぽか
vip「俺が思うにだ」
速報「はい」
深夜「はい」
vip「お? 話に加わってきたか、えらいぞ。思うにだ、少ないパイの奪い合いになってねえか?」
速報「ss作者、読者の奪い合いですか?」
深夜「んぅ……奪い合い……」
vip「そうだ。そもそもvipでssを書いてるヤツの人口なんてたかがしれてる」
速報「ほう」
深夜「ほうほう」
vip「オマエはss速報は、長編化、長時間化を強みに、俺のとこから分離できたわけだ」
速報「そうですね。私の強みはなんと言っても保守しなくても落ちないことですから」
深夜「落ちない……の?」
vip「そうだ」
速報「完結をのぞけば、スレッドを立てた人物が3ヶ月放置しない限り、そのスレッドは流れません」
深夜「3ヶ月……えっと……」
vip「がっはっは! 深夜は生まれたばっかだからな。ともかく、かなりゆったりとssを投稿できるってワケだ」
速報「いわゆるあらし行為も少なく、ssの内容が似ていてもvipさんとは似ているものの、コメントやスレの雰囲気は異なりますね」
深夜「……んぅ?」
vip「ふむ、こう考えたらいいかもな、ssってのは基本、素人が町中で歌を披露するようなもんだ」
速報「ストリートミュージシャン……ですか」
深夜「駅のところで、ギター弾いてる人?」
vip「ああ。人通りの多いところなら、聞いてくれる人も多い、だから俺、vipでssを投稿するヤツは多い」
速報「なるほど、読者をストリートミュージシャンの聞き手と見なす……と」
深夜「ふむふむ……」
vip「だが、人通りの多いところだと、いろんなヤツがいる。『上手いな』なんて声をかけてくれるなら嬉しいが、『下手くそ』と怒鳴るヤツも後を絶たない」
速報「道ばたで楽器の演奏をしている、それ自体を嫌う人も多いですからね」
深夜「ss……ダメなの?」
vip「ダメってワケじゃねえけどな……実際、耳障りだって思うヤツもいたわけだ。演奏する側も、それなら場所を替えてはどうかってことになった」
速報「それで、大通りで演奏していた人たちがいくつかの場所を流れて、結局は裏路地に場所をかえた。これが私です」
深夜「速報おにーちゃん、裏路地なの?」
vip「裏路地……裏路地かぁ! おい、裏!」
速報「何ですか裏って、やめてくださいよ」
深夜「うらー!」
vip「さてもだ。そんな経緯でss速報が出来て、vipではss速報の名前はけっこう知られている」
速報「ssスレッドで、『速報でやれ』というコメントはけっこう見られます」
深夜「そーなんだ。楽器をひくならこっちだよってこと?」
vip「そのとおり。こういった誘導が、すでにvipのssスレでは日常茶飯事になっている」
速報「つまり、私に人が流れる仕組みができあがっていると言うことです」
深夜「えっと……それなら僕にも人を流してくれれば……」
vip「いや、問題はそう簡単じゃねえんだよ」
速報「そうですね」
深夜「なんでー?」
vip「俺のところでssをやっている連中に、ss速報でやれって言うのは、ある意味理にかなってる」
速報「それが、『うるさいから出てけ』と言う意味か『こっちの方が長く書けるぜ』と言う意味なのかは置いておいてです」
深夜「……うん。速報おにーちゃんに行くのはわかる……きがする」
vip「だがな、今のところ、ss速報でなく、ss深夜、つまりオマエに誘導する必然性が弱い……これが問題だと俺は思うんだ」
速報「同感です」
深夜「えっと……どゆこと?」
vip「俺から速報にssを移動させるのは、さっき言った経緯があるように、演奏者の避難として意味のあることなんだ」
速報「ですが現状、私と深夜では、ssの作者、読者に2通りの選択肢を単に提示しているだけに過ぎません」
深夜「んむぅ……?」
vip「さっきも言ったとおり、ssを投稿する連中は、町中で音楽を披露するヤツらに似てる」
速報「そういう人たちは、発表のしやすさと同時に、人通りの多さも重視するんです」
深夜「んぅ……vipおにーちゃんで発表する人がおおいのは……そうだね」コクリ
vip「それでだ、vipでない場所でssを発表するにしても、発表者側は人通りの多さが気になる」
速報「そうですね」
深夜「うん」
vip「現状として、人の少ない深夜は、それ以外の強みを見つけないといけねえってことだ」
速報「えっと……」
深夜「うぐ……」ウルウル
vip「ま、チビだから仕方ねえけどな」
速報「ちょっと、vipさん!」
深夜「……」ウルウル
vip「あ……」
速報「深夜、大丈夫です! 私たちが……」
深夜「どうすれば……どうすれば大きくなれるの?」
vip「おう! イイ根性だ。オマエはまだ住人が少ない。だから別の方法で魅力を出すんだ」
速報「まだ未成長だからこそ、私たちにはない魅力をもてる……というわけです」
深夜「ううぅ……ホント?」
vip「ああ、ssを書くヤツらが、ここで投稿してみたいなと思ってくれるような」
速報「ssを読む人たちが、ここに来ればこんなssがあるぞと思ってくれるような」
深夜「そうすれば、ぼくも大きくなれる?」
vip「ま、可能性としての話だがな」
速報「ちょっと、vipさん!」
深夜「……? へへ……ぼくも大きくなれる……おにーちゃんたちみたいに……えへへ……」
vip「さっきも言ったが、ss速報は”落ちにくい”という、ss投稿者にこの上ない魅力がある」
速報「まあ、あくまでもvipさんとの比較ですがね」
深夜「……ぅん」グスッ
vip「それがss速報の魅力でもあり、弱点でもある」
速報「そうなんですよねえ……ハァ」
深夜「弱点……なの?」
vip「そうだ。ss速報は落ちにくい。でも、落ちにくいが故に、たて逃げのスレや放置のスレには厳しいんだ」
速報「実際、立てられても放置されたままのスレッドがたまってしまい、ローカルルールの変更話が飛び出たこともありました。つい先日も……」
深夜「えっと……?」
vip「つまりだな、大通りから裏路地に楽器の演奏するヤツらが移動しただろ?」
速報「また、そのたとえですか」
深夜「……うん」
vip「それで、楽器の演奏するヤツらは自分の座る所を場所取りするんだ」
速報「ああ……それで、演奏しているならけっこうなのですが、場所取りをしたまま帰ってこない人がけっこういるんです」
深夜「場所取り……ピクニックのシートとか、そのままで?」
vip「ん? そうだな。裏路地は掃除してくれる人がとっても少ない。だからビニールシートがたくさん残ってると、路地が通りにくいだろ?」
速報「それで、余計なスレッドは立てるな、話が終わったらすぐに片付けろと話し合いになったことがあるんです」
深夜「……んぅ、使い終わったらきれいにしましょうってこと?」
vip「そうだな。でも、そういうしっかりした使い方だけがvipでのssの魅力ってわけじゃない」
速報「そこが問題なのですが……乗っ取りやたて逃げは、ss速報ではあまり見られません」
深夜「えっと……vipおにーちゃんのところだと、よくあるんだよね?」
vip「そうだ。乗っ取り、たて逃げは、vipのssの華と言ってもいいだろう」
速報「そして、乗っ取り、たて逃げはss速報では嫌われています」
深夜「……んぅ?」
vip「そこにこそ、深夜の価値があると思うんだが……」
速報「同意です……つまり、そういった乗っ取りたて逃げ行為が、vipでssの肩身が狭くなる原因だったりするのです」
深夜「どうして?」
vip「完成したssでもなく、書きながら投稿するssでもなく、単なるタイトルだけで釣るたて逃げなんかは、書くヤツが来ないと本当にただのゴミスレだからな」
速報「無駄なスレッドを立てる行為は、どこの掲示板かを問わず、ほめられた行為ではありません」
深夜「……でも、それがvipのssのおもしろさなんでしょ?」
vip「そうだ。だから、外部でvipのノリでssが書ける場所を作ろう……そんな理由でオマエは生まれたんだ」
速報「私では出来ず、vipさんでもやりにくい、乗っ取りやたて逃げのssの化学反応をもっと楽しめれば、深夜くんも大きくなれると思うのですが……」
深夜「ですが……?」
vip「そーいうssの化学反応を起こすには、絶対的に人が足りん!」
速報「まあ、そういった所を目標に出来れば……というところですね」
深夜「んぅ」
vip「実験小説的なのとか、リレー小説とか、そういうネット上だからこそできるssに到達できればいいんだが……」
速報「現状は無理と……それなら、他に人を呼び込む方法はあるでしょうか?」
深夜「……むぅ! ぼくがんばる!」ふんすっ
vip「おうおう、気合いはいいな」
速報「ですが……具体的な案となると……」
深夜「ええと……おにーちゃん」
vip「なんだ?」
速報「どうしました?」
深夜「ぼくたちの良いところと良くないところを書きだしてみたら?」
vip「なるほど、俺たち自身の比較か」
速報「やってみますか」
深夜「紙もってくるねー」とてとて……
……と、言うわけで、vip 速報 深夜の、いいとこ悪いところを比較。
vip 速報 深夜
人の多さ ○ △ ×
スレの持ち × ○ △
立て逃げ ○ × ○
他になんか項目ある?
俺は寝る。
ss速報よりvipの方がssの質は高いよな
vip「少し時間が経ったけど、いくつか参考になりそうなレスがあるな」
速報「そうですね。まずは、ss速報の落ちる期間が2ヶ月だと。これは私のことなのに認識不足でした。申し訳ありません」
深夜「でも、長いよね」
vip「そうだな、俺と比べたら速報のスレの保ちは2ヶ月だろうと3ヶ月だろうと長期間であることには変わりない」
速報「若干魅力が落ちるかもしれませんけどね。次に、ローカルルール内なら自由にしてもあまり叩かれない……ふむ」
深夜「どゆこと?」
vip「深夜では、まだほとんどlrができてないから、というのも理由だな。とにかく自由な雰囲気がある……という意見だろう」
速報「基本的に同意できますが、vipさんから来た書き手の雰囲気と、私から来たss製作者の雰囲気に温度差があって、若干の衝突があるようにも思われます」
深夜「おんどさ? それってよくないことなの?」
vip「良い悪いは、ココでは議論しないでおこうぜ」
速報「長所短所や問題点を分析し、ss深夜vipの健やかな成長にすこしでも寄与できたらというのが、私たちの目的ですから」
深夜「……んぅ? ……うん」
vip「続いては、ss速報よりvipの方がssの質が高い……がっはっは!」
速報「……これはあくまで、主観の相違だと思うのですが」 ムスッ
深夜「しゅかんのそーい?」
vip「簡単に言えばssの好き嫌いで評価が変わるってコトだ。ま、それもあるだろうが実際、質は俺の方が上だろうな」
速報「おやおや、それは聞き捨てなりませんね」
深夜「えっと……あ、あれ?」
vip「あ? テメエ、誰に向かって口きいてやがる。いいか? 住人の多い俺の方が、ssの裾野が広い。人口が多いほど質が高くなるのは当然だろ? 一日に投稿されるssの数、まとめられる数、どれもテメエの比じゃねえだろ?」
速報「ふっ、数が多ければ良いんですか? 私の住人は100%ss関係者です。つまりは少数精鋭です。そもそもvipさんの最近のssスレッドなんて、たて逃げからの乗っ取りばかりじゃないですか」
深夜「あ、あうぅ……おにーちゃんたち……」
vip「けっ! だから、良作って言われるssが、仮に100にひとつだとすれば、住人の多い俺のほうが質の高いssをたくさん出せるってコトだろ?」
速報「下手な鉄砲数打ちゃあたるですか? たとえ数が少なくとも、私はその名作率が高いんです。それに、vipさんで長編ssが書けますか? 無理でしょう?」
深夜「えぐ……おにーちゃん、おにーちゃん……」
vip「長編ssぅ? それ、ssのショートショートって定義からは外れてんだろ、バ~~~カじゃねえの?」
速報「ぬぐぐぐぐっ! ショートショートは定義のひとつ、です! しかし、それを言ったらおしまいですよ!」
深夜「びええええええ! おにーちゃんたち、けんかしちゃ、やーっ!」
vip「うおっ、泣くなよオイ」
速報「ほ、ほら、私たちこんなに仲良しですよ?」 肩組み
深夜「ひっぐ……えぐ……ホント?」
vip「当たり前だろ?」
速報「そのとおり。私たちは親友ですから」
深夜「……」 ジー
vip「速報のssって、少数精鋭で特化してて、wwⅡの独軍兵器みたいに変態チックで良いよな」 ニコニコ
速報「そう言うvipさんだって、物量で押しつぶすあたり、米軍みたいで素敵ですよね。下品で」 ニコニコリ
深夜「わーい、おにーちゃんたち仲直りだ!」
vip「……」 ニタニタ
速報「……」 ニゴニゴ
深夜「~♪」
vip「まぁ、結局は>>50のいうとおり、方向性の違いなんだがな」
速報「くだらない寸劇を演じてしまいました」
深夜「ねえ、オナニーって、なぁに?」
vip「気を取り直して、スレたてとインフラについてだ」
速報「はい。ssを読む媒体については、あまり考察していません」
深夜「ねえ、おにーちゃん、オナニーって……」
vip「だまれ小僧!」
速報「10年早いわ!」
深夜「ひゃ? ひゃいっ!」
vip「さても、ssがどう書かれ、読まれているのか、そこに突破口があるんじゃねえか?」
速報「私もそう考えていました。pcか、携帯電話かの違いですね」
深夜「……えっと、どういうこと?」
vip「ssを書くヤツはパソコンを使うのかケイタイを使うのか、パソコンなら接続方法はどうなっているのか」
速報「ss読者はpcから読むのか、携帯電話から読むのか、ということです」
深夜「それって、大事なことなの?」
vip「いや、あくまで仮説なんだが。ssは、掲示板で”生きている”時はパソコン利用者が中心で、まとめサイトでの読者はケイタイが中心なんじゃねえか……ってな」
速報「スマートフォンの普及から、一概に言うことはできなくなりましたが、いまだにssのスレッドではpcでの投稿が中心です。文章の作成にはやはりpcに軍配が上がりますからね」
深夜「……ん、パソコンでssを読む人が多いってコト?」
vip「いや、そうじゃねえんだ。いくつかのまとめサイトには、アクセスのケイタイ利用率に言及しているページがあるんだが、まとめサイトへのアクセスはケイタイが圧倒的に多い……らしい」
速報「確証があるわけではないので、あくまで”らしい”ですけどね」
深夜「えっと……ssはスレッドで書かれているときはパソコンで見る人が多くて、まとめられるとケイタイが多いんだね」
vip「まあ、そうだ。ということにして、話を進めよう」
vip「そもそも、ssはどのような状況で読まれるのか」
速報「はい」
深夜「は……はい」
vip「まずは、pcや携帯でssスレをリアルタイムに追うこと」
速報「読者側は投稿の合間に保守とか支援とか、途中感想のレスポンスを書き込んでゆく……あれです」
深夜「うん。わかる」
vip「しかしこれは、かなり長い時間スレに張り付いていないといけない」
速報「vipさんで投稿される場合、それが書きためされていても1時間はかかるとみて間違いないでしょう」
深夜「ん、結構長いね」
vip「その長い時間張り付いていられるのは、相当なss好きか、暇人かだ」
速報「そして、そういう人口は、必ずしも多くない……ということです」
深夜「んぅ……そうだね」
vip「それに、目の前にパソコンがあるのに、わざわざssを読む好き者もあまりいないだろう」
速報「はて、それはどういうことですか?」
深夜「うん。どゆこと?」
vip「だからおまえらは、ss以外の愉しみを知らないからな……いいか? パソコンがあるなら、ようつべとか、エロサイトとか、見る物が他にもいっぱいあるだろ?」
速報「はっ! なるほど」 ポム
深夜「ようつべ? えろさいと?」
vip「まあ、深夜はわからなくて良い。違法コピーされたアニメの数々や、ねーちゃんの裸体に、俺たち文字の羅列が、娯楽として勝てると思うか?」
速報「負けるとは言いたくありません。ですが苦しい勝負になることは認めましょう」
深夜「え? えっと……あれ?」
vip「つまりだな、深夜。パソコンは、ss以外にも楽しみがあるってコトだ」
速報「深夜くんはssが好きだけど、アニメも好きでしょう」
深夜「……うん。でも、ssのほうが」
vip「わかってるって。でもな、もしおまえが友達のうちとか、出かけた先で、たくさんssを読んでだな……うちに帰ってきてアニメとssなら、どっちを選ぶ?」
速報「あまり、ガマンしないで考えてみてください」
深夜「……たぶん、アニメ見ると思う」
vip「ま、気負った答えじゃなくていいと思うぞ」
速報「出かけた先、つまり携帯電話では、動画サイトや……いかがわしいサイトを見るのは、携帯電話のバッテリーや音、周囲の目などのため敬遠されます」
深夜「だから、ケイタイでssを読む人が多いってコト?」
vip「そうだ。ケイタイでの暇つぶしにおいて、ssはとても理想的なんだ。バッテリーはあまり消費しないし、古い機種でも問題なく読める」
速報「代表的なケースとして、通勤通学の電車の中で読まれると考えてみてください」
深夜「ん……うん」
vip「そのとき、1時間もスレに張り付いているわけにはいかない。そのとき読者は暇つぶしをしたいだけで、ssを書きたい、支援したいってワケじゃねえからな」
速報「もちろん、ssのスレッドをリアルタイムに追いかける人も多いでしょう。ですが、割合から見て、携帯電話によるまとめサイトでの閲覧数は群を抜いています」
深夜「うん、そうみたいだね」
vip「しかしだ。そういった連中は、ssを読みはするものの、積極的にかかわろうとはしねえ」
速報「そうですね。まとめサイトで閲覧数が10万台のssですら、コメント数が100をこえるのはまれです」
深夜「えっと……1000人にひとり!?」
vip「ああ、いかにコメント率が低いかわかるだろ?」
速報「ですが、そういった潜在的な、ssに興味があるけど関わることはない携帯電話での読者に、深夜くんを紹介できないでしょうか?」
深夜「ケイタイの人を連れてくるの?」
vip「もしもし()って言うくらいだからな。賛否は分かれるだろうが、ケイタイの読み手をのけ者にする理由もないだろ?」
速報「携帯電話でのスレッド作成も、したらばの深夜くんなら制限がありません」
深夜「えっと、ケイタイでssが読み書きしやすいように工夫するの?」
vip「ま、具体的にどうこうは言えないけどな」
速報「深夜くんを育てる方法として、携帯電話の読者を呼ぶのも、一つの手段ではないかと」
深夜「うん。そういうことか……」
vip「深夜には、俺みたいな忍法帳のスレたて制限も、速報の機器での接続制限もない」
速報「とにかくスレッドがたてやすいんです」
深夜「……うん」
vip「勢いも無いから、スレも落ちない。連投規制もあって無いようなもんだ。ま、連投規制は速報にはないし、俺もこないだ撤廃されたけどな」
速報「さるさんは遠くなりにけり、ですか」
深夜「さる……うん?」
vip「ともかく、初心者がふらっときて、スレたてたり書き込みしたりしても、問題なく書き込める。それが深夜の強みだ」
速報「初心者を大量に誘致する……『ゆとり()』とか言われそうですが、排斥よりは建設的ですかね。そもそも、ssへの風当たりに嫌気がさしてココに避難してきたわけですから」
深夜「……んぅ」
vip「初心者板な。まあ、ssの書き手を呼ぶと言ってもだ、実力のある書き手を連れてくるより、深夜を練習場にして、人口を増やす方が手っ取り早いだろ」
速報「それも、賛否両論ありそうですが、そういった方向からの住人を増やす方法もあるのではないかということです」
深夜「ん。考えてみる。おにーちゃんたち、ありがと」
vip「じゃあな、せいぜいがんばれよ」
速報「何かあったら、連絡してくださいね」
深夜「うん。またねー!」
光の尾を引いて、vipと速報は空の彼方へと帰って行った。
まだ、深夜には空を飛ぶだけの力もない。
それでも尊敬の念を込め、ふたりの先輩たちを見送る。
遠く、ふたりの引く光の尾が、赤と群青の夕闇の空に見えなくなるまで、深夜は手を振った。
流れ星のようなふたりの軌跡が消え、空は夜の黒が降りはじめる。
もうすこししたら、深夜の時間だ。
深夜「よし、行こう!」
裸足で、深夜は夕闇の街を歩き出す。
深夜「おはなしを読みたい人はいませんかー? おはなしを書きたい人はいませんかー?」
細い胸に、深夜はいっぱいに息を吸い込み、ガス灯の街路に声を張り上げる。
その声を聞く者はなく、その肩に触れる人もいない。
しかし。
深夜「……はい! おはなしですか? いいのがたくさんありますよっ!」
小さな鞄から、とっておきのノートを取り出して、深夜は物語をさしだした。
深夜「おもしろいですか? ありがとうございますっ! ……え、このおはなしくださるんですか? ありがとうございますっ!」
書きためたノートに宝物のように、いや宝物として、深夜は受け取った紙片を挟み込む。
大きな手で頭をくしゃくしゃになでられて、えへへと笑い、深夜はまた歩き出す。
深夜「おはなしを読みたい人はいませんかー? おはなしを書きたい人はいませんかー?」
今日も深夜の街角に、深夜の声が響いている。
最後に地の文失礼。
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