東郷あい「ハニートラップ」 (27)



─── ハニートラップ ───

仕掛け人のアイドルがターゲットに夢の時間を提供する過激ドッキリ



P「皆さんこんばんは! 本日もやって参りました、ハニートラップのお時間です!」

P「そして、本日の記念すべきターゲットはこちら!」



P「人気絶頂のアイドル、速水奏ちゃん!」







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1459175177


─── 速水奏 (17) ───

「……お返しはキスがいい? ふふっ!」


ミステリアスな雰囲気を持つアイドル

大人びた容姿から映し出される彼女の本性はいかに?


http://i.imgur.com/6uyvwRv.jpg







P「そして、今回一緒に見守っていただくゲストの方はこちら!」

P「私の上司で、所属事務所の美城専務です!」

美城「皆さんこんばんは。どうぞよろしく」




P「美城専務。奏ちゃんの所属するプロジェクトで、彼女をプロデュースしているそうですが」

美城「ああ」

P「専務から見て、彼女の印象は?」

美城「若干17才という若さでプロジェクトのリーダーを務めている素晴らしい人材だよ」

P「ふむふむ」

美城「そして年齢のわりには、大人びた容姿や言動をしていてるな。なんかいつもキスとか言ってるし」




美城「ただ」

P「ただ?」

美城「実際は結構うぶなんじゃないかと最近思っている。すぐ赤くなるし」

P「なるほど!」



P「というわけで、早速彼女を観察してみましょう!」

P「実はすでに作戦は実行されています!」

P「それではVTRをご覧ください」

P「どうぞ!」




──遡ること3週間前

ウソ雑誌のインタビューに来た速水奏

そのインタビューを奏と一緒に受けるのが今回の仕掛け人



─── 東郷あい (23) ───

「もっともっと多くの人を魅了する。いいね?」


男性のみならず、女性の人気も高い彼女

果たして、奏は彼女の誘惑に打ち勝つことが出来るのだろうか


http://i.imgur.com/1Ehx0jJ.jpg






記者「お二人は共演の経験はお有りなんですか?」

あい「過去に何度かあったかな」

記者「その時の印象とかはありますか?」

あい「彼女はとても仕事に真摯に取り組んでいてね。今でもとても尊敬しているよ」

奏「ありがとうございます」




あい「それに……」

記者「それに?」

あい「なんて魅力的な子なんだろうと思ってね。美しく妖艶で……それでいて儚げな印象を持っていて──」

奏「え? あ、あの……」



雑誌のインタビューで奏を褒めちぎる仕掛け人

奏も思わず驚きの声をあげる



P『奏も赤くなってますね』

美城『いや、あんなイケメンにあれだけ褒められたら、誰だって赤面するだろう』

P『気持ちもわからなくはないですけど、イケメンって』




記者「速水さんは東郷さんに何かありますか?」

奏「わ、私もあいさんには憧れを持っているわね。その……格好良くて綺麗で……えっと」

あい「ふふっ、ありがとう奏君。嬉しいよ」

奏「い、いえ! こちらこそ!」



P『むちゃくちゃ動揺してますね』

美城『それに対しての大人の余裕というやつか。なかなか効いているのではないか?』

P『かなり効いてますね』




序盤から激しく攻める仕掛け人

それに思わず動揺してしまうターゲット

いつもの余裕は一体どこへいってしまったのか






記者「では次に、好みのタイプとかはありますか?」

あい「好みのタイプ? そうだな……」チラッ

奏「?」

あい「クールで大人びているけど、たまに見せる年相応の可愛いらしさを見せてくれる子かな?」

奏「……!」

あい「ふふっ」ウインク

奏「!!!???」



P『このチラ見からのウインクですよ』

美城『これは勘違いするだろ』



あい「ああ、今の質問はオフレコということで。一応アイドルなのでね」

記者「では、私の胸にしまっておきますね」

あい「ふふっ、よろしくお願いするよ」




記者「それでは取材は終了となります。ありがとうございました」

あい「ありがとうございました」

奏「あ、ありがとうございました……」




そして、この日のウソ取材は終了

終始、仕掛け人のペースだったが

ターゲット・速水奏の心境はいかに!



P「どうでしたか? 今のVTRを見て」

美城「流石だな。あの速水奏があそこまで押されているのを見る機会なんて、そうそうないぞ」

P「思いっきり好意をぶつけられてましたからね」

美城「あんなの惚れてしまうだろ」



ちょっと専ブラ導入してないんで建て直します
ごめんなさい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom