このSSには、以下の要素がぎゃんと含まれてます。苦手な方は後退的前進を具申します。
一 エリみほはいいぞ
二 愛里寿を含めキャラクターの口調が不安定
三 甚大なキャラクター崩壊
四 戦車に乗ったら目の色変えろ
異状ない方は読んで頂ければ幸いです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457880411
エリカ「(大学選抜との試合を経て私とみほは、まだ互いにぎこちなさがあるものの、黒森峰にいたころ…プラウダの悲劇が起こる前の関係に戻りつつあった)」
みほ『そっかぁ…なら今週末は同じところに停泊するんだね』
エリカ「そっちの係留計画見た感じ、期間も大体同じようね」
みほ『…あ、あの!』
エリカ「…いきなり電話口で大きな声出さないでくれる?」
みほ『あぅ…ごめんなさい…』
エリカ「それで?」
みほ『え、えっと…そのよかったら…一緒に…』
エリカ「はぁ…別にとって食ったりしないから、シャキッとしなさい」
みほ『う、うん…スゥー…よ、よかったら今度の休み一緒に遊びに行きませんか!』
エリカ「いいわよ」
みほ『えっ!?いいの!?』
エリカ「あなたねぇ…誘っておいてその反応はないんじゃない?」
みほ『うぅ…だってエリ…逸見さん絶対断ると思ってたんだもん』
エリカ「そりゃぁ何か用事があれば断るわよ。でも今週末は断る理由がないわ」
みほ『よ、よかったぁ…』
エリカ「(断られるだろうと思いながらも誘ってくれた勇気には思わず笑みがこぼれてしまい、電話口でよかったと心底思った、でなきゃまたみほを怯えさせちゃうことを言ってしまってただろうし)」
―――週末
エリカ「………(遅いっ!集合時間を30分もオーバーするとかどうなってるのよ!大洗に行ってどんだけ腑抜けたのよ!黒森峰だったら前支え4時間コースよ!?)」
みほ「エ…逸見さん!ごめんなさい!」
エリカ「遅いわよ!一体どれだけ…また…え?」
愛里寿「ジー」
エリカ「(…え?私たしかみほと約束してた気が…なんで島田流が…?)」
みほ「えっと、ここに来る途中にね、愛里寿ちゃんに会って…」
エリカ「そ、そう…」
みほ「それでね?ちょっと話し込んじゃって…つい連れてきちゃったの」
エリカ「ついってあなた…そんな誘拐犯みたいな…」
みほ「ち、違うよ!?」
愛里寿「こんにちは、黒森峰の副隊長さん」
エリカ「あ、え、こんにちは…」
愛里寿「話してたら行き先が同じだから、一緒に行くことにしたわ」
エリカ「そ、そうなの…(確かに、今日の行動予定には、みほの好きな映画を見るってのが入っていたわね…)」
みほ「そ、そうなの!愛里寿ちゃんもこれからボコの映画見るって言うからね!一緒に行こうって」
エリカ「はぁ…これ以上ツッコんでも頭が痛くなるだけだからいいわ…」
愛里寿「ご一緒しても?」
エリカ「好きにしなさい、一人増えようが変わらないわ」
みほ「逸見さん…ありがとう!」
愛里寿「折角のデートなのに邪魔してごめんなさい」
エリカ「はっ!?はぁぁ!?デ、デートですってぇ!?」
愛里寿「…?違うの?でもみほはさっきデー…むぐぅ」
みほ「あ、あはは?な、何言ってるんだろぉ?あ、あははぁ」
エリカ「(い、いけない…この娘、戦車道だけじゃなく、話術まで忍者戦法だわ…相手の心を翻弄してくる…落ち着け私…)」
みほ「?逸見さん…?」
エリカ「ば、バカなこと言ってないで行くわよ!?映画見る前にお昼食べるんでしょう?時間なくなるわよ!」
みほ「(なんかわからないけど、深くツッコまれなくてよかったぁ…)」
愛里寿「みほ?違ったの?さっきはウキウキで『エリカさんとデートなんだぁ』って」ボソッ
みほ「そ、それは…私と愛里寿ちゃんの秘密だよ?」ボソッ
愛里寿「?」
―――洋食屋
店員「お待たせしました、こちらボコ様ランチです。ご注文の品以上でよろしいでしょうか?」
エリカ「はい、大丈夫です」
店員「それでは、ごゆっくりどうぞ」
エリカ「それじゃぁ、いただきます」
みほ愛里寿「いただきます」
愛里寿「ハンバーグランチ先に来たのに待っててくれるのね」ボソッ
みほ「うんっ、ああ見えて優しいんだよ?」ボソッ
愛里寿「ん」
エリカ「?何さっきからコソコソ話してるのよ?」
みほ「ふぇ!?あ、いや」
愛里寿「ボコの旗がかわいいねって」
みほ「そ、そう!しかもこれを頼むと限定ボコストラップがね!?」
エリカ「あーはいはい、本当あんた達好きよねそれ」
みほ「えへへ」
エリカ「(相変わらずあれの良さは今一理解できないけど、それでもみほのあんな顔を見れるなら…)」
愛里寿「ジー」
エリカ「いぃ!?な、なによ…?」
愛里寿「エリカ、何か嬉しそう」
エリカ「は、はぁ!?」
みほ「ふふっ、逸見さんハンバーグが大好きだから」
エリカ「そ、そうよ!悪い!?好物を目の前にしたら誰だって嬉しそうになるわよ!」
愛里寿「ふーん」
エリカ「(あ、危なかった…ついついあの娘の笑顔につられてニヤけてたわ…さすが島田流…ん?なんでいつの間にか私呼び捨てにされてるのよ…)」
愛里寿「もぐもぐ♪」
エリカ「(ま、いいか)」
店員「ご会計――円になります。こちら、ボコ様ランチのストラップです」
みほ「うわぁぁ…かわいいっ…ねっ!?愛里寿ちゃん!」
愛里寿「うんっ」
エリカ「ふふっ(まるで姉妹ね)」
店員「それと、こちらはご姉妹でご来店頂いた方にプレゼントしてます。ペアの兄弟ボコです」
みほ「わあぁ!こっちもかわいい!…え?あれ?」
エリカ「姉妹…?(確かに今の2人はそう見えたけど…なんで?)」
店員「あ、あれ…?お二人はご姉妹では…?」
エリカ「(店員が私と愛里寿を見比べる。あぁ、確かに…この髪と自分で言うのもなんだけど、目つきの悪さは癪だけど似てるわね)」
エリカ「あぁ、そういうことね。でもちが…」
愛里寿「わぁぁ!エリカお姉ちゃん!一緒に来てくれてありがとうー!欲しかったんだー!」ギュッ
エリカ「ぶっ!お、おねっ!?」
エリカ「(突然島田流が猫なで声で腕にしがみついてくる。)」
店員「ふふっ仲がいいんですね。優しいお姉さんで羨ましいなぁー」
愛里寿「えへへ!自慢のお姉ちゃんなの!」
店員「か、かわいいぃ…!」
エリカ「(なるほど…ここで馬鹿正直に否定して機を逃すより、一時の恥でも被った方がマシ…そういうことね、これが島田流…)」
―――店を出て
エリカ「はぁ…」
愛里寿「エリカ、ありがとう」
みほ「はぁぁ~いいなぁ愛里寿ちゃん…」
エリカ「(さっきまでの歳相応なテンションはどこ行ったのやら…しかし…やっぱりこの熊の良さ、わからないわ)」
エリカ「ほら、あげるわよ」
みほ「えぇ!?いいの!?」
エリカ「良いも何も、好きな人間が持ってる方がその熊も喜ぶでしょ。それに私からしたらあなた達のほうが姉妹に見えるわ」
みほ「あ、ありがとう!!」
エリカ「ふふっ(この笑顔が見れたんだから、あの場の恥なんてどうでも良くなるわね。姉妹の演技のために手なんて繋いで…)」
エリカ「っていつまで繋いでるのよ!」
愛里寿「ん、エリカから離さなかったし。私は別に嫌じゃなかったから」
エリカ「んなっ」
みほ「あぅ…ずるい…私だけなんだか、のけ者な気が…」
愛里寿「みほも繋ぐ?」
みほ「いいのぉ!?ありがとぉ!」
エリカ「(な、なにこの状況…島田流を真ん中に仲良く3人で手繋いで…)」
愛里寿「えへへ…」
エリカ「(あら…こんな顔もするのね。…まぁ、いいか…)」
ダージリン「あら、ごきげんよう」
エリカ「!?」
みほ「ダージリンさんにオレンジペコさん!」
オレンジペコ「こんにちは」ペコッ
ダージリン「珍しい組み合わせですわね?大洗の隊長に黒森峰の副隊長…」ジー
エリカ「(な、なにかしら3人を見渡して考える素振りなんてして)」
ダージリン「あぁ、お二人のお子さんかしら?」
エリみほ「ぶっー!」
オレンジペコ「ダージリン様…島田流の方ですよ?この前の試合でお会いしたじゃないですか」
エリカ「(そこもだけど!ツッコむところはそこじゃないわよ!)」
ダージリン「嫌だわペコちゃん、ちょっとしたブリティッシュジョークよ?」
エリカ「(なんて悪質な…これだから紅茶頭は…)」
みほ「エリカさんとの子供…あわわ…」ボソッ
エリカ「(なんでこの娘は満更でもない顔してるのよ!そして島田流!あんたも何か言いなさいよ!)」
愛里寿「いいセンスよ」
エリカ「(ちっがーう!)」
ダージリン「あら、島田流の方は流石ですわね」
オレンジペコ「はぁ…それで皆さんはどちらに?」
エリカ「(この娘も苦労してるのね…)」
エリカ「2人に付き添って映画に行くのよ」
オレンジペコ「あぁ、ボコられグマの映画がありましたね」
ダージリン「あらあらまぁまぁ、優しい親御さんね?」
エリカ「(ぬがぁぁぁぁ!)」
愛里寿「うん、とっても優しい」
エリカ「(あんたもぉぉぉ!)」
みほ「はぅぅ…」プシュッー
エリカ「(あんたはあんたで何顔赤くしてるのよぉぉ!帰ってきなさい!!)」
オレンジペコ「もう!ダージリン様!」
ダージリン「あら」
オレンジペコ「こういうのはデリケートなんですから!あまり冷やかしたらダメなんですよ!」
エリカ「(え、何言い出してるのこの娘。唯一の常識人だと思ったのに)」
ダージリン「そうね…お二人の幸せを静かに見守るのが淑女ですわね」
オレンジペコ「そうですよ、ごめんなさい、お邪魔してしまって」
エリカ「え、あ、はい」
オレンジペコ「それでは私たちはここで」
ダージリン「ごきげんようー」ヒラヒラ
オレンジペコ「逸見さん、頑張ってくださいね、応援してますよ」ボソッ
エリカ「(――っ!?)」
愛里寿「おかしな人たち…2人とも顔赤いけど、大丈夫?」
エリカ「な、なんでもないわよ!」
みほ「はふぅ…」
愛里寿「んぅ?」
本日の所はここまでです。
書き溜め出来たんで再開します
―――映画館
エリカ「(全く、ひどい目にあったけど。何とか気持ちも落ち着いてきたわ…)」
みほ「見て愛里寿ちゃん!映画に出てくるボコのぬいぐるみが売ってるよ!」
愛里寿「かわいい…」
エリカ「(みほも何とか普通に戻ったし、島田流は相変わらずね)」
エリカ「物販見るのもいいけど、先にチケット買うわよ」
みほ「わわ、そうだった」
愛里寿「エリカ、お母さんみたい」
エリカ「そのネタいつまで引っ張るのよ…」
―――チケット売り場
エリカ「(タイミングがよかったのか、そんなに並ばずに済んだわね)」
みほ「ボコの映画のチケットをお願いしますー」
店員「あ、こちらご姉妹で来られた方への割引サービス実施中です」
愛里寿「…」ギュッ
エリカ「(あーはいはい、もう慣れたわ)」
店員「後、小学生以下のお客様に特典配っておりますー」
愛里寿「…小学生じゃないわ」ムスッ
エリカ「(そこは嫌なのね…)」
みほ「わぁぁ!よかったね愛里寿ちゃん!」
愛里寿「だからちが…」
エリカ「ほら愛里寿欲しがってたじゃない」
愛里寿「むぅ…」
◆ ◆ ◆
愛里寿「ムッスー」
エリカ「(すっかり拗ねちゃったわね…こういう所は歳相応というか…)」
みほ「あわわ…私不味かったかなぁ…」
エリカ「はぁ、ほらボコセット(ポップコーン(ボコ絵柄カップ)&ボコーラ)奢ってあげるから」
愛里寿「許す」
エリカ「(はやっ!もしかしていっぱい食わされたかしら…)」
みほ「ふふっ(エリカさんやっぱり優しいなぁ…でも何だろう、この愛里寿ちゃんにエリカさん取られちゃったような気分は…)」
エリカ「?どうかしたの?みほも行くわよ」テツナギ
みほ「!?」
エリカ「ちょっと混んできたし、あんた放っておくとまたこの前みたいにどっか流されそうだから」
みほ「あ、ありがとう…(いつもずるいなぁ…エリカさんは)」
愛里寿「ジー」ギュッ
エリカ「?なに、あんたも意外に人混みに流されるの?」
愛里寿「んっ」
エリカ「まぁ、あんたまだ小さいからね」
愛里寿「イラッ」ギチギチ
エリカ「いだだだだ!ちょっ!あんたどこにそんな力あるのよ!」
みほ「今のは仕方ないよ…」
エリカ「何なのよ…」
エリカ「って!両手塞がってたら買えないじゃない!」
―――劇場内
エリカ「(結局あの後、物販スペースでパンフレットとぬいぐるみを買い、ようやく劇場へと向かった。上映後買えばいいものを『もし終わった後売り切れてたら…』なんて、変なところで頑固なんだからあの娘は)」
エリカ「(薄っすらと明るかった場内は、始まりに近づくにつれ、照明が落とされていく。それと共に、横に座り今か今かと始まりを待つ、キラキラしたみほの横顔が見えなくなっていく)」
エリカ「(みほから視線を落とすと、私とみほの間に座った、島田流の大人しい横顔が目に入る。全く、普通逆じゃないかしら)」
エリカ「(私はというと、あくまで付き添いで来ただけだけど、十中八九あとで感想を聞かれるだろうからと、感想を述べれる程度にだけ見ようと斜に構えて上映を待っていた…)」
◆ ◆ ◆
ボコ『オイラが、おまえたちに勝てなきゃ!!弟が安心して留学できねぇんだよ』シガミツキ
ネズミ『な、なんだぁ!?今日のこいつは!は、離しやがれぇ!』ゲシッボコッ
ネコⅠ『えぇい!生意気だぞ!』ボコッボコッ
ネコⅡ『い、いい加減あきらめやがれぇ!』ベシベシ
ボコ『ぐぅーあー!おいらは!負けないぞー!』ガッシリ
ネズミ『わ、わかった!わかったよ!お前の勝ちだ!は、離せ!離しやがれぇ!』バコッボコッ
ネコⅠ『ひぃ!意味わかんねぇ!』
ネコⅡ『気味が悪いぜぇ!』
ボコ『は、ははは…』
ボコウト『兄さん!』
ボコ『よぉ…オイラ、ついに勝ったぜ…』
ボコウト『うん、うん…勝った、勝ったんだよ』
ボコ『これで…もぅ…心配は、いらねぇぜ…』
◆ ◆ ◆
みほ「うぅーボコよかったねぇぇ」
愛里寿「何度やられても諦めない、その心が勝ったんだね」
エリカ「………」
みほ「ヒックヒック…エリカさん?どうしたの?」
エリカ「な、なんでもないわ!」
みほ「あぅ…?」
エリカ「(まさか…感想言える程度になんてナメてかかってたのに…泣かされるだなんて…)」
愛里寿「…」
愛里寿「…あのね…私、あの試合の時、あなた達のことがボコに見えたの」
みほ「え?」
愛里寿「私達がどれだけやっつけても、どれだけ不利な状況になろうとも、あなた達は決して諦めなかった…そう、ボコみたいに」
みほ「愛里寿ちゃん…」
愛里寿「そんなあなた達の戦いっぷりがね…凄く羨ましかった…かっこよかった」
愛里寿「それにね…あんな楽しい試合はじめてだった…あんなにも素敵な戦いが出来るあなた達と、もっと仲良くなりたかったの…」
愛里寿「だから、今日は本当に楽しかった…恥ずかしくて言えなかったけど。みほ、連れてきてくれてありがとう。エリカ、色々無茶に付き合ってくれてありがとう」
エリカ「愛里寿…」
愛里寿「エリカ泣いてるの?」
エリカ「な!?泣いてないわよ!」ゴシゴシ
愛里寿「ふふっエリカもボコだね、強がりばっかり」
エリカ「うるさいわねぇ!」
みほ「えへへ」
エリカ「なにニヤついてんのよ…」
みほ「なんだか、すっごく幸せだなって」
エリカ「んな…あんたはまたそんな恥ずかしげもなく…」
みほ「だって本当のことだもん」
エリカ「はぁ…全く…」
みほ「愛里寿ちゃん、こちらこそありがとう!でも、今日はまだ終わらないよ!」
エリカ「そうよ、まさか映画だけ見て。はい、さようなら。なんて言わないでしょうね」
愛里寿「みほ…エリカ…ありがとう!」
エリカ「ふふ、そうやって笑っている方があんた可愛いわよ」
愛里寿「!?」プシュッー
エリカ「?」
みほ「(本当エリカさんずるい人)」モヤッと
とりあえずここまでです
結構書き溜めたと思っても投稿してみるとそんなでもない不思議…
当初の構想が映画見てエリカが不覚にも泣いてしまう、って所だけだったんでこの後どうしたものか全く決まってません…
その為続き書くにしても遅くなると思います…
ちょっとだけ出来たので再開します
◆ ◆ ◆ ◆
エリカ「(その後、二人の希望で可愛らしい雑貨を取り扱う小物屋へと来た)」
エリカ「(私はてっきり、またボコグッズでも見るのかと思っていたが、見たところボコ関係の雑貨は見当たらない)」
みほ「わぁー…可愛いー」
愛里寿「こっちも…」
みほ「エリ、逸見さん見てみて!これなんか逸見さんに似合いそう」
エリカ「…ちょっと私には可愛いすぎるわ…」
みほ「そんなことないよー」
愛里寿「エリカの髪色に映えると思う」
エリカ「だったらあんたの方が似合うわよ、こういう可愛いのはあんた見たいな可愛い娘のが合うのよ」
みほ「そんなことない!逸見さんだって可愛いよ!」
エリカ「…はぁ…本当戦車に乗ってない時は節穴ね。私のどこにそんな要素があるのよ」
みほ「むぅ…エリカさんいつも私にもっと自信持ちなさいって励ましてくれるのに。エリカさん自身が自己評価低すぎだよぉ…」ボソッ
エリカ「何か言った?」
みほ「なんでもないよぉ…ってあれ?愛里寿ちゃんは?」
愛里寿「買ってきた」
エリみほ「えっ!?」
愛里寿「はい、こっちはみほの。こっちはエリカの」
エリカ「え、いつの間に」
愛里寿「えへへ、3人でお揃いにしたよ」
エリカ「(これが、島田流ニンジャ戦法…)」
みほ「わぁ…可愛い。あ、色違いなんだね」
愛里寿「うん、それぞれに合う色にしたよ」
みほ「この短時間で選んじゃうなんてすごいなぁ」
エリカ「的確な状況判断と、彼我の能力把握…さすがね」
愛里寿「?」
みほ「ほら逸見さんもつけてみて」
エリカ「はぁ…しょうがないわねぇ」
愛里寿「二人共似合ってる」
みほ「えへへ、ありがとう愛里寿ちゃん!愛里寿ちゃんもかわいいよ!」
エリカ「まぁ…確かにこれなら悪くないわね…」
愛里寿「よかった、喜んでもらえるか不安だったから」
エリカ「あんたでも不安になることあるのね」
愛里寿「むぅ…エリカはもう少しデリカシーを覚えたほうがいい」
エリカ「生憎これは生まれつきでそうそう治らないわよ」
みほ「でも慣れるとただの照れ隠しなんだってわかるよ?」
エリカ「なっ!?」
愛里寿「なるほど、それはなんとなくわかるかも」
みほ「そこがまた可愛いところなんだよ?」
エリカ「あぁもう!他に何もないなら馬鹿なこと言ってないで次行くわよ!」
愛里寿「これも照れ隠し?」コソッ
みほ「うんっ」コソッ
愛里寿「なるほど、そう思うとわかりやすいかも」コソコソ
みほ「でしょ?」コソソ
エリカ「ほら!何してるの置いていくわよ!」
エリカ「(この二人は…!ちょっと油断すると人の心をかき乱しに来る!何なのよ!)」
とりあえず今回はここまでです
期間が大分空いてすみません…
ネタが思い浮かばなかったのと合わせ技で、唯一のネット環境であった携帯が投身自殺をしてわちゃくちゃしてました。
その上しばらく忙しくなるので、また遅れるかもです…気長に待ってもらえたら幸いです
生存報告してからまたしても時間経ってしまいました…
少しですが更新します
◆ ◆ ◆ ◆
みほ「戦車グッズのお店こんなところに出来たんだ」
エリカ「あら、本当ね…」
愛里寿「入ってみる…?」
エリカ「そうね、折角だから見ていきましょうか」
───店内
エリカ「外から見るより中の方は結構広いわね」
みほ「本当だねぇー…あ、あれすごーい」
愛里寿「これは…なるほど…」
エリカ「(ふふっ…2人ともボコの時と同じくらい目をキラキラさせちゃって。まぁ、私もやっぱりこっちの方が落ち着くわね)」
エリカ「戦車安全五訓Tシャツ…?誰が買うのよこれ…」
エリカ「(戦車安全五訓…1,戦車に乗ったら目の色変えろ…そういえば戦車道を始めた頃、目の色が変わってない!って戦車降ろされた上に腕立てさせられたことなんてあったわね)」
エリカ「…」ジー
みほ「?」
エリカ「(それを思うと、この娘の戦車に乗ってる時と降りた時のギャップって安全五訓上はまさに正解よね…)」フフッ
みほ「??(エリカさんど、どうしたんだろ、ずっとこっち見つめてきたと思ったら微笑みかけてきて…うぅ…何か恥ずかしい…)」
愛里寿「…?2人とも見つめあって何してるの?」
エリカ「あぁ、ごめんなさい。ちょっと考え事してたわ」
みほ「はふぅ…」プシュー
エリカ「ってちょっと、顔赤いわよ?大丈夫?」
みほ「ナ、ナンデモナイヨ」
エリカ「そう?」
愛里寿「エリカはやっぱり鈍いよね」
エリカ「はぁ!?…え、いやなんでこのタイミングでいきなり私ディスられたの…?」
愛里寿「はぁ…」フルフル
エリカ「何そのリアクション…」
みほ「あ、あはは…」
みほ「本当色々面白いものもあるね」
エリカ「こんなのいるの?ってのまであるしね」
愛里寿「スペシャルコーヒーセット…」
エリカ「へぇ…何々…陸上自衛官のお供、眠気覚ましにピッタリ激マズコーヒーこれが淹れれるようになったら君も一人前…何よこれ…」
みほ「げ、激マズって…一体どれだけまずいのかな」
エリカ「買ってみる?淹れてあげるわよ」
みほ「き、気持ちだけ受け取っておこうかな…」
エリカ「そう?」
愛里寿「激マズ…なるほど…」
エリカ「(なんか凄い悪いい顔してるわ…)」
ミカ「おや?こんなところで奇遇だね」ポロロン
みほ「ミカさん!」
ミカ「なんだか珍しい組み合わせだね?西住さんに、黒森峰の副隊長さん。それに…こうやって顔を合わすのは久しぶりですね」
愛里寿「こくり」
エリカ「あんたたち知り合いだったの?」
ミカ「ふふっ、そうだね。知り合い…確かに間違いじゃないかな?」
エリカ「何よその曖昧な答えは…」
ミカ「何事も正確さだけが人生じゃないさ」ポロロン
エリカ「はぁ…?」
みほ「ミカさんも買い物ですか?」
ミカ「風の向くまま散歩してただけさ、そしたら素敵な出会いがあったね」
愛里寿「相変わらずね」
ミカ「人はそうそう変わらないさ、それが人という生き物の良い所でも、悪い所でもあるけどね」
愛里寿「そう。でも変わるものもあるわ」
ミカ「…」ポロン
エリカ「(本当この二人、どういう間柄なのよ…?)」
エリカ「(それに…気のせいかしら…この二人こうやって並ぶと…どこか似てるような気が…)」
みほ「あれ?ミカさんもそのコーヒー買うんですか?」
ミカ「あぁ、これかい?アキたちに好評なんだ。コーヒーは強いのに限るからね」
エリカ「やっぱりあんた達の味覚はおかしいわ…そんなだからあんなお菓子作るのよ」
ミカ「そうかな?愛里寿だって買おうとしてるし、そういう訳じゃないんじゃないかな」
愛里寿「これはアズミ達に飲ませて反応を見るため」
ミカ「おやっ…確かに、変わるものもあるようだね。随分ユーモアを持つようになったようだ」クスクス
エリカ「(随分嬉しそうにしてるけど、それって良い変化なのかしら…)」
愛里寿「ミカこそ、好評って言ってたけど、本当は同じ目的でしょ?」
ミカ「さすが、お見通しのようだね」
愛里寿「ミカの考えそうなことだもん」
エリカ「癖の強い隊長の下につくと苦労するようね…」
みほ「あ、あはは…」
愛里寿「ミカこそ、好評って言ってたけど、本当は同じ目的でしょ?」
ミカ「さすが、お見通しのようだね」
愛里寿「ミカの考えそうなことだもん」
エリカ「癖の強い隊長の下につくと苦労するようね…」
みほ「あ、あはは…」
うあっ、同じのペーストしてしまった…
ミカ「それじゃ、私は先に失礼するよ」
みほ「はい、また!」
愛里寿「あ…ミカ!」
ミカ「?」
愛里寿「たまには…お母様に、連絡してあげて…喜ぶと思う」
ミカ「……風の流れるまま私は流されるだけだから、約束はできないかな」
愛里寿「うん、わかってる。待ってるから」
ミカ「ニコッ」ポロロン
エリカ「本当どういう関係なのよ…」
愛里寿「その答えは人生にとって大切なことかな?」クスッ
エリカ「(!?…いやまさかね…)」
以上です。
相変わらずネタ切れ感激しい上に締める先が見当たらないグダグダ状態ですけど、頑張ります…
何かいいネタとかあったら提供して頂けると嬉しいです
目玉焼きハンバーグが猛烈に気になりながら帰ります
このSSまとめへのコメント
つまんねえんだよカス
ポケモンタグ消せやタヒね