ー 奉仕部 ー
静「ここだ、比企谷。君にはこれからこの部活に入ってもらう」
静「雪ノ下、入るぞ」ガラッ
雪乃「……先生、入る前にはノックをして下さいと前から」
静「細かい事は言うな。さて、比企谷。早速だが」
八幡「この部室も変わらねえな……」
静「?」
雪乃「どういう事かしら? ……あなた、この奉仕部に来たのは初めてよね?」
八幡「おいおい、何を言ってるんだ? まるで俺が初めから存在しないみたいな言い方をして。流石の俺でも泣くぞ」
静「……だ、そうだが、比企谷は本当に前にここに来た事があるのか?」
雪乃「いえ。見るのも名前を聞くのも今日が初めてなんですが……」
八幡「そう。俺はそこにいるのに誰にも気付かれないステルスヒッキー。リア充を夢見るアメリカンぼっち」
八幡「名字は聞いての通り比企谷だ。じゃあ、俺の名前は何だと思う? 恥ずかしがらずに聞いてみな」
雪乃「……何ていうのかしら?」
デェーーーン!!
八幡「ぼっちまーーーーーーーーーーん!!」
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雪乃「…………」
静「…………」
八幡「それじゃあ、キツキツのぼっちジョーク。まずは100デシリットル(涙)から」
八幡「去年の文化祭の時、打ち上げがあってな。クラス全員でカラオケに行こうって事になったんだ。ところが、俺がそのカラオケボックスに行ったら、あれ? みたいな顔をされたんだよ」
八幡「何でかって? そう、俺はクラスの一員だと認識されてなかったから」
デェーーーン!!
八幡「ぼっちまーーーーーーーーーーん!!」
雪乃「…………」
静(´;ω;`)ブワッ
八幡「続いて、キツキツのぼっちジョーク。200デシリットル(涙)!」
八幡「この前、体育の授業で二人組のペアを作れと言われたんだ。俺はいつもの如く嘘でもついて一人でやり過ごそうとか考えたんだが、しかし、その時は休んでるやつがいたから男子の人数はいつもと違って偶数だった」
八幡「このままだと逆に誰か一人余ってしまう。そう考えた俺は嘘をつくのをやめて事の成り行きを見守った。すると、数分後には何故かペアが決まってないのは俺だけになっていた」
八幡「どうしてかって? ペアを作らずに、無理矢理三人組になったやつらがいたからだよ」
デェーーーン!!
八幡「ぼっちまーーーーーーーーーーん!!」
雪乃(´;ω;`)ブワッ
静(´;ω;`)ブワッ
八幡「ここで今度はフライングぼっち!」
八幡「この前、電車に乗ったら偶然中学の時のクラスメイトが隣の席に座ったんだ。そのまま知らないふりして黙ってるのも気まずいもんだから、久しぶりだなって声をかけたら、そいつは不思議そうな顔を見せて」
デェーーーン!!
八幡「ぼっちまーーーーーーーーーーん!!」
雪乃(´;ω;`)ブワッ
静(´;ω;`)ブワッ
八幡「それじゃあ最後にカウントダウンぼっち! 前に遊園地に行った時の人数を順番に教えてくれ」
雪乃「3」
静「2」
八幡「1」
デェーーーン!!
八幡「ぼっちまーーーーーーーーーーん!!」
雪乃(´;ω;`)ブワッ
静(´;ω;`)ブワッ
この後、三人で遊園地に行きました
完
このSSまとめへのコメント
勢いで笑わせてくるのやめーや
やめろwww