タイトル未定 (183)
オリジナルssです。
時々安価あります。
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相対性理論なんてクソ喰らえだ。彼女の時は止まってしまったというのに、今日も平然と時間は過ぎていく。それが許せなくて、俺は世界を拒絶した。それでも、時は残酷にも無情にも進み続けていく。時間なんて無くなればいいのに……。
「どうして俺は、生きてるんだろう……」
こんな世界に価値なんてあるのだろうか? ただ、日々をのうのうと何もせず生きている俺に価値はあるのだろうか? 死んだ方が社会のためなのではないだろうか? 死にたい。自[ピーーー]るための道具はたくさんそろえた。でも一度も実行に移したことはない。俺はただの臆病者だ。神様がいるなら、早く俺を殺してくれ。
「殺せよ! そうやって空から嘲笑っているんだろう!? 頼むよ……」
誰もいない部屋で、そう懇願する。
「薬飲まなきゃ……」
精神科医から処方された薬を探すが、どうやら空になってしまったらしい。とりあえず、新しいのを処方してもらおう……。そう思って、俺は全く使っていない携帯電話を一か月ぶりにつけた。
「うわっ」
携帯を付けると同時に、電話が鳴り響いた。親父だ。こんな時にもかかわらず、どこぞの研究機関で研究を続けている駄目親たちが今更何の用だろうか。
安価
電話に出る OR 電話に出ない
>>6
あぁ……、間違えました。
>>9でお願いします
でない
>>9
了解しました。
(出ないを選択)
今は話したい気分ではない。無視しよう。それから何回にもわたって、電話が鳴り響くので、俺は携帯電話の電源を切った。
それから、三日後。同じ研究員の黒沢から両親が実験中の事故で亡くなったことを告げられた。あの時電話に出ていたら、この結果が変わっていたのかもしれない。そう思うと、俺は自分が嫌になった。
「どうして、出なかったんだ……」
そうして、俺は今日も日々を後悔しながら生きていく。
BAD END 1
>>6 から選択をやり直します
このSS内での安価システムを説明します。主人公はゲームのように、セーブとロードを行い過去に飛ぶ能力を持っています。セーブポイントは安価が発生した場所です。今みたいにBADENDに入った場合、以前の安価に戻ることができます。
電話人出る OR 電話に出ない
>>16
出ない
>>16
了解しました
(出ないを選択)
今は話したい気分ではない。無視しよう。それから何回にもわたって、電話が鳴り響くので、俺は携帯電話の電源を切った。
それから、三日後。同じ研究員の黒沢から両親が実験中の事故で亡くなったことを告げられた。あの時電話に出ていたら、この結果が変わっていたのかもしれない。そう思うと、俺は自分が嫌になった。
「どうして、出なかったんだ……」
そうして、俺は今日も日々を後悔しながら生きていく。
BAD END 1
>>15から選択をやり直します
安価を受けつつ、考えながら作っているので、亀更新になると思いますがよろしくお願いします
電話人出る OR 電話に出ない
>>24
出ない
>>24
かしこまりました
(出ないを選択)
今は話したい気分ではない。無視しよう。それから何回にもわたって、電話が鳴り響くので、俺は携帯電話の電源を切った。
それから、三日後。同じ研究員の黒沢から両親が実験中の事故で亡くなったことを告げられた。あの時電話に出ていたら、この結果が変わっていたのかもしれない。そう思うと、俺は自分が嫌になった。
「どうして、出なかったんだ……」
そうして、俺は今日も日々を後悔しながら生きていく。
BAD END 1 「いつもの日常」
>>23 から選択肢をやり直します
結果が分かっていても何度も同じ選択をする気持ち分かります
電話に出る OR 電話に出ない
>>35
せっかくだし出る
「あら、いらっしゃい。待ってたわよ」
俺のかかりつけの精神科医石田は、俺をソファに座らせて、ココアを手渡した。何でも、患者にリラックスして話してももらうための措置らしい。
「お久しぶりです」
石田は、両親と昔から知り合いらしく、俺が小さい時から両親以上に色々とお世話になった人だ。
「それじゃ、替えの薬を出す前に。ちょっとカウンセリングするわね」
「はい」
石田は、後ろから紙のようなものを取り出して、俺に何個か質問をした。何でも、深層心理が分かる心理テストのようなものらしい。
「以上で終りよ。ところで、一つ質問良いかしら?」
「どうぞ」
「それじゃ、最近何か変わったことなかった?」
一瞬、心臓が跳ね上がるようにドキッとした。石田は精神科医で小さい時からの俺を知っているだけあって、俺のわずかな変化に気づいたらしい。俺は、超能力の事は伏せて、心に傷を負った子供を預かることになった事だけを、石田に伝えた。
「全く……。晴も清次郎も何を考えているんだか……」
石田は俺の話を聞いて、頭を抱えた。
「あはは……。本当にそうですよね……」
「でも、心的外傷を抱える子たちと一緒に過ごすことで、心的外傷を改善する治療法もあるし、いちがいに悪いとも言えないのよね……」
2012年に起きた東日本大震災においても、同様の措置が取られたというのを、石田から聞いた。でも、両親はきっとそれを知らずの内に行ったと、石田は苦笑いを浮かべて答えた。
「それじゃ、薬の代えを出しておくわね」
「ありがとうございます」
俺は、石田にお辞儀をして病室を後にした。
「ただいまー」
「おかえりなさい」
夕飯の材料を帰りの途中に、買って帰ってきた俺を、マツリが出迎えてくれた。
「とりあえず、今日はおかゆにしようと思うんだ」
心の体調のこともあるし、一人だけ食事が違うというのも少し、変だと思ったからだ。
「分かりました。私たちは心の方を見ておきます」
「お願いするよ。でも、何か困ったことがあったら、僕を頼ってもいいからね」
俺は、マツリが安心できるように笑顔を浮かべた。
「はい。それでは行ってきますね」
マツリは心の元へ向かって行った。俺も、料理の準備をしないと……。
「何とかできた……」
始めて作る料理は結構怖いものだが、レシピを見ながら作ったから何とかうまい具合に作ることができて良かった……。
「ごはんできたよー」
マツリ達を呼んで、卵粥を皆の前に並べた。お粥みたいに消化の速そうな食べ物も食べられるかもしれない。
「それでは、いただきます」
数か月ぶりに、食べ物を口に入れて、飲み込んだ。じんわりとお粥が広がってお腹の中で広がっていくのを感じた。
「食べ物って美味しいんだな……」
食べても吐いてばかりで、すっかり嫌いになっていた食べ物と言う概念を俺は、少し見直した。マツリ達は、何を言っているんだろうという疑問の視線を俺に向けた。
「食べ物がおいしいのは当たり前じゃないですか」
「そうだね」
俺は、おかしくなって笑ってしまった。客観的に見れば、俺はただの変人だ。そう思うと余計におかしかった。
「ごちそうさまでしたっと」
ご飯を食べ終えて、俺はマツリ達の事を知るために、マツリを俺の部屋に呼んだ。
「詳しく聞かせて欲しいんだ。能力の事と。ここに来るまでの経緯を」
知っておくべきだと思ったからだ。これからのために。封筒にはあくまで概要しかか書かれていなかったし……。
「分かりました」
マツリは、俺が用意したクッションにわざわざ正座して、俺の方を向いた。
「私たちの能力を科学者は悲劇と呼んでいました。私たちの能力は、トラウマを思い起こすことで発動できるんです。私の能力は火事を。心の能力は人の悪意を。百々に関しては、私もよく分かりません……」
そういえばそうだ。念動力といじめ・虐待は、関連がないように感じる。もしも関連のある能力が発動するのなら、心と同じサイコメトリーやテレパシーなど精神との密接な関係にある能力のはずだ。
それに、念動力だけでは説明がつかないことがある。ぬいぐるみのブラウンの事だ。いくら念動力で動かせるとは言っても、喋らせることはできない筈だ。本当に霊の類だったというのなら話は別だけど……。正直、超能力と言うものに直面した以上幽霊と言う事も可能性としては大いに考えられる。
「それに、百々だけ能力の発動中が私たちと大きく異なるんです。私たちの能力はトラウマを思い起こすものですから、精神的にかなりダメージがあるんです。でも、百々さんは全く逆で、まるで楽しそうに能力を使っていたんです」
確かに、いじめや虐待が心的外傷の要因なら、念動力と何の関係もないから、楽しく使うことができるのか? だが、それだと、百々だけ他の能力者と全く違うことになる……。
「百々の、能力の要因はいじめと虐待で間違いないんだよな……?」
「はい……。百々は怒られることを極端に恐れてましたから……」
もしかすると、怒られるのが怖くて、自力でトラウマを克服したという可能性もある。それをマツリに話すと、マツリはありえないと言った。
何故なら、トラウマじゃなくなってしまえば、能力は弱まるか、最悪の場合無くなってしまうかららしいと考えられていたかららしい。
らしいというのは、トラウマを克服した子供が誰一人としておらず、実験の最中、精神崩壊を起こした子供から能力が消えたことから、そう考えられるようになったらしい。
「清晴さんは百々のこと、どう思いますか?」
正直、こういうのは専門外で超能力にも詳しくない。ここは素直な意見を伝えることにしよう。
>>110
(SAVE)
1:「やっぱり、念動力だと思う」
2:「もしかしたら、他の能力なんじゃないかと思う」
2
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