春香「今度の響チャレンジは玲音さんとのゲーム対決だそうです!」P「何だと!?」 (56)

P「今までの中で一番簡単そうだな」


春香「そうですね」


美希「ていうか今までがおかしかったの」


春香「素潜りとかマラソンとかバンジーとか。私ならやりたくないです」


千早「でもこれで我那覇さんも気楽にチャレンジできますね。ゲームは簡単そうだから」


P「ああ、そうだな。ところで肝心の響は?」


美希「駅の近くのゲーセンに行ってるよ、次のチャレンジのための練習だって」


P「熱心だな。わかった、じゃあみんな一緒に響の練習の様子を見に行くか」


三人「はい!(なの!)」

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ゲーセン


P「こ…これは一体!?」ゴゴゴゴゴゴ


ゲーマー「うぅ…強い…」


オタゲーマー「そんな…経験が役に立たない…」


紗南「コンティニューを…もう一度だけコンティニューを……ウッ」ガクッ


春香「何これ…一体どうなってるの!?」


千早「全員、まるで誰かにやられたみたいに倒れてるわ…」


美希「一体だれがこんなことを…」


響「プ…プロデューサー!」


P「響!これはお前がやったのか!?」


響「違うぞ!やったのは自分じゃなくて…」

玲音「アタシだよ!」


P「玲音!?」


春香「どうしてここに!?」


玲音「どうしてって…ゲームをするために決まっているじゃないか、それ以外にゲーセンに来る理由なんてあるのかい?」


春香「い、いえ…それもそうですね」


玲音「まあ他にも理由があるけどね。次の番組で我那覇とゲームで戦うことになったのはキミも知ってるだろ?」


P「ああ」


玲音「だからちょっとゲーセンに寄って練習したんだ。他のプロゲーマーと戦ってアタシの実力を確かめるためにね」


P「なるほど。この屍の山は全員玲音に倒されたゲーマーだったのか」


P「このやられようから判断すると相当できるようだな…」


響「自分が来た時はもっと少なかったぞ。だけど玲音はやばい…バッタバッタと相手をなぎ倒していったんだ!」


響「シューティングにクイズにクレーン、そして音ゲーでも完璧にクリアしたんだ…自分、見てるだけで負けた気分になったぞ…」


春香「だめだよ響ちゃん!戦わずに負けを認めるなんて!」

P「あの響をここまで弱気にさせるとは…恐ろしい相手と戦うことになったみたいだな」


P「だが響!今回のチャレンジは何としてでも成功させるぞ!これで名誉挽回だ!」


響「も、もちろんそのつもりさー!だから自分は特訓するためにここに来たんだ!玲音に勝つために!」


春香「あっ、ちなみにこれで失敗したら響チャレンジのコーナーなくなっちゃうよ」


響「え?そうなの?」


春香「うん、最近失敗ばかりだからね」


響「そ、そうか…無くなるんだ…」


響「…………………………………」


響「!!!だ、ダメだぞ!なくなったらダメだ!コーナーを在続させるために何としてでも勝たないと!」


P「今の間はなんだ今の間は」

玲音「ねぇ、話している途中で悪いけど、次の番組はどんなゲームで挑むんだい?」


玲音「アタシは何が来ようと本気で挑むけど?」


P「そういえばゲームの内容は聞いてないな。わかるか春香?」


春香「響ちゃんが得意なゲームです!」


玲音「我那覇の得意なゲームだって?」


響「そうだ!次のチャレンジでは自分と音ゲーで戦ってもらうぞ!」


玲音「音ゲーか、アタシの得意分野だね。それで、ゲームは何?太鼓?maimai?それともボルテ?museca以外なら問題ないよ」


響「DanceEvolutionARCADEだ!」


P「何!?」


響「ダンエボは自分の最も得意なゲームだ!」


響「これだったら相手が玲音でも負ける気がしないぞ!」

玲音「…ぷっ!」


響「え?」


玲音「あっはははははははは!!!そうか!ダンエボで来たか!あはははは!!!」


響「な…何がそんなにおかしいんだ!?」


玲音「ふふふ…いや、別に何でもないよ」


玲音「わかった、その挑戦受けて立つよ。アタシとダンエボで勝負だ!」


響「臨むところだ!勝って番組を守ってみせるぞ!」


玲音「ああ、それじゃあ、アタシはこれで失礼させてもらうよ。もう実力とか大体わかったから。あとは調整するだけだ」


玲音「スタジオでまた会おう」


響「ああ!」


P「う~ん…」

響「それじゃあ早速ダンレボの特訓を…」


P「う~ん…」


千早「プロデューサー、どうかしたんですか?」


P「いや…あの玲音の笑い方と響の指定したゲームに乗ったことが気になってな」


P「もしかして玲音、ダンエボは大の得意なゲームだと思うんだ」


美希「ふむふむなるほど」


響「ふん!たとえ玲音がダンエボが得意でも自分には及ばないさ!(多分)」


響「自分は連続でフルコン取れる実力を持っているんだ!いくら玲音でもここまではできないはずだぞ!」


???「それはどうかな?」


P「だれだ!?」

千早「どこからか声が…でも一体どこなの?」


???「ここだここ!」


美希「うわっ!屍の山から声がするの!」


春香「もしかしてお化け!?」


???「ちげぇよ!ちょっと待ってろ!」


もぞもぞ もぞもぞ


冬馬「ぷはっ!やっと出られたぜ!」


美希「あ、冬馬だ」

P「なんでお前がここに埋もれていたんだ?」


冬馬「玲音にぼこぼこにやられた、そのダンエボで」


春香「え!?」


響「マジで!?」


冬馬「ちなみに俺が玲音に敗れた最初の屍だ」


P「お前がダンエボでやられるなんて…玲音はすごいな」


千早「相当…いや、恐ろしく手強いわね…」


冬馬「あれは俺がダンエボを楽しんでいたとだった…」

冬馬「よっしゃあ!STRISHまたフルコン、最高得点だ!」


冬馬「今日も絶好調だぜ!よし、もう一回!」


玲音「随分と楽しそうだね」


冬馬「おう、玲音じゃねぇか。お前もゲームをやりに来たのか?」


玲音「まあね、訳あってちょっとゲーム対決をやることになってね」


玲音「それで練習をするためにここへ立ち寄ったんだ」


冬馬「なるほどな、対決なら俺が協力してやろうか?仮想相手がいたほうがやりやすいだろ?」


玲音「それは助かるよ!キミが相手なら不足はないからね」


冬馬「勝負はダンエボで点数が低いほうが負けだ。簡単だろ?」


玲音「ああ、とってもわかりやすいよ。そうだ!ただ戦うのはつまらないから負けたら罰ゲームなんてどうだい?」


冬馬「罰ゲームか、なら負けられないな!いいぜ、そのルールに乗ってやるぜ!」

P「…で、無残にぼろ負けして罰ゲーム喰らってそこで屍と化していたと」


冬馬「無残じゃねえよ!あの時俺たちは互いにフルコン最高得点の連続で勝負が長引いた、接戦だったんだ」


冬馬「だが流石にスタミナが尽きそうになって、ついバランスを崩してミスっちまった…なのに玲音は息も切らさずにクリアしたんだ」


P「マ、マジで?」


冬馬「マジだぜ、それで敗北した俺は罰ゲームを喰らいそこで屍となり、玲音は他のプレイヤーに喧嘩売ってダンエボをまたやり始めたんだ」


冬馬「しかもまたフルコン最高得点を連続叩き出してな。俺は本気でやってたのにまるで手も足も出なかった…あいつはすげぇよやっぱ」


冬馬「彼女のスタミナは文字通り底なしだぜ」


P「これはやばい相手だな。ところで罰ゲームって何だったんだ?」


冬馬「………聞かないでくれ、あまり言いたくねぇ…」


P「わ、わかった…」

響「た、体力だったら自分も負けないぞ!」


P「確かに響の体力はうちのアイドルの中では真と1、2を争う実力を持ってるからな」


P「もしかしたら希望があるかもしれない」


冬馬「だったら試しに俺と戦ってみるか?仮想敵が必要だろ?」


響「望むところだ!」


冬馬「難易度はステルス、戦いは玲音と同じ方法だ」


冬馬「さっき負けた憂さ晴らしにぶっ潰してやるよ!」


響「返り討ちにしてやるぞ!」

1時間後


響「はぁ…はぁ…くっ…」ガクッ


冬馬「うっ…うぅ…」ガクッ


P「得点は響のほうが低いな」


響「そ、そんな…自分が負けるなんて…」


P「だが冬馬もミスして最高得点叩き出せなかったな」


冬馬「へっ、俺の気合も…もう尽きたということだ…」


冬馬「だが、そんなスタミナじゃ…到底彼女にはかてねぇぜ」


響「そ、そんな…」


P「番組まで時間があるにしても、響の体力を一気にあげるには足りなさすぎるな」

P「なんか勝つ方法はないのだろうか?」


冬馬「あいつとまともに戦って勝つなんてやめたほうがいい。ばかばかしくなるだけだ」


冬馬「パラメータがバグってる。普通にやっても勝ち目はないぜ」


P「じゃあどうすれば…」


冬馬「不本意だが、あいつに勝つ方法は一つだけある」


P「何!?」


響「一体その方法ってなんだ!?」


冬馬「あいつの弱点を突くことだ」


P「弱点?」

春香「玲音さんに弱点なんてあったっけ?」


美希「今まで勝っていたのは美希たちが玲音を上から叩いてやったの」


千早「弱点を突いて勝つ方法なんてできるのかしら?そもそも弱点が何なのか知らないわ…」


P「冬馬、お前は弱点は知っているのか?」


冬馬「ああ」


響「教えてくれ!その弱点ってなんだ!?」


冬馬「…それはな」


P「それは…?」

猫「にゃー」


玲音「よしよし、ほーらよしよし」なでなで


猫「にゃー♪」


冬馬「本当にかわいいものが好きなんだな」


冬馬「子犬に園児の次はネコか、なんでもなでなでしやがって」


玲音「かわいいものがキライな人なんているわけないじゃないか!かわいいは正義!見てるだけで心が安らぐんだ」


玲音「それともキミはかわいいのはキライかい?」


冬馬「いや、そうでもねぇぜ。確かに猫も犬も園児もちっちぇえのは全部可愛いしな。ほら、ちーちちちちちち」チチチッ


猫「………」プイ


冬馬「」ガーン


玲音「あははは!どうやらキミは猫から見れば可愛くないようだね!」


冬馬「………」





冬馬「というわけだ」


P「なるほど、つまり玲音の弱点は可愛いものか」


響「つまり可愛いものを用意したら勝てるんだな!」


春香「でもスタジオでは許可を貰わないと動物を入れられないし」


美希「ミキたちにそれを決める権利はないの」


千早「…可愛いものなら、あるわ」


響「ある?」


千早「ほら、いるじゃない。765プロの中で一番かわいいアイドルが」


P「それってまさか…」


春香「私!?」


千早「ふざけないでッ!!!」ギロッ


春香「はい」

P「なるほど、確かにそれなら希望はあるかもしれないな」


P「よし、そうと決まったら伝えておくか。次の試合のために!」


冬馬「正直この方法は卑怯であんまり勧めたくねぇが…こうでもしねぇと勝てねぇ相手だ。仕方ねぇよな」


P「春香たちは戻ってこのことを伝えてやってくれ」


春香たち「はい(なの)!」


P「響は俺とここで練習な」


響「えっ…。でも練習したって勝てる相手じゃ…」


P「だからと言ってサボるのはダメだろ、なまるぞ。ほら練習練習」


響「わ、わかったぞ…」


冬馬「俺はここで屍ってるから、なんかあったら呼んでくれ」


P「おう、わかった。いろいろありがとな」

数週間後


春香「さあ今週も始まりました響チャレンジ!」


美希「今回の響チャレンジはぁ?」


千早「トップオブトップ、玲音さんとのゲーム対決です!」


春香「ゲームの内容はKONMAIさんが提供してくださったゲーム、DanceEvolution!!!」


春香「ダンレボじゃなくてダンエボですよ!ダンエボ!」


美希「体全体を動かすダンスリズムゲームだからアイドルやダンサーには打ってつけのゲームなの!」


千早「それでは我那覇さん、意気込みをどうぞ」


響「この日のために散々練習をしてきたんだ!絶対負ける気がしないぞ!!」


春香「次に玲音さん、活き込みををどうぞ!」


玲音「我那覇、キミの全力をアタシにぶつけてこい!」


春香「試合方法は難易度ステルスを何度もやり続けて先に得点が低くなったほうが負けとなります」

春香「今回は響ちゃんの応援として事務所のメンバーを何人か連れてきました!」


やよい「響さぁーん!玲音さぁーん!二人とも頑張ってくださーい!」


貴音「健闘を祈りますよ、響」


真「ここで負けたら承知しないよ!」


響「みんな…ありがとう!」


真美「ねぇ大丈夫ひびきん、緊張してない?」


響「大丈夫大丈夫!この日のためにたくさん練習したからなんくるないさー!」


響(本当は滅茶苦茶緊張してるぞ…。こんな初めから決まっている勝負、本当に勝てるのかな?)


亜美「ふれー!ふれー!ひーびーきん!」


響(…はぁ、プロデューサーを信じるしかないか。今の自分にできることは試合に集中することだけだぞ。やるしかない)


やよい「…」

やよい「…」



P「いいかやよい、おそらく玲音と響の戦いは10回戦くらいまでは続くだろう」


P「だがそこらへんで響は玲音のプレッシャーに押されてバランスを崩すかもしれない」


P「だからやよい、お前が響を応援して元気づけてやるんだ」


やよい「でもどうやって…?」


P「そうだな…ごにょごにょ」


やよい「えぇ!?そ、それを言うんですか…//」


P「こう言われると響のやる気もグーンとアップするからな。やよいがこれを言ったら間違いなく勝てるぞ」


P「いいか、響が勝つにはやよいの力が必要なんだ!だから、頼む!礼は後でするから!」


やよい「うぅ~…わかりましたぁ…」




やよい「…//」


真美「どしたのやよいっち、顔が赤いよ」


やよい「ふぇ!?な、何でもないよ!なんでも…」


真美「?」

春香「それでは位置についてください!」


響「………」


玲音「♪」


春香「試合開始!」


響「!!!」ダッ!!!


玲音「!!!」ダダッ!!!


千早「曲名は…LOVEマシーン…タイトルは知らなくても曲で知っている人は大勢いるモー娘。で有名な曲の一つね」


春香「二人とも振付が完璧です!ミスも全くなくマーカーないのに全部パーフェクト!」


美希「すごい!二人とも息がぴったりなの!」



P「ああ、確かにぴったりだな、パラレルユニバースの発動タイミングも同時だ」


律子「これは手強いですね、本当に大丈夫なんですか?」


P「ああ、とっておきの策があるからな。そうだろ?やよい」

響玲音「!!!」バァン!


春香「終了!結果はなんとどちらも最高得点!」


美希「一回戦目から白熱した試合だったの!」


春香「この調子でどんどん行っちゃいましょう!」


千早「次の曲名は…LOVE&JOYね」


美希「これドラマの主題歌だったらしいの、今とは大分イメージ違うね」


春香「それじゃあ初め!」



律子「………」


P(ドラマの主題歌だったんだこれ、ドアラだと思ってた)

響玲音「!!!」バァン!


春香「はい今度もどちらも最高得点!」


美希「どっちもすごいの!」


千早「二人ともなかなかいい勝負をしていますね」



真「さ、流石に手強いな」


伊織「ちょっと響!もっと頑張りなさいよ!」


響「そんなこと言ったってこれ以上どうしたらいいのさ!」


玲音「はは、どうやらまだまだ元気いっぱいみたいだな」

玲音「そうだ!ただ勝ってもつまらないから敗者には罰ゲームなんてどうだい?」


響「ば、罰ゲームだって!?」


玲音「ああ、そうしたらスリルがあって面白いだろ?」


響(コーナー消滅の危機だけじゃなくて罰ゲーム!?そんなのないぞ!)



千早「あ、あの…勝手にルールを追加するのは規則違反…え?OK?」


千早「あ、はい。わかりました。たった今ルール変更で敗者には罰ゲームが追加されるそうです」



玲音「決まりだね、それじゃあ準備はいいかい?」


響「うっ…腹をくくるしかないか…」



P「罰ゲーム…冬馬にしたことをやるのか?それとも…」


律子「本当に大丈夫なんですか?」


P「………」

春香「次はマジLOVE2000%です!」


美希「女性に人気のアニメのテーマソングなの」


千早「六人のアイドルが歌っているわ、頭文字をとってSTRISHね」



春香「次はFLOWERです!」


美希「曲は好きだけど振付がダサすぎるの」


千早「これとギタドラは正直向いてないわ」



春香「次はふなっしーのテーマソングです!」


美希「なし汁プシャーなの!」


千早「美希、女性がプシャーとか言わないの」


美希「なんで?」


千早「え?そ、それは…なんでかしら?」


春香「…」ニヤニヤ

冬馬「よっしゃあ!1000%またフルコン、最高得点だ!」


冬馬「今日も絶好調だぜ!次は凛咲をやるか!」


玲音「やあ、随分と楽しんでるね」


冬馬「おう、玲音じゃねぇか。お前もゲームをやりに来たのか?」


玲音「まあね、訳あってちょっとゲーム対決をやることになってね」


玲音「それで練習をするためにここへ立ち寄ったんだ」


冬馬「なるほどな、対決なら俺が協力してやろうか?仮想相手がいたほうがやりやすいだろ?」


玲音「それは助かるよ!キミが相手なら不足はないからね」


冬馬「勝負はダンエボで点数が低いほうが負けだ。簡単だろ?」


玲音「ああ、とってもわかりやすいよ。そうだ!ただ戦うのはつまらないから負けたら罰ゲームなんてどうだい?」


冬馬「罰ゲームか、なら負けられないな!いいぜ、そのルールに乗ってやるぜ!」

響「はぁ…くっ!」


真美「どうしよー!ひびきんなんだか疲れが出てきたみたいだよ!」


亜美「れおれおは疲れどころか汗一つかいてないよ!」


伊織「どうするのよこれ…大丈夫なの?」


やよい「…」


春香「それでは10回戦目!回レ!雪月花!」


美希「あるアニメのEDなの」


千早「それではいちについて」


春香「はじめ!」

響「…!」シャンシャン


玲音「…♪」シャンシャン


春香「さあ互いにパーフェクト、コンボもつないでいます!」


春香「よくここまで持つね、本当に二人ともすご…」


ぐらっ


春香「あ!」


響「…!」


美希「コンボが…途切れた」


千早「玲音のほうは…まだつないでいるわ!」

伊織「どうするのよ!このままじゃ負けるわよ!」


貴音「信じるのです、響を…信じるのです…」


響「信じてどうにかなる問題じゃ…」


真美「あわわわわわ」


やよい「…が……」

やよい「頑張ってくださぁぁぁぁぁい!!!二人とも頑張ってくださぁぁぁぁぁい!!!」


やよい「もし勝負に勝ったら、勝った人にちゅーしてあげますから!頑張ってください!」


伊織「はぁ!?」


千早「ええ!?」


玲音「…っ!」


ぐらっ!


玲音(ハッ!!!)


春香「おっと!ここで玲音さん初めてのミス!」


春香「しかも動揺していたのかしばらくミスが続いてしまった!」

律子「こ、これは一体…」


P(どうやら作戦がうまくいったみたいだな)


P(玲音はやよいのことを溺愛しているのを知っている、しばらく一緒にいた中だからな)


P(あの時の玲音は千早や伊織以上にやよいに対する感情を表に出していた、つまり可愛すぎてメロメロだということだ)


P(俺はその心理をついた!そんな天使みたいなやよいがキスしてくれると聞くとなると嫌でも動揺するだろう!)


P(さらにポイントは二人同時に応援したことだ。響だけならキスすると言っても玲音には関係ないから効果はないし玲音を応援してもそれじゃあ敵を応援することになって気まずくなる)


P(だから敢えて二人同時に応援することにした!これなら響を応援することになるし玲音もキスをするチャンスが手に入るということになる!)


P(そしてキスができると思い動揺した玲音がバランスを崩し、響が一気にポイントを取って勝利する。完璧だ!)


P(もちろんこれは妨害ではない、応援だ。応援をすることには何の問題はない!)


P(これこそがまさに必勝法!玲音を倒すための切り札だったというわけだ!)


P(わはははははは!どうだ玲音!俺たちの絆と響のスタミナ、そして俺の頭脳の勝ちだ!)


春香「あああああっと!これはどうしたことでしょうか!?」


P「は?」

響「えっ…き、キス///」


春香「なんと響ちゃん!キスをすると聞いて恥ずかしくなって硬直してしまった!」


伊織「ちょっと何やってるのよ!早く動きなさいよ!」


響「はっ!しまった!」シャンシャンシャン!


P「し、しまった!」


P(そういえば響もやよいを溺愛していた…つまりこの作戦は響も影響を受けるということ!)


P(なんということだ…完璧だと思っていたのにこんな穴があったなんて…)


伊織「しっかりしなさい!玲音も動揺しているからまだミスがある、今なら巻き返せるわ!」


貴音「あと少しですよ、響」


真「頑張れ!」


亜美真美「がんばれ!」がんばれ!」


やよい「頑張ってください!」


響「うおおおおおおおおおおおおお!!!」シャンシャンシャン!

春香「はい、というわけで結果発表」


春香「勝者は…玲音!!!」


玲音「ふふ、アタシの勝ちだね♪」バアーン!


響「そ、そんな…自分が負けるなんて…」


やよい「ご、ごめんなさい…私が応援したから…」


響「応援の何が問題なんだ?やよいの応援で元気を貰ったんだ。だからやよいも元気出すんだ」ナデナデ


やよい「えへへ//はい!」


伊織「しっかしあの状況から立ち直るなんてどんな心の構造してるのよ」


千早「これで罰ゲームと響チャレンジ終了ね…」



P「ああ…なんてことだ…俺の作戦が…」


律子「作戦?ちょっと、詳しく聞かせてもらえませんか?」


P「はい…」

玲音「まずその前に、高槻、約束の…」


やよい「わかりました」


伊織「ちょっと!本気でやるつもりなの!?」


やよい「うん、約束したから」


伊織「そ、そんな…」


千早「まさか本気で…」


春香「大丈夫だよ、どうせほっぺとかでしょ」


千早「そ、そうよね…きっとほっぺとかよね…」


玲音「さあ高槻、ここに」


やよい「んっ…」

ズキュゥゥゥン!


玲音「!?」


やよい「!?」


みんな「!?」


千早「」


響「」


律子「!?」


P「」ちーん


春香(く、唇に直接!?)

やよい「ぷはっ!うぅ…恥ずかしいです~…」


玲音「い、いったいどうして…」


やよい「だって、キスは普通唇ですよね?」


やよい「うぅ…こんなところで、初めてのキスなんて…//」


千早「は、はじ…はじ」


伊織「えっ…ちょ…これ…そんな」


春香「これ放送できるの?ねぇ!?」

玲音「…」


響「おい玲音!お前やよいにそんなことをしてもらうなんてずる…」


ガバッ!


響「え!?」


ズキュゥゥゥン!


響「~~~~~~///」


玲音「んっ…んむっ…」


春香(今度は玲音さんが響ちゃんにキス!?)


千早「あばばばばばば」


真「何が何だか…」

玲音「ぷはっ!どうだ!アタシの罰ゲームは!」


響「あ…ああっ…ああああああ…///」カァーッ


美希「ず、随分と大胆な罰ゲームなの」


千早

玲音「ぷはっ!どうだ!アタシの罰ゲームは!」


響「あ…ああっ…ああああああ…///」カァーッ


美希「ず、随分と大胆な罰ゲームなの」


千早(関節キス…高槻さんと間接キス…)ぐらっ


春香「あ!ちょっと千早ちゃん!」


玲音「ん?如月、一体どうし…」


ズキュゥゥゥン!!!!


玲音「!?」


千早「んぅ…ん…」


春香「今度は千早ちゃんが玲音さんとちゅーを!?」


美希「なんなのなのなの…」

千早「ぷはっ!高槻さんの…唇と唾液が…この唇に…」


玲音「ちょっと!やめろ!目が怖い!」


伊織「もう我慢できない!」ダッ!


やよい「え?」


ズキュゥゥゥン!!!


やよい「~~~~~~~!!!」


伊織「~~~~~~~~///」


春香「今度は伊織がやよいを…!」


美希「わけがわからなくなってきたの…」


春香「い、いったんCMに入ります!」

>>46の名前欄は関係ないです

『アイドルマスターシンデレラガールズ×BEMANIが夢のコラボ!』


『好きなBEMANIの曲をスターライトステージでプレイしよう!』


『詳細は両公式サイトをチェック!新しい音楽が来ても頑張ります!』



北斗「・・・」


翔太「うわぁ…これは…なんというか……その…昼にやる番組じゃないよね?」


冬馬「口に出すな、心の中で言っておけ…」


翔太「う、うん、わかった…」

一週間後


律子「まったく…やよいを利用して勝たせようとするなんて、最ッ低!」


P「ご、ごめんなさい…」


やよい「もういいです、律子さん。だからそれ以上叱らないでください」


P「やよいは優しいなぁ…ぐすん」


伊織「しかしあんな堂々とキスするなんて恐ろしいわね、流石オーバーランク」


P「いやたぶんそれ関係ない、あとその発言ブーメランだから」


真「結局響チャレンジ、無くなっちゃいましたね」


P「まあな、だがその代わり…」

春香『はい次のコーナー行きましょう!響ちゃん!』


響『は、はいさい!ってうぉ!!!ちょっとやめろ!!!』


熊『ぐおおお///(なんて可愛らしい女性なんだ!ぜひ初めての接吻をどうか!)』


響『やめろ!初対面の相手にそんなことするなって!いやマジやめろって!』


P「あのキスの嵐がディレクターの目に留まったのか、今度は響ッスチャレンジとして生まれ変わったな」


P「動物たちと熱いキスを交わすというやつだ、動物は全員響にベタボレだし大丈夫だろ」


響「いくら動物が相手でも恥ずかしいぞ!だれか助けてえええ-ッ!!!!!」


P「頑張れ響、応援してるぞ!」グッ

真美「そりゃ!」ドガガガガ!


亜美「なんの!」ドガガガガ!


玲音「えい!」ドーン!


真美「ああ!せっかく一位だったのに!」


P「楽しんでいるところ悪いがゲームは一日一時間だぞ」


亜美「はーい」


律子「ナチュラルに玲音がいることに誰もつっこまないのね」


伊織「もう突っ込むのもめんどくさいわ…律子、代わりにやっておいて」


律子「嫌よめんどくさい…」


玲音「さらに甲羅もう一発!」


亜美「ぎゃああああああああ!!!せっかく一位になったのにいいいいい!!!」


P「まあ、楽しそうじゃないか、三人とも」

P「これが本来のゲームの在り方なんだよな」

みn
律子「ソフトを買ってみんなとワイワイやって楽しむ、確かにそうですね」


P「だが最近のゲームは携帯やスマホで馬鹿みたいに金をつぎ込んでやる奴ばっかだ」


律子「金をたくさんかけたほうが勝つ、ゲーム性も何もないですね、しかもそこらのソフトより高いなんて。しかも当たるかどうかわからない、まるで博打ですよ」


P「ああ、やっぱりゲームはみんなと楽しんでやったほうがいい。そう思わないか律子?」


律子「ええ、そうですね」


P「というわけで、おーい!俺たちも混ぜてくれ!」


真美「いいよー!人数が多いほうが楽しいし!」


玲音「望むところだ!」


P「よし!勝負だ!」


律子「どれ、私もたまにはやってみようかしらね」




伊織「みんなも課金はほどほどにね」


終わり

>>52

律子の上のみnはミス

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