花陽「鬱病になった」(85)
※鬱展開あるかも
花陽「嫌だもぅ…死にたいよぉ…」エーン
凛「かよちん…辛いけど一緒に頑張ろ…?」ヨシヨシ
きっかけはミューズ。スクールアイドルの重圧、そしてアンチの嫌がらせ。そんな中でかよちんは鬱病になってしまった。
花陽「ゴメンね凛ちゃん…迷惑かけて…やっぱり死んだ方がいいよね…」
凛「そんなことない…ニャ。凛も生きてて欲しいって思うy…ニャ。」
花陽「ゴメンねぇ…ゴメンねぇ…」エーン
凛「………」ヨシヨシ
凛「じゃあそろそろ学校に行くね?」
花陽「凛ちゃん…ひとりにしないで…」
凛「すぐ帰ってくるから。いってきます。」
花陽「………」
花陽「怖いよぉ…寂しいよぉ…死にたいよぉ…凛ちゃん…」エーン
凛「おっはようニャー!」
にこ「あんたは元気ね…」
海未「凛、目のクマが酷い様ですが…?」
凛「…最近ゲームにハマっちゃったニャ!」
海未「そうですか…寝不足はお肌の敵ですよ?」
凛「きっ、気をつけるニャー…」
穂乃果「おはよー!」
ことり「おはよう。」
にこ「穂乃果…あんたも元気ね…」
穂乃果「えっへん!」
ことり「凛ちゃん…まだ花陽ちゃんのこと気にしてる?」
凛「…まあ…見抜けなかった凛にも責任はあるから…」
…そう。かよちんの側に居ながら助けてあげれなかった私が悪いんだ。
にこ「あんまり背負っちゃダメよ。切り替えて行きなさい。」
凛「…うん!心配かけてゴメンニャ!」
…無理だよ、そんなの
ーーー
海未「…凛!動きが鈍いですよ!」
凛「ゴメンなさい…」
真姫「一旦抜けなさいよ。今のままじゃあこっちが迷惑だわ。」
希「そんなキツく言わんでも…」
凛「…迷惑かけてゴメン…なさい…」
絵里「凛、花陽のことは貴方のせいじゃないわ。だからーーー」
凛「ゴメンね、絵里ちゃん、かよちんを救ってあげられなかった上にフォローまでしてもらって。」
絵里「そういうつもりじゃ…」
いけない、ミューズのムードが悪くなる…私のせいで…
凛「なーんてね!もう大丈夫ニャ!さあ練習練習!」
これで大丈夫…かな
穂乃果「………」
ーーー
凛「かよちん?帰ってきたよ!」
花陽「………」
凛「かよちん!?しっかりしてよ!」
花陽「ゴメンねぇ…」
凛「かよちん!かよちん!」
ーーー
ーーー
真姫「自殺未遂…凛が居なきゃ死んでたかもしれないわね…」
凛「やっぱり凛はすごいニャ!」
凛「かよちんもこれくらいのことで情けないニャ!」
真姫(…やけに明るいわね…ただ演技には見えないわ…)
凛「最近のかよちんは暗すぎニャ!もっとガツンといかないといけないニャ!凛だってこんなに明るく生きてるのに人生損してるニャ!」
真姫(…おかしい…テンションが高すぎるわ…でも空元気っていう可能性もあるし…)
真姫(調べる必要がありそうね。)
凛「かーよーちん!」
花陽「ぁ…凛ちゃん…」
凛「かよちん大丈夫かニャ?自殺未遂とかしちゃいけないニャ!」
花陽「ゴメンねぇ…凛ちゃんってテンション高い時は行動力凄いよねぇ…それに比べて私なんて…」
凛「落ち込むなニャ!かよちんはその謙虚さが可愛いんだニャ!それに比べて凛は明るいだけで…」
凛「明るいだけで…」サーッ
花陽「どうしたの凛ちゃん…?」
凛「…いや…凛なんて比べ物にならない屑だよって…」
花陽「そんなことないよ…私の方が…」
凛「…いや…なんでも…なぃっ!」
花陽「凛ちゃん私のせいで疲れてるんじゃないかな…少し休んだ方がいいよ…?」
凛「かよちんのせいじゃないけど私疲れたかも…ニャ。」
凛「…少し休むねかよちん…」
休憩室。
なんであんなことかよちんに言っちゃったんだろう…私のせいなのにかよちんを怒ったりして…やっぱり私はどうしようもないなぁ…
真姫「凛、一回検査受けて見ない?」
凛「ぁ…真姫ちゃん…」
真姫「凛には双極性障害の可能性があるわ。」
凛「………」
真姫「凄い元気になって暴走してしまったり、または鬱になってしまう。を繰り返す病気よ。」
凛「…病気?」
凛「…そんなことないニャ!ほら今だって元気だニャ!」
真姫「早く治療しないと…花陽以上に大変なことになるわよ!」
凛「…それでもいいかなぁ…」
凛「なんてね!注射はいやニャ!お断りするニャ!」ダッ
真姫「待ちなさい凛!」ダッ
凛「…なんで捕まっちゃうかなぁ。」
真姫「足取りフラフラな凛に追いつけないわけが無いでしょう!」
凛「ねえ真姫ちゃん、かよちんは元に戻るかな?」
真姫「花陽は少しずつ回復しているわ。治療と…凛のお陰で。」
凛「ねぇ…なんで足フラフラだったと思う?なんで部活のとき動きが鈍かったと思う?」
真姫「………」
真姫「…双極性障害からくる身体疲労…かしら?」
凛「残念でしたー」
真姫「正解はなによ…」
凛「秘密ニャ!」
真姫「はぁ?…とりあえず検査を受けなさい。」
凛「それは出来ないニャ。」
真姫「なんで?」
凛「現実を見たくない…からかな。」
花陽「凛ちゃん…受けて方がいいんじゃないかなぁ…」
花陽「…って勝手に出しゃばってゴメンねぇ…」
凛「仕方ないなぁ…ビックリしないでよ?」
真姫「どうせ双極性障害なんだからビックリしないわよ。」
ーーー
看護師「星空さーん、順番ですよー、星空さーん?」
看護師「いない…真姫お嬢様!星空さんがいません!」
真姫(逃げたわね…凛、どうして治療を受けないのかしら)
花陽「うぇぇ…私が出しゃばったから…」
真姫「花陽は悪くないわ、早く探しに行きましょう?」
花陽「うぇぇ…」
ーーー
結局言い出せない屑なんだね、私は。足がフラフラだしすぐに追いつかれちゃうかもね…そしたら言えるかなぁ…
凛「…息…くるしっ…!」ハァハァ
真姫「凛!」
凛「ぁはは…また追いつかれちゃったねぇ…」ハァハァ
凛「やっぱり限界かなぁ…真姫ちゃん、真姫ちゃんだけが結果を聞いて欲しい…ニャ…」ハァハァ
真姫「…どうして?」
凛「…ゴメンね、お願い…」ハァハァ
真姫「…分かったわよ…」
ーーー
花陽「うぇぇ…置いていかれちゃったよぉ…」
花陽「やっぱり花陽は生きる価値なんて…」
穂乃果「花陽ちゃん!遊ぼー!」
花陽「ぁ…穂乃果ちゃん…ゴメンね…学校休んで…やっぱり私は価値がないから死ななきゃ…」
穂乃果「…生きてることに価値があるんだよ。」
穂乃果「…生きたくても生きられない人が…いるんだよ。」
花陽「…じゃあその人にこの命を…」
穂乃果「…花陽ちゃんが命をあげちゃったら悲しむと思うよ。その人。」
花陽「でも私なんかが生きてても意味ないし迷惑かかるし…」
穂乃果「…~~ッ!」
パチーン‼
穂乃果「そろそろ立ち直りなよ。」
花陽「…ぃたぃよぉ…」ヒリヒリ
穂乃果「立ち直って顔見せたらみんなも喜ぶと思うよ。」
花陽「…でも…」
穂乃果「…時間がないんだ。お願い。」
花陽「うぇぇ…頑張ってみるよ…」
穂乃果「ありがとう!」
花陽「ぅん…」
ーーー
真姫「凛…あんた馬鹿ぁ?」
凛「言われなくても…ニャ。」
真姫「双極性障害じゃ無かったけれど…」
凛「ね?残念でしたー」
真姫「…凛、ごめんなさい。」
凛「…いいよ、そんなの。」
真姫「怖くないの?」
凛「もう慣れたニャ。それに怖くなっても結果は同じでしょ?」
真姫「やっぱり馬鹿ね…ショック状態に陥ったり語尾が抜けてるのにそれでも強がるなんて。」
凛「ぁはは…でもかよちんの嫌がらせの犯人は捕まえたし、かよちんも回復に向かってるニャ。そろそろやることがなくなってきたニャ…」
真姫「いいことじゃないの?」
凛「…目標が無くなると恐怖が芽生えるの。やることがなくなったら恐怖と向き合うしかやることがないもん。」
真姫「………」
真姫「…なら…」
真姫「ライブをすればいいわ。」
凛「…ライブねぇ…」
真姫「不満かしら?」
凛「…体が持たないかニャ。」
真姫「…可能性に賭けてみない?」
凛「…うん。」
ーーー翌日。
花陽「みんな…おはようございます…」
海未「…!花陽!」
ことり「やっと学校に来れるようになったんだね!」
希「感動やね…」
凛「かーよーちーん!」
花陽「ぁ…凛ちゃん…今までゴメンねぇ…」
凛「そんなこともういいニャ!これからいーっぱい遊ぶニャー!」
花陽「えへへ…嬉しいねぇ…」
凛「とりあえず部活するニャ!」
穂乃果「うーん、後少しだよ!」
海未「凛!動きが鈍すぎます!花陽より酷いですよ!」
凛「いやぁちょっとウォーミングアップしてたニャ!今から本気だすニャ!」ハァハァ
真姫(息が上がってるわね…これ以上は危険…)
真姫「…少し休憩しましょう?」
ことり「真姫ちゃんが言うなんて珍しいね?」
海未「…いえ、練習を続けましょう。」
真姫「…なんで」
海未「このままじゃあ次のライブ間に合いません。もっと完成度を高めないと…」
穂乃果「ええー穂乃果帰りたーい」
海未「………」
穂乃果「体調崩しちゃいけないと思うー、帰りたーい」
海未「………」
海未「…じゃあ帰ればいいじゃないですか…」
海未「やる気がないなら帰っていただけますか!」
穂乃果「やったー!ありがとう海未ちゃん!」
真姫「…ごめんなさい、海未…」
凛「…ちょっと…今やれる状態じゃないニャ…ゴメン…」ハァハァ
穂乃果「さあてここからだよ!」
ーーー
凛「…やっぱり無理だよ真姫ちゃん。」
真姫「………」
凛「身体も頭もついて行ってないニャ。」
真姫「…話しましょう、みんなに。」
凛「嫌だニャ。」
真姫「なんで?言ってしまえばみんなわかってくれるしカバーだってsー」
凛「だから嫌なの!」
凛「もし打ち明けたらみんな気を使うでしょ?それが嫌。どうせもたないんだし迷惑を掛けずに…」
真姫「冗談じゃないわよ!」
凛「………」
真姫「もう迷惑なんて掛けてる!でもそれが凛なのよ!凛らしくないじゃない!」
凛「私はもういいよ。それよりも他のメンバーのことを気にかけてあげてよ…」
真姫「うるさい!凛はもっと迷惑をなさいよ!」
真姫「馬鹿!馬鹿!ばかぁ…」
凛「ごめんね…でもこれだけは譲れない。」
ーーー
海未(結局今日は解散になってしまいました…)
海未(凛の動きも遅いし…このままじゃあ…)
海未(…絵里や希、にこの引退ライブは刻一刻と近づいているのに)
ーーー
そろそろ厳しいなぁ…真姫ちゃんがカバーしてくれてるとはいえ、このままやるのはね…
今のうちに死んでしまおうか。
なんてね。
ーーー
ことり「おはよー。あれ?凛ちゃん痩せた?」
凛「…!…そうそうダイエッtゴホッゴホッ!」
絵里「大丈夫!?凛、今日は休みなさい!」
希「カードも休めって告げとるね。」
凛「…練習するニャ。」
真姫「馬鹿なの?今あんたがどんな状況に置かれているかわかっt…」
穂乃果「ねぇ凛ちゃん。」
~~~
○月△日
花陽ちゃんが死んじゃった。うつびょー?だったらしい。なんで言ってくれなかったのかな…ゴメンね花陽ちゃん、穂乃果リーダー失格だね…
○月□日
ミューズはバラバラになっちゃった。ほーかいだね…みんな消えていくの、もう見たくないや。誰かタスケテ…
○月×日
変な人からタイムマシンを買った。今まで貯めたお小遣いがパーだよ!でも、あの時に戻れるといいな。
△月○日
まさか!だよ!タイムマシンが本物だったよ!タイムトラベラー穂乃果誕生だね!
2週目
大失敗。花陽ちゃんを説得したら目の前で飛び降りちゃった…屋上で話すのはよくなかったね。
3週目
今度も失敗。話はしたけれど自宅で首を吊っちゃった。死体を見るのって吐きそうになるほど気持ち悪いんだね。
4週目
別の意味で失敗。タイムトラベラーだって話しても誰も信じてくれない。ましてや花陽ちゃんが死ぬってことを言っても誰も信じてくれない…そうしてる間に自殺しちゃった。もう疲れちゃったなぁ…
5週目 失敗。
ーーー
10週目 失敗。
ーーー
15週目 失敗。
ーーー
26週目
何をやっても花陽ちゃんは死んでしまう。どうやったらたすけられるの?
ワカラナイ。ワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテ
42週目
凛ちゃんが花陽ちゃんを救ってくれそう!あともう少しで終わるんだね…この悪夢から解放されて9人揃ってライブが出来るんだね…嬉しくて涙が止まらないよ。
よんじゅうにしゅうめ
あははははははははははははははははははははははははははははははははははははぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!?!!!?!!?!?!!!!!!?!!!!
何で?何で何で!なんでなんでなんでなんでなんでナンデナンデナンデナンデナンデッ!!!!!
ナンデリンチャンガシヌノォ!?!!!?!?!?
イミワカンナイヨぉ…
そうだ、穂乃果も死ねばいいんだ。
日記は42週目で終わり。じゃあねみんな。バイb
ーーー
凛「間に合ったぁ!」ハァハァ
穂乃果「凛ちゃん!?死んだはずじゃあ…」
凛「…死なないようにループしてるんだよね?穂乃果ちゃん。」
穂乃果「…なんで…知ってるの…?」
凛「だって一緒だもん。私もさ…ループして来たから。」
穂乃果「…!」
凛「私もね、バラバラになったミューズを救う為にやって来たの。」
凛「自分の命と引き換えに…ね。」
凛「穂乃果ちゃんはお小遣いと引き換えにだったんでしょう?」
穂乃果「…なんで命なの」
凛「…私はね…かよちんが助かればそれでいいから。」
穂乃果「…そんなのズルいよ。」
穂乃果「…ほのかは…いままで…がんばっ…て…きたのに…」グスン
凛「私は死んじゃうけどね、穂乃果ちゃん、一つだけわがままいっていいかニャ?」
穂乃果「…なに…っ…」グスン
凛「未来に戻ったら…すぐに死んじゃう未来の私に…言ってくれないかニャ。」
凛「正直に話せ、じゃないと絶対後悔するって。」
穂乃果「…わかったぁ…」グスン
凛「今なら、泣いてもいいんだよ?」
穂乃果「………」グスン
穂乃果「…しかった…」
穂乃果「…寂しいかった…怖かったよぉ…」エーン
凛「…よく頑張ったね…偉いよ穂乃果ちゃん。」ヨシヨシ
穂乃果「~~~ッ!うわぁぁぁぁぁん!」エーン
こころの支えが無かった。ずっと独りで闘ってきた。だから…
今だけは甘えさせて。凛ちゃん。
ーーー
凛「落ち着いた?穂乃果ちゃん。」
穂乃果「うん…ありがとう凛ちゃん。」
凛「じゃあ未来に戻ってあげて。私やみんなの為にも。」
穂乃果「うん!バイバイ!凛ちゃん!」シュン
凛「いっちゃったなぁ…」
凛「これで満足?……ちゃん。」
??「ええ。さて、貴方には死んで貰いましょうか。」
凛「…最期にひとつ言っていいかニャ?」
??「構いませんよ?」
凛「この人でなし!あんたは屑だよ!終わってる!」
??「その通りですよ♪私はそういう物なんですからね!」
パァン!
ーーー
穂乃果「ねぇ凛ちゃん。」
凛「なにかニャ?」
穂乃果「隠すの、やめなよ。」
凛「…!」
真姫「…!」
穂乃果「私は凛ちゃんから話して欲しい。」
穂乃果「…辛かったでしょ?…もう背負わなくていいんだよ。」
真姫「凛…」
凛「どうせ隠しても穂乃果ちゃんが言っちゃうよね…」
ーーー
絵里「嘘…でしょ…?」
希「…真実のカードやわ…」
ことり「ごめんね…凛ちゃん…気づいて…あげられなくて…」
にこ「にー…」
花陽「…わっ私のせい?」
凛「かよちんのせいじゃないよ。」
海未「………」
海未「…なんで黙ってたんですか!」
海未「早く言ってくれていれば…!
凛「ごめんね…海未ちゃんっ…」
真姫「…ところでなんでなんで命なのよ。穂乃果はお小遣いなんでしょ?」
絵里「ふーん。お小遣いでもOKだったの?」
穂乃果「うん!…あれm」
海未「それはそうと皆さん。凛がいなくなったらミューズはどうするんですか?」
にこ「続けるに決まってるじゃない。凛との思い出の部活よ?」
花陽「…私は続けたくないよぉ…」
絵里「どうしてかしら?花陽?」
花陽「…思い出にしたいな…全部。」
ことり「…でもそれじゃぁ…」
凛「凛は続けて欲しいニャ。」
海未「………」
海未「私はやりたくありません…8人なんてミューズじゃないです!」
真姫「私も。凛はいなくなるし花陽はこの状態。到底活動ができるもんじゃないわ。」
にこ「…っでっでも凛は続けて欲しいって…!」
凛「無理に…とは言わないよ。」
凛「続けて欲しいけど…絶対とは言わないニャ。」
凛「でもかよちん。ミューズは…まだ思い出なんかにしちゃいけないよ。」
凛「現在進行系。ingだよ。」
花陽「凛ちゃん…」
凛「…そろそろお別れだニャ。みんな、ありがとう!そして…」
凛「地獄まで道連れだよ?海未ちゃん。」グサッ
穂乃果「凛ちゃん!?なにやって…」
凛「すべての元凶を道連れにするだけだよ?」
絵里「どういうことかしら…?」
希「分かるように説明してくれへん?」
凛「…かよちんのアンチに嫌がらせさせたのも!かよちんを鬱に追い込んだのも!命やお小遣いを引き換えにタイムトラベルさせたのも!」
凛「…全部…海未ちゃんなんだよ…」
花陽「…本当なのぉ…?」
海未「…違います…全部凛の嘘です…!」
凛「これを聞いてもそれを言える?」
【凛「…最期にひとつ言っていいかニャ?」
海未「構いませんよ?」
凛「この人でなし!あんたは屑だよ!終わってる!」
海未「その通りですよ♪私はそういう物なんですからね!」】
凛「これ…海未ちゃんの声だよね…」
海未「………」
海未「…私がやったという決定的証拠はありませんよ?」
凛「…穂乃果ちゃんがもう1回タイムトラベルしたら分かるよ。」
海未「………」
海未「…ははっ。あはははははは!!!」
海未「計算外ですよ!凛がここまで賢いなんて!」
にこ「海未…あんた下衆ね…!」
海未「なんと言われても結構です!私は…穂乃果の色んな表情が見たかったんです!喜びとかじゃない絶望の顔を!」
ことり「…海未ちゃん。」
ことり「色んな表情を見たいなら彼女にでもなったら!?なんで自分の身勝手で人を傷つけるの!?」
海未「身勝手なのはどっちなんですか!今まで散々苦労をかけておいて!挙句に責任転嫁ですか!?いい加減にしろ!」
絵里「海未…」
希「海未ちゃん…」
海未「それに穂乃果は…」
海未「…ことりのことが好きなんですよ…」
ことり「…え?」
海未「告白したんですよ私だって。でも…穂乃果はことりのことが好きだった!私の恋は実ることなんて無かったんです!」
にこ「…でも、それでも花陽を傷つける理由にはならないわよ。」
海未「じゃあ…どうすれば良かったんですか…どうすれば…」
絵里「海未!」
凛「分かるよその気持ちは…でも…そんなふたりを見守ってあげるのが…敗者の役目何じゃないかな…」
凛「…最期だし言うね…私はかよちんのことg」
真姫「凛!凛!!」
凛「ははっ…そういう…ことか…」バタッ
海未「分かっていただけましたか…?」
海未「もう少し早く凛とこの話を出来ていれば…たらればですけどね…あとは頑張って下さい…」バタッ
花陽「ぃや…凛ちゃん!凛ちゃん!」
真姫「花陽!しっかりしなさい!」
希「こんな結末…誰も望んでないやん…」
にこ「…報われないつらさ…ね。」
絵里「…ごめんなさい…凛…海未…」
ことり「…海未ちゃん…ごめんね…そして…ありがとう。」
穂乃果「………」
ーーー
結局、ミューズは解散になった。凛ちゃんだけじゃなく海未ちゃんまでもが死んでしまったから。メンバーとは時々会うけれどにこちゃんがうまく立ち回りしてくれないと話せないレベル。
そしてことりちゃんとは恋愛関係には発展していない。何故ならやることがあって暇がないから。
ーーー
花陽「…ごめんね凛ちゃん…」
真姫(仕方ないわね。凛がいなくなって花陽が鬱に逆戻りするのも。)
真姫(でも海未には感謝しているわ。)
真姫「花陽、私は凛じゃないわ、真姫。早く思い出して。」
花陽「…凛ちゃん…私も…好k」
真姫「花陽!もう凛は居ないの!これからは私だけを見なさい。」
花陽「…真姫…ちゃん…」
真姫「そう。それでいいの。辛い過去は忘れてしまいましょう?」
?「まさか…ね。??ちゃんもとんでもないお土産おいて行ったねぇ…」
??「ごめんなさい、?。私と境遇が似てたので…」
?「まあ、もうすぐ死んじゃうんだろうけど。」
??「えっ?」
?「ほら、もう。」
真姫(…さて!花陽のために手料理でも作ってあげようかしら!)
ピーンポーン
真姫(郵便とかかしら?)ガチャ
ズルイヨネ、ヒトリダケイキテテ。ムクイヲウケルベキダトオモウヨ?
真姫「ひっ!」
「さようなら、裏切り者さん♪」
真姫「…ぁ……ぁぁ…」
ザクッザクッザクッ
花陽(…誰もいない。最初は軽い気持ちだったのに。)
花陽(凛ちゃんの気を引きたかった。だから…)
花陽(鬱病のふりをしたのに。)
花陽(でもなんでだろうね。どんどんエスカレートしていった。)
花陽(凛ちゃんの気をもっと引きたくて自殺しようとしたのに。)
花陽(鬱病なんて。只の嘘だったのに。)
花陽(でも…いまは本当に…)
花陽「鬱病になった」
おわり
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