魔王「俺を忘れたのか?」女騎士「あんたは・・・」(64)

誰かいたら書いてく
牛歩かんべんでもおk?

あざっす

魔王「久しぶりだな」

女騎士「なんであんたが魔王なのよ!」

魔王「俺にもいろいろあったんだ」

女騎士「あんたが相手でも手加減しないから」

魔王「まぁ まてや 久しぶりに再会を果たしたんだ
   いろいろ話そうや お前の見てきたもの・・・・・昔のこととかな」

女騎士「あんた 戦うきないの?」

魔王「俺はお前と話がしたいだけだ 戦うのは後でもできるだろ?」

女騎士「今までどこにいたのよ」

魔王「おっと いきなりそれを聞くのか?」

女騎士「あの日を境に急にいなくなって」

魔王「俺は魔界にとばされたんだ お前はどうだったんだ?
   周りのやつは元気だったか?」

女騎士「友も先生とかも元気よ 今は普通に暮らしてる」

魔王「そうか 心残りがとけた」

女騎士「あんたが今苦しめてるけどね」

魔王「それはしょうがないさ 俺は[あの日]を境に変わったんだ」

そうすべての元凶はあの日

十年前 とある町


男「お~い 早くしろよ遅刻すっぞ」

幼馴染「待ってよ あんたは早いんだって」

男「ったく お前が寝坊するからだろ!」

幼馴染「言うな! まったくたまには自分でおきてよね」

男「家隣だしいいじゃねーか」

幼馴染「幼馴染を利用しない!」

男「ちげーよ 彼女だから甘えてるんだ」

幼馴染「なっ/// さっさと行くわよ!」

男「あっ おい待てよ」


いつもとほんのすこしちがう一日
ほんの些細なこと・・・のはずだった

学校 男と幼馴染のクラス
男「間に合った~ 先生はきて・・・ないな」

友「おせーよ どうせ朝からいちゃいちゃしてたんだろ?
  いいね~彼女持ちは」

男「ばっ そんなんじゃねーよ!それに彼女だったら作ればいいだろ?
  早く告っちまえよ」

友「どうせ俺なんか相手にされないしな 見てるだけでいいさ」

男「ところがな?幼馴染から聞いたんだけど
  女さんけっこう脈ありかもよ?」

友「まじで!?女さんがだと・・・両思いになる日もちかいのかもな」

男「がんばれよ 応援しってから」


そんな会話 その会話が世界の命運を変えてしまった

友「女さん 放課後 空いてるかな?」

女「うん 大丈夫だけど?」

友「じゃ、じゃあ屋上にきて」

女「? わかったじゃあ待ってるね」

放課後
友「あのさ俺、   君のことが好きだ!」

女「えっ ・・・ほんと?」

友「うん」

女「あのね 気持ちはうれしいんだけど・・・私ほかに好きな人がいるの
  ゴメンナサイ」

友「あっ そうナンダ・・・」

女「うんごめんね バイバイ」タッタッタッタ

男「あーあ ふられちゃったなドンマイ」 

友「」

男「まぁ まだ高校生だし出会いはこれからもあるってwww」

友「・・・マシタナ」

男「は?なんて?」

友「ダマシタナ」

男「いやいや かもっていったじゃんwww」

友「テメェノセイダ コウカイスルナヨ?」

男「お前 何言っt


その瞬間世界が暗闇に包まれた


魔王「ってことが原因だったわけだ」

女騎士「そこからよね 世界がおかしくなったのは」

魔王「まぁな 今考えると恐ろしいことだよ
   人が世界を変えちまうなんて」

女騎士「ほんとよね しかもその人間がよりによって友だなんて」

魔王「怖い話だそのあと[あの日]がきたわけだ」


友が振られて3日後
その間に世界は少しずつ変わっていた
なぞの王国が現れたり
まるで小説のような世界に少しずつ変化していた

男「最近変だよな 世界」

幼馴染「うん なんか怖いかも」

男「でも海をこえた遠いところだろ 怖がることないんじゃねえか?」

幼馴染「でも なんか胸騒ぎがするの・・・あっ 友!」

友「ナンデオマエラ シアワセソウナンダヨ フザケンナヨ・・・ ふざけんなよ!!!!!!!!!!」



魔王「で 俺は気がついたら魔界にいて」

女騎士「世界が変になっていたと」

魔王「昔話はもういいか お前の話がききたいな」

女騎士「じゃあ 私が勇者になった話からしようか」



世界が変わって1日目
幼馴染「とりあえずわかったことは」

女「ここは日本で」

幼馴染「でも小説の中にある王国みたいで」

友「世界は魔王の脅威にさらされていて」

女「この王国には私たち3人しか知り合いがいなくて」

幼馴染「なんかしらないけど 私が剣士だっていうことかしら」


どうやら世界が変わってから友はふられたことも
世界を変えてしまったことも忘れてしまったみたいで
力も失ってしまったみたいである

それから毎日は何事もないように過ぎ去っていった
そして8年の歳月が流れ

女「幼馴染すごいね!ここいらの王国の剣士で1番だって!」

友「いや ほんとすげーよ」

幼馴染「いやぁ 自分にこんな才能があるなんて知らなかった」

この8年でいろいろわかった
他の生徒や先生などはみな他の国にいること
みんな元の世界の記憶がないこと
男は他の国にもいなかったこと


王宮にて
王「幼馴染よ そなたがこの国にいてくれて本当に心強い
  ものは相談なんじゃがこの国の騎士長になってはくれぬか?」

幼馴染「はいよろこんで と言いたいところですが
    私には今の生活があります それはひきうけることができません」

王「ぬうぅ まあそれなら仕方ないのう じゃが気が変わればいつでも言うがよい」

幼馴染「ありがとうございます 戦いのときは自分も参戦しますのでご安心を」

王「そうか それならば安心じゃ」

それから数週間後
幼馴染「勇者が現れた?」

女「そう この魔界と隣接した世界を救おうって人がまた現れたの」

友「毎度思うけどよくそんな度胸あるよな~」

幼馴染「でも どうしたの?いきなり そんなのいつものことじゃん」

女「よく聞いてね?それでね その人たちは倒したの」

友「倒した!? じゃあ世界は平和なんだな!!」

女「それがね 仲間の一人の人が傷だらけになって帰ってきて話したの」

「マオウハタオシタ ケド タオシタノハ ワタシタチジャナイ モウセカイハオワリダ」

私は王様に呼び出された
王「そなたに折り入って話がある」

幼馴染「なんでしょうか」

王「魔王討伐の話はしっとるか?」

幼馴染「ハイ 代わりに魔王を討伐したものがいると聞きました」

王「その魔王を討伐したものが新しく魔王になって支配を始めたらしいのだ」

幼馴染「・・・やはり あの言葉はそういう意味か」

王「うむ そして新魔王討伐 となるはずだったんじゃがなにぶん前魔王を葬った
  やつであろう?みな怖気づいたらしくての」

幼馴染「そこで 私に新勇者となれと」

王「うむ そなたなら腕が確かじゃし適任かとおもっての
  しかし怖いのならやめてもよいぞ」

幼馴染「・・・少し時間をください」

女「どうするの 行くの?行かないの?」

友「そりゃ 行かないだろ?なぁ幼馴染」

王宮を出るとふたりが待っていた
幼馴染「すまない 一人で考えさせてくれ・・・」

そういって私はひとり家に帰り少し早めの床についた
幼馴染「何を迷ってるのかな 私は
    行かなければきっとつらくないはずなのに・・・
    ・・・・・・・・男ぉ 会いたいよぉ」
その夜私は夢を見た
たった一人の愛する、そして私を愛してくれる人の夢を

翌朝
幼馴染「アレッ?」
気がつくとほほが濡れていた
幼馴染「そうだよね・・・なんで迷ってたんだろ迷うことないじゃん」
私はおきてすぐ支度をし王宮に向かった
王「答えはでたのか?」

幼馴染「ハイ 時間をくださりありがとうございます」

王「して答えは」

幼馴染「私は 行きます」

王「そうか!行ってくれるか」

幼馴染「その代わり条件があります」

王「なんじゃ?できるかぎり答えよう」
私は三つの条件をだした
・もし旅の途中に私が助けた人が、ここに流れついたら受け入れること
・仲間や偵察は手配しないこと
・魔王の処理は自分にまかせてほしいこと

王「うむわかった しかし仲間は本当にいらぬのか?」

幼馴染「はい 私が信頼を寄せた者と、もしくは私一人で行きます」

王「わかった ではせめて荷物と装備だけはこちらで手配させてくれ」

幼馴染「わかりました 助かります」

友「ほんとに行くのかよ!」

女「大丈夫?」

幼馴染「大丈夫 なんたって私は女騎士だからね!」

友「つらくなったら帰って来いよ!待ってるからな」

幼馴染「ありがとう 最後にいいかな?」

女「なに?なんでも言って?」

幼馴染「もし私が帰ってこなかったら そのときは」

女「そのときは?」

幼馴染「この剣をあの木に突き刺してほしい」

友「・・・ちょっとその剣貸して」
バキッ!!
友は剣を思いっきり壁に叩きつけて折った

女「ちょ、ちょっと何してんのよ」

友「お前は絶対帰ってくる だから剣は必要ない」

幼馴染「・・・・・・ああ 帰ってくる」

女騎士「これが 私の成り行きだ」

魔王「ふーん 友らしいなぁ剣を折るなんて、男くさいじゃねえかw」

女騎士「今度はお前の番だろう?」

魔王「いい 話してやる」


魔界にて
男「ってえ ん?ここはどこだ?おい女!友!どこだ」
返事はない

男「ったくどうなってんだ見たことないとこだな 薄気味わりぃし」
紫に染まった空、見たこともない植物、どこか血のにおいがする空気

男「頭がいたくなりそうだ とりあえずどっか町をさがそう」

男「町はどこかな まぁいいや歩いてればつくだろ
  みんなどこ行ったんだ ったくなんか今日はついてないな」
愚痴りながらも歩いてると湖についた
男「お!湖じゃん のど乾いてたんだよね~♪」

???「・・・せん」

男「ぷはぁ うめえ!水うめえ」

???「・・・いません」

男「水最高だわ ヒャッホー」

???「あの!すいません!」

男「ん?あ、俺っすか 何でしょうか」
振り返るとそこに・・・・・・・幼馴染がいた

いや正確には似てるだけだ
でもそっくりだ でもひとつ違うとすれば

男「耳が・・・長い?」

幼馴染似の少女「あの もしかして、人間?」

男「あ、ああ そうだけど?」

女騎士と女剣士は違うよね

剣士は刀かソードだけど騎士は大抵槍じゃないの?
だっては乗馬して戦うから槍じゃないと高さで相手に届かないよ?

騎士道とか剣使うのイメあるけど剣士がいる以上騎士は槍だと思う

>>24この女騎士は武器はマルチですメインは剣ですが・・・


幼馴染似の少女「ほんとに人間なんですか?」

男「みればわかるだろ あんた名前は?ここどこ?」

魔族の女「私は魔族の女と申します ここは・・・魔界です」

男「魔界だと・・・? 人間の世界ではないのか!」

魔族の女「正確には人間の世界でもあります」

男「?」

魔族の女「説明は後です とりあえず魔王様のお城へきてください」

魔王の城
旧魔王「貴様か 例の人間は まあいい」

男「ここは本当に魔界なのか?」

旧魔王「[魔界]それは少し違う正確には魔族の領地だ
    世界はひとつだそれを人間と魔族でわけあっている」

男「お前も本の中の魔王のように人の領地を奪うのか?」

旧魔王「当然だ 人間が最初に踏み込んできたのだ元々この世界は私たちのものだ」

マルチ?

まぁいっか!(笑)

句点つけなかったり旧魔王の喋り方が変なのは仕様?

>>27支援はマジで心のよりどころになるよ その手の書き込み大歓迎



男「俺を殺すのか?」

旧魔王「人間だからな、といいたい所だが 実は実験をしててな
    その実験台になってくれるなら命は助け魔界に住むことを許そう」

男「! 本当か?」

旧魔王「わしも男じゃ ウソはつかんさ」

男「わかった なら俺を実験台にしてくれ」

旧魔王「よしわかった ただし 」
ドウナッテモシランゾ

次に目を覚ましたとき例の彼女がとなりにいた
魔族の女「お目覚めですか?」

男「ん ここは?」

魔族の女「私の家です そしてここは城下町とでも申しましょうか」
外に出てみると活気にあふれていた
走り回る子供、話し合う女性、昼酒を飲む男たち
それは人間より人間味にあふれていた気がした
男「何も、変わらない」

>>28空白は仕様っす しゃべり方は少しミスです


魔族の親父1「おっ 兄ちゃんかぁ 人間から魔族になったってえのは」
何を言っているかさっぱりわからない
男「ちょっと鏡かして!」


男「うわああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああ」
そこにいたのはまぎれもなく自分でも・・・

男「耳が・・・長い」
どうやら魔王の言っていた実験は人間を魔族に変えるものらしかった

魔族の親父1「まぁ もとは人間だったんだろうが今は仲間だ
       これからはよろしくな」

男「あ はぁ よろしくお願いします」
どうやらこれが俺の運命らしい

耳長いのが魔族なら見た目エロフじゃん!

いやっほおおお

それからの毎日は楽しかった
自分が元々は人間だったことを忘れるくらいに
しかし幼馴染のことが気がかりだった 魔族の女がいるからなおさら

魔界に来て1ヵ月後
男「はぁ あいつどうしてんのかな」

魔族の女「そんなに幼馴染さんのことが気になりますか?」
気がつくと魔族の女が隣に座っていた

男「ああ お前を見てるとなおさらな」

魔族の女「そんなに似てらっしゃるんですか?一度会ってみたいですね」

男「お前に似てものすげえ可愛いやつだったよ」

魔族の女「や、やめてください///照れるじゃないですか」

男「いやいやほんとだよ もう疲れたし今日は寝るよ おやすみ」

魔族の女「はい おやすみなさい」

>>31エロフ言うなwww ダークエルフを想像してくれっとありがたい


最近いろいろな変化が起きた
まずは話し口調だ 落ち着いてきた
次に力だ 魔族になったからだろうか
魔法も使えるようになったし 身体能力も飛躍的に上がっている

男「あ 魔族の親父1さん どうも 今日も狩りっすか?」

魔族の親父1「おうよ 俺らが狩らねえとな」

魔族の親父2「今日の相手はちょっと手ごわくてな
       どうだ兄ちゃん いっしょに来るか?」

男「はい おともしますよ!」

ここのとこは毎日が充実している
月曜~金曜は狩り
土日は自由だから基本的にトレーニングをしている
そんな生活が7年近く続いた

魔族の女「すごいじゃないですか!武道大会で二位だなんて!」

男「いや~一位とりたかったよ!魔王様が出てくるなんて聞いてないし」

魔族の親父1「兄ちゃん!お前つええな~」

男「いやいや おやっさんの教え方が上手いんすよ」

魔族の親父2「いや たいしたもんだって!魔王様相手にほぼ互角なんて」

男「ハハハッ」
みんな祝ってくれた 魔王様も村の人も魔族の女も
旧魔王「おぬしはほんとに強いな これからも精進するんがよい」

トレーニングに熱が入る
人にほめられたから?いや違う あの人が見ているからだ
いつの間にか人間のころの記憶は失っていた

旧魔王「人間がきてる?」

側近「はいなんでも もうすぐこちらにくるとの知らせが」

旧魔王「そうか 町のものを城に避難させろ」

側近「はっ!」
人間が向かってきている それは俺の耳にも届いた
男「魔王様 相手の人数は?」

旧魔王「うむ4人のようじゃ」

男「相談なのですが 魔王様と私が共闘するというのはいかがでしょう?」

旧魔王「それはわし一人では倒せないということか?」

男「そうではありません ただ私も人間と手合わせしてみたいのです」

旧魔王「そうか ならば半分やろう 存分に暴れるがいい」

勇者が来ると思われる前日の夜
魔族の女「明日は大丈夫なのですか?」

男「心配ない たかが半分だ 俺の敵ではないさ」

魔族の女「しかし わたしはしんp んんっ・・・ん」
たまらずキスをした なぜかはわからない
男「お前は心配性だな 俺は幸せものだ」

魔族の女「私は・・・あなたをお慕いしております 必ず無事に帰ってきてください」

翌日
戦闘要員でないものは城の地下壕に
それ以外は警備に配置された 魔王の間には 男と旧魔王のみ


バンッ!!魔王の間の扉が勢いよく開いた

勇者「ようよう 魔王さんよ ってアレ?ふたりいんじゃんwww」

魔法使い「ねえ勇者ぁ さっさと倒しちゃって帰りましょ~」

勇者「そうだなwww 何人いてもおんなじだろwww」

旧魔王「貴様らが勇者一行か」

勇者「魔王声ひっくwwwwテラダンディwwwwwwww」

男「やっぱ四人か おい勇者ども 1対2の勝負にしないか?
  そのほうが楽しみがいがあるだろう」

勇者「何すか?意味わからんwwwでもいいや1対2でやるかwww」

戦士「では勇者どの 私と僧侶に側近はまかせてください」

僧侶「魔法使いさんと勇者さんは先に魔王を
   側近を倒してすぐに援護します」

勇者「じゃあどっちが早いか勝負なwww 俺は魔王をぶちのめすから」

旧魔王「なめおって」

勇者「じゃあ よ~い スタートwww」

1対2にもちこみ勇者一行は勝てるはずがなかった
4人で挑めば勝てる希望があったのかもしれない
否、その希望もなかっただろう
魔王と男はほぼ互角 いわば魔王が二人いるようなもんである
勝てるはずがなかった

男「魔王様 こちらは片付きました」

旧魔王「うむ こちらもうかたがつく」

勇者「・・・ま、じか もう俺死ぬの・・・?
   いやだ死にたくない いやだ いやだ!!!」
勇者は最後の力で逃げ出した
男「待て!」

旧魔王「やめておけ! しょせんは雑魚だ」
このとき俺はなぜ追わなかったのだろう それが俺の運命を変えてしまった
男「魔王様 よいのですか?」

旧魔王「どうせ やつは城に帰るだけだろう何度きてもあの程度なら追い返せるわ」

男「・・・町の者の様子を見てきます」

男「何だよ・・・こ、れ」
地下壕は地獄絵図だった 人々はみな切り殺されその真ん中に勇者が座っていた
勇者「おっすwww側近さん 腹立ったから全員殺したったwww」

男「」

勇者「どうしたんすかw?そっちがいけないんすよ 魔王は勇者にたおされr」
彼は言葉を言い終わらずして口を閉じた
いや口は開いたままだ 正確には彼の頭がとんだ

男「こんなのってねえよ・・・ちきしょー!!!!!」

男「おい 魔族の女!どこだ どこだよ!!」

男「!」
彼が見つけた魔族の女には 心臓に穴が開いていた
男「おい!おきろよ、俺を慕ってるんだろ!なぁ頼むおきてくれよ
  結婚するんだろ!元気な子供産むんだろ!なあ おい!!!」
彼は屍に叫び続けた

魔王の間で旧魔王はなにやら物思いにふけていた

旧魔王「みんなはどうした?」

男「ナンデダ」

旧魔王「?」

男「ナンデオワナカッタ」

旧魔王「なんの話だ」

男「あのくず野郎の話だ 全員殺されたんだ あいつに
  おやっさんも魔族の女も!!!」

旧魔王「なんだと?」

男「オマエノセイダ ゼンブ おまえのせいだ!!!!!!!」
スパッ!!
魔王の首が飛んだ それは0,1秒にも満たない速度だった・・・

男「どうすりゃあ いいんだ・・・あいつがいない
  アイツガイナイ アイツガイナイアイツガイナイアイツガイナイアイツガイナイアイツガ・・・」

扉の影から僧侶が見ていた
僧侶「ひ、ひどい 勇者様がそんな、それにあも魔王を一撃で・・・」
僧侶の頭の中は恐怖しかなかったのだろう

彼女は城から逃げることしか考えていなかった

魔王「これが俺の物語だそして現在にいたるわけだ」

女騎士「そんな、ひどい」

魔王「人間なんてしょせんそんなもんだ 今は魔族になってよかったよ」

女騎士「でもだからって人間全員がそんなやつじゃない・・・」

魔王「そんなことはわかってる 俺も元は人間だ
   だからって甘くしたらこういうことがおこるんだ」

女騎士「でも・・・」

魔王「俺を止めたいのか?むだだ」

女騎士「どうしても気が変わらないの?」

魔王「どうした最初の威勢は そんな弱気になっちまったのか」

女騎士「友は!女は!他のみんなはどうするの!みんな仲良しだったじゃない」

魔王「知ったことじゃない」
私が知ってるいや愛した男はもうどこにもいなかった

女騎士「いいわ あんたを倒して世界を救う」

魔王「お前がか?ばかばかしい やれるもんならやれよ」
私は持てる技術をすべて出し切った
剣術 槍術 武術
でもかなうはずがなかった 最初からわかっていた
でも男に殺されるのは本望でもあった

魔王「その程度か」

女騎士「・・・・・はぁはぁ」

魔王「もはや口も利けないほどか 惜しかったなぁ 残念だよがっかりだ
   最後に何か言うことはあるか?」

女騎士「・・・・・・・・・・・・だわ」

魔王「ん 聞こえないな」

女騎士「あんたに殺されるなら本望だわ」

魔王「ほう じゃあ望みどおり殺してやるよ」

女騎士「もう終わりなのね 友、女、みんな ごめん・・・」

魔王「じゃあな」
ブン
大きな剣を振り下ろす
女騎士「バイバイ 私の愛した人」
ピタッ 振り下ろした剣が止まった

魔王「・・・・・」
・・・・・・・・・・・・シテオリマス

魔王「何だこの声は」
・・・・・・・・オシタイシテオリマス

魔王「どっから聞こえるんだ」
ワタシハアナタヲオシタイシテオリマス

魔王「ま、、魔族の女か!どこだ どこにいるんだ!!」

女騎士「どういうことなの?」

ずっと孤独だった
俺は 魔族として生まれ変わり 周りに認められてもなお
孤独だった・・・
そんな時にお前が言ってくれた
「私はあなたをお慕いしております」
どんなにうれしかっただろう どんなに力になっただろう

魔王「ごめんな 俺が、俺がふがいないばっかりに」
ソンナニニテラッシャルンデスカ?
女騎士「何を泣いてるの?」

魔王「魔族、の女? お前!」

俺はそっと彼女を抱きしめた
魔王「生きてたのか!!よかった ほんとによかった!!!!」

女騎士「どういうことなの?」

魔王「ごめ゙んよ・・・怖かっただろ 痛かっただろ もう大丈夫だから
   俺がいる゙から」
確かに泣いていた それは
ひとつの偶然と二つの愛が生んだ奇跡

魔王「あれ゙ おれ゙は何をしてるんだ」
われに返った魔王しかしその目からは殺意が消えていた

女騎士「大丈夫よ ずっと一人で苦しかったのね
    魔族の女さんもきっとあっちで思ってるわよ
    あなたが正気になったって」

魔王「お、女騎士・・・ おれ お、おれ゙」
ソノカタガオサナナジミサンデスネ
魔王「魔族の女の声がする・・・」
アナタガタイセツナモノヲマモレテホントウニヨカッタ
魔王「あ゙あ゙ あ゙りがどう 本当に」
モウタイセツナヒトヲテバナシチャダメデスヨ
魔王「ゔん わかっでる」
オサナナジミサン オトコヲオネガイシマスネ
女騎士「ええ わかったわ」
魔族の女の声は消えた 最後に少し笑った気がした

後日
魔王「なあ 俺、ほんとうにやりなおせるかな」

女騎士「大丈夫よ あなたはまだ人間を殺してない」

魔王「でも人間は受け入れるだろうか 魔族との共存を」

女騎士「私は人間最強、あんたは魔族最強
    ふたりが手を取り合えば平和になるわよ!」

魔王「そうか 俺らしくもないな
   ほんとにありがと お前にあえてほんとによかった」

女騎士「それでこそ男よ
    でさ話があるんだけど・・・」

魔王「?」

女騎士「私ね、ずっとあなたが好きだったの
    こっちに着てからもずっと だからね もう一度やり直せないかな?」

魔王「・・・・・・悪いけどその告白は受けれない」

女騎士「そう、よね あなたには魔族の女さんがいたんだもの」

魔王「俺もひとついいか」

女騎士「ええ いいわよ」

魔王「俺と結婚してほしいんだ」

女騎士「ウソ・・・でしょ?」

魔王「ウソじゃない 魔族の女には悪いけど
   ここまで俺を愛してくれる人を受け入れないなんてできない」

女騎士「」

魔王「魔族の俺じゃあ だめか?」

女騎士「・・・・・・・・・・・・・・・・いいわよ」

魔王「!」

女騎士「そのかわり!!! 幸せにしてね?・・・え~と」

魔王「おいおい名前言ってくれよ それとも」

魔王「俺を忘れたのか?」女騎士「あんたは・・・私の夫になる男よ!」

一応完結です!
文才のない俺のssをよんでくれてありがとうございました
誰もいなくてもありがとうございました(笑)

質問などあればどうぞ!!!

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