役人「大洗女子学園は再度廃校決定です」 (52)

みほ「え!?」

桃「どういう事ですか!」

華「大学選抜に勝利したから廃校じゃなくなったんじゃ……」

沙織「そうよ!そうよ!」

杏「あー……どういう事か説明してくれるかな?」

役人「どうもこうも決定事項ですので……では」

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柚子「そ、そんな……そんな事って……」

桃「か、会長……」

杏「泣くな河嶋」

桃「だ、だって……」

沙織「桃ちゃん先輩……」

杏「……」

みほ「会長……」

杏「ちょっと出かけてくるわ」

桃「え?会長出かけるってこんな時にどこへ?」

杏「ん、まあちょっとね」

柚子「……!皆ひとまず落ち着いて!」

みどり子「落ち着いてなんか居られないじゃないの!」

麻子「落ち着け言われたんだから落ち着けよソド子」

沙織「でも流石に他の皆も……」

華「全国大会の後の大学選抜との試合まで勝ったのに……これじゃ……」

ざわ…ざわ…

柚子「……会長」

文部科学省

役人「あなた方もずいぶんとしつこいですね、決定事項は決定事項なんですよ」

杏「廃校撤回……それが決定事項でしたよね」

役人「そうですね、8/31付での廃校は撤回されました」

杏「うんうん…うん?」

役人「ええ……ですがその後もう一度審議に上がり再度廃校が決定したわけです」

しほ「前回の騒動の時にそういうことではプロリーグに関わることは……」

役人「大洗女子単独のチームではありませんでしたし……」

千代「なんですか?それは大学選抜と当島田流をも愚弄すると言うことですか?」

役人「いや、その……政権与党の意向と言うものもですね……」

理事長「……おーい!蝶野くん!」

杏「ポチットな」

ファァーー♪

Damn. I would have never thought it ever would have been like this.♪

ファァーー♪……

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デン♪デゲデデン♪デーデン♪

蝶野「ガッデム!エー!」

役人「」

杏「黒のカリスマこと蝶野正洋さんだよー」

蝶野「エー!何だお前エー!オラ!」

役人「蝶野違いじゃないですか!」

杏「この人がウチを廃校にするって言って聞かないんだよー」

蝶野「何だエー!オイ!ガッデム!」

役人「い、いや……その……」

蝶野「やんのか!オラエー!」

役人「いやいやいや……」

蝶野「じゃあ廃校やめんのか!エー!オラ!」

役人「いや、決定事項は…」

蝶野「エー!」

役人「」

蝶野「よし、わかった」

役人(……ホッ)

蝶野「お前俺と勝負しろ、お前が勝ったら好きにしろ。俺が勝ったら二度と廃校を審議しない、いいな」

役人「……はい?」

蝶野「いいな!エー!」

役人「いやおかしいでしょ!」

蝶野「聞いてたぞ!オイ!戦車道の試合で結果出してるんだろ!コイツラ!」

理事長「ええそれはその通りです」

蝶野「それでダメならよ……戦車道以外で決着だろうが!エー!」

役人「いや、わけがわかりません」

千代「勝負を受けていただかなければ我ら島田流も大学側も一切協力したしません」

しほ「西住流も同じです」

理事長「流石に今回のは騙し討ちもいいところ……連盟としても看過できませんな」

役人「……しょ、少々お待ち下さい」prrrr

役人「……はい、はい……わかりました、そのように」

杏「どうなりましたか」

役人「その条件でよろしいです」

杏「やった!」

役人「その代わり……相手は私ではなくこちらが選んだ人間で……いいですね?」

蝶野「……いいだろう、やってやるよ!」

杏「……ま、それはそうだよねぇ」

一ヶ月後

辻「さあやってまいりました、今宵は蝶野正洋久々のリング。
ここは東京ドームWRESTLE-1+特別イベント、会場はすでに満員!
実況は私辻よしなり、解説席には武藤敬司さんにお越しいただいております」

武藤「どうも」

辻「いやー武藤さん、蝶野選手久しぶりの試合になりますが」

武藤「いやー俺もわかんないんだけどさ、蝶野が上がるリングを探してるって言うからさ」

辻「そうなんです!本日のメインイベントは『特別試合蝶野正洋×ミスターX』
対戦相手は明かされておりません!」

武藤「WRESTLE-1立ち上げの頃さ、X発表良くしてたけど
俺も正体がわからないってのは初めてだね」

辻「改めてお聞きしますがそれでなぜWRESTLE-1に?」

武藤「せっかくだからドーン!とね。色々な団体さんと絡ませてもらってるウチならさ。
色々相談させてもらいながらね、ぶっちゃけ単独でドームなんて無理なわけだしさ」

辻「そう!実は本日はこれから行われるメインイベントはこのご覧の地上波日本テレビで放映しておりますが、
試合はすでにセミファイナルまで終わっております」

WRESTLE-1+特別緊急興行○.△×in両国国技館SP完全版は○月×日日テレG+で放映予定!!

武藤「いやー我ながら凄い盛り上がりになったね」

辻「セミファイナルの団体対抗ロイヤルランブル!凄かったですね!新日本、ZERO-1、DDT、大日本、みちのく、K-DOJO…」

武藤「まーどこかの団体と違ってね、交流はね、やっぱね。プロレスLOVEですから」


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優花里「西住殿、飲み物何か要りますでしょうか?」

みほ「ありがとう、優花里さん。でも大丈夫かな」

麻子「で、もうずっと観てるけどなんで生徒会にプロレスに連れてこられたんだ?」

華「戦車道履修している方全員ですよね……」

沙織「さー?学校なくなるっていうのにね?」

優花里「まーまーせっかくだから楽しみましょう。今プロレス好きのプ女子って流行っているらしいですよ」

沙織「聞いたことある!プロレス好きな女の子ってモテるのかな!?」

みほ「ど、どうなんだろう……」

麻子「それにしてもこんなリングサイドの席……」

桃「……会長」

柚子「流石に皆何かしら気になっているようですけど……」

杏「まー今からわかるからさ、黙っておこ」

石亀リングアナ「お待たせいたしました!それでは本日のメインイベント特別試合を行います」

ウォー!!ワー!!

杏「お、始まるぞ」

石亀「まずは青コーナーより黒のカリスマ!蝶野正洋選手入場!」

ファァーー♪

Damn. I would have never thought it ever would have been like this.

ファァーー♪……

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辻「休業宣言以降の直近の試合は2013年のLEGEND THE PRO-WRESTLING 2013での坂口征夫戦以来となります。
本日の試合は蝶野たっての希望!しかし!蝶野本人もまだ相手を知らないという前代未聞の事態!」

辻「一体何が起こるのか!何が起こっているのか!今……蝶野が……アーッ!」

辻「戦車です!蝶野が戦車で入場です!」

優花里「あー!カーデンロイドですよ!カーデンロイド!」

沙織「えー?アンツィオが使ってたやつじゃないの?」

優花里「あれはL3/33でこれを元に生産されたやつです!」

オレンジペコ「……ウチにカーデンロイドあったんですね」

ダージリン「ええ……使うことは無いから私も知りませんでしたけど」

アッサム「学園のデータベースに残っていたんです」

みほ「あれ!?居たんですか!?」

辻「これは一体どういうことなのか!蝶野からの何かのメッセージなのか!」

辻「思い返せば1999年4.10東京ドーム!蝶野正洋vs大仁田厚ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ!
その時蝶野はハマーで入場いたしました!ですが!まさか戦車とは!」

辻「今!蝶野が戦車から飛び降り……ロープをくぐり!上がった!
WRESTLE-1のリングに!黒のカリスマ!蝶野正洋!見参!」

辻「さあそして……あ、石亀リングアナともう一人リングに立っていましたね……何者か!何者なのか!」

辻「蝶野は……あ!マイクを要求しています!」

蝶野「オイ!お前ら!今から!お前ら全員に証人になってもらう!」

ワー!!ワー!!

辻「何でしょう……証人になってもらうと言っておりますが……」

蝶野「コイツは文科省の役人だ。コイツはこの間の戦車道全国大会の優勝校、
そして大学選抜に勝った大洗女子学園を廃校にするつもりらしい」

ざわ……ざわ……

蝶野「そこの生徒会長と戦車道連盟に頼まれてついていった俺は言った!俺と勝負しろ!俺が勝ったら廃校完全撤回だ!」

大洗女子「「……えーーーー!?」」

ワー!!

辻「なんと!この試合にはベルトの代わりにひとつの学校の存続がかかっておりました!」

武藤「いやー改めてびっくりだよね」

辻「武藤さんはこの事を?」

武藤「いやーそりゃあね?それでリングを探してるって言ったからね?」

辻「しかし!確かに先に行われた戦車道全国高校生大会の優勝校は大洗女子学園です!」

蝶野「大体おかしいだろ!優勝だ!そして廃校撤回の約束をした勝負に勝った!
結果出したところが受ける仕打ちか?エー!どうだお前ら!」

ワー!!ワー!!

蝶野「オイ!なんか言うことあるか!オラエー!」

ドスン!

辻「蝶野が!今!マイクをリング上のスーツ姿の男に投げました!そして……マイクを拾った!」

役人「えー……大洗女子学園は廃校撤回になりました」

役人「ですがその後もう一度審議に上り再度廃校が決定したわけです」

Boo!Boo!

辻「なんということでしょう!なんという言い分でしょう!」

役人「しかし!今回こちらが指定した人間と蝶野さんが勝負して!その結果で!廃校か存続か決まる事になりました!」

杏「ま、そういうことになったから。皆で応援しようね」

みほ「」

優花里「わっかりました!」

桃「会長が頑張って交渉した結果だ」

柚子「これが本当の最後のチャンスなんだって」

みほ「いやいやいや!」

ダージリン「あら……お話されてなかったんですの?」

ケイ「アンジーの秘密主義も大概だね」

優花里「えー!サンダースの皆さんも!」

アンチョビ「と言うかこんな一大事だし、皆来てるわよ」

みほ「え?……え!?」

まほ「みほ、頑張ろう」

みほ「え?お姉ちゃん!?頑張るって何を!?」

エリカ「あなたそんな事もわからないの?」(何を頑張るんだろう……)

カチューシャ「ノンナァ!見えない!」

ノンナ「ここで肩車は他のお客の迷惑になるかと」

玉田「隊長!あの役人に特攻するであります!」

西「え!?そうなのか!?そういう場面なのか!?」

カチューシャ「違うわよ!」

ミカ「プロレスって人生にとって何かの役に立つのかな……?」

アキ「またそんな事言って……」

みほ(おかしいよね?え?おかしいよね?)

辻「さあ!今!文科省の役人が何か紙を石亀リングアナに渡しましたが……!」

石亀「……お待たせいたしました!それでは赤コーナーより……文部科学大臣!馳浩!入場!」

ズン!テレテー♪チャカラチャカラチャカラチャカラ♪テレッテー♪

ズン!テレテー♪チャラッチャー♪

デー♪レー♪パラッパーパパー♪

辻「Two Heartsだ!馳が!なんと馳がリングに帰ってきた!両国国技館に!Two Heartsが鳴り響いている!」

杏「いやー……ははは」

柚子「文部科学大臣って……」

しほ「どうあっても大洗女子を廃校にしたいのは文科省だけではなく……」

千代「もっと大きな力だったようですね……」

辻「出で立ちは!黄色のタイツに白のTシャツ!現役時代と違うのは!
周りを黒服の多数のSPに囲まれながらの入場です!」

辻「蝶野は!リング上から黙って見ている!その視線を受けながら!馳が!今!セカンドロープに足をかけ!
白いTシャツを脱いで……投げた!客席に!変わらない!その下の肉体は変わってないぞ!馳!」

石亀「ただいまより調印式を行います」

蝶野「馳……これだ、これにサインしろ」

馳「……」

辻「リング上で……大洗女子学園の廃校に関する取り決めが今……交わされようとしています」

武藤「いやー俺これどうやって解説すればいいんだ?」

辻「両者とも武藤さんとは縁がある選手ですからね」

武藤「この間試合のオファーした時は断ったんだけどなー彼」

辻「今!誓約書に!文部科学大臣のサインが!書かれました!書かれました!」

杏「よっしゃ!」

桃「やりましたね!会長!」

モヨ子「どうするソド子これどうすれば」

みどり子「決まってるでしょ!プロレス会場の風紀に従って応援するのみよ!」

みほ「いやプロレス会場の風紀って?それ以前にやっぱりおかしいよね?」

優花里「西住殿ーカーデンロイド触ってきていいですかねー?」

みほ「それどころじゃないよね!?」

ダージリン「後で乗せてさし上げますわ」

優花里「やりましたー!」

石亀「ただいまより特別試合時間無制限1本勝負を行います」

石亀「青コーナー186cm95kg……蝶野ー正ー洋ー!」

ワー!

辻「今宵黒のカリスマは文科省、いや政府の目論見をも潰すのか蝶野正洋」

石亀「赤コーナー183cm105kg……馳ー浩ー!」

Boo!Boo!

辻「かつてこの男にこんなにブーイングが起こったことがあったか!文部科学大臣馳浩!」

石亀「レフリー、村山大値」

「「ダイチー!!」」

辻「会場より大きなダイチコール、リング上はすでににらみ合いが始まってます」

ダージリン「ねえ、こんな名言を知ってる?」

オレンジペコ「はい?」

ダージリン「時は来た!それだけだ……ってね」

オレンジペコ「はあ……」

カーン!

辻「今!ゴングが鳴った!まずは両者両手をガッチリと合わせ力比べ」

武藤「いや二人共身体仕上げてきてるね」

辻「そうですね~武藤さん、馳は大臣と言う多忙な中トレーニングを怠っていなかったと言うのがひと目で分かります」

武藤「蝶野も久しぶりのはずなんだけどなー」

辻「あっと!押していったのは馳だ!馳が押し込んで蝶野が膝をついた!」

辻「一旦身体を離し……」

馳「イヨッ!」

辻「逆水平!」

バシィッバシィッバシィッバシィッ!

辻「おっと蝶野、馳の腕を掴んでからの……エルボー!一発、一発で形勢逆転です」

辻「もう一発エルボー!反対側のロープに振って……帰ってきたところを……」

辻「ケンカキック!さあ序盤戦は蝶野のペースか」

武藤「キレが良いね、今日」

辻「蝶野、馳の頭を掴んで……おっと場外に!場外に出した後に……鉄柵に投げつけた!」

ガシャン!

辻「もう一度掴んで……あっ!馳が!切り返して蝶野を抱えて……裏投げ!」

辻「場外で裏投げを敢行いたしました!」

武藤「いやーこれ危ないよ!」

辻「蝶野の首は大丈夫なのか!休んでいても!首も膝も完治などするわけがない!」

武藤「ちょっと危険な角度だったね」

辻「馳は……リングの上に蝶野を戻しました!蝶野はまだ動けない!リング上で大の字だ!」

5分経過5分経過…5 Minutes had elapsed 5 Minutes had elapsed

馳「行くぞー!東京ドーム!」

辻「あーっと!ジャイアントスイング!できるのか!この歳で!引退していてどこまで出来る!」

「「1!2!3!…25!26!」」

ドスン!

辻「26回!回してきました!武藤さん!」

武藤「いやぁはっは……凄いねえ」

辻「引退試合の時は年齢と同じ45回回しましたが……そこはやはり現役時代とは違うか」

辻「さあ馳……蝶野の頭を掴んで……って急所攻撃!蝶野急所攻撃で窮地を脱します!」

「「蝶野ー!」」

ワー!ワー!

辻「もがいている馳に後ろから……マンハッタンドロップ!そして……バタフライロック!キマった!」

馳「アーッ!」

辻「馳苦しい!これは苦しい!リング中央!ガッチリとキマっている」

武藤「あれ?なんだ?アレ」

辻「アーッと!黒服のSPが!多数リングに!後ろから蝶野を襲う!」

武藤「おいおいおい」

役人「ハーハッハッハ!こちら側が指定した人間と言ったが一人とは言っていないぞ!」

辻「なんということでしょう!汚い!これが自民党のやり方か!」

武藤「あーダメだよコレ、ダメ」

辻「村山レフリーが止めに入るが……その間に馳は場外に離脱」

辻「あっと!ここで大地だ破壊王の息子!橋本大地!あ~っ!後ろから他の選手もやってきた!」

辻「黒服のSP達を蝶野から引き剥がして場外へ……あっ!ここで……誰か抗議してますね」

武藤「森さんじゃない?あれ」

辻「森喜朗元首相です!花道の奥から森元総理が抗議しながら歩いてきます!」

武藤「先にやらかしているのどっちだって話だよね」

辻「村山レフリー抗議を受け流す……その間に馳はリングに戻って蝶野を襲う!」

辻「アーッ!裏STF!これは!93年G1CLIMAX!準決勝で蝶野からギブアップを奪った!掟破りの裏STF!」

辻「森元総理がリング上を指摘しますがレフリーは見ていない!その隙に大地がカットに入る!」

ワー!ワー!

辻「歓声です!ブーイングではなく歓声が沸いています!そうだ蝶野!負けてはならない!」

優花里「蝶野さん……!」

沙織「蝶野さんがんばってー!」

みどり子「オラー!役人どももまとめて潰せー!」

麻子「そど子うるさい……」

みほ(なんで皆ナチュラルに応援してるんだろう……)

辻「やり方が汚い真っ黒な自民党と文科省を!叩き潰すのは!同じ黒!蝶野!お前だ!」

10分経過10分経過 10 Minutes had elapsed 10 Minutes had elapsed

辻「裏STFから逃れた蝶野!追撃しようとした馳に急所攻撃!体制を整えてネックブリーカードロップ!」

辻「そしてSTF!クロス式でガッチリと極めた!アーッと!馳ロープ!ロープです!位置が悪かったか!」

武藤「ちょっとロープ近かったね」

辻「ブレイクした後先に動いたのは馳!蝶野は少し遅れた!逆水平!そして……アーッ!」

辻「ノー!ザン!ライト!スー!プレックス!決めにきた!試合を決めにきた!」

辻「そのままホールド!カウントが入る!」

1!……2!……

辻「返した!返した!カウント2.9!2.9!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

辻「この広い東京ドームにストンピングの音が鳴り響く!先に動くのはどっちだ!」

辻「蝶野だ!いや!馳も立ち上がろうとしている!しかし先に立ち上がったのは蝶野!」

辻「起き上がろうとする馳にシャイ!ニン!グ!ケンカ!キック!」

武藤「決まったでしょ、コレ」

辻「ぐったりしている馳を起こして……バックドロップ!ちょっと体制が崩れたか!しかしなんとか今!フォールに!」

辻「割って入ろうとしているSPを他の選手達が抑えている!蝶野はフォールにいった!」

1!……2!……3!

辻「入った!決まった!この瞬間!黒が!黒を持って黒を制した!」

デゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデー♪

デゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデー♪

デン♪デゲデデン♪デーデン♪

13分57秒 ○蝶野正洋 バックドロップ→体固め 馳浩×

辻「SPに肩を借りながら花道を引き上げる馳!……お?蝶野がマイクを要求していますね」

蝶野「オイ!馳!これで決まりだ!オラエー!」

蝶野「オイ!お前ら!だから大臣になった時言っただろ!コイツは裏表ある人間だって!」

蝶野「コレがコイツのやり方だよ!エー!」

辻「馳は応えることなく花道を引き上げていきます」

蝶野「オイ!真っ黒だろ!だがよ!その黒をぶっ潰したのはこの俺だ!俺こそが黒だ!」

蝶野「いいかお前ら!お前ら全員が証人だ!これで廃校は今後も無しだ!」

蝶野「オイ!役人野郎!なんか言ってみろ!エー!」

役人「……」

蝶野「いいか!全員これからも俺だけを見てりゃいいんだ!エー!アーイムチョウノ!」

デゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデー♪

デゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデゲデデー♪

デン♪デゲデデン♪デーデン♪

辻「馳も役人も応えることなく引き上げていきます!しかしこれで廃校撤回は決まりでしょう!」

武藤「あそこまで無茶苦茶やるとはね……なりふり構わずに来たけど返り討ちにしたからね」

辻「会場も全て味方につけた蝶野が馳からピンフォールを奪い取って試合は決まりました」

辻「以上、興奮冷めやらぬ両国国技館から実況は私辻よしなり、解説は武藤敬司さんでお送りいたしました」

WRESTLE-1特別東京ドーム興行完全版は来週日テレG+で放送決定!詳細はネットで!

桃「勝っ…た…」

沙織「やったー!勝ったよー!」

みほ「え?……廃校じゃない……?」

杏「そうだよ西住ちゃん!」

柚子「会長、これで安心して卒業できますね」

杏「いやーどうなることかと思ったよ」

みほ「え?ええ……?」

まほ「みほ、おめでとう」

みほ「え?ありがとう……?」

しほ「……よく頑張ったわね」

みほ「え?お母さん?え?だから何を?」

ケイ「盛り上がったねー!」

カルパッチョ「これで来年も戦えるね、たかちゃん」

たかちゃん「ああ!……カエサルだ!」

杏「えー河嶋……だと長くなるから西住ちゃん。さ、しめてよ」

桃「」

みほ「え?しめる?何を?」

沙織「ほらみぽりん」

梓「先輩!」

エルヴィン「隊長!」

カチューシャ「ミホーシャ、帰りたいから早く」

みほ「え?えっと……お疲れ様でした……?」

「「お疲れ様ー!」」

おまけ

ダージリン「みほさん、おめでとう。こんな名言を知ってる?」

みほ「え?」

ダージリン「ライガーです。イギリス流の動きをしますから、山田は……ってね」

みほ「!?!?!?」

オレンジペコ「誰の迷言ですか?それ」

劇場版面白かったですね

終わり

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