元ネタ
ニコニコサンフラワーキッスというポップスとそのジャケットに移ってるキュートでラブリーな魚氷ちゃん
https://youtu.be/jWLoyGe17YA
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454816546
魚氷ちゃん「……」
卯月「……へ?」
モバP「とっても、キュートでプリティな子だろ?」
未央「いや、えーっと……」
未央「え、仲間って、アイドルになる……ってこと?」
モバP「ああ」
未央「おおう……即答」
凛「……あのさ、プロデューサー」
モバP「なんだ?」
凛「……キュート?」
モバP「キュートだろ?」
モバP「目もこんなにクリクリってしてる」
凛(いや、怖くて直視できないんだけど)
モバP「ニュージェネとは別に活動してもらうつもりだけどな」
モバP「同じ事務所で活動していくから、紹介しておこうかと」
卯月「あ、はい……えっと」
卯月「よ、よろしく……ね?」
卯月「魚氷ちゃん……?」
魚氷ちゃん「……」
魚氷ちゃん「■■■■」
卯月「……よ、よろしくっていってくれたんでしょうか?」
未央「さあ……?」
モバP「それじゃ、おれは用事があるんでー」
モバP「時間になったらレッスン場につれてってもらえますー?」
卯月「あ、はい、がんばります!」
モバP「おう、がんばれや」
モバP「ほなまた!」
未央「……いったね」
凛「ねぇ、どういうことだと思う?」
未央「ごめん、私もちょっと整理が追いつかない……」
卯月「……聞いてみるほうが早いんじゃないでしょうか?」
凛「や、でも、まともな受け答えができるとは――」
卯月「あ、あの、えっと、魚氷ちゃん!」
魚氷ちゃん「……?」
卯月「あの、魚氷ちゃんって……に、人間なんですか?」
魚氷ちゃん「……」
卯月「し、失礼なこと聞いてたらごめんなさい!」
卯月「でも、その……ちょっと、変わった姿してますし……」
魚氷ちゃん「……」
卯月「……」
魚氷ちゃん「……」
魚氷ちゃん「……」ジィ
卯月「……」ビクッ
卯月「……」
卯月(……ほんとに、吸い込まれそうな、目をしてる)
魚氷ちゃん「■■■■」
卯月「!」
卯月「凛ちゃん、未央ちゃん!」
凛「どしたの?」
卯月「魚氷ちゃんの声が聞こえました!」
未央「あ、うん、私にも聞こえたけど……」
卯月「なんでも、人間にあこがれているんだそうです」
凛「……え?」
凛「ちょっとまって、意味までわかったの?」
卯月「……?」
卯月「意味まで聞こえたもなにも……」
卯月「めっちゃしっかり聞こえましたよ?」
凛「……めっちゃ?」
未央「いや、私たちにはぜんぜん聞こえなかったけど……」
卯月「ほんま?」
凛「う、卯月……?」
卯月「ほんまやっていうんなら、おれ、お前嫌い」
凛「え、ちょっと、卯月……?」
未央「いや、うん、聞こえなかったけど……」
卯月「ぎゃぼーん!」
卯月「おれとお前らにはいとたかきかべ」
卯月「魚氷ちゃんと先行くわ」
魚氷ちゃん「……」
卯月「ほなまた!」
凛「……」
未央「……いっちゃったね」
凛「……うん」
未央「……ねぇ、どういうことだと思う?」
凛「……まだぜんぜん理解が追いついてない」
凛「途中から卯月までおかしくなっちゃったし……」
未央「私もうぜんぜんよくわかんない」
凛「私も」
未央「……」
凛「……今思えばプロデューサーもちょっとおかしかった気がする」
未央「……確かに」
未央「……魚氷ちゃんのせい?」
凛「だろうね」
未央「……」
凛「……」
未央「……レッスンの時間そろそろだね」
凛「うん」
未央「……いく?」
凛「……いこう」
未央「失礼しまーす」
凛「し、失礼します」
卯月「おう、よう来たなお前ら」
未央「!」
凛「!」
卯月「あれから考えたんやけど」
卯月「やっぱお前らのことめっちゃすきやわ」
卯月「許してくれる?」
未央「あ、うん……」
凛「私たちも卯月のことは好きだし……うん」
卯月「ずきゅーん!」
凛「……そういえば、魚氷ちゃんは?」
卯月「お前の隣」
未央「私の……?」
魚氷ちゃん「……」ジィ
未央「わっ!?」
魚氷ちゃん「……」ジィ
未央「……」
未央(……吸い込まれそうな、目)」
凛「……未央?」
未央「ん、なに、しぶりん?」
凛「いや――」
魚氷ちゃん「■■■■」
未央「!」
凛「……ねぇ、もしかして」
未央「我にも聞こえたよ、声聞こえたよ」
未央「疲れているのなら賜わすよ、われ賜わすよコレ」
凛「未央まで……」
未央「限界を超える飲み物、牛乳やで!」
卯月「ぎゃぼーん!」
卯月「こいつはぶっとびだぜ、ぶっとびちゃん未央だぜ!」
凛「……」
魚氷ちゃん「■■■■」
未央「ちゃんと魚氷ちゃんの分も用意してるで」
凛「……」
卯月「かむばっく!」
モバP「おかえり」
モバP「お前ら今日のいとおかしゲームはどうだった?」
未央「最高だぜ」
未央「最高名人ちゃん未央ちゃんと呼ばれたこともあるんやで」
モバP「なんてすごいお方なんや!」
未央「うそやで!」
卯月「っしゃ、ばっちこーい!」
モバP「魚氷ちゃん用の曲ももらってきたで」
卯月「こいつはやべぇぜ!」
モバP「キュートなポップスの『ニコニコサンフラワーキッス』やで」
未央「ニコニコ!」
卯月「サンフラワー!」
モバP「キッス!」
モバP「お前らと一緒のライブで歌ってもらうで!」
卯月「初ライブがおれらと同じ!」
未央「こいつはぶっとぶぜ!」
凛「……」
凛「……あの、調子悪いから、帰ります」
凛(その後しばらく私は休んだ)
凛(夢だろうと思って)
凛(たぶん、ずっと寝たら夢から覚めるんじゃないかなって)
凛(しばらく休んでた)
凛(その間テレビたちで卯月たちの話題を聞くことはなかったから)
凛(本当に夢だったんじゃないかなと思ったけど)
凛(なんだか怖くて、事務所にもいけず)
凛(……予定してたライブの日になった)
凛(さすがに休むわけにはいかないから、無気力な体をがんばって起こして)
凛(何とか予定されてた場所に向かった)
卯月「凛や!」
未央「凛やで!」
凛「あ、うん」
凛「ごめん、休んでて」
卯月「お前おれのこと嫌いなのかと思った」
未央「お前、我のこと好き?」
凛「あ、うん」
卯月「きゅん……」
未央「きゅんきゅん……」
凛「……」
凛「……魚氷ちゃんは?」
未央「ステージやで!」
卯月「おれらの先に歌うんやで!」
凛「……ああ、そう」
凛(着替えてからステージのほうを見に行く)
凛(確かにそこにはいつもと変わらない魚氷ちゃんの姿があった)
凛(今まさに、ステージへとあがろうとしていた)
魚氷ちゃん「……」ジィ
凛「!」
凛(一瞬、魚氷ちゃんはこちらを振り向いた)
凛(そのとき、あのどこまでも深い穴のような目を私は覗き込んだ)
凛(いや、覗き込まれていたのかもしれない)
凛(……よくわからない)
凛(でも、一度瞬きして、もう一度魚氷ちゃんの姿を見ると)
凛(キュートでラブリーでプリティな魚氷ちゃんになっていた)
凛「!」
魚氷ちゃん「……」クルッ
魚氷ちゃん「……」スタスタ
魚氷ちゃん「魚氷に上り、耀よひて」
凛(そして、魚氷ちゃんは歌い始めた)
卯月「……すごい、いい曲ですね」
凛「……卯月」
未央「かっこいいよね」
凛「未央……」
卯月「私たちも負けてられませんね」
未央「うん……あんなかっこいいもの見せられたんだから」
凛(……いつの間にか二人の声が普通に聞こえるようになっていた)
凛(……もしかしたら私がおかしかったのかもしれない)
凛「……私たちもかっこいいところ見せなきゃね」
未央「うんっ!」
卯月「はい!」
魚氷ちゃん「……」ペコリ
凛「終わったみたいだね」
卯月「じゃあ、行きましょうか」
凛「うん」
未央「せーのっ」
卯月「キンコン!」
凛「カンコン!」
未央「玉三郎!」
芳乃「おはようなのでしてー」
モバP「ようきたな!」
芳乃「おおー」
卯月「お前、いとおかしゲームする?」
未央「YES or はいやで」
凛「YES or はい! きゅんきゅん!」
芳乃「ほうほう、なるほどー」
魚氷ちゃん「……」
芳乃「そなたの影響でしてー」
芳乃「しかし、ここまで強く影響が出るとわたくしにはいかんともしがたくー」
芳乃「そのまま生を全うしていただくしかないかとー」
芳乃「……」
芳乃「……」
芳乃「こうなってしまっては、わたくしももはやここにいる必要はないのでしてー」
芳乃「それではまたいずれ、どこかで出会うことがあればー」
芳乃「……」
芳乃「……」
「助けてくれよ」
芳乃「……」
芳乃「……」
芳乃「……どなたがいったのかはわかりませぬがー」
芳乃「世に一切の衆生がなくなるまで」
芳乃「人は憎しみの海を泳いでいくのだろう」
おしまい
たまごについて書こうかと思ってたけど突発的に思いついたので
小坊主がよしのんだとか、育江さんが美優さんだとか、おんなのこが雪美だとか、極卒君が幸子だとか考えてたけど収拾つかなくなりそうなのでカットしました、今でも収集ついてないけど
魚氷ちゃんかわいいのに検索してはいけない言葉に入ってて笑う
読んでくださった方ありがとうございました
次はたまごか牛乳で書きます
書き忘れてたけど元ネタには「あさきの世界」や「Bemani Backstage」もあります
BE生も面白いけど、yueiとあさきのコンビがまたみたい
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