24歳俺「ど、どういうことだよそれ、お、お前は俺の未来の姿じゃないのか？なぁ」

32歳俺「違う」


32歳俺「お前は18の時に漫画家になりたかったが、親の反対にあい、結局両親と担任の先生に勧められるまま、私大の法学部にはいったのだろう？」

24歳俺「え？あ、あぁそうだ……」

32歳俺「そこで興味のない授業を受け、中途半端に公務員試験の勉強をして、怠惰な生活を送って……」


32歳俺「ついでに在学中に変な病気を発症して尻から血が流れ続けるはめにもなった、そうだろ？」

32歳俺「だが俺は違ったんだ、両親と話しあい高校を卒業してから漫画家への道を志し、そして今日まで頑張ってきたんだ」

32歳俺「同じく変な病気にかかって尻から血が流れ続ける状態にもなったが、それにもめげずな」

24歳俺「……………」

32歳俺「大学に入ったのは自分の本意じゃなかったとか」

32歳俺「卒業したあとも病気のことや中学高校とイジメられてたことや」

32歳俺「母親がヒステリーだったことを言い訳にして引きこもってるお前には無理だよ」


24歳俺「…………………………」

32歳俺「つまりはそういうことだ、分かったか？」

24歳俺「……だったらお前は、いったいここへ何しに来たんだよ！！」

24歳俺「自分語りでもしにわざわざ別の未来から来たってのか！ああっ！？いまだに親と同居して引きこもって脛かじって生きてる俺のとこになんきっしょ！うわこいつまじきっしょくっさww」


32歳俺「これから先……俺にだって大変な未来が待っているだろう、きっとな」

32歳俺「そんなときになってへこたれないように、別の自分の惨めな姿をみてそれを今後の励みにしようと思って」


24歳俺「は？(威圧)」

32歳俺「さすがにコイツよりはマシだわ俺k」

24歳俺「ふっっっざけんな！！！

24歳俺「とっとと帰れクソが！死ね死ね死ね！！死ね死ね死ね死ね死ね」

32歳俺「言われなくてももう時間がない、ああそうだ……それと最後に」

24歳俺「あ？」

32歳俺「俺さあ、今度作品がアニメ化することになったんだわk」


24歳俺「ああああああああああああああいああ！！！！！！」

32歳俺「ちなみに主役の声優さんは

24歳俺「ああああああああぁぁぁああああああああ！！！ぁぁぁああああああああぁぁああぁあああああああおあおああ！！！！！！」