八幡「川崎といい感じになってる その2」 (166)
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八幡「川崎といい感じになってる」の続きです
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放課後
校門前
結衣「……」ソワソワ
三浦「結衣、落ち着きなよ。覚悟決めてるんでしょ?」
結衣「う、うん…だ、大丈夫だよ…」
三浦「全然大丈夫には見えないけど…」
三浦「いざとなったら、あーしいるしさ…隼人は…あんまり頼りにならないかな…こういうとき」
結衣「ひどいよ、優美子」
三浦「戸部や海老名巻き込むのもあれだしさ…ちょっと手薄かな~」
結衣「ううん、助けてくれる人はいるんだけど…あはは」
三浦「えっ?そうなん?」
結衣「でも、その人に頼っても悪いかなってさ…これはあたしが招いたことなんだし」
校舎の外
M「この場所が限界やな…」
A子の彼氏「車の中で男二人いるってだけで、既に怪しいだろ…」
M「だから、スモークフィルムわざわざ貼り付けたんやで…これなら見えへんやろ」
彼氏「余計あやしい気が…」
M「まあ、どのみちもうすぐやしな」
彼氏「お前、随分ご執心だな…そんなに気に入ったの?」
M「いや…あの子、今ヤバいぞ?このままやったら、もっと悪い奴に引っかかるやろ…美人やし」
M「でも精神的に落ち着く場所がないから、流されとる…最悪やん」
M「今回のこれで、うまい方向に行けばいいけどな」
奉仕部
雪乃「ねえ、比企谷くん」
八幡「なんだ?」
雪乃「私や由比ヶ浜さんは…あなたにはどう見えるかしら?」
八幡「どうって…?どういう意味だ?」
雪乃「やはり許せないかしら?」
八幡「おいおい、意味がわからんけど…そもそも、俺が許すとかじゃないだろ」
雪乃「…」
八幡「お前らは別の道歩んでるだけで…それが悪いことか?」
雪乃「…いいえ、その道なのだけれど…」
八幡「なんだ…?」
雪乃「崩れるかもしれないわ」
八幡「…そうか」
雪乃「驚かないの?」
八幡「川崎も、もしかしたら別れるかもって言ってたしな…脆い関係だって」
雪乃「そうね…川崎さんの言う通りだわ」
八幡「おまえ…葉山と別れるつもりなのか?」
雪乃「姉さんから叱責えお受けてしまって…それ以外にも、少し薄さは感じていたし」
八幡「…由比ヶ浜は?」
雪乃「あちらの方が深刻かもしれないわ」
八幡「やっぱりか…」
雪乃「由比ヶ浜さんは…今、自分の過ちと決別しようとしてるわ」
八幡「それって…Sと別れるってことだろ?」
雪乃「ええ…果たしてどうなるか…」
八幡「…」
休憩です
スタスタ
結衣「あ、来た…」
三浦「…結衣、正念場」
結衣「うん…!」
S君「結衣、待たせたかな?」
結衣「ううん、大丈夫だよっ」
S君「あれ、三浦さんも一緒か…」
三浦「ま~ね、ていってもあーしは木陰の木みたいなもんだから」
S君「うん…?」
結衣「あのね、S君」
S君「なにかな?」
結衣「実は…言わないといけないことがあって」
S君「なんだい?」
車内
M「ほ~、あいつがそうか…男前やな」
A子の彼氏「背も高いな…M、いざとなったら強硬手段に出るのか?」
M「自慢じゃないけど、俺喧嘩弱いからな…人の顔面なんか怖くて殴られへん」
彼氏「いや、普通はそうだろ?」
M「それにこの歳で人殴ってたら、もう人として問題あるやろ」
彼氏「そうかもしれないけど…」
M「日本は先に手出した方が悪いという鉄則がある国やからな~」
彼氏「そういうことね…いや、でも普通のことだろ?」
M「それ実践できてる奴が何人おるかやな」
M「特にああいう奴は…」
彼氏「高校内の問題で警察沙汰にできるか?」
M「いや、俺部外者やし、俺が個人的に呼んだら終わりやな」
彼氏「うわ…マジか」
S君「黙ってたらわからないよ、話ってなに?」
結衣「うん…じつはさ…もうさ」
S君「うん?もう?」
結衣「ハロウィンでもさ…なんかあたし道具みたいに扱われてたし…」
S君「え?」
結衣「正直、あの時はS君への感情も冷めてさ…もう、卒業まで持ちそうにもないし…」
S君「え?え?結衣?」
三浦「言ったれ、結衣っ」
結衣「S君…あたしと別れてっ」
S君「…!」
結衣「お願い…」
S君「なんで…?そんなこと言うんだい?結衣…」
結衣「S君…ごめん」
S君「なんで…僕たち、けっこう相性よかったと思うけど…なんで?」
結衣「理由は…さっき言ったよね…」
S君「比企谷か?やっぱり、まだあいつのこと…!」
結衣「ヒッキーは関係ないよ」
S君「うるさいっ!そうに決まってるだろ!」
結衣「ひっ…」
三浦「大声出すなっての…理由はさ、結衣が話したじゃん」
S君「三浦…お前が入れ知恵したのかよ…?」
三浦「はあ?そんなことしてないし…あんたが、結衣に振られただけでしょ?」
S君「…っ!」
結衣「S君…別れてくれるよね?」
S君「…ふざけんな…!」
ガシ
S君「絶対別れないからな、結衣っ!身体の相性だって良かったのに…簡単に手放してたまるかっ!」
結衣「いたい…!やっぱり、その程度なんじゃん、あたしなんてっ!」
S君「なにを…!」
三浦「ちょっと、あんたいい加減に…!」
S君「うるさいっ!」
M「おいおいおいおいっ!まてまてまてっ!」
S「なんだ…!?」
M「穏やかやないな~、こんな場所で…!」
三浦「…誰?」
A子の彼氏「どうも、A子の彼氏です」
三浦「あ~、あの大学生の…」
S君「誰だ?お前は…?」
M「いや、通りすがりの部外者やけど…」
結衣「…」
S君「…そうか、結衣、お前はこいつと…!」
結衣「えっ…違うよ…誤解だよ…!」
M(どないしよ…ここは一気に煽った方がいいか?)
M(ていうか、こいつ収まりそうにないからな~)
M(ていうか教員はなにしてんねん?これやから進学校は…)
M(まあ、学校の中の問題にされてもアレやけどな…)
M「つっても、この前遊んだけどなっ」
結衣「え…あ…」
S君「おまえ…!」
M(あ…目座ってる…歯くいしばっとこ)
ボカッ ボカッ ボカッ
S君「この野郎っ!よくも人の彼女を!」
M(そ、想像以上に…ここまで…するか…!?)
結衣「M先輩…!?」
A子の彼氏「M…!平気か?」
M「いや…平気やない…」
S君「この野郎…」
三浦「あんたって…アホだとは思ってたけど…ここまでとは」
S君「えっ…?」
M「…もしも~し…ここに暴漢が…命の危険感じました…」
S君「え…なんで…いきなり…?」
M「今度からは、よく考えて行動せなあかんな…坊や」
奉仕部
八幡「なんか騒がしくねぇ?」
雪乃「そういえばそうね…」
ガラガラ
いろは「せ、せんぱ~い、大変ですよっ!大変ですっ!」
八幡「一色かよ…どうした?」
雪乃「あら、一色さん…ごきげんよう」
いろは「あれ?雪ノ下先輩もいるんですか…?え?」
雪乃「…」
いろは「ま、いいですけど…実は、校門のところで…傷害事件?があったらしくて…」
八幡「傷害事件…誰だ?」
いろは「どうも結衣先輩絡みらしいんですけど…」
八幡「おい…それってまさか…」
雪乃「由比ヶ浜さんが…?」
いろは「殴られたのは部外者みたいですよ~」
八幡「…どういうことだ…?」
すみませんが 今日はここまでもうすぐ終わります
乙
いろは「あれ?雪ノ下先輩もいるんですか…?え?」
ここはもっとゴミでも見るような対応でやってほしかったな
いろは「え?雪ノ下先輩?(なんでここにいるんですか汚らわしい)」みたいな
校門
八幡「人が多いな…」
いろは「そうですね」
雪乃「由比ヶ浜さんはどこかしら?大丈夫なの?」
八幡「あそこか…いた」
いろは「無事みたいですね~よかったです」
八幡「三浦もいるな」
三浦「あっ!ヒキオ、遅いしっ!なにやってんの!?」
八幡「え?俺、怒られてんの…?」
三浦「とにかく、こっち来なっての」
結衣「へ、平気ですか…?ごめんなさい…ホントに…」
M「ま、気にすんなって…これで問題もいい方向に向かうやろ。ちょっと有名人になるやろけどな」
結衣「は、はい…」
M「それより、事情聴取が面倒そうやな…俺らに非がないとはいえ」
八幡「由比ヶ浜…?平気か?」
結衣「あ、ヒッキーっ!」
八幡「事情は三浦から聞いたけど…その、大変だったな…」
結衣「あ、あたしは大丈夫だったんだけど…」
八幡「…」チラ
M「…」チラ
八幡「…」ペコ
M「俺らは警察の人らのところ行ってくるわ」
結衣「あ、わかりました…」
八幡「…」
スタスタ
A子の彼氏「なあ、よかったの?」
M「なにが?」
彼氏「お前…やられ損じゃね?別に対価もらったわけでもないんだろ?知り合ったばかりで」
M「う~ん、まあ覚悟してたし仕方ないやろ…」
彼氏「お礼に一発やらせてもらうとか」
M「あ~結衣ちゃんにそれやったらおつりがきそうやな…」
彼氏「だろだろ?いけそうじゃん」
M「いや、その後虚しくなるやろ絶対…」
M「付き合うっていうのも、なんか違う気がするしな」
彼氏「うわ…なんか変な性格してるな」
M「うっさい」
結衣「あ、あのさ…」
八幡「おう…」
いろは「…」
三浦「…」
雪乃「由比ヶ浜さん…」
結衣「その…さ、ヒッキーには色々謝らないといけないことあったり…えっと」
八幡「謝ること?そんなのあんのか?」
結衣「えっと…その、ヒッキーのこと蔑にしちゃったこととか…奉仕部も…」
八幡「部活サボってたことだな?それなら、これから来てくれよ」
結衣「え……いいの?」
八幡「なんで?お前、退部届け出したっけ?」
結衣「でも…あたし、最近全然行けてなかったよ…?」
八幡「そういうのはいいから…明日から来てくれよ」
結衣「ヒッキー…」
八幡「Sとのことは…正直俺では相談にのってやれそうにないしな」
結衣「…」
八幡「進んだ道が瓦礫に埋まってしまったんなら…戻ってくるしかないだろ?」
結衣「ひ、ヒッキー…っ!」ダキ
八幡「うわっ…!だ、抱き着くなよ…!」
結衣「わあああぁぁぁぁ…」
八幡「わかった…わかったからね?とにかく離れましょうか…?」
いろは「先輩…なにやってるんですか…」
三浦「ヒキオ…」
八幡「なんでゴミを見るような目で見るんですかね…ホントに…」
川崎「…」
雪乃「あら?お客さんみたいね」
八幡「か、川崎…よ、よう…」
川崎「なにやってんの?」
八幡「…ちょっと問題が解決したような…そうでもないような」
川崎「あっそ」
八幡「おい…いや待て、川崎…事情はなんとなくわかるだろ…」
川崎「わかんないし…知らない」スタスタ
八幡「おい、川崎っ…待てって…!」
川崎「明日のお弁当、ランクメチャクチャ落とすから」
八幡「一応作ってきてはくれんのな…」
三浦「なに、あのバカップル…ふん」
いろは「三浦先輩って、先輩のこと好きなんですか?」
三浦「なっ!そ、そんなわけ……ないし…」
いろは「なんか、最後の方弱かったですよ」
三浦「…」
葉山「雪乃ちゃん、優美子…!怪我はないか?」
雪乃「葉山くん…」
三浦「隼人…あーしらは大丈夫だって」
葉山「そうか…よかったよ…しかし、Sの奴が…」
三浦「あんなに暴れたのは予想外だった」
葉山「あぶなかったね、部外者が助けてくれたとか?」
三浦「まあ…部外者っていうのは間違ってないけど…」
葉山「俺がいれば…すまない」
雪乃「いえ、あなたのせいではないでしょう、気にしないで」
三浦「でも、隼人がいたら…多分、殴ってたでしょ?相手を」
葉山「…それは…」
三浦「それだったら、まずかったよきっと…」
三浦(あれは…なんとなく、ヒキオみたいな戦法かな?)
次の日
八幡「一日しか経ってないが…なんか、1年くらい経過したみたいな雰囲気だな…」
戸塚「人って、急に環境変わるとそういう錯覚に陥るって言われてるね」
八幡「そうか…」
戸塚「でも昨日は凄かったらしいね」
八幡「一色から聞いたのか?」
戸塚「うん、そうだよ」
八幡「警察沙汰とか…平塚先生も忙しいだろうな…」
戸塚「先生の落ち度じゃないし…大丈夫じゃない?S君のせいなんでしょ?」
八幡「100%な…しかし、受験に響かないといいが…由比ヶ浜も」
戸塚「S君は…まあ、退学かな」
八幡「それはそうだろうな…」
戸塚「八幡はさ…許すの?彼女たちを」
八幡「…そうだな、て、許すもなにもないけどね」
戸塚「僕はさ、部外者だし…直接言う権利なんかないって思ってたけど…」
戸塚「それぞれ違う道を進んだのはいいと思ったんだ…」
戸塚「でも、あの二人の道は…あんまりいい道じゃなさそうって思ってたけど…」
八幡「戸塚も思ってたの?」
戸塚「でもそれは僕が、恋愛経験未熟だからかなって思ってたんだ、でもさ…」
戸塚「こういうことがあって…」
八幡「…おう」
戸塚「それも経験にはなったんだろうけど…」
戸塚「何事もなく、元の鞘に収まるのは…どうなのかな?」
八幡「第三者視点ってやつかな…」
戸塚「えっ?」
八幡「川崎も…同じように思ってるかね」
八幡(そういえば、一色も昨日雪ノ下を見る表情が…そういうことだったか)
八幡(なんで、今更奉仕部来てるの?って感じだったしな…)
八幡「決して元通りじゃない…この半年で大きく変わったな…」
戸塚「僕は、八幡が気持ち的に割り切れるならそれでいいと思うよ?」
八幡「雪ノ下も葉山と別れる感じだし…彼女もち俺だけ?え?」
戸塚「いつかとは、逆の立場になってるね」
八幡「おいおい…マジかよ」
戸塚「でもさ、八幡は既に辛さを経験済みだから…彼女たちを蔑ろにはしなさそうだよね」
八幡「まあ、奉仕部には卒業までは参加するっての」
戸塚「うん、さすが八幡」
別の場所
葉山「雪乃ちゃん…本気かい?」
雪乃「ええ、距離をおいてくれないかしら?」
葉山「陽乃さんがそんなことを…」
雪乃「私たち、少しハメを外し過ぎていたわ…」
葉山「そうかもしれない…でも…」
葉山「比企谷のところに戻るのかい?」
雪乃「奉仕部に戻るだけよ」
葉山「同じじゃないか…」」
雪乃「私は今、どこに向かえばいいのかわからないの…」
雪乃「卒業までに…そのことを考えたいのよ…安心できる場所で」
葉山「雪乃ちゃん…」
雪乃「ごめんなさい、葉山くん」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昼休み
川崎「はい、お弁当」
八幡「あれ…ランクが…」
川崎「き、昨日は…あたしも大人げなかったから…」
八幡「だから、誤解だって言っただろ」
川崎「そうだけどさ…やっぱり色々…由比ヶ浜と引っ付いてるしさ」
八幡「妬いたというわけか」
川崎「バカ…っ!」
八幡(1ランクくらい下がったのか?それでも豪華すぎるけど…)
八幡(次は何でお返しするのか…?季節的にはクリスマスか…)
川崎「今日も奉仕部行くの?」
八幡「まあな…由比ヶ浜も来るし、久しぶりに3人集まる」
川崎「そっか、再出発って感じなんだ」
八幡「そうなるかな」
川崎「昨日の事件もそうだし、由比ヶ浜も大変だね」
八幡「まあ、被害者の立場だしなんとかなるって」
川崎「だといいけどさ…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
放課後
川崎「あたし、教室で待ってようか?」
八幡「図書室で待っててくれって…奉仕部来ないの?」
川崎「なんとなく行きにくい…元々仲いいわけでもないしさ…色々思うところあるし」
八幡「そうか、じゃあ後で迎えにくるな」
川崎「うん、待ってるよ」
いろは「あれ?先輩じゃないですか?」
八幡「おう、一色か」
いろは「川崎先輩待たせてるんですか~?」
八幡「いや、まあ…て戸塚は?」
いろは「戸塚先輩は先に帰りましたよっ」
八幡「そうか…お前は生徒会だもんな」
いろは「そうですけど…昨日のS先輩の処遇とかで面倒になりそうで…」
八幡「あいつどうなんの?」
いろは「さあ?部外者の人が被害届け取り下げたんで罪は軽くなるみたいですけど…」
八幡「マジか…由比ヶ浜の知り合いっぽいしな」
いろは「ただし、二度と結衣先輩に近づかないようにってことらしいです」
八幡「ふ~ん」
いろは「学校は退学になりそうですね」
八幡「まあ…そうだろうな…傷害の現行犯だしねっ」
いろは「一応、自主退学って形にするみたいですけど…」
八幡「そっちの方が、履歴的には有利か」
いろは「大学受験するためには大検でしたっけ?そういうのいるし面倒ですよこれから」
八幡「高校中退扱いだからな…」
いろは「あ、奉仕部に行くんですよね?わたし用事あるんで、これで失礼しますねっ」
八幡「おう」
八幡「じゃあ、行くか」スタスタ
八幡(被害届け取り下げた…か)
八幡(おそらくその部外者は、相手に殴らせてそのまま警察呼んで終わらせた…理性的だな)
八幡(なんか仲良くなれそうな気がする、俺も同じ立場ならそうやって由比ヶ浜を救ったと思うし)
スタスタ
三浦「ヒキオ」
八幡「三浦…なにやってんだ?」
三浦「結衣を送ってた」
八幡「奉仕部にか?」
三浦「一人では行きにくそうだったから」
八幡「まあ…そうか」
三浦「じゃあ、あーし帰るね」
八幡「おう、なんか悪かったな」
三浦「ヒキオさ…」
八幡「なんだよ?」
三浦「今、あんたいい顔してるよね、3か月前よりも」
八幡「3か月前って…そうかよ」
三浦「楽しそうでいいじゃん、じゃあね」
八幡「おう」
八幡(そういえば、三浦に告白されたんだよな…信じられんけど)
八幡「ちょっと緊張するな…よ~し」
ガラガラ
八幡「おっす」
雪乃「あら、比企谷くん、こんにちは」
八幡「よう」
結衣「あ、あはは…やっはろ~…ヒッキー…」
八幡「由比ヶ浜…久しぶりだな」
結衣「うん…ヒッキー」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
結衣「そっか、隼人くんと別れたんだ」
雪乃「ええ」
八幡「ま、いいんじゃね?俺にはそれくらいしか言えんが」
雪乃「あら、余裕の発言ね…」
八幡「彼女いるしな」
雪乃「先に言われたわ…」
結衣「ヒッキーらしくない…イケメン発言だよ…」
八幡「今のは冗談だからな?」
雪乃「ところで…今日はどうしようかしら?」
結衣「どうって?」
雪乃「私としては…3人で夕食でも行きたいのだけれど」
結衣「あ、それいいかもねっ…あはは」
雪乃「そ、そう…?比企谷くんは?」
八幡「川崎を待たせてるからな…一緒でいいなら」
結衣「そっか…でもいいかな?」
雪乃「そうね…では4人で行きましょう」
八幡「…」
八幡(気を遣ってるっていうのが手に取るようにわかる…)
八幡(3人がこうして揃ったけど…関係性はまだまだハリボテ同然…)
八幡(でも、こうして戻ってきた…まだ時間もあるしな…)
八幡(卒業までに徐々に関係性を修復していけばいい)
八幡「それじゃあ、川崎呼んでくるな」
結衣「うん、お願いね」
ガラガラ
雪乃「…ふう」
結衣「ごめんね…なんだか…空気軽くできなくて」
雪乃「私もよ…でもここが安息の場だって改めて思ったわ」
結衣「うん、そうだね」
雪乃「失ったものも大きいのだけれど…」
結衣「処女とか…」
雪乃「いえ、私は別に…そういのを言ってるわけじゃなくて」
結衣「あ、そうなんだ…」
雪乃「…」
結衣「…」
雪乃「でも…そうね、私たちにとって…今日が再出発の日ね」
結衣「うんっ!再出発だねっ!」
結衣(M先輩…あたしは奉仕部を足場にして…進んで行きますっ)
図書室
川崎「なんで、二人と一緒なの?」
八幡「すまん…なんか急に決まったことで…」
川崎「急って…あのね」
八幡「再出発の門出だったしな…断りずらくて…」
川崎「あの二人、まだ比企谷のこと狙ってるとか?」
八幡「ばか…そんなことないっての」
川崎「あんたはそうでもさ…あの二人はわかんないじゃん」
八幡「なら、断るか?お前が嫌なら…」
川崎「…いいよ、別に」
八幡「マジか?いいのか?」
川崎「うん、あたしだって別に奉仕部の門出を壊したいわけじゃないしさ」
八幡「すまん…恩にきる」
八幡(川崎も内心は煮え切らない気がする…)
八幡(色々フォローとかいれとかないとな…小町に相談してみるか?)
八幡(クリスマスイブにデートにでも…あれ?なんかリア充っぽくね?)
川崎「でもちょっとだけ安心してる」
八幡「なにが?」
川崎「比企谷が、あの二人に対して恋愛感情なさそうで」
八幡「おいおい…」
川崎「なんとなくだけどさ…伝わってきてるよ」
八幡「今はさすがにな…美人の彼女もいるし」
川崎「だから…そういう発言は…」
八幡「なんだよ、事実だぞ?」
川崎「~~~~~っ!」
八幡(顔真っ赤だぞ、川崎…)
八幡(俺はこれから、川崎と親睦を深めて行くわけだけど…)
八幡(あいつらは、また道を見つけるところからか…)
八幡(まあ、とにかくきょうは奉仕部の門出を祝うとするかね…)
八幡「行こうぜ、川崎」
川崎「うん、比企谷っ」
おわり^^
終了しました ありがとうございました~^^
大学卒業後……
雪乃(あれからどのくらい経ったのだろう…わたしと由比ヶ浜さんが奉仕部を蔑ろにして恋人を作って、
比企谷くんとの仲を壊してしまったのは…結局二人とも恋人と別れて奉仕部に戻ったのだけれど、比企谷くんとの
仲は完全には修復出来なかった…)
雪乃(それぞれ大学に入って、キャンパスライフを謳歌するものだと思っていたけど、わたしの大学生活は灰色だった…)
雪乃(…今になって気付くなんて…比企谷くん…あなたを…)
・・・・・
街の喫茶店・・・
結衣「ゆきのん…何か元気ないね…」
雪乃「そういうあなたも…」
結衣「そうかも…」
雪乃「…やっぱり…比企谷くんのことかしら?」
結衣「…うん…」
雪乃「結局、あなたは出席するのかしら?…比企谷くんと川崎さんの結婚式に…」
結衣「………ゆきのんはどうするの?」
雪乃「………」
結衣「………」
雪乃「…わたしは…欠席しようと…思うの…ずいぶん勝手な事言うようだけど…わたし…素直にあの二人を
祝福出来ないわ…自分が悪いのに…」
結衣「…私もだよ…あんなに幸せそうな沙希を見てると…祝福してあげなきゃって思うんだけど…」
雪乃「…勝手に彼から離れたのに、未だに彼のことを忘れられないなんて…どうして…あの時…
それに…わたしの身体はもう…汚れてるし…今更比企谷くんに近づけないし…」
結衣「ホント…私…バカだ…S君みたいなヤツに…オモチャにされて…でも…私がバカだったから…
あの時はわからなかった…何で…今も…ヒッキーの事忘れられないんだろ?」
雪乃「こんな気持ちじゃ、二人に迷惑を掛けてしまうわ…やっぱり…欠席しましょう…」
結衣「…そうだね…でも…ホントにそれで良いのかな?」
雪乃「………」
結衣「………」
数日後・・・
街の喫茶店・・・
沙希「…雪ノ下、話って何?」
雪乃「………」
沙希「…どうしたんだ…呼び出したの、そっちじゃない?」
雪乃「…ごめんなさい…あの…あなたと比企谷くんの結婚式なのだけど…」
沙希「………」
雪乃「…申し訳ないのだけど…欠席させてもらうわ…」
沙希「…そう…理由は…何となくわかるけど…一応聞かせて…」
雪乃「…川崎さん…怒らないで聞いてほしいの…わたし…あなたと比企谷くんを…素直に…祝福出来ないの…
自分勝手なのは重々承知してるのだけど…本当は笑って二人を祝福しなければって、頭では思うのだけど…
どうしても…出来ないの…ごめんなさい…」
沙希「…まぁ…そんなことだろうと思ったよ…あんたまだ…八幡の事が…諦められないの?」
雪乃「…えぇ…そうよ!」
沙希「ずいぶん勝手だね…なら、高校3年から今まで時間はあったのに、何で八幡に気持ちを伝えなかったんだ?」
雪乃「…だって…あなたが既に恋人になっていたじゃない!それに…わたしは彼に酷い事をしていたし…
身体だって…汚れてしまったし…」
沙希「雪ノ下、酷い事したってのはわかるが、身体が汚れたって…別に処女じゃなければ駄目な訳ないだろ!それに
あんた、別に犯罪を犯した訳でもないだろ!」
雪乃「…川崎さん、わたしは比企谷くんから逃げたの!それで、葉山君と付き合って…確かに葉山君と付き合っていた時は
楽しくなかった訳では無いわ…でも…奉仕部をないがしろにして、わたしも由比ヶ浜さんも浮かれて…それで、結局は
何も残らなかった…気が付いたら、自分が大切にしたいモノを失ってた…それが比企谷くんだった…」
沙希「………」
雪乃「…今考えると…葉山君の事、大して好きでも無かった…そんな人に身体を捧げて…本当に素敵な恋愛ならそうは
思わないかもしれないけど…結果的にわたしは自分で自分の身体を穢してしまったの…だから…比企谷くんに…
近付けなかった…」
沙希「…あんたの考えはわかるけど…葉山が気の毒だね…」
雪乃「………」
沙希「…わかった…それじゃ…雪ノ下は欠席で良いね?」
雪乃「…えぇ…ごめんなさい…」
沙希「…多分…由比ヶ浜もだろ?」
雪乃「…えぇ…」
沙希「………」
雪乃「川崎さん…これだけは信じて…わたしはあなたと比企谷くんが幸せになる事を願っているわ!…さっきの気持ちと
矛盾してるけど…でも…比企谷くんには…幸せに…なって…欲しいの…」ツー
沙希「…雪ノ下…」
数ヶ月後・・・
雪乃の自宅マンション・・・
陽乃「ひゃっはろー、雪乃ちゃん!」
雪乃「…姉さん…何しに来たのかしら?」
陽乃「あれあれー?元気無いぞ~!」
雪乃「そんなこと…無いわ…」
陽乃「さて、雪乃ちゃん。今日は雪乃ちゃんにプレゼントを持ってきたよ!これを一緒に観ようね」ニコニコ
雪乃「何かしら、このDVDは?」
DVDセット…
雪乃「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
陽乃「どうかしら?比企谷君と川崎さん…じゃなくて沙希ちゃんの結婚式のビデオ♡」
雪乃「………」
陽乃「ほら、雪乃ちゃんってば、2人の結婚式欠席したでしょ?だから、その様子を今雪乃ちゃんに見せてあげてるんだよ!」
雪乃「………」
陽乃「どうしたの、雪乃ちゃん?ほらっ見て、そこに私が映ってるでしょ!ホント綺麗だよね~、花嫁の沙希ちゃん!
比企谷君も幸せそうで!ふふふっ、どうしたの?押し黙っちゃって♡」
雪乃「………」キリキリキリ…
陽乃「わあ、素敵だな~!ほらっ、比企谷君と沙希ちゃんの誓いのキス!」
雪乃「………タイ…」ズキンズキンズキン…
陽乃「んっ、どうしたの?」
雪乃「イ……イタイ……」ズキズキズキズキ
陽乃「雪乃ちゃん?」
雪乃「む…胸が…痛い!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!」バタッ!
陽乃「ちょっと雪乃ちゃん!」
ピーポーピーポー……
・・・・・・・・・・
病院・・・・
医者「……それではお大事に」
陽乃「…ありがとうございました…」
雪乃「………」
陽乃「…まさか…これ程まで比企谷君の事を……ちょっとやり過ぎたか…」
雪乃「………」
一方その頃・・・
・・・・・・・
ホテル前……
結衣「×一さん、今日はありがとうございました…」
×一「いやいや、楽しかったよ、結衣ちゃん!」
結衣「…今度…何時逢えますか?」
×一「…そうだな…2週間後かな?」
結衣(…私は高校卒業後、大学で適当に過ごしてOLとして働いている…そしてこの×一さんと…何となく付き合っていた…
奥さんと別れて、今は独身だという彼に、私は自分を重ねていた…未だにヒッキーの事を…)
結衣「…あの…×一さん…×一さんは私のこと…」
ツカツカツカツカ…
バチン!
結衣「!!!!!!!!!!!」
????「あなたね!私の主人の浮気相手って!」
結衣「えっ?」
×一「おいっ、×子!何で個々に?」
×子「あなた、単身赴任先で浮気なんて!!!私が何も知らないと思ったの?」
結衣「えっ、×一さん…結婚してたの?」
×子「あら、あなた…知らなかったのかしら?」
結衣「そんな!!私と結婚してくれるっていってたのに!」
×一「誤解だ、×子!俺は…この女に騙されただけだ!」
結衣「×一さん、ヒドイ!私を騙したの?」
×子「あら、あなたこの男に騙されたのかしら?全く…酷い男ね!もう我慢できないわ!離婚よ!」ツカツカ…
×一「そんな…待ってくれ…」ダッ!
・・・・・・
結衣「………あははははは…何だ…また…私…騙されてたんだ…あははは…」ガクッ
???「…やっと見つけたぞ…結衣…」
結衣「Sくん?」
S「…よくも俺をハメてくれたな!お前…ずいぶん男漁りしてるみたいじゃないか!」
結衣「何言ってんのさ!」
S「うるさい結衣!」グサッ!
結衣「!!!!!!!!!!!!!!」バタッ…
S「アハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!」
ピーポーピーポー……
・・・・・・・・・・
病院・・・・
雪乃「…由比ヶ浜さん、大丈夫?」
結衣「…うん…何とか…」
雪乃「本当に良かった…刺された所があと数cmずれていたら、あなた命を落としていたのよ…」
結衣「………」
雪乃「…それと…S君は車を奪って逃走中に事故を起こして、そのまま亡くなったそうよ…」
結衣「…そうなんだ…ところでゆきのん、どうしてパジャマ姿なの?」
雪乃「…わたしもここに入院していたの…」
結衣「どうして?何で教えてくれなかったの?」
雪乃「…わたし…自宅で倒れたの…急に胸が痛くなって…検査したけど…特に異常は無かったのだけれど…」
結衣「…どうしてそんなことに?」
雪乃「姉さんが…比企谷くんと川崎さんの結婚式のDVDを持ってきて、それを無理やりわたしに見せたの…
丁度比企谷くんと川崎さんの誓いのキスのシーンで、急に胸が…」ズキズキズキ…
結衣「…ゆきのん?」
雪乃「…痛っ…ハァハァ…大丈夫よ、由比ヶ浜さん…」
結衣「…そっか…それで…私もそのDVDが送られてきたけど…まだ見てないんだ…怖くて見れなかった…」
雪乃「…そう…」
結衣「…ゆきのん…ヒッキーの事…諦めきれないんだ…」
雪乃「…そうね…」
結衣「…私達…どうしてこうなっちゃったんだろう…」
雪乃「…これがわたし達に与えられた罰なのかもしれないわ…」
結衣「………」
雪乃「………」
更に数ヶ月後・・・
オサレな喫茶店・・・
陽乃「隼人、これからどうするつもり?アンタ結局司法試験3回目を落ちて、弁護士の道を閉ざされたんでしょう?」
葉山「………」
陽乃「結局、頭が良いだけでは世の中は上手く行かないってことよ♪」
葉山「…はい…」
陽乃「それで、どうするの?」
葉山「…出来れば、雪ノ下建設に入れて貰えればと思ってるんですけど…」
陽乃「あははははは!今の凄く面白い冗談だね♪」
葉山「そんな!俺は真剣に考えて、陽乃さんにお願いしてるんです!」
陽乃「…隼人…本気で言ってるの…」
葉山「はい!」
陽乃「…隼人…アンタ世の中を舐めんの?アンタに何が出来るの?今のアンタに何のスキルがあるの?」
葉山「そ・それは…」
陽乃「あのね、いくら頭が良くても、ずっと働いたことのない人間を、そんなに簡単に雇う訳無いわ!
それに、アンタは今まで色んな失敗をしてきているのに、まるで反省していない!いつも他人任せで
自己弁護!そんな事がわかっているのに、雇う訳無いじゃない!」
葉山「そんな!どうして!」
陽乃「アンタ結局、雪乃ちゃんの事最後まで理解しようとしなかったしね♪」
葉山「………」
陽乃「雪乃ちゃんが比企谷くんの事忘れられなくて苦しんでいるのに、比企谷くんの話題ばかり出して苦しめるなんて♪」
葉山「あれは、雪乃ちゃんがもっとしっかりすれば、そんな事にはならない筈だ!それに俺だってそんなつもりは無かった…」
陽乃「アンタまた自己弁護する気?いい加減にしないと、流石に怒るよ!いつも勝手に動いて、状況を悪化させる。
やっぱりアンタはウチでは雇えないし、雇うつもりもないわ!雪乃ちゃんが本格的に鬱病になったの、アンタのせいだから!」
葉山「そんな!」
陽乃「隼人、あとね…今回の事、ウチのお父さんとお母さんが物凄く怒っていて、葉山顧問弁護士を解任したから!それと
この辺りの大企業の人事課にアンタの悪評流しといたから。じゃあね♪」スタスタ
葉山「陽乃さん、待ってください!」
それから更に数年後・・・
海沿いの公園・・・
雪乃(…あれからどの位経ったのだろうか…わたしの回りの環境は、すっかり変わってしまった…)
雪乃(…わたしは自宅で倒れてから、入退院を繰り返す様になり、まともに働けなくなってしまった…
酷い鬱病に掛かってしまったようだ…原因ははっきりしている…)
雪乃(あの日、姉さんが無理やり見せたDVD…比企谷くんと川崎さんの結婚式のビデオ…)
雪乃(結局、わたしは比企谷くんの事を諦めきれなかったのだ…全く自分勝手なものだ…)
雪乃(自分で勝手に諦めて…自分で勝手に恋人を作って…自分で無意識の内に比企谷くんを蔑んで…)
雪乃(…そして…気づいた時には…比企谷くんは川崎さんと…)
雪乃(心身ともに汚れ腐ったわたしは…比企谷くんに近付くことは…出来なかった…)
雪乃(そして…比企谷くんの事を思い出す度に…川崎さんと二人でいるところを想像する度に…
わたしの身体は…蝕まれていった…)
雪乃(姉さんはわたしが倒れてからは、比企谷くんの話題を出さなくなった…やっぱりわたしに気を使っているのかしら…)
雪乃(…でも…入院中に見舞いに来た葉山くんは…無神経にも比企谷くんと川崎さんの話題を出してばかりで、
わたしの症状を悪化させた…その事に激怒した姉さんは、司法試験に失敗した葉山くんを…取引のある土木会社に
就職させた…トンネル工事の掘削作業員だそうだ…ずっと各地の現場を渡り歩くみたい…)
雪乃「……ふぅ……寒くなってきたわね…そろそろ帰りましょう…」
遠くの方・・・
??「ぱぱー、ままー!」
??「あっ、そこにいたのね~♪ほらっ、パパそこにいるよ♪」
??「ほらっ、おいで~♪」
??「キャッキャ♪」
・・・・・
雪乃「何かしら…えっ?」
・・・・・
沙希「ふふふっ、本当にこの子はパパが好きなのね♪」
八幡「そうか?でも、お前の事も好きだぞ。ちょっとお前の姿が見えなくなると。『ママは?』って涙目になるし」
沙希「八幡、そろそろ帰ろうか?」
八幡「そうだな。ほら、パパが抱っこしてやるぞ♪」ヒョイ…
娘「ぱぱー♪」
・・・・・
雪乃「…比企谷くん…沙希さん…そう…もう子供まで…」ズキズキズキ
雪乃「!!!!痛っ……」バタッ!
雪乃「……………」
通行人「ちょっと!大丈夫ですか?すぐに救急車よびますから!」
ピーポーピーポー
・・・・・・・・
このSSまとめへのコメント
何か、あんまりスッキリしないね…
「・・・」って使いすぎて空気が一貫されすぎてる感。
妙なところで「っ」が入るのも謎。
4人をどん底に突き落とす陽乃ルートが見たい
これをもっとひどくしたのを見たことがあるだがその作者さん?もしくはそれベースにしてる?正直ちょっとエンドが上方修正されただけで全然買ってない……
ぬるすぎる
こんなクソssまだ続けてんださっさっと辞めろや
これ前の三浦ルートの別バージョンなんだよね。一度完結してる作品だから蛇足な感じがしました。
↑
別ルートなわけだから蛇足とはちょっと違うよね
はるのん希望
結局こうなるのか……
スッキリしない
葉山ざまぁwwwww
結局もやもやすんのかよ…
作者マンネリ好きすぎだろ
完全に蛇足になっちゃったね
死体蹴り見ても楽しくないわ
モヤモヤしかしないな。逆に凄いわ
いいぞ!もっとやれ!ヒャハー!
That Hayama guy fucked YukinoSHITa, he's still a winner...
神小説だった