雪歩「ハイタッチ!」 (45)
千早「小さきものたち」
千早「小さきものたち」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452857858/)
の続編のようなものです。
ナチュラルに翔太が出てきますが恋愛描写はありません。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453472457
雪歩「ハイタッチ!」
雪歩「……」ペラペラ
やよい「うっ……うー……」zzz
亜美「……あ、もう49連勝かぁ」
翔太「次、バトルシャトレーヌだね。一旦パーティ変える?」
亜美「うーん……このままでも十分勝てるっしょー」
翔太「そっか」
やよい「……もやし……」zzz
雪歩「……」メクリメクリ
雪歩「……って!なんなのこの時間!」
亜美「」ビクッ
翔太「」ビクッ
やよい「ん、ふあぁぁっ……」
亜美「もー!ゆきぴょん、いきなり大声出さないでよ!」
翔太「びっくりしたなぁ」
雪歩「あ、ごめんなさい……じゃなくて!」
翔太「なんなの、って言われても……」
やよい「うー……」
亜美「楽屋で待機、の時間に決まってるっしょー」
雪歩「そうなんだけど……さすがに長すぎるよ……」
亜美「そーいえば、何分たったっけ?」
翔太「準備に手間取ってるのでもう少しお待ちくださいって言われて、一人で楽屋にいるのが暇だったから外でたら亜美にポケモンやろうって誘われて、それからハウスのマルチバトルで49連勝だから……1時間半くらいは待たされてるんじゃない?」
亜美「あーもうそんなにたってるんだ」
雪歩「時間かかりすぎだよ……なに準備してるの……」
亜美「そんなこと亜美たちに聞かれても……」
翔太「なんか取り返しのつかないミスでもしたんじゃないかなー」
雪歩「それならそれで状況を伝えに来てよ……やよいちゃんが寝るほど待たされるって相当だよ……」
やよい「……出番ですかー?」
亜美「あ、やよいっちおはよー。ほら、いおりんが大きい声なんて出すからやよいっち起きちゃったじゃん」
雪歩「ご、ごめんねやよいちゃん。あと、まだ出番じゃないよ」
やよい「そーですかー」
亜美「それにしてもやよいっちがお昼寝なんて珍しいね。疲れてるの?」
やよい「最近お仕事が増えちゃって……家に帰ってもやることいっぱいあるからなかなか寝る時間がないの。さっきも寝るつもりはなかったんだけど、いつの間にか寝ちゃってた」
雪歩「やっぱり大変なんだね……無理しちゃだめだよ?」
やよい「ううん、最近は長介やかすみが、家のお仕事をたくさんやってくれてるので結構楽になってるんですー!その分、私はアイドルのお仕事をいっぱいがんばらなくちゃなーって!」
亜美「健気っしょ……」
翔太「ちょっと泣きそう」
翔太「ま、とりあえず僕たちはスタッフさんの指示があるまでは動けないわけだし。このままダラダラしてればいいんじゃないかなー」
雪歩「なんか腑に落ちないけど……しょうがないか。やよいちゃん、番が来たら起こしてあげるから、まだ寝てていいよ?」
やよい「うーん……せっかくだから、起きてることにしますー!」
雪歩「そう?でも、何かやることあるの?」
やよい「……そうだ!雪歩さん、私とお話しましょー!」
雪歩「え、私と?」
やよい「はい!よく考えてみたら、私雪歩さんとお話したことあんまりないなーって!せっかくなので、今たくさんお話しましょー!」
雪歩「わ、私で良かったら……」
やよい「ほんとですか!うっうー!ありがとーごさいまーす!」ガル-ン
雪歩(かわいい)
亜美(かわいい)
翔太(かわいい)
亜美「じゃ、亜美たちはバトルハウスの続きやろっか」
翔太「シャトレーヌ終わったらどうする
?そのまま続けるの?」
亜美「うーん……マルチで100連勝とか目指してもしょうがない気がするしねぇ」
翔太「じゃ、普通にバトルしようよ。見せ合い63で」
亜美「いいねい。じゃ、それでいこー。交代読みの神と言われた亜美の力、見せてあげるよ!」
やよい「雪歩さん、お休みの日はなにをしてるんですかー?」
雪歩「うーん、基本的には家にいることが多いかなぁ。たまに真ちゃんとか、千早ちゃんとかと外に出かけることもあるけど」
やよい「そーなんですかー。お家でいつもやってることってありますー?」
雪歩「家でやってることかぁ……ポエム……じゃなくて、お弟子さんの……でもなくて……」
やよい「?ポエ?おでしさん?」
雪歩「い、いや、違うの!そう、やっぱり私といったらお茶だから、いろんなお茶っ葉をブレンドしてみたりしてるかな!」
やよい「そーですかー!雪歩さんのお茶がいつもおいしい裏には、そんな秘密があったんですねー!」
雪歩「ひ、秘密ってほどでもないけど……やよいちゃんは休日はなにしてるの?」
やよい「うーん、わたしはやっぱりおうちで溜まってることを消化したりすることが多いかなぁ……あ、でもあんまり仕事がないときは、よく伊織ちゃんと遊びますー!」
雪歩「やっぱり、伊織ちゃんとよく遊ぶんだ。仲良いもんね」
やよい「はい!私と伊織ちゃんはしんゆーですから!」
雪歩「親友、かぁ……私と真ちゃんは、親友って言えるのかなぁ」
やよい「だいじょーぶです!雪歩さんと真さんは、立派なしんゆーですよ!きっと真さんもそう思ってます!」
雪歩「そうかな?ふふっ、ありがとうやよいちゃん」
やよい「私は思ったことを言っただけですからー!あ、そういえばー」
亜美「……ねぇ」ピコピコ
翔太「……何?」ピコピコ
亜美「……トイレくんはさ」
翔太「……そのトイレくんって呼び方なんなの?」
亜美「……いや、よく考えたらトイレくんと関わることがあんまりなかったから、なんて呼ぼうかなって。とりあえず思いついたあだ名を」
翔太「苗字をいじるのやめてよ……結構気にしてるんだから」
亜美「……じゃあなんて呼べばいいのさ。御手洗?」
翔太「苗字呼び捨てはなぁ……」
亜美「もー!わがままだなー!じゃあなんて呼んで欲しいの!」
翔太「うーん、亜美にくんとか付けられるのも違和感あるし……普通に翔太でいいよ」
亜美「面白みがないね……これだから翔太は」
翔太「人を呼ぶのに面白みを追求してどうするの…….てか結局翔太にするんだね」
亜美「ふっふっふ、喜ぶがいい。この私に名を呼ばせたアイドルはあずさお姉ちゃん、千早お姉ちゃんに続いて貴様が三人目だ……」
翔太「むしろ他のアイドルはみんなあだ名呼びしてたことに驚きなんだけど」
亜美「あれ、翔太はあんまり人のことあだ名で呼んでないんだっけ?」
翔太「僕はそんなに、かなぁ。黒ちゃんくらいだと思う、あだ名で呼んでたの」
亜美「……一番あだ名で呼んじゃいけない人っしょー……呼んだだけでめちゃくちゃ怒りそうじゃん」
亜美「へー!765プロからすると、いつも邪魔してくる意地悪なおっさん、ってイメージしかないんだけど」
翔太「黒ちゃん、765プロにものすごく敵対心持ってるからね……僕も、961プロ辞めた後は直接黒ちゃん、って呼ぶのやめちゃったなー。なんか怖くて」
亜美「ふーん」
翔太「……おっ、急所あたった、ラッキー!」
亜美「ちょっ、なんでそこで急所当てるの!当たってなかったら亜美勝ってたじゃん!」
翔太「運も実力のうち、だよー」
亜美「もー、そういうことばっかりするから鬼畜ショタとか中学生なのに可愛げがないとかネットで言われるんだって!」
翔太「そういうキャラで売ってるからいいんですー」
ギャ-ギャ-ワ-ワ-
雪歩「ふふっ、あの二人もなんだかんだで楽しそうだね」
やよい「そーですねー!でもよかった、最近、亜美ちょっと元気なかったから」
雪歩「え?そうなの?どうして?」
やよい「あんまり、真美と遊べてないみたいです。お休みの日がなかなか噛み合わないらしくて……やっぱり、いつも一緒にいる人と、急にいる時間が減ると、寂しくなっちゃうのかな」
雪歩「そっか……」
亜美「……」
翔太「どうしたの?急に黙っちゃって」
亜美「……ほんとはさ、ハウスのマルチ、真美とやるつもりだったんだ」
翔太「えっ、そうだったの?」
亜美「うん。……でもいいんだ、最近、なかなか真美と一緒にいられないし。家でもだいたいどっちかが仕事終わった後で疲れてるから、一緒にゲームする時間もないしさ」
亜美「亜美は真美と遊べないの、ちょっと寂しいのに、真美は全然そんな風に見えなくて。この前も、千早お姉ちゃんやひびきん、それにあまとうと、遅くまで遊んできたって楽しそうに話してきてさ。真美は亜美と遊べなくても、寂しくないのかな」
翔太「……」
雪歩「そんなことないと思うよ」
亜美「!ゆきぴょん……どうしてそんなことわかるのさ」
雪歩「だって、ずっと一緒に過ごしてきてたんでしょ?亜美ちゃんが寂しいって感じるなら、真美ちゃんだって寂しいに決まってるよ」
亜美「……そうかな」
雪歩「大丈夫、今はたまたま、真美ちゃんと遊べる時間が少ないだけだって!もう少ししたら、また前みたいに二人で遊べるようになるよ!」
亜美「……そうだね!亜美、ちょっと深く考えすぎてたみたい。もう少し待ってみるよ!」
やよい「……そうだ!」
亜美「?どうしたのやよいっち」
やよい「お休みの日、予定が合わなくて真美と遊べないなら、私たちと遊ぼうよ!」
亜美「えっ」
やよい「もしかして…….いや?」ウルウル
亜美「い、いやじゃないよ!でも、なんで?」
やよい「だって、真美と遊べなくて寂しいんでしょ?私たちじゃかわりにならないかな……」
亜美「……ううん、こっちこそ大歓迎っしょー!でも、私たち、ってどういうこと?やよいっち以外にもいるの?」
やよい「今日せっかくこうやって集まってるんだから、雪歩さんとか!」
雪歩「えっ、私?」
やよい「私たちと一緒に遊びませんか?」
雪歩「私でいいなら、全然構わないけど……」
やよい「うっうー!ありがとーございます!」
翔太(僕、一瞬で空気になったみたい……自分の楽屋に帰ろっと)
やよい「あと、翔太くんも!」
翔太「えっ!?僕も?」
やよい「うん!こうやって4人、長い時間同じ部屋にいたのも何かの縁だよ!お休みの日、一緒にあそぼ?」
雪歩「縁というよりは、スタッフさんのせいというか……」
翔太「うん、いいよ。最近、休みの日もやることなくて暇だったし」
やよい「えへへ、やった!四人もいれば、何をしたって絶対楽しいですー!」
亜美「ありがとう、やよいっち、ゆきぴょん、翔太。亜美のために」
雪歩「ふふっ、私は、ただみんなで遊んだ方が楽しい、そう思ったから遊ぶってきめたんだよ?だから亜美ちゃんは、自分のせいで、なんて気にする必要ないの」
翔太「そうそう!そんなこと考えてる暇あったら、今度何して遊ぶか、とか考えてたほうがいいよねー」
亜美「……そっか!そうだよねっ!」
やよい「よーし!じゃあ、約束の印に、『アレ』やりましょー!」
亜美「おっ、いいねー!」
雪歩「わ、私はちょっとしゃがんだ方がいいかな?」
翔太「僕、一回やってみたかったんだ、アレ!」
やよい「じゃあいくよー!せーのっ!」
4人「はい、たーっち!」
終わり
蛇足
翔太「それにしても冬馬くん、いつのまにか千早さんとかと仲良くなってたんだ」
亜美「うん、真美からあまとうも一緒に遊んだ、って聞いてびっくりしちゃったよ」
翔太「冬馬くんが女の子たちと普通に遊べるなんて、信じられないなぁ。もしかして、遊ぶ、ってことが先行して女の子と、っていう部分を意識してなかったとか……」
亜美「指摘してみたら、とたんに慌てだすかもねー。なんて、いくら単純なあまとうといえどさすがにそれはないっしょー」
翔太「あはは、そうだね!」
やよい「……えへへ……たのしみ……」zzz
雪歩「……いつまで待機してればいいんですかー!」
ほんとにおわり
今回は短めで、ギャグ要素も少なめに仕上がってしまいました。
タイトルはやよいの代名詞のひとつと、あと松本梨香/豊口めぐみの曲名からです。
次はたぶん
北斗「胸ポケットにファンタジー」
で書きます。
では。
中盤
貴音「ふむ、たしかこれがすぷりっとめいく、というものでしたか?」
北斗「……ねぇ、貴音ちゃん、さっきに比べて明らかに正確性が増してない?」
美希「食べ物関連を賭けるべきじゃなかったの……」
あずさ「ふふ、貴音ちゃん、頼もしいわ〜」
美希「あぶなかったの……貴音強くなりすぎなの……」
貴音「ふふ、あずさ、私たちが一位ですよ」
北斗「じゃあ、そこの自動販売機行ってきますね……」
あずさ「ふふ、悪いわね、北斗くん」
それからさらに1ゲームして
北斗「今度は勝ったけど……さっき勝ちたかったなぁ」
美希「今回は調子悪かったの……」
貴音「ふむ、コツがつかめてきた気がします」
あずさ「どうする?もう少しやるの?」
美希「うーん、今何時?」
北斗「ちょうど15時頃かな?」
美希「じゃあ2時間カラオケやって解散!でどう?」
あずさ「ふふっボウリングにカラオケなんて、若い頃を思い出すわ〜」
北斗「よし、じゃあやろうか、カラオケ」
美希「北斗はカラオケ、何歌うの?」
北斗「うーん、基本的にジュピターでしか行かないしなぁ。冬馬がアニソン、翔太がアイドル系、俺がバラード、って感じかな」
美希「ふーん」
あずさ「だれから歌うの〜?」
貴音「ふむ、では私から」
北斗「おっ、楽しみだな」
貴音「虹を〜むーすんでそーらのりぼん〜♪」
あずさ「貴音ちゃん、うまいわね〜」
北斗「765プロで歌唱力といったら千早ちゃんのイメージがありますけど、貴音ちゃんやあずささんも高いですよね」
美希「むーっ、ミキだってうまいんだからね!」
美希「まほうのじゅもん〜♪そんなもーのーいらーないさ!」
北斗「美希ちゃん、歌もうまいけど、やっぱり引き付ける力が凄いですよね……」
貴音「ええ、私たちふぇありぃの、せんたぁですから」
あずさ「ふふっ、美希ちゃん、かわいいわ〜」
北斗「ひとりじゃない〜きみ〜が〜夢に変わってゆく〜♪」
美希「むっ、やっぱり侮れないの」
貴音「男声ならではの魅力を引き出せている、そんなところでしょうか」
あずさ「ふふっ、素敵ねぇ」
あずさ「歩き続けて、どこまで行くの♪」
北斗「……すごいな」
美希「優しい声なの……」
貴音「包容力、というのでしょうか……とても、温かい気持ちになります」
美希「ふぅ、たくさん歌ったの〜!」
あずさ「あっというまに二時間たっちゃったわね〜」
貴音「もうこんな時間ですし、予定通り解散ですね」
あずさ「ふふ、ありがとう北斗くん、急だったのに付き合ってくれて」
北斗「いえいえ、俺も貴方たちみたいな素敵な女性たちと過ごせて、楽しかったですよ」
美希「じゃ、最後に写真撮るの!」
北斗「あ、なら俺が撮りますよ。誰か、携帯かカメラを」
美希「もー、北斗も写らないと意味ないでしょ!うーん、そのへんを通ってる人に……あ、あの人にしよっ!すいませーん、写真撮って欲しいの……」
高木「ん、美希ちゃんじゃないか!どうしたんだい、こんなところで」
高木「ん、美希ちゃんじゃないか!どうしたんだい、こんなところで」
あずさ「た、高木社長!何してらっしゃるんですか、こんなところで!」
高木「ん、三浦くんもか!いやね、スカウトだよ、スカウト!優秀な人材探しは社長の務めだからね!」
美希「ふーん、じゃ、社長、写真撮って!」
高木「ふむ、写真かい?構わんよ……おや、貴音ちゃんに……伊集院北斗くん、だったかな?」
北斗「あ、お初にお目にかかります。315プロ、ジュピターの伊集院北斗です。すみません、俺なんかが765プロの子たちと一緒に」
高木「なに、仲良きことは美しきかな!構わんよ、じゃあこの4人でだね!」
美希「うん!」
貴音「お願いします」
高木「よし、じゃあいくよ……はい、チーズ!」
終わり
翌日
翔太「あ、北斗くん、おはよー」
北斗「おっ、翔太、おはよう。聞いたぞ?昨日、765プロのエンジェルちゃんたちと遊んだらしいじゃないか。隅に置けないなー翔太も」
翔太「えっ、誰から聞いたの!?」
北斗「ふふん、ほんとなんだな?」
翔太「あ、い、いや、違うんだよ?あれは前から決まってたことで……」
冬馬「おぃーっす、北斗、翔太」
北斗「冬馬、お前も千早ちゃんたちと一緒にいたらしいな」
冬馬「えっ、い、いや、そんなことねーよ!誰だよそんな嘘ついたの!」
北斗「ふふ、隠さなくたっていいんだぞ?」
翔太「へー、冬馬くん、また千早さんと遊んだんだー」
冬馬「だっ、だからちげーって」
翔太「もう、隠さないでいいのに」ニヤニヤ
北斗「素直じゃないなぁ、冬馬は」ニヤニヤ
冬馬「な、なんだよその微笑ましそうな顔はー!」
ほんとにおわり
あ、投稿する場所間違えました……
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