月光融合モンスターの年末【遊戯王】 (16)
月光舞猫姫「早いモノですわねぇ」ヌクヌク
月光舞豹姫「……」ヌクヌク
舞猫姫「ま、ocgになるのが遅かったからそこまで活躍はしませんでしたけど」
舞猫姫「わたくし達が収録されるSHIVも発売は年明けですし」
舞猫姫「セレナのデュエル回数もそこまで多くなかったからお陰で出番もそう多くありませんでしたし」
舞豹姫「……」コクコク
舞猫姫「まぁきっと年が明ければわたくし達も忙しくなることでしょう。幸いセレナのキャラ人気は高い事ですし、【月光】を組むプレイヤーも多い筈」
舞猫姫「アニメの話も進んでセレナの出番も増えれば、我々ももっと華々しく活躍できますわ」
舞猫姫「ね、舞豹姫姉様」
舞豹姫「……」ウム
舞猫姫「それと……」
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月光舞獅子姫「3400、3401……」
舞猫姫「舞獅子姫姉様?」
舞獅子姫「3402、3403……なんだ、鍛練中に話しかけるな……3404、3405……」
舞猫姫「朝からずっと鍛練して話し掛ける隙を与えてくれなかったのは誰だと思って?」
舞獅子姫「なんだ、3407、悪いか、3408、鍛練の、3409、何が、3410……」
舞猫姫「腕立て伏せとカウントと会話の同時進行、やめてくださいな。まるで数字に話しかけてるみたいでしてよ?」
舞猫姫「とにかく一旦腕立て伏せを辞めてくださいまし」
舞獅子姫「ちっ……」
舞猫姫「まったく……年末くらい大人しくしてはどうでして?」
舞豹姫「……」つタオル
舞獅子姫「年末に何をしようと私の勝手だ。ん、すまない舞豹姫」ヌグイ
舞獅子姫「んっ……まったくこの部屋は暑いな。ストーブ止めるぞ」フキフキ
舞猫姫「辞めてくださいな、貴女はトレーニングしてたから暑いんでしょうけどわたくし達は寒いんですのよ」
舞獅子姫「私は暑いぞ。まったくこんな物に頼って……だから体が鈍るのだ、一体モンスターをリリースしないと全体2回攻撃出来ぬのだ」
舞猫姫「それとこれとは関係ありませんでしょ……」
舞豹姫「……」スッ
舞猫姫「?舞豹姫お姉さま?」
舞豹姫「……」パタン
舞獅子姫「部屋から出ていった……あいつの考えることはよく解らんな」
舞猫姫「いつもの事ではありませんか」
舞猫姫「まぁそれよりも」
舞猫姫「初めてフィールドに出たのに速攻でクリスタルウィングにやられてしまった無念は解りますが、炬燵でのんびりしてる横で汗臭い臭いを漂わせ撒き散らされるわたくし達の身にもなって欲しいモノですわ」
舞獅子姫「ちっ……お前に私の何が判る。何度も活躍できたお前に、私の、何が」
舞猫姫「出来れば解りたくはないですわね」
舞獅子姫「っ……貴様大概にしr」
舞豹姫「……」スッ
舞獅子姫「冷たっ!」ピト
舞猫姫「あら舞豹姫お姉さまいつの間に?」
舞豹姫「……落ち着いて」
舞獅子姫「舞豹姫……あ、ポカリスエット……」
舞豹姫「それでも飲んで……クールダウンしてよ……」
舞獅子姫「あ、あぁ……すまない」ゴクゴク
舞猫姫「舞豹姫姉様、台所に入らしてたのね。ナイスフォローですわ」
舞豹姫「……あなたも」ピト
舞猫姫「ひゃん?!」
舞豹姫「……言い過ぎよ」
舞豹姫「つ、冷たい手を背中に……」
舞獅子姫「ずっとポカリスエット持ってたから手が冷えたのか……」
舞豹姫「……」
舞獅子姫「……」
舞豹姫「……お風呂、入ってるから」
舞獅子姫「あ、あぁ気が利くな。入ってこよう」
舞豹姫「あと」
舞獅子姫「?」
舞豹姫「入浴剤、買ってみたから……入れてみて」
舞獅子姫「入浴剤?解った、試してみよう」スタスタ
舞豹姫「……」
舞猫姫「……」
舞豹姫「……姉様が上がってきたら……ちゃんと謝りなさい……舞猫姫……」
舞猫姫「わ、解ってますわよ……」
数分後
舞獅子姫「ふぅ」ホカホカ
舞猫姫「……」
舞豹姫「……」ツンツン
舞豹姫(上がってきたから……謝りなさい?)アイコンタクト
舞猫姫(も、勿論ですわ)アイコンタクト
舞猫姫「……」
舞獅子姫「……」
舞猫姫「……」モジモジ
舞獅子姫「……」
舞猫姫「……」ググ
舞獅子姫「……」
舞猫姫「……」ムムムム
舞獅子姫「……舞猫姫?」
舞猫姫「はい?!」
舞獅子姫「いきなりデカイ声を出すな」キーン
舞猫姫「あっ……////」
舞獅子姫「まったく……柄にもなく」
舞猫姫「……」
舞猫姫(……なんか言い出しづらい)
舞猫姫(いや、悪いのはわたくしなんだから言ってしまえば楽になるのでしょうが)
舞猫姫(ちんけなプライドがそれを邪魔する……)
舞猫姫(それが子供っぽくて尚更恥ずかしいですわ)
舞豹姫「……」スッ
舞猫姫「あら?」
舞獅子姫「ほう、蜜柑か」
舞豹姫「……」パク
舞獅子姫「私も1つ貰おうか……うむ、旨いなこれは。どこで手にいれた?」
舞豹姫「……」
舞獅子姫「秘密か。まぁ今度ブラブラ探してみよう」
舞豹姫「鍛練は?」
舞獅子姫「え?」
舞豹姫「鍛練は良いの?」
舞獅子姫「あ、あぁ。暫くは休むかな」
舞豹姫「そう…」ホッ
舞猫姫(舞豹姫姉様……ホッとした?)
舞猫姫(舞獅子姫姉様の気を使って?確かに最近休みなくずっと鍛練してましたが)
舞豹姫「舞猫姫も」
舞猫姫「あ、いただきまsムグゥ?!」
舞豹姫「……」グイグイ
舞猫姫「あ、あんまり押し込まないでくださいな、う、むぐっ!」
舞猫姫(あ、でも本当に美味しいですわ、これ)
舞猫姫(果肉の1つ1つが大きい)
舞猫姫(その上程よい甘さと酸味……果肉の粒々が歯に触れて楽しい)
舞猫姫(噛んでくと果汁が流れ出てくる……)
舞豹姫「……美味しい?」
舞猫姫「え、えぇ」
舞猫姫「もう1つ戴けますかしら?」
舞豹姫「……」スッ
舞猫姫「ありがとう」ヒョイパク
舞獅子姫「……」モグモグ
舞猫姫「……姉様」パク
舞獅子姫「ん?」モグモグ
舞猫姫「さっきはその、言い過ぎましたわ」
舞獅子姫「?何がだ」
舞猫姫「だから、お姉さまがお風呂に入る前のやり取りですわ。正直言い過ぎました……」
舞獅子姫「あぁなんだ、そんなことか。気にするな、私も冷静さを掻いていた」
舞獅子姫「それより、今年は初詣にでも行かないか?」
舞猫姫「あら、それは良い考え。近所の子供達も誘って見ましょうか」
舞獅子姫「それは勘弁してくれ……あいつら、私を獅子舞獅子舞とからかうんだ」
舞猫姫「良いではありませんか、慕われてて」
舞獅子姫「私には解らん」
舞豹姫「……」ニコニコ
舞猫姫「フフフ」
舞獅子姫「フッ……」
舞猫姫「さて、では私もお風呂に入りますわね」
舞獅子姫「そうか。あ、それはそうと、あの入浴剤。中々良い香りがしたぞ」
舞豹姫「少し高いのを選んだから……」
舞猫姫「それは楽しみですわ」スッ
舞猫姫(……来年からはまた、忙しくなるでしょうが)
舞猫姫(ずっと仲良くやっていきたいモノですわ)
終わり。即興で書いたから凄い短い。初詣の話は明後日くらいに投下するかもしれない
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