【ガールズ&パンツァー】みほと愛里寿のボコ道 (32)

ガルパンのSSです


ある日の下校中

沙織「ねえねえ、今週の土曜日、久しぶりにみんなで街にショッピングでも行かない?」


華「いいですねえ、ちょうど新しい服がほしかったところですし」


沙織「麻子も行くでしょ?」


麻子「今やってるケーキバイキングの店によってくれるならな」


優花里「みんなでショッピングなんて久しぶりでワクワクしますね!…ねえ西住殿!?」


みほ「ええっと、ごめん。私、今週末は用事があって…」



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優花里「ええ、そ、そうなんですか?」


みほ「うん、実は学園艦の外から友達が来る予定で、その子の相手をしなきゃいけなくて」


沙織「外からの友達って、ひょっとして黒森峰の人?」


みほ「いや、そうじゃあなくて、みんなも知ってる子なんだけど…」


華「あら、それでしたら、みほさん。そのお友達を交えてみんなで遊ぶというのはどうでしょうか」


優花里「五十鈴殿!それは名案ですね!」


みほ「え!?いいの?」


沙織「みぽりんの友達なら、全然大丈夫だよ!麻子も別にいいよね」


麻子「別に問題はない」


みほ「そっかあ、それじゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな」


優花里「しかし西住殿、私たちも知っているという、そのお友達というのは、一体誰なんですか?」


みほ「えっと実は…」

土曜日

学園艦 郊外


愛里寿「みほ、こっち」


みほ「愛里寿ちゃん、よく来たね!迷わなかった?」


愛里寿「うん、大丈夫」


……


優花里「…まさか、友達、というのが愛里寿殿だったとは、これは驚きですね」


麻子「この間の大学選抜との試合以来だな…しかし、まさか仲良くなっていたとは」


沙織「みぽりん、いつの間に仲良くなってたの?」


みほ「うん、愛里寿ちゃんとボコについてメールで語り合っているうちに、すぐに仲良くなったの!」


華「ボコって……ああ、あの、みほさんが大好きなあのぬいぐるみ…」


優花里「確かにお二人は、ボコミュージアムでも、盛り上がっていましたものね!」

みほ「そうなの!ボコについて語り合っているうちに、愛里寿ちゃんの『ボコ道』の素晴らしさに、私、すごく共感してしまって!」


愛里寿「そ、そんな……みほの『ボコ道』だって、勲章ものだよ」


みほ「そんな、私なんてまだまだだよ…それに『ボコ道』の道は、まだまだ険しく…」


沙織「ぼ、ボコ道!?何それどういう意味!?なんか戦車道っぽく言ってるけど、どういう意味なの!?」


優花里「ボコに対するマニアック度というか、ボコに対する愛というか…そんなニュアンスですかね?」


華「それで…まずはどこに行きましょう?」


麻子「まずは、客人の行きたいところを聞いてみたらどうだ?」


沙織「そ、そうね。え、ええっと、愛里寿ちゃん?どっか行きたいところとかは」


愛里寿「……えっと…その………や、やっぱり」

ボコショップ


みほ「わあ、かわいい、見てみて愛里寿ちゃん!ボコのグッズがこんなに!!」


愛里寿「うん……、ボコがいっぱい、かわいい」

……


沙織「…ま、まさか、学園艦の中にこんな店があるだなんて…」


華「このあたり、何度もショッピングに来ているのに…全然気が付きませんでしたね」


麻子「そもそもこんな狭い路地の店なんて、全然目に入らないしな」


優花里「お二人にとっては、ボコグッズを買うための数少ない穴場スポットと言ったところなんでしょうか…」


華「それにしても、お二人とも、ものすごくテンションがあがってるみたいですね」

……

みほ「あ、愛里寿ちゃんみて、このボコのぬいぐるみ、限定品!数量限定だって!」


愛里寿「み、みほ!こっちも!こっちのボコ鉛筆も限定品!残り数個だって!」


みほ「ど、どうしよう……早く買わないと売り切れちゃうかも…」


愛里寿「…数に限りがあるのが、こんなにたくさん…」


沙織「え、ちょっとちょっと二人とも!だから、そういう手だって!こんな手に騙されちゃあ…」


みほ「すいません、この限定品って書いてあるの、軒並み全部ください?」


愛里寿「私も」


沙織「ってうぉおおい!!」

沙織「ちょ、ちょっとちょっとだめだよ、二人とも!そんなお金の使い方しちゃあ!こんなの全部買ったら、かなりの額になっちゃうよ!?」


みほ「え、け、けど沙織さん…限定品を前にして買わないだなんて…そんなのボコ道に反するし…」


愛里寿「うん…流石みほ………私もお小遣い厳しいけど、ここで買わないだなんて、ボコに笑われちゃう…ここはボコ道を貫かないと」


沙織「ちょ、えええ!何それ!?ボコ道ってホントなんなの!?お金がいくらあっても足りなくない!?それ!!?」

店員「ふふっ、しめて、おひとり当たり5万7千525円になります…」


沙織「ちょ、ほ、ほらぁ!!店員さんめっちゃくちゃニヤニヤしてるよ!?確実にカモられてるんだよ二人とも!?いいの!?そんなので!?」


みほ「カモられるだなんて、沙織さん…そんな大げさな………あ、6万円からお願いします」バサバサバサァ!


優花里「う、うわあああ、諭吉さん6枚をあっさりと!さ、さすが西住殿!!高校生とは思えない羽振りの良さですね!」


愛里寿「わ、わたしも…、お年玉とかでコツコツとためてきたお金…!ええっと、ひいふうみい……ちょうどでお願いします」


華「あらあら…千円や5千円、500円玉もたくさん交じってて……何だか、小さいころから貯めてきた感がある大切なお金を、
まるでドブに捨ててるかのように…」


沙織「は、華ぁ!ちょ、ちょっと言葉使いに気を付けようか!!」

店員「まいどありー、また来てくださいねw…くすくす」

………


沙織「店員さん、最後まで笑ってたよ…完全に2人のこと『生きのいいのが来やがったww』みたいな顔で見てたよ、みぽりん!」


みほ「そんな…考えすぎよ、沙織さん……けどまあ、確かに、結構買っちゃったね、愛里寿ちゃん」


愛里寿「そうだね……けど、みほ」


みほ「何?愛里寿ちゃん」


愛里寿「さっきの店、品ぞろえは大したことないね…やっぱり、ボコのグッズを買うのはボコミュージアムのショップじゃないと……」


みほ「うん確かに。所詮は、学園艦の中にある店舗だしね!
   今日買った限定品グッズもボコミュージアムならもっと質がいいし、種類だって豊富だしね!」


沙織「ちょ、ええええええええええ!!じゃなんで、そんなに買ったのおおおお!!?」


優花里「ま、まあまあ、そういったツッコミどころは、いったん置いといて…愛里寿殿!他に行きたいところは…」


愛里寿「……え、ええっと……その、次は……」

ボコ ゲームセンター

みほ「わあ、見てみて愛里寿ちゃん!ボコのゲームがいっぱいだよ!」


愛里寿「うん、ボコだらけのゲームセンター…!」


……


麻子「また、こんな人目につかないような場所のゲームセンター…よく知っていたな」


優花里「ボコのゲームばっかりみたいですし……ボコ好きは、有名な場所なんですよきっと」


華「けど、さっきの店もそうでしたけど…なんだか私たち以外、お客さんいないような…」


沙織「ゲーム台も小汚くて、手入れされてないみたいなんだけど…」


………

愛里寿「みほ、みほ!このゲームで遊ぼう!」


みほ「うん!愛里寿ちゃん!………ほら、沙織さん、華さん達も!早く!早く!」


沙織「あ、ちょ、ちょっと待ってよみぽりん!」

ゲーム名:ボコリートファイター

ボコ『よくきやがったな!オイラに勝てるっていうやつは、どっからでもかかってきな!!』


………


優花里「一見すると、よくある格闘ゲームのようですけど……おや、対戦台が6台ありますけど」


沙織「それって、一度に6人で遊べるってこと?…みぽりん、これってどういうゲームなの?」


みほ「ええっとね、簡単に言うと、これはボコをみんなで蹂躙するゲームなんだけど」


沙織「何その物騒なゲーム内容ぉ!!なんかそれゲームにしたらダメじゃない!?」


愛里寿「最大6人で、バトルロワイヤルで戦って遊べる格闘ゲームなの」


優花里「なるほど、そういうことですか。ちょうどいま6人いますし、みんなでやってみますか」

ボコ『使用するキャラクターを選びやがれ、コノ野郎!』


みほ「まずは、ここで皆が使用するキャラクターを一人ずつ選ぶんだよ」


優花里「(ええっと、武部殿、武部殿…選ぶキャラクターのことなんですが…)」ひそひそ


沙織「(うん…なんかいろいろな動物の可愛いキャラクターを選べるみたいだけど…選択キャラの中にボコがいないみたい……)」ひそひそ


優花里「(てっきり、使用キャラクターの中にボコがいて、西住殿か愛里寿殿が選ぶ流れかと思っていたのですが…)」


沙織「(よ、よくわかんないけど、とりあえず、キャラクター、選んでみて、様子をみようか)
え、ええっとそれじゃあ、私は……このライオンのキャラクターにしよっかな」


華「それじゃあ、わたくしはキツネさんで」


優花里「わたしは、この目つきのわるいネコで!」


麻子「イヌにしとく」


愛里寿「…私は、カバで」


みほ「私はゾウさんで!……全員、選び終わったから…、それじゃ、さっそくゲーム開始だね」


沙織「(ボコが使用キャラクターにいないのに…ボコの格闘ゲーム…一体、どういう…?)」

………

ボコ『やいテメエら!!どこ見て歩いてやがんだ!!オイラがぼっこぼっこにしてやんよ!!』


ゾウ『あーなんだ、こいつ』

ライオン『マジ、調子こいてんな』

キツネ『ぶっ潰すか』

ネコ『せやな』

カバ『ひゃっはー』

イヌ『ぶっ○す』



ROUND1…ファイト!


一同「…………」


みほ「……ここで6人みんなで協力して、ボコをできる限りボコボコに」


沙織「全員でボコをリンチするゲームかあああ!!」


みほ「…まずは、動きの速いキツネさんネコさんで、ボコを足払いで、倒してください!」

華さん「わかりました!」

優花里「承知しました!」


ボコ『うあ、な、何をする!』どさっ


みほ「次にイヌさんは、倒れたボコの右手にかみついて、効き手を封じてください!」

麻子「よしわかった」


ボコ『うああ!や、やめろぉぉ!』がぶっ


みほ「…その隙に、わたしと愛里寿ちゃん…もとい、ぞうさん、カバさんは、重量でボコの両足を固定!!」

愛里寿「わかった、みほ」


ボコ『うあああ!ち、ちくしょう!何しやがる!や、やめ…!』じたばた…


みほ「今です、沙織さん!!ライオンさんの自慢の牙でボコの喉元にかみついて、確実に息の根を止めてください!」


沙織「いや、止めちゃだめでしょうがああ!!!
な、何なのこのゲーム!!?なんかもう、ボコボコにするって域を優に超えてるけど!!
っていうか、みぽりんの指示が的確すぎて、なんか怖いよ!!ほんと大丈夫なのこれぇぇ!」

………

ボコゲームセンターを後にするみほ達


みほ「ボコ、すっごいボコボコになって、頑張ってたね!」


愛里寿「うん、そうだねみほ…ボコ、6人かがりでボコボコにされてて、すっごい頑張ってた」


沙織「いや……、私達がキャラクターを操ってボコボコにしといて、その感想はおかしいような…
そもそも、ゲームもバトルロワイヤルでもなんでもなかったし……ボコをボコるだけだったし」


優花里「武部殿、武部殿…もはや、細かいことをツッコンでいてもキリがありません」



愛里寿「ところで、みほ…私気が付いたんだけど」


みほ「何?愛里寿ちゃん」


愛里寿「さっきのゲームセンター、ゲーム機もかなり古いのばかりだし…やっぱりボコのゲーム
をするにしてもボコミュージアムのゲームセンターのほうが」


みほ「うん確かに!所詮は、学園艦の中にあるゲームセンターだし!
   今日遊んだボコリートファイターもボコミュージアムならすでに3まで稼働してるしね!」


沙織「いやいやいやいやいやだからああぁ!!だったら、そもそも、ここで遊ばなくてもぉぉー!!」


優花里「武部殿、武部殿…いやだから、もう細かいことをいちいちツッコんでても…」


麻子「他に行きたいところはないのか?」


愛里寿「え………、ええっと、他には………あ…」


みほ「……どうしたの、愛里寿ちゃん?……って、ああ!もうこんな時間!」


一同「…?」


…………

みほの部屋

『やーってやーるやーってやーるやーってやーるぜ、いーやなアイツをボーッコボーッコにー♪』


みほ「間に合ってよかったね!」


愛里寿「うん。今日は録画してこなかったし…、間に合ってホントによかった」


………

沙織「急に家に帰るとか言い出して、どうしたのかと思ったら、ボコのアニメを観るためだったのね」


麻子「っていうか…休日の夕方に、こんなアニメをやってるなんて、初めて知ったんだが」


華「確かに。休日のこの時間帯なら、自分の部屋でテレビを見ていても、いい時間なはずですけど…不思議と気づきませんでした」


優花里「ちなみに、西住殿ー、ボコのアニメはいつ頃から、放映されているんですか?」


みほ「え?いつからだろう?確か、私は物心ついたときには既に見ていたはずだけど…」


沙織「うわあ、意外に長寿番組…」


………

愛里寿「み、みほ!はじまるよ!」


みほ「うん!」

………

ボコ『なんだあ、テメエら!毎度毎度、ぶつかってきやがって!!今日こそボッコボッコにしてやるぞおお!!』

ネコ『ったく、またテメエか、やれやれ…いや、ほんと何度目だよマジで…』

イヌ『ああもう、めんどくさいから、今日は左手だけで相手してやんよ…』

ネズミ『ていうか、今日別にぶつかってなかったんだけど…マジ言いがかりがすぎるんだけど…』

……


愛里寿「ボコ、頑張れ…!」

みほ「がんばれ…がんばれボコ…!」

……

沙織「…なんか、前にボコミュージアムで観たのと、同じような感じなんだけど…」


麻子「どうも、アニメほうも似たような展開の焼きまわしのようだな」


優花里「ボコが喧嘩を売って、負けるというのが、やっぱりお決まりのパターンなんですね」


華「なんか、敵役の動物さんたちも、うんざりさ加減がにじんでみえますね」

ボコ『ぐああ、や、やめろおおーー』

ネコ・イヌ・ネズミ『そらそらああ!!』どか!ばき!

………

みほ「ボコがんばれー!」

愛里寿「がんばれー!がんばれー!がんばれーー!」

………


優花里「お二人とも必死に応援しておりますね!」


沙織「けど、どうせ負けちゃうんでしょ?前も思ったけど、なんだかそれって、応援のしがいが…」


みほ「たとえ、負けるんだとしても!頑張ってるボコの姿が大事なの!それがボコだから!
やっぱり応援せずにはいられないの!」


沙織「そ、そうなんだ…」


愛里寿「あ、あの!……み、みんなも!みんなも…その…応援!」


優花里「あ、は、はい!わかりました愛里寿殿!…ぼ、ボコ殿ー!がんばってください!」


沙織「え!?ええっと…その……ボ、ボコー、がんばれー」


華「ボコさん、がんばってくださいー」


麻子「がんばー」

みほ「みんな…あ、ありがとう!…そう、たとえ負けるのがわかっていても、ボコが頑張ってる姿勢が大事なのであって…」


ナレーション『そのとき、奇跡がおきた!』


ネコ・イヌ・ネズミ『ぐあああああ!!』


一同「え?」



…………


ナレーション『なんと、ボコは長年、負け続けながらも培ってきた謎のパワーがとうとう、爆発し、ボコカスタムへと、進化を遂げたのである!』

ボコ『おめえら!よくも今まで、オイラをボコボコにしてくれたな!今までの恨み、ここではらしてやる!』

ネコ・イヌ・ネズミ『や、やべえ、コイツ!進化して、強くなりやがった!や、やばい、ボコボコにされる!に、にげろ!!』

ボコ『………勝った…、オイラ…とうとう、あいつ等に勝ったんだ!』


………


ナレーション『謎の進化を遂げて、とうとう初勝利をおさめたボコ……次回から、ボコの逆襲がはじまる!!
次回タイトル 勝利の連鎖!!をお楽しみに!』


……………

沙織「あ、あれ!?な、なんか、勝ったよボコ!?なんで!?み、みんなで応援したから!?」


華「いや、そういう脚本だったからだとおもいますけど…」


沙織「け、けど、ボコが勝ったのってこれが初めてなんじゃないの!?番組開始以来、初なんでしょ!?これってすごいことなんじゃあ」


優花里「確かに!以前見た劇でも、今日みんなでやったゲームでもボコボコにされっぱなしだったボコがとうとう、勝利をおさめるなんて!
これは歴史的な場面に遭遇したのかも…!」


麻子「いや、それはちょっと、大げさな気がするが…」


沙織「み、みぽりん、愛里寿ちゃん!ボコ勝ったよ!!やったね、今まで2人が応援した甲斐があったね!」


みほ「……………」



沙織「み、みぽりん?」



みほ「……………………、ど……ど、どうしよう………クソ脚本だこれ…」がたがた…



どんがらがっしゃんぱりいいいーーーーん!!!

華「さ、沙織さん!」


優花里「た、武部殿!大丈夫ですか!そんな盛大にずっこけて!!」


沙織「え、ちょ、み、みぽりん!!ど、どゆこと!?ボコを応援してたんじゃなかったの!?なんで、そんなショックがってんの!?えええ!?」


みほ「確かに、確かに…ボコを応援してきたけど……けど、けど、…こんな安易に勝利をおさめるなんて、こんなのボコじゃない!
ボコは負けてこそボコなのに!!」


沙織「え、ええええーー、け、けど、せっかくボコが勝ったのに…」

愛里寿「ぐす……ぐす…こ、こんなのボコじゃない…ボコじゃないよ……みほ…ふぇええ…」


優花里「あ、愛里寿殿!!ど、どうしましょう皆さん!愛里寿殿が、半べそ状態に!!」


沙織「あ、愛里寿ちゃんまで!!う、うそお!そんなに今日の回、ひどかったの!?むしろ感動回かとおもったけど!?」


みほ「…エンディングのクレジット……脚本の人……聞いたことない名前の人だ……新人さんかな…
ど、どうしよう……ボコのこと全然わかってない……抗議、しないと…」


沙織「え、ちょ、み、みぽりん!なんか怖いんだけど!何、抗議って、具体的に何すんの!?」


愛里寿「ぐす…ぐす…、み、みほ!わ、私、公式(の掲示板)荒らしてくる!」


沙織「いやそれダメだから!!そんな人に迷惑かかることしちゃだめだからぁ!!」


愛里寿「じゃ、じゃあ直接、テレビ局いって抗議する!!それで、お母さまにテレビ局のスポンサーになってもらって…うわああああん!」


優花里「愛里寿殿が、マジ泣き状態に!!」

華「あらあら、なんだか大変なことになってきましたねえ…」


麻子「どーでもいいけど、もうエンディングも終わって、番組を終わってしまうぞ……ん?」


ボコ『いつも、ボコの冒険を見てくれてる視聴者のみんな、ありがとな!今日は、
先週告知したプレゼントのお知らせの当選者を発表するぜ!』


沙織「プレゼントの当選者?」


みほ「あ、ああ…そういえば、先週、ボコの文房具グッズのプレゼントのお知らせがあって…それで確か…」


沙織「そ、そういえば、私も小さいころみてたアニメにそんなのあったような…」


優花里「今時、珍しいですね…」


ボコ『みんな!たくさんの応募、ありがとな!抽選の結果、当選者はこいつらだ!』


○ボコ鉛筆
西住みほ

○ボコふでばこ
島田愛里寿

○ボコけしごむ
島田愛里寿

○ボコしたじき
西住みほ

みほ「うわあ!当たった!当たったよ、みんな!」


愛里寿「わ、私も、みほ!ボコの筆箱とけしごむ!当たったよ!やった!」


華「2人ともよかったですね……!…けど…これ…当選者がお二人だけのような…」


麻子「いや、だからもう、この番組、二人しか見てないのでは」


優花里「れ、冷泉殿ぉぉ!い、いけません!そんな核心についた発言をしては…!!」

みほ「よかったね、愛里寿ちゃん!テレビの抽選の当選するなんて、とても運がよかったよね」


愛里寿「みほも…!お互いのボコ道を高めあった甲斐があった!」


沙織「…まあ、どさくさにまぎれて二人の機嫌も直ったみたいだし…よしとしますか」


愛里寿「……けど、みほ」


みほ「何?愛里寿ちゃん」


愛里寿「ボコの冒険も、やっぱりテレビでみると、映画の大画面に比べて迫力は劣るよね…やっぱり、ボコのアニメをみるのは、
    ボコミュージアムにあるスクリーンじゃないと……」


みほ「うん確かに!所詮は、自宅にあるテレビじゃあ、ボコの躍動感とかボコられた時の鈍い音の迫力が少ないよね!
   ボコミュージアムのスクリーンならもっと大迫力のボコのボコられシーンが」


沙織「いやもうそれいいから、今度2人でミュージアムで遊んできなさいよぉ!!」



おしまい

劇場版見に行ってから、突然、ガルパンのSS書きたくなって書きました。
観てくれた方は、感想お待ちしてます。

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