男「めくーりすりまーす」(13)
友「メクーリスリマス」
男「いやあ、良い日ですなあ」
友「全くですなあ」
男「キリスト様々ですな」
友「まったく本当にそうですな」
友「我々のような非リアにとってこんな素晴しい日はありませぬぞ」
男「うむ」
友「なんたってメクーリスリマスだからな」
男「素晴しいですな」
友「やや! あそこに学校一の美人、女殿が居りますぞ!」
男「ほほう! これは幸先が良いですぞ!」
友「では参りましょうぞ!」
男「メクーリスリマース!!」
女「わわっ、キャァッ!?」
友「ほほう、女殿の下着は薄ピンクですか」
男「可愛らしいですな」
女「うー……メクーリスリマス……男、友くん」
男「メクーリスリマス」
友「メクーリスリマス」
男「寒いっすなあ……。ホットでも買おうかな……ってアレ、財布がない」
友「財布、忘れたのか? しょうがない、貸して……って、ん? 俺もない」
女「メクーリスリマス、メクーリスリマス、だからね」
男「あ、俺の財布」
友「……いつの間にか女さんにスられてたのか」
女「ゴチになりまーす、メリクリメリクリ」
男「そういえば、なんで『メクーリスリマス』が『メリクリ』なんだ?」
友「はあ? 何を言ってるんだ?」
女「……」
男「だって、『メ』『ク』ー『リ』ス『リ』マスだから『メクリリ』になるだろ?」
友「……言われてみれば確かに?」
女「……だめ、だよ」
男「女?」
女「そこに気付いちゃったら、もう、駄目……なんだ……」
女「それに気付いたらもう、この世界には居られない……」
男「あれ、女? 友? なんでそんな遠くに……?」
女「バイバイ、男。『メリークリスマス』」
男「何言ってるんだ? 『メリークリスマス』? 『メクーリスリマス』の間違いだろ?」
女「きっと今の君なら元の世界でも大丈夫だから……じゃあね」
男「女? おい! おい!」
男「って言う夢を見たんだ」
女「……で、小学生みたいに朝っぱらから私のスカートをめくったと?」
男「はい、すびばせんでした」
女「その夢の通りなら私は君の財布をスって良いんだよね?」
男「嫌です」
女「問答無用」
男「ああ、諭吉だけは、諭吉だけは!!」
女「……そもそも英世すら入ってないじゃない」
男「英世は置いてきた」
女「しょーがない。じゃあこの竹と橘は頂いていこう。これでチャラね」
男「俺の昼飯が……」
女「お、お昼くらい、私のお弁当分けてあげるから」
完
こんちには みさなん おんげき ですか?
わしたは げんき です。
この ぶんょしう は イリギス の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の
けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の
もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと
よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を
いかれえて あまりす。
どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
みさなんも どうか すばしらい せやいを おかむえ くさだい。
メクーリスリマス
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