魅上「いや....もしかしたら神はこんな時のために、あらかじめ何か対策を立てているかもしれない...」
魅上「もしここで私がここで動けば.....全てが台無しだ。」
魅上「しかし....神もこれは予想していなかったかもしれない。」
魅上「どうするべきか......」
魅上「............よし。こうしよう。」
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その後
ジェバンニ「魅上が銀行に....?おかしい。」
ジェバンニ「.....まさか...!」
銀行内 貸金庫
ジェバンニ「あった....!やはり.....こっちが本物.....」
ジェバンニ「高田清美...焼身自殺!?」
ジェバンニ「そうか....やはりあれは.....」
ジェバンニ「.....ということがあったんです。」
ニア「そうですか.....では.....」
ジェバンニ「ええ....今度は全てのページ...いや、デスノートそのものを模造ですね。」
ジェバンニ「一晩で仕上げましょう。」
ニア「よろしくおねがいします。」
28日
月(今日が.....今日で全てが決まる....)
月(高田も処分済み....海砂も記憶はない.....)
月(魅上も言いつけを守った....)
月(僕の勝ちだ、ニア。)
YB倉庫
月(さあ書け魅上!!)
松田「う、うわあああああああ!!」
ニア「大丈夫です!!ノートに細工しました!!」
ニア「誰も死にません!!」
月(思い通り!!)
月(魅上にはあらかじめ偽のデスノートを作らせ持ちはこばせていた.....つまりお前が差し替えたのは偽物!!)
月(本物は今までずっと魅上に隠させていた....)
月(つまり今、魅上が持っているノートは本物だ!!)
月(魅上....よくやった。)
月「外にいる者....ノートに名前を書きましたか?」
魅上(神!!!!)
魅上「はい、書きました。」
ニア「おかしいですね。なぜあなたの【書きましたか?】に素直に答えるのでしょうか?」
月「さあ....正直者なんでしょう。」
月(だ....ダメだ.....まだ笑うな.....堪えるんだ....)
月(そうだ....35秒....35秒で勝ちを宣言しよう.....)
ニア「魅上照....よろしければ中に入ってきませんか?ノートに名前を書いたのなら安心でしょう。」
月「魅上照...?そうだ、入ってこいよ。」
ギィィィィィ.....
魅上(神ィ!!)
月「魅上さん....ノートに名前を書いてから何秒経ちましたか?」
魅上「31.....32.....33.....!!!」
月(よし...もう少しで全員死ぬ.....)
魅上「36.....37.....38.......!!!」
月「ニア.....僕の勝ちだ。」
ドクン........
ニア「うっ...ぐっ....な、なぜ....!?」
月「ニア、お前は魅上のノートの使い方に目を付け、ノートのページを差し替えた。」
月「だが魅上が持っていたノート自体偽物!!本物はずっと隠させていた。」
月「だからお前らは偽物にさらに細工をしただけなんだ.....」
ジェバンニ「ぐ....あああ....気づいていたさ...そんなこと!!」
月「何?」
ニア「魅上は一度.....ぐっ...本物を...使ったのですよ!!!」パラ
月「!?」
月「これは...高田清美?しかも日時は僕の1分後.....」
ニア「それで私たちは...ハァ...ハァ...ノートが...偽物だと気付いた....」
月(どういうことだ!?魅上には絶対に動くなと言ったはず...仮に動いていたとしたらなぜニア死ぬ!?)
ニア「だから私たちはノートそのものをすり替えた....だがなぜ!!」
松田「ぐっ...ライト君.....君がキラだなんて.....ぐああああ!!!」
月(何故だ.....魅上は一度動いた....)
魅上「ククッ....ハハハハハハハハ!!!!!!!!」
月「!?」
ニア「!?」
魅上「確かに私は神は現在動けぬと判断し、ノートを使った....だが!!」
魅上「同時にすり替えの対策も行っていたんだ!!!」
魅上「すり替えたのはお前らだけではない!!」
魅上「つまり私は二冊の偽ノートを作っていたんだ!!」
月(魅上.....そこまで考えて....やはり使える!!)
魅上「お前らが貸金庫ですり替えたデスノート....あの時私は本物と偽物...両方に名前を書き、偽物の方を銀行に置いてきた.....」
ニア「ま、まさか......」
魅上「そうだ!!お前らがすり替えたものは全部偽物!!本物はあの時から今までずっと!」
魅上「私の服の中に隠していた!!」
月(うわっ汚ねっ)
魅上「神...申し訳ありません....私の独断でしたが.....」
月(まあ、結果的に勝てたからいいか。)
ニア「ぐっ....あああ.......!!!!!」バタッ
レスター「うぐ....」
松田「ライト....君......」バタ
相沢「すまない....美和子......」バタッ
伊出「ぐあああ....」
魅上「神...終わりましたね。」
月「あ、ああ.......よくやった、魅上.....」
魅上「神....これはお返しします.....」
月「............」
月「リューク.....別のノートを貰えないか?」
魅上「!?」ガ-ン
L「終わり....です.....」
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