吉良吉影「アイドルマスター?」(18)

アイマスはアニメしか見ていないんだ其れでも良ければ見てくれ
あと、指摘も頼む

仗助「『キラー・クイーン』の『スイッチ』を押させるなぁ!!」

吉影「いいやぁ、『限界』だ!!」

吉影「『押す』ねぇっ!!!」ポチ

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吉影「ふ、ふふふふ……」

吉影「フハハハハハ!!!」

吉影「戻れたぞぉ!!」

吉影「奴等に勝ったのだ!!」

?「ティンと来た!!」

吉影(誰だ、この男は?)

?「其処の君、アイドルをプロデューサーをしてみないか?」

吉影(取り敢えず、ここは何処だ?)キョロキョロ

吉影(杜王町ではない様だが……)

?「いや、あの、君の事なんだけどね」

吉影(まぁ、何にせよ、これで忌々しい『奴等』に会う事は無くなった訳だな)

吉影(目下、問題はこの訳の分からん男だ)

吉影(此奴もまた『スタンド使い』なのか?)

?「ああ、そうか!」

?「君は私が誰だか知らないから警戒しているのだね!」

?「私の名前は高木順二郎だ」

高木「そこの765プロダクションと言う芸能事務所を経営しているんだ」

吉影「……」

高木「えっと、良ければ君の名前を聞かせてくれたら嬉しいのだが…」

吉影(ここは、偽名を名乗っておくべきか?)

吉影(いや、そもそも、この男と深く関わる事自体『意味』が無い)

吉影「断る」

高木「そ、そうか、と、取り敢えず、私の名刺を渡して置くよ。
  気が向いたら、そこに書いてある事務所に来てくれ」

高木「それじゃあ、君が来てくれる事を願うよ」

吉影「何だ、あの男は?」

吉影(まぁ、良い。
  先ずは、此処が何処かを調べなくては…)

―――
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吉影(大体の事は分かったぞ、ここはs県では無い)

吉影(今までにこんな事が有ったのか、分からない。
  だが、キラー・クイーンも健在だ)

吉影(新たな問題として、『泊まる場所』と『仕事』だ。
  先の戦闘で、財布の入っていた『鞄』が紛失したまま)

吉影(それに、顔も何時の間にか『吉良吉影』に戻っている…
  だとしたら、川尻浩作だと言う偽名を使う必要もあるまい)

吉影「……」

吉影「仕事は有るじゃないか」

吉影(あの高木とか言う男は『気が向いたら来てくれ』と言っていたな。
  不愉快だが、仕方あるまい)

吉影(『背に腹は代えられない』とはまさにこの事だな)

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吉影「ここか…」

吉影(ボロボロじゃないか。
  『今にも潰れます』と言わんばかりだな)

吉影「失礼します」

?「はーい…」

?「あれ?
 どちら様ですか?」

吉影(何だ、この女は?
  格好から見るにここの『事務員』、と言った所か)

吉影「ここの高木順二郎と言う男に用が有る。
  『先程会った男』と伝えてくれれば分かるはずだ」

?「わ、分かりました…」

吉影(にしても、外も『ボロ』ければ、中も『ボロ』いな……)キョロキョロ

吉影(あれは『スケジュール表』か?
  殆ど真っ白じゃないか)

吉影(入社して1日で潰れますなんて言われないだろうな?)

?「あの、社長がお会いになるそうです」

?(社長が見つけてきた新しいプロデューサーだったんですね。
 にしても、凄く手が綺麗な人…)

吉影「ああ」

高木「やぁ!
  よく来てくれたね!!」

高木「君なら来てくれると思ったよ!」

吉影「ええ、それで私は『何』をすれば?」

高木「なぁに、簡単な事だよ。
  アイドルたちをプロデュースしてくれれば良いんだ」

吉影(この男は『バカ』なのか?
  『ずぶの素人』がアイドルのプロデュースなんて仕事が出来ると『本気』で考えているのか?)

吉影(だが、ここで断る事は出来ない)

吉影「成程」

高木「早速だが、君には明日から仕事をして貰いたいんだ」

高木「アイドル達の日常を紹介すると言う感じで、彼女達の日常をカメラで撮って来てほしいんだよ!」

吉影「そんな物は、『プロデューサー』の仕事ではなく、『カメラマン』の仕事でしょう」

高木「それがだね、恥ずかしい話カメラマンを雇う『金』が無くてね」

吉影「……」

吉影(本当に、『大丈夫』なのか、この職場は?)

高木「あ、ちゃんと、君の給料は出すから、安心してくれたまえ」

吉影「まぁ、良いです。
  それで、私は明日、その『カメラ』を持って何処に行けば良いんですか?」

高木「いやぁ、済まないねぇ。
  必要な事は音無君から聞きたまえ」

?「あ、えっと、事務の音無小鳥です」

小鳥「よろしくお願いしますね」

吉影「よろしくお願いします」

小鳥「えっと、じゃあ、先ず、アイドル達の紹介と明日の仕事内容を説明するのでこちらに来てください」

――翌日


吉影(天海春香、高校2年生。
  よくもまぁ、こんな遠い所から都心の事務所に通う)

吉影(性格は『明るい』、パーソナルカラーは『赤』……
  どうでも良いが、これも『仕事』だ、覚えなくては…)

?「あ、お早う御座います!!」

吉影(あの少女が『天海春香』か。
  極力喋るなと言われたな)

春香「おはよぅgきゃあぁ!?!」ズデッ

吉影(『何も無い所』で扱けた…
  『トロ臭い』女だな)

吉影「大丈夫か?」

春香「あいたたた……
  すみません、慌てちゃって」

吉影(何故、コイツは『へらへら』笑っているんだ?
  それに、何故謝っているのかも分からん。
  自分に非が有るのならまだしも…)

吉影「大丈夫なら、良い」

吉影(此奴の通学姿を撮るのか…)

吉影(後で、所々に台詞を入れて行くらしい。
  通勤には音楽を聞いて時間を潰す……)

吉影(一般的な学生、と言う物が如何言う物かよく分からんが。
   だが、周囲のサラリーマンや通学生を見る限りは少なくは無いな)

女子学生「でさ~」ギュ

吉影(靴を踏まれた…
  向こうはそれに気が付いて居ないのか?)

吉影(いや、気が付いたはずだ。
  何故なら、今、一瞬、私の方を『ちらり』と見たからな)

吉影(だが、踏んだ事も謝らない。
  第一、格好を見てみろ。
  髪は金髪に染め、靴の踵を踏み潰している。
  口調も実にバカ丸出しと言わんばかりにトロトロと喋っているじゃないか。
  『親の顔が見てみたい』なんてよく言うが、そんな物を見てもどうにもならない。
  指先も対して綺麗じゃないのに、ネイルアートをしてそれを隠している。
  殺す価値も無い程に『屑』だ)

春香(あのカメラマンさん、凄く隣の女子高生睨んでる…
  あ、ちょっと混んで来たから『足』踏まれたのかな?
  私も、時々サラリーマンの叔父さんに踏まれたり、誰かの足踏んじゃったりするもんね)

吉影(もうそろそろ、降りる頃だな)

春香(あ、次の駅で降りなきゃ)

お休みなさい

おはようございます

吉影(漸く都会まで来たな…
  ここまで電車で1時間程)

吉影「事務所までの通勤時間は大体何時間何だ?」

春香「えっと、2時間ぐらいですかね?」

吉影「『通うのが大変』と思った事は?」

春香「はい。
  でも、電車の中で音楽聞いたり、オーディションの資料見てたりすればあっという間です。
  あ、あそこのコンビニに寄りますよ」

吉影「ああ」

吉影(2時間かけてあの事務所に通う…
  言っちゃ悪いが、『不効率極まりない』な。
  正直、自宅で『ネットアイドル』とか言う奴をやって居た方がまだ『マシ』だろう
  私も、コンビニで何か買いたいな)

店員「シャーセー」

春香「あ、真!!」

真「あ、春香!
 うわぁあ!!」

吉影(この男っぽい奴はたしか、菊池真だったな。
  天海春香と同じ事務所。
  咄嗟に読んで居た雑誌を隠した。
  内容は所謂『少女漫画』と言う奴か。
  確か、最近の少女漫画は『下手なエロ本』より、内容が過激と聞く。
  しかし、朝からエロ本を読むとは…
  此奴は『貯まっている』のか?
  まぁ、『取材』だからな)

吉影「何を読んで居るのだ?」

真「うぅぅ……
 これです」

吉影(雑誌lalala)

真「らしくないですか?
 あの、内緒なんですけど、僕、結構『こういうの』が好きなんですよ」

吉影(だから何だと言うのだ。
  別に隠す必要はないだろ。
  私の様に『殺人』をしている訳でもあるまいに。
  そう言えば、コイツにも話を聞かねばならんのだったな…)

吉影「君には『女子のファン』が多く居ると聞くが…」

真「ええ、まぁ…
 ファンが居るに越したことはないんですけど…
 やっぱり、男の人に関心持ってほしいですよね」

吉影(男っぽいから、まぁ、無理だろうな。
  ジャニーズに男のファンが少ないのと一緒だ。
  まぁ、その『少女趣味』を表にばらせば『ギャップ』で人気は出るだろうな。
  私はどうでも良いがね)

吉影(にしても、何時見てもボロイな。
  エレベーターも『故障中』だし)

春香「何時まで『故障中』なんだろうね、このエレベーター」

吉影(『何時まで』と言う事は、随分と長い間『故障中』なのだろう。
  こういうのはビルの管理会社に言えば直してくれるんじゃないのか?
  こういうのは管理会社の『責任問題』や『信用問題』に成るはずだ。
  まぁ、別に、エレベーターの管理会社の信用がどうなろうとどうでも良い)

吉影「済まないが、君達で765プロダクションの紹介をしてくれないか?」

春香「はい、良いですよ」

真「じゃあ、ここに立って…」

吉影(こんな小汚いドアを撮ったら逆に『イメージダウン』するんじゃないのか?
  まぁ、仕事だから撮るが…)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年04月24日 (日) 20:07:48   ID: Rifnzhmw

え、もっと見たいです

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