セイバー 「遊戯王?」(24)

士郎 「あぁ」

セイバー 「なんですかそれは?」

士郎 「んーなんていったらいいか…」

士郎 「モンスターを召喚して戦うカードゲームかな?」

セイバー 「なるほど、現代の人々はそのような遊戯にも召喚魔法を用いるのですね」

士郎 「違う違う」

セイバー 「違うのですか?」

士郎 「あー、言うより見た方がわかりやすいか…」

士郎 「おーい遠坂ー」

凜 「どうかした?」

士郎 「ちょっと決闘してくれないか?」

凜 「構わないわよ」

セイバー 「ふむ、決闘とは」

セイバー 「ならば私はシロウの援護を…」

士郎 「いらないから」

凜 「じゃあ先攻は私からね。ドロー」

凜 「ディフェンダーを召喚してエンディミオン発動」

セイバー 「おぉ?」

凜 「カードを二枚伏せてからマジックブラスト発動」

士郎 「くっ…」lp3800

セイバー 「おぉぉ?」ピコピコ

凜 「ターンエンド」

士郎 「俺のターン、ドロー」

士郎 「エアーマンを召喚、オーシャンを手札に」

士郎 「そして魔法カード融合を発動」

セイバー 「お?」

士郎 「手札のオーシャンとワイルドマンを融合してアブソルートを召喚」

セイバー 「おぉ!」

セイバーに教えるためって意味で手短に

士郎 「バトル!」

凜 「パワーストーンを発動しておくわ」

士郎 「アブソルートでディフェンダーにアタック」

凜 「くっ…効果で自分のカウンターを取り除くわ」lp3100

セイバー 「何故この騎士は死なないのです?」

士郎 「こいつの効果で云々」

セイバー 「なるほど」

士郎 「速攻魔法、マスクチェンジ」

凜 「しまった!」

士郎 「アブソルートを墓地に送ってアシッド召喚」

士郎 「アブソルートの効果でディフェンダー破壊」

士郎 「そしてアシッドの効果で魔法罠を全破壊」

セイバー 「おぉぉ!」

凜 「エンディミオンは効果で残すわ」

凜 「パワーストーンの効果で3つのせる」

士郎 「アシッドでダイレクト。通るよな?」

凜 「通ります」lp500

士郎 「カードを一枚セットしてエンド」

凜 「はぁ、サレンダーよ」

士郎 「やっぱ4000じゃあ味気無いな」

凜 「ヒーローとかだと決まればすぐ終わってしまうものね」

セイバー 「シロウは勝ったのですか?」

士郎 「あぁ、そうだよ」

セイバー 「しかし中々難しそうでしたね」

凜 「でも私達のはファンデッキの域を出ないからね」

士郎 「まだまだ単純だった方だよ」

セイバー 「私には何が何だか…」

セイバー 「ですが中々面白そうでした」

士郎 「じゃあセイバーもやってみるか?」

セイバー 「よろしいのですか?」ピコッ

士郎 「あぁ、教えてやるよ」

士郎 「そして、セイバーの修行が始まった…」

セイバー 「し、しなじー…」

士郎 「まぁいわゆるコンボってやつだな」

士郎 「例えばこのスケープゴートと強制転移」

士郎 「相手の場に強いモンスター一体しかいない時なんかに使えばそいつと唯の壁とを交換できる」

セイバー 「なるほど…」

セイバー 「しんくろ?」

士郎 「足し算で特殊召喚するんだ」

士郎 「チューナーとそれ以外のモンスター一体以上が基本」

士郎 「中には素材に指定があったりするから気を付けるんだぞ」

セイバー 「はい」

士郎 「そして…」


セイバー 「シエンでダイレクトアタックです」

士郎 「あー、やられた」

士郎 「強くなったなセイバー」

セイバー 「偶然ですよ、まだシロウには負けることの方が多いですし」

士郎 「それでも凄いさ、こんなに飲み込みが早いんだから」

シロウ 「もうそんなに褒めないで下さい//」テレテレ

凜 「ただいまー」ハァ

士郎 「おかえり。どうした溜め息なんてついて」

凜 「ん、いやぁちょっとカードショップに寄ってたんだけどね」

凜 「なんでも最近無理矢理アンティ勝負を挑んで来る奴がいるんだって」

セイバー 「アンティ?」

士郎 「賭けデュエルのことさ。細かいルールはまちまちだけど勝った方が負けた方のカードを貰えるんだ」

凜 「で、そいつガチデッキな上に相手に見境が無いから噂になってるらしいの」

士郎 「ひどい奴がいたもんだな」

セイバー 「まったくですね」

凜 「それはともかく、セイバーはどんな?」

士郎 「なかなかどうして、強いんだよ」

セイバー 「兵法には多少自信があります」

凜 「なるほどね、案外すぐに士郎を追い抜いちゃったりして」

士郎 「ははっ、俺も師匠として負けられないなぁ」

桜 「あれ先輩、遊戯王やってたんですか?」

士郎 「あぁ桜、帰ってたのか」

桜 「今来たところです」

セイバー 「サクラも遊戯王を?」

士郎 「桜は俺らの中じゃ一番強いぞ~」

桜 「そんなことありませんよぉ//」テレテレ

セイバー 「ではサクラ、是非一戦お願いします」

桜 「えぇー、じゃあ一回だけですよ?」

セイバー 「はい!」ピコー

セイバー 「先手は私から、ドロー!」

セイバー 「クイックシンクロンの効果でダンディライオンを墓地に」

凜 「あら、デッキ変えたのね」

セイバー 「クイックロンを特殊召喚して2体のトークンとシンクロ」

セイバー 「ジャンクアーチャーを召喚」

セイバー 「モンスターをセット、カードを一枚伏せてターンエンドです」

士郎 「さて…」

桜 「ふふ…」

セイバー 「?」

桜 「私のターン、ドロー」

桜 「永続魔法、未来融合フューチャーフュージョンを発動!」

士郎 「来たか…」ガタッ

桜 「サイバードラゴン他を計十枚墓地へ!」

桜 「召喚するのはキメラテックオーバードラゴン」

セイバー 「ふむ…」

士郎 「気をつけろセイバー!」

桜 「そしてバーローを発動!」

桜 「墓地のモンスター十体を全て除外し、キメラテックを融合召喚!」

セイバー 「」

桜 「バトル!」

セイバー 「くっ…」

桜 「まずは一回目ぇ!」

セイバー 「く、くず鉄!」

桜 「無駄だぁ!」

桜 「二回目ぇ!」

アーチャー 「ぎゃあああああああ!!」

セイバー 「あ、アーチャー!」lp2300

桜 「サンレンダァ!!」

ボルチュー 「ぐああああああ!」

セイバー 「ボルチュー!!」

桜 「鬼にならねば見えぬ地平がある!!」

セイバー 「くぅ…」

桜 「私は勝ちたいぃぃぃ!!」


数分後


セイバー 「負けた…」

桜 「私は勝利をリスペクトするぅ!!」

士郎 「あ、圧倒的だ…」

凜 「いきなりあの二枚が揃うなんて、セイバーも運がなかったわね…」

で、桜ネタをやりたかっただけでネタが尽きたんけど

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