まり花「りんちゃんのすべすべの黒髪さん」 (28)
◆ひなビタ♪SSです
◆まりりんは長髪カップル
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まり花「おはよーりんちゃんっ!」
凛「あら、おはようレコード屋……今日は早いのね」
まり花「もうりんちゃんっ、わたしだってたまには早起きするよっ!」
凛「ふふふ、そうね……あ、レコード屋」
まり花「ん、なあに?」
ナデリ
まり花「ひゃっ!」
凛「寝ぐせがついてるわ」ナデナデ
まり花「そ、そう?」
凛「家出る前に鏡とか見なかったのかしら?ちょっと待って頂戴」ゴソゴソ
まり花「くし?」
凛「ええ、私もこれくらい持ってるわ、ほら、後ろ向いて」
まり花「う、うん」
シュッ シュッ
凛「滑らかな手触りね」
まり花「そうかな、りんちゃんの方が……」
凛「貴方のも、とても綺麗よ」
シュッ
凛「んーと、こんなものかしら」
まり花「あ、ありがとりんちゃん」
凛「本当はクリームを塗った方が綺麗になるのだけれど……生憎持ち合わせて無いのよね」
まり花「なくても大丈夫だよっ」
一舞「あれ、まりか、もう来てたんだ」
まり花「あっイブ!おはよー!」
一舞「おはよ」
凛「じゃあ待ち合わせ相手も来たようだし、行くわね」
まり花「うん、ありがとりんちゃんっ!」
凛「ふふ」
一舞「おー、りんが笑みを抑えながら去っていく……朝はむっすりしてるのに、まりかのおかげだね」
まり花「え、なあに?」
咲子「おはようございます、まりかちゃん、イブちゃん」
まり花「おはようだよっ!」
一舞「おはよー」
まり花「そういえば今日はイブとさきちゃん一緒じゃないんだねっ」
一舞「ま、毎日な訳じゃないからね///」
咲子「私は構いませんけど……」
一舞「よ、よくないからっ!」
まり花(やっぱりイブとさきちゃんは仲良しさんだよう……
最近はお泊りすることも多くなったよねっ)
一舞「じゃあさっさと行くしっ」
咲子「はーい」
まり花「うんー」
まり花(りんちゃんに髪を梳かされたとき、なんかドキドキしちゃったな……)
~次の日~
まり花「あっりんちゃん、おはよー」
凛「おはよう……今日も早いのね」
まり花「うんっ!」
凛「でも……また髪が跳ねてるわよ」
まり花「えっそうだった?」
凛「そうよ……仕方ないわね、また梳かしてあげるわ」
まり花「えへへ、うん」
シュッ シュッ
凛「やっぱり貴方の髪、綺麗ね」
まり花「えへへ、りんちゃんに言われると嬉しいなっ」
まり花(でもなんかドキドキしてるようっ)
凛「髪ぐらい自分で梳かせばいいと思うのだけれど」
まり花「りんちゃんに梳かして貰った方が綺麗になるもんっ」
凛「あ、貴方、わざと……?」
一舞「おはよーまり……あ」
咲子「イブちゃん?あっ」
まり花「あっ、イブとさきちゃん!おはよー」
凛「よ、洋服屋、喫茶店、こ、これは違うのよ」
一舞「別に誤魔化す必要もないでしょ」
咲子「うふふ、相手の髪を梳かすっていうの、とってもとってもいいですよねっ」
凛「う、ほ、ほらレコード屋、髪綺麗になったから、じゃ」
まり花「あ、りんちゃん……相変わらず照れ屋さんだよう」
咲子「うふふ」
一舞「朝っぱらから何してたの?」
まり花「りんちゃんに髪梳かしてもらってたの!」
咲子「あらあら」
一舞「それくらい自分でやったら……」
まり花「りんちゃんにやってもらうとドキドキするんだよっ!」
咲子「それとってもとっても分かりますっ!私もイブちゃんに髪を触られるととってもとってもドキドキしちゃいますっ」
一舞「そ、そうなの?」
咲子「イブちゃんは、そうじゃないんですか?」
一舞「えっと……う、うん、なんかふわふわした気持ちになる、かも」
まり花(とびっきりのふわふわなんだよう……)
咲子「うふふー、イブちゃん」ナデナデ
一舞「っ!こ、こらっ!」
咲子「あら、嫌でしたか?」
一舞「い、嫌じゃないけど、するなら二人っきりで、ね」
咲子「うふふ、分かりました」
一舞「……やられっぱなしには、ならないから」
咲子「それはとってもとっても楽しみですっ」
一舞「うぐぐ、強者の余裕」
まり花「さきちゃんがつよいんだー」
まり花(りんちゃんもわたしに髪梳かされたらドキドキするのかな?)
~次の日~
まり花「ねえりんちゃん!わたしも髪を梳かしたいよっ!」
凛「……レコード屋、朝からどうしたのかしら?」
まり花「わたしね、りんちゃんに髪をしゅっしゅってされるとね、とってもドキドキしちゃうの!」
凛「そ、そうなの?」
まり花「だからりんちゃんにもドキドキして欲しいなーって」
凛「こ、こんな時間から?」
まり花「わたしばっかりじゃズルいでしょ?」
凛「いや別にそんな……」
まり花「ほら!櫛さんもあるから!ね!」
凛「し、仕方ないわね……」
まり花「じゃあさっそく……」ナデ
凛「うー……///」
まり花「やっぱりりんちゃんの黒髪ってすべすべさんだよう……」シュッ
凛「まぁ手入れはそこそこしているわ」
まり花「とっても綺麗で、透き通ってる感じがするよっ」シュッ シュッ
凛「あ、ありがとう」
まり花「わたしもこれくらいの綺麗な髪になりたいよう」シュッシュ-
凛「……貴方のも、十分綺麗よ」
まり花「そうかな?ありがとりんちゃん」シュルシュル
凛「お世辞なんかじゃないわ……」
まり花「えへへ」シュシュポポ
凛「……で、その、そろそろ離して貰えると……」
まり花「あ、ごめんねりんちゃん」
凛「貴方、まだ物足りなさそうな顔してるわ」
まり花「そ、そう見える?」
凛「はぁ……仕方ないわね、週末、空いてるかしら?」
まり花「うんっ!大丈夫だよっ!」
凛「その日、好きなだけ触らせてあげるから」
まり花「ほんと?わあい!ありがとだよりんちゃんっ!」
凛(か、彼女が髪フェチになってしまったわ……)
一舞(朝から何やってんだろあいつら)
一舞「なんか楽しそうだねまりかー」
まり花「えへへへ、週末はりんちゃんの綺麗な髪いっぱい触るのっ」
咲子「りんちゃんの髪ってほんと綺麗ですよねー」
一舞「まりかなら髪くらい既に何回も触ってるんじゃ……」
まり花「りんちゃんの髪ってね、本当にすべすべさんなんだよっ!透き通ってるの!
まさに絹だよっ!シルクだよっ!キルトだよっ!編み込まれた絆だよっ!崇め奉るよっ!指でしゃっかしゃかしゃかーするのっ!」
一舞「途中から生地が変わってるよ」
咲子「うふふ、週末は楽しんで下さいね?」
まり花「うんっ!」
~翌日~
まり花「あと一日で週末さん……あと一日……」
凛「そ、そんなに楽しみにしているの?」
まり花「うんっ!!」
凛「ち、力強いわね」
一舞「まりかって髪フェチだったのかなー」
咲子「うふふ、私はイブちゃんフェチですよっ」
一舞「き、急に何言ってんのさ、もう///」
めう(……今日はひなひなからのメールは特になかっためう)
~週末~
ピンポーン
凛「はいはい……まだ5時よ、休日の朝なのに……」
ガラッ
まり花「りんちゃーんっ!」ガバッ
凛「きゃっ!?」
まり花「ふふふー、寝起きのりんちゃんの髪もすべすべだよぉ」ナデナデ
凛「あ、貴方……取り敢えず中に入って頂戴、外は寒いから」
まり花「すっかり冬だねえ」
凛「全く……こんな時間から来るなんて」
まり花「だって早く触りたかったんだもん」ナデナデ
凛(なんだか髪フェチっぷりが増している気がするわ)
まり花「じゃあ早速梳かしていいよねー」
凛「寝起きだから少し乱れているけれど……」
まり花「なら尚更梳かさなきゃっ!」
シュッ
シュッ シュッ
まり花「ふふふ、とっても滑らかだよりんちゃんっ」
凛「うう……///」
シュッ
シュッ
まり花「あなたのべーすむねーにひびーくー♪」
凛(鼻歌まで歌っちゃって……そんなに私の髪が気に入ったのかしら?)
凛(……手入れに気を使っていた甲斐があったわね)
凛(いや別に打算的な思いでそうしていた訳ではないけれど……)
シュッ
シュッシュッ
まり花「べいべいー♪」
凛(うう、なんだか気恥ずかしいわ……)
まり花「ふふふ、やっぱりりんちゃんの髪すべすべさんー♪」
凛(やっぱり、一方的なのは、癪よね……)
凛「レコード屋」スッ
まり花「あ、りんちゃん?」
凛「貴方ばっかりはズルいじゃない……」ナデリ
まり花「ふぁ」
凛「貴方の栗色の髪だって、柔らかくて、とても綺麗よ」ナデナデ
まり花「そ、そうかなあ、わたしはりんちゃんの方が」
凛「貴方にとってはそうかもしれないけど、私にとってはそうなのよ」
まり花「ふーん……じゃあ一緒に撫で合おっか?」
凛「ええ」
ナデ ナデ
シュル シュルリ
まり花「りんちゃん、なんだか、ドキドキしちゃうね」
凛「そうね、髪を触って触られてるだけなのに」
まり花「ねえりんちゃん」
凛「なあに?」
まり花「髪だけじゃなくて、もっとりんちゃんの色んなところをなでなでしたいな」
凛「ええ、そうね、私も同じ気持ちだわ」
ギュ
まり花「りんちゃん……♪」
凛「れこ……いや、まりか……♪」
…………
……
…
~喫茶店シャノワール~
咲子「今日はまりかちゃんたち見ませんねー?」
めう「もぐもぐ……きっとらぶらぶしてるめう、なかよしめう」
咲子「うふふ、めうちゃんもひなたさんとそういうことしたいですか?」
めう「めうっ!?そ、そりは、な、内緒、めう///」
咲子「私はイブちゃんとそういうこととってもとってもしたいですっ!」
めう「そりはみんな分かってると思うめう」
咲子「もっともっとらぶらぶになりますよっ!」
めう「鬱陶しくない程度にがんばれーめうー」
おわり
お疲れ様でした
ひなビタアルバム「Five Drops」の新曲の試聴が公式で幾らか出来るようになっていますよ
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