父「娘は朝飯食べる前にいつも何をしている?」
娘「うーんとねー、とーちゃんに『おはよう』っていう!」
父「そうだろ?つまり『朝飯前』ってのは大切な人に会えるってことなんだ、わかったか?」
娘「うん!とーちゃんはものしりだなー」
父「hahahaァ!なんてったってお前の父ちゃんだからな!当たり前だ!」
・『朝飯前』の使用例
パターン1
男「いまからデートに行くんだ!まさに朝飯前さ!」
妹「お兄ちゃん!恥ずかしいから外でラ○プラスやるの止めてって言ってるでしょ!」
パターン2
息子『なんでよ!クソ親父電話なんかかけてくるなよ!』
父『ハハッ、スマン、スマンいや四年前に死んだ母さんの話が急にしたくなってな…
忙しいならいいんだ、父さんもこれから朝飯前だし、じゃあな…母さんにお前が元気だってこと伝えるよ』
息子『親父?おい親父!?』
訂正 ×息子『なんでよ!』
○息子『なんだよ!』
娘「ねえねえ、とーちゃん『りゅーとうだび』ってどんないきもの?」
父「『龍頭蛇尾』は生き物では無いぞ娘よ、頭は龍だけど尻尾が蛇という状態を表した言葉だ」
娘「そっかー、どういういみ?」
父「娘はそんな生き物を見たらどう思う?」
娘「えーっと、りゅうのあたまはこわいかもしれないけど、しっぽがへびならかわいいとおもう!」
父「だから『龍頭蛇尾』はよくみると可愛いという意味だ」
父「しかし何でそんなこと聞いたんだ?」
娘「こうえんで『りゅーとうだび』ひろってきたの」
龍頭蛇尾「りゅーとーだーびー」
段ボール【雄の龍頭蛇尾です可愛がってあげて下さい】
父「何を食べるのか書いてないじゃないか、無責任な元飼い主め」
娘「さっきすごいいきおいで『だんごむし』くってたよ?とちゅうできゅうにいきおいなくしたけど」
父(まさに龍頭蛇尾…)
・『龍頭蛇尾』の使用例
パート1
男「お前ってよく見るとホント龍頭蛇尾だよな…」
妹「お兄ちゃん…食虫植物みながら何言ってるの…」
パート2
ハエトリソウa『私達の御主人様って本当に龍頭蛇尾よね…』ウットリ
ハエトリソウb(ついに隣の子まで気がおかしくなったわ……)
娘「とーちゃん!わたし『はえとりそう』そだてたい!」
父「ダメだ」
娘「なんでー?男兄ちゃんが『はえとりそうはすばらしいぃ!』っていってたよ」
父「奴の言うことを真に受けるんじゃない、いいか?『ハエトリソウ』とはつまり『蠅と理想』
それを育てるということは蠅と仲間になるということだ」
娘「はえのなかま?やだ!ばっちい!」
父「だろ?男も汚いから近づいたらダメだぞ?」
・番外編『蠅と理想を育てる男』
※以下の会話は全て蠅語で行われています
男「おーい生ゴミ持ってきたぞー」
蠅a『男さんアザースッ、よっしゃあ!リンゴの皮は俺の物だー!』
蠅b『男さんチィース、ズルイよ兄貴!俺にもくれよ!』
男「ハッハッハッ!慌てるな、慌てるないくらでもあるからな」
蠅a『いつもいつも悪いッスねぇ~』
男「気にするな!俺達同じ志しを持つ仲間だろ?」
蠅b『しかし本当にできるんですかね?生ゴミだらけで男さんがモテモテな世界の実現なんて…』
男「なーに、人が宇宙に行ける時代だ、世界中を生ゴミだらけにするなんて簡単さ!」
蠅a『いや…、そっちじゃなくて男さんモテモテの方が問題なんッスよ?』
男「えっ!?何!?お前らまで俺のこと見下してるの!?」
蠅a『だって男さんって蠅の俺達からみてもモテなさそうだもんなぁ?w』
蠅b『そうそうww、蠅と話してるところとかw』
男「………遺言はそれだけか?」
蠅a『へっ?』
男「地球射出(アースジェット)!!!!!」プシューー
蠅a・b『ノピョォオオオ!!!』
~~~~~~~~~
男「という夢をみたのさ」
妹「家の外でそういうこと言うと精神科につれてかれるよ?」
娘「とーちゃん、『びんぼうがみ』ってなぁに?」
父「まさかこの家にいるとか言わないよな?まあいい、『貧乏神』ってのは貧乏の神様のことだ
つまり、どんなに貧乏でも笑って暮らしていける凄い人のことだな」
娘「そっかー、おじさんってすごいひとなんだね」
貧乏神「俺も初めて知ったよ、俺ってそういう奴だったんだ…」
父「貧乏神ってグラサンかけた普通のオッサンじゃねぇかよ」
貧乏神「自分の存在意義を知ったのを機にこれからは人の役に立つことをしたいと思う」
娘「おじさんえらーい」
貧乏神「ヘヘッ、お嬢ちゃんのおかげだよ」
父「それじゃあ手始めに不当な稼ぎをしている会社にでも住みにいくといういかがかな?」
貧乏神「ナイスアイディア!早速行ってくるぜ!」
娘「がんばれー!」
~~~~~~~~
男『やっと決まった就職先が潰れた』
友人『アンブレラ製薬会社だっけ?よかったじゃん、あそこ色々と黒い噂あったし』
男『ちぇーっ、月に一度注射打つだけで80万も貰える楽で稼げる仕事だったのに』
娘「とーちゃん『いのなかのかわず、たいかいをしらず』ってなぁに?」
父「また難しい言葉を覚えてきたな…『井の中の蛙、大海を知らず』とは井戸の中の蛙は大きな海を知らない
っていうことだ」
娘「いどのなかにいるんじゃ、うみをしらないのもしかたないね」
父「ああ、だけどその蛙が海にいったらどうなると思う?」
娘「う~ん…、しらないばしょだからこわいとおもうんじゃないかな?」
父「蛙は確かに怖がるだろう、だけど蛙は同時に感動すると思うんだ
『こんなにも広い井戸があるなんて』ってな」
父「そうやって人間も知らないものを知ろうとして発展してきた、何かを求めて進んできた…」
娘「むずかしーよ、かんたんにいってよ」
父「まあ、つまり未知って素晴らしいということだ」
娘「へぇ~そっかー」
父「しかし何処で覚えてきたんだそんな言葉?」
娘「こうえんで男兄ちゃんが…
~~~回想~~~
男『やあ!向かいの娘じゃないか!』
娘『あっ男兄ちゃん、こんにちは』ササッ
男『? 何で逃げるんだい?』
娘『だってとーちゃんが男兄ちゃんははえとなかまだからちかよるなって…』
男『ハッハッハッ!それは夢の中の話だから安心してよ!ちゃんと毎日風呂入ってるし』
娘『そーなの?ところで男兄ちゃんはこうえんでなにしてるの?』
男『何かする為にいるんじゃなくて、何もすることが無いからいるんだよ』
娘『なんかよくわからないけどすごいね!』
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