まよい「ひぎぃ!やめて下さいマララ木さん!」(4)

怪異…それは世界そのもの。

マラ…それは煩悩を体現したもの。

そして僕は…人並はずれたマラを持つもの。

今日も今日とて、欲望の捌け口を求めて反り立つ僕の僕自身を持て余していた。

マララ木「もう戦場ヶ原はヤリ尽したしなぁ」

マララ木「羽川も今じゃ僕の従順なアナル奴隷だし…」

マララ木「…何かマンネリだなぁ」

まよい「…♪」ヒョコヒョコ…

マララ木「あれは…八九寺!」ニヤ

マララ木「…」スッ…スタスタ…

まよい「…♪」テクテク…

…テクテク…。…スタスタ…。

…ガバッ!

まよい「…!?…む゙~!む゙~!」ジタバタ…

マララ木「…おとなしくしろ…声を出したら…こ〇す…」チャキ…

まよい「んむ゙~!!」ビクン!

まよい(阿良々木さん!?…じょ、冗談ですよね?…このナイフもどーせわざと怖がらせる為の偽物で…)

マララ木「…」ギロ

まよい(…わざとじゃない!?)ガクブル

…阿良々木家 マララ木部屋

まよい(…無理矢理連れ込まれてしまいました…)

まよい(しかも手足を縛られて動けません…)ジタバタ…

マララ木「勝手に動くな…それと勝手にしゃべってもこ○すからな…」

まよい(こんなの…わたしが知ってる阿良々木さんじゃない!)

まよい(わたしが知ってる阿良又木さんは優しくて…とても温かい人で…)

まよい(…これではまるで別人です!)

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