チナツ「我々は誰の下にも付かない！！」ｸﾞｯ

ヨナ「止せ！！！」ﾊﾞｯ

ココ「！？」

チナツ「！？」

レーム「！？」

ヨナ「命を無駄にしちゃダメだ！！」

チナツ「あの可愛い子……」

ココ「ヨナ、何ででて来たの！！」

チナツ「分かった」

ココ「！？」

チナツ「アンタに、飼われてやるよ」

チナツ「よろしくね、ヨナ」ﾆｺﾘ

ヨナ「うん」

ココ「……」

レーム「どーなってんだ全く」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ルツ「……」

レーム「何だ、ホッとしてんのか？」

ルツ「気が付いてたのか、オッサン！？」

レーム「当たりめーだろうが。
　　　まぁ、オジサンとしても若い子撃つのは気が引けるしねぇ～」ﾍｯﾍﾍ

　翌日

ココ「と、言う訳で、チナツが仲間に成りました」

一同「えぇえぇぇ！？！？」

バルメ「ココの命を狙ってた殺し屋ですよ！？」

アール「まぁ、可愛いから良いんだけどね～」ﾃﾞﾚ

トージョ（アイツ、パンツ履いて居ない女）

ルツ（トージョ）ﾁﾗ

トージョ（任せろ！）ｸﾞｯ

マオ（昨日まで命狙ってた殺し屋も仲間にしちゃうなんて…）

ワイリ「ハハハ」

ウゴ（ココと同じぐらいか？）

ココ「チナツ、皆に何か一言」

チナツ「私の師匠撃ち殺したの誰？」

ルツ（お、俺だ……）

チナツ「アンタね」ﾊﾞｷｨ

ルツ「ウゲッ！？」

チナツ「本当は殺してやりたいけど、これで許してあげる」ﾌﾝ

ヨナ（痛そうだ）

チナツ「師匠の事は忘れないし、死ぬまで恨んでやる」ｷﾞﾛﾘ

全員（コエェェ……）

ヨナ「おめでとう」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

チナツ「ありがとっ、ヨナ君」ｷﾞｭｩ

トージョ（ヨナの野郎！！）ｷﾞﾘｯ

アール（自分ばっかり美味しい所ばっか持って行きやがって！！）ｷﾞﾘｯ

ヨナ「苦しい」

チナツ「ヨナヨナ～」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

ココ「」ﾑｯ

バルメ（ああ、ムッとしているココも可愛い…）ﾎｧｧ

ヨナ「なぁ」

チナツ「何々？」

ヨナ「何でチナツはパンツ履いてないんだ？」

チナツ「え？
　　　教えて欲しい？」

ヨナ「別に良い」

チナツ「アララ…」

ワイリ「お、此処に居たかヨナ君。
　　　さぁ、授業の時間だぞ」

チナツ「授業？」

ワイリ「ああ、そうだよ。
　　　ヨナ君は一般教養が足りてないからね」

チナツ「ふぅ～ん。
　　　私も一緒に見てていい？」

ワイリ「良いよ。
　　　君は一般教養あるのかい？」

チナツ「あるよ。
　　　イタリア語もしゃべれる」

ワイリ「へぇ～
　　　そいつぁ、スゲーや」ﾊﾊﾊ

ヨナ「凄い」

チナツ「ふっふ～凄いだろー」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

ワイリ（仲良いな、この二人）

ワイリ「今日は、と言うか、俺の授業は語学だ。
　　　チナツは何語まで話せるんだい？」

チナツ「色々、ヨーロッパ系、チャイニーズ、ジャパニーズぐらいなら日常会話は出来るよ」

ワイリ（まぁ、日本人って言えば見えなくも無いな。
　　　トージョも言ってたし）

チナツ「～～♪」ｶﾁｬｶﾁｬ

ワイリ「ここはｒだ」

ヨナ「うん」ｶｷｶｷ

チナツ「～♪」ｶﾁｬｶﾁｬ

ワイリ（さっきから、何作ってるんだ？）

ヨナ「～～♪」ｶｷｶｷ

ワイリ「さっきから何を作っているんだい？」

チナツ「うん？
　　　全自動卵割り機」ｶﾁｬｶﾁｬ

ワイリ（ああ、そう言えば、新人は卵料理作らないといけないからね）

ヨナ「～～♪」ｶｷｶｷ

ワイリ（でも、卵位、手で割れば良いんじゃないのか？）

ヨナ「出来た」

ワイリ「お、じゃあ、次はここを訳せ。
　　　ほら、辞書を使って」

ヨナ「分かった」

チナツ「出来た！」

ワイリ（宇宙人のロボットみたいだな）

ヨナ「カッコいい！！」ｷﾗｷﾗ

チナツ「そうでしょ～
　　　ここに食べる分だけの卵を入れて、スイッチを押すと～」ﾎﾟﾁ

全自動卵割り機「ウィーン」ﾊﾟｶ

ワイリ（卵を1個割るのに大体5秒…）

ヨナ「凄い！
　　チナツは凄いな！！」

チナツ「フフ～ン
　　　もっと褒めたまえ」

ワイリ（技術は凄いけど、凄く無駄な技術だと突っ込んでは駄目だろうな、きっと）

ルツ「終ったか～？」ｶﾞﾁｬ

アール「街行こうぜ、街～」ｶﾞﾁｬ

チナツ「あ」

２人「げぇ！？」

ワイリ「もうすぐ終わるよ。
　　　ほら、ヨナ君、手が止まってるよ」ﾊﾊﾊ

ヨナ「うん」ｶｷｶｷ

ルツ（な、なんでこのノーパン女が此処に居るんだ！？）

アール（うわー
　　　ちなみに、狙撃手はルツだが、観測手はワイリなんだよね～）

チナツ「何だよ」

ルツ「い、いや、別に」

アール「チナツは何でここに居るんだ？」

チナツ「ヨナ君が居るからだよ。
　　　お前達は何で来たんだよ」

ルツ「いや、ヨナと一緒に街行こうかなって。
　　ほら、明後日にはもう、海の上だし」

チナツ「ヨナ君はまだ勉強中。
　　　終ったら私と一緒にデートだもん。
　　　分かったら出てけ」ｼｯｼｯ

ワイリ（完全に嫌われてるな）ﾊﾊﾊ

レーム「お～なにやってんだ２人とも？」

アール「おぉ、オッサン」

ルツ「レームのオッサン」

レーム「ヨナ君誘って街行くんじゃなかったのか？」

アール「その前にノーパン女が居てさ」ﾊｰ

ルツ「見事に嫌われたよ」ﾊｰ

レーム「まぁ、ルツはあの『師匠』とか言う男を狙撃した張本人だしな」ﾍﾍﾍ

アール「まーな」ﾊﾊﾊ

ルツ「笑い事じゃねーって！
　　寝首掛れるかもしれねーゾ、俺！？」

アール「そん時ゃ、立派な葬式してやるよ」ﾊﾊﾊ

レーム「だな」ﾍｯﾍﾍﾍ

バルメ「笑い事じゃありません」ﾇｯ

ルツ「あ、姉御！？」

アール「何時から其処に？」

レーム「ビックリした～」ｼｭﾎﾞ

バルメ「レーム、煙草を吸わないで下さいと何度言えば！
　　　それと、ルツが寝首を搔かれる分には問題ありませんが、ココがそうなったらたまったもんじゃありません！」

ルツ「俺は良いんかーい」ｸｿｳ

トージョ「でも、それは無いんじゃないかな？」

アール「お、トージョ。
　　　なんでそう思うんだ？」

マオ「だって、彼女、ヨナ君がお気に入りじゃないか」

ウゴ「如何したんだ、全員で集まって？」

アール「結局全員集まってんじゃねーか」

ルツ「ホントだ」

アール「お嬢じゃねーけど暇人だな、俺等」ﾊﾊﾊ

トージョ「それで、話し戻すけど」

ウゴ「何の話？」

トージョ「ノーパン少女がルツの寝首を搔くかどうか。
　　　　きっと、ノーパン少女はヨナ君が悲しむ事はしないと思うから無いさ」

バルメ「ヨナ君がルツの事嫌いならルツとはさようならですね」

ルツ「ま、マジか！？」

アール「なら、ルツは今日、ヨナに一杯奢ってやらなきゃな！」ﾀﾞﾊﾊ

トージョ「どっか行くの？
　　　　行くなら、俺も付いくぜ」

ヨナ「何処行くの？」

ワイリ「今日の授業は終わったぞ」

チナツ「全員で何やってんの」

ルツ「ヨナ！！
　　出かけよう！
　　お前の好きなモン買ってやるぞ！！」

チナツ「ヨナ君は私と一緒にデートするんだからアンタは一人で行ってきなよ」ｼｯｼｯ

アール（ドンマイ、アール）

ヨナ「皆で行けば良いじゃないか」

マオ（お、ヨナ君の幼さ故の無知が発動した）

チナツ「ヨナ、デートと言う物は男女二人で行くものなのだ。
　　　お邪魔虫は駄目はポイするのだ」

ヨナ「ふむん？
　　ふんふん」

全員（アンマリ理解してないみたいだ）

>>18　「ドンマイ、アール」× 「ドンマイ、ルツ」〇　自分にドンマイって…

ココ「ヨナ勉強終ったか～？」ｶﾞﾁｬ

ヨナ「うん」

ココ「なら、一緒にドバイの街を観光だ！！」

ヨナ「駄目」

ココ「何で！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

ヨナ「これからチナツとデートなんだ」

チナツ「そーそー
　　　今日は私はヨナ君と一緒にデートをするのだー
　　　だから、アンタはそこのオバさんと観光すればぁ？」

バルメ（お、オバさんって…）ﾑｶ

アール（姉御にオバサンって…）

トージョ（命知らずっつーか、度胸が有るっつーか…）

レーム「ヘッヘヘ、今度からバルメはオバサンって呼ばなきゃいけねーか？」ﾍﾍﾍ

バルメ「額でも煙草を吸えるように穴を開けてあげましょうか、レーム？」

レーム「おーこわ」ﾍｯﾍﾍ

チナツ「じゃ、行こうかヨナ君」

ヨナ「うん」

ココ「」ｷﾞﾘｯ

バルメ（ココには悪いですが、あのチナツと言う少女には感謝しなければいけませんね。
　　　彼女がヨナ君を気に入って居れば、ココは私の物に…）ｸﾞﾍﾍ

マオ（ああ、バルメさんが悪い事考えてる…）

レーム（メンドクサイ事に成らなければいいんだけどねぇ）

アール（ちっと、お嬢が穏やかじゃねーな
　　　まぁ、お気に入りの玩具とられて悔しいって思ってるんだろうけどよ）

ルツ（取り敢えず、2人の後付けるべ）ｷﾗｰﾝ

トージョ（カメラの準備はokだ）ｷﾗｰﾝ

ワイリ（また、バカな事を考えているな）

ウゴ（取り敢えず、お嬢に新しい車をどうにかして貰うか…）

チナツ「じゃあ、準備するのだ」

ヨナ「何の準備？」

チナツ「出かける際にはちゃんと『楽器』を持って行くのだ」ｶﾞﾁｬ

ルツ（あのガキ、リュックサックにカラシニコフ詰めてやがるぞ……）

ヨナ「akなんていらないよ。
　　もう、殺し屋が襲ってくる予定も無いし」

チナツ「え～？
　　　まぁ、ヨナ君が言うなら良いか」ﾎﾟｲ

チナツ（師匠のm8000とm84は持っていこ）

トージョ「指向性集音マイクok」ﾁｬｷ

ルツ「高性能望遠レンズ付きカメラok」ﾁｬｷ

アール「高性能望遠レンズ付きビデオカメラok」ﾁｬｷ

ワイリ「付き添いok」ｸｲ

マオ「巻き添えok」ﾊｧ

レーム「冷やかし要員準備完了」ﾍｯﾍﾍ

ウゴ「冷やかし要員その２準備完了」ﾔﾚﾔﾚ

バルメ「ココとデートに行きましょう」ｷﾘｯ

ヨナ「海は凄い」ｻﾞｯﾊﾟｰﾝ

チナツ「ヨナ君は海好きなの？」

ヨナ「別に」

チナツ「そ、そう…」

チナツ（想像以上に無口なのだ……）

チナツ「ヨナ君は何処か行きたいことろある？」

ヨナ「特には」

チナツ「そ、そう」

ヨナ「あ、そうだ」

チナツ「何々？」

ヨナ「ヨナで良いよ」

チナツ「？」

ヨナ「名前、『ヨナ君』じゃなくて、ココみたいに『ヨナ』で良い」

チナツ「！？
　　　分かった、ヨナ！！」ﾀﾞｷｯ

ヨナ「苦しいよ」ﾑｷﾞｭｰ

　物陰

トージョ「ヨナの野郎、また抱き付かれてやがる！！」ｼｯﾄ!

アール「俺等も女の子誘って遊ばねーか？」

ルツ「イーヤ、駄目だね！」ｶｼｬｰｶｼｬｰ

マオ（ちょっと離れて置こう）

ワイリ「ハハハ」

　ホテル

バルメ「ココー！
　　　私とデートしましょー！」ﾊﾞｰﾝ

ココ「ん？
　　良いよ」ｶﾁｬｶﾁｬ

バルメ（ヨッシ！！
　　　取り敢えず、此処を慰めつつ、ショッピング、昼食、観光、そして、ディナーでベッドイン！！）ﾑﾌﾌ

バルメ「じゃあ、行きましょう」

ココ「おー！」

レーム（オジサンはこっちの後を付けるか
　　　オッサンだけど老婆心ってね）ﾍｯﾍﾍ

　ヨナ＆チナツサイド

ヨナ「チナツは器用だよね」

チナツ「そうとも。
　　　チナツさんは器用なのだ」ﾑﾌﾌ

ヨナ「僕もあのロボットみたいなの欲しい」

チナツ「全自動卵割り機？」

ヨナ「うん！」

チナツ「では、今度作ってせんじ様」

ヨナ「本当か！！
　　ありがとう」ｷﾗｷﾗ

チナツ「如何って事無いさ」

チナツ（やっぱり、ヨナは可愛いなぁ～）ﾆﾍﾗ

チナツ「あ、そうだ、面白いものあるよ」ｺﾞｿｺﾞｿ

ヨナ「面白い物？」

チナツ「ほい」

ヨナ「何だこれ？」

チナツ「タイマー式自動発砲装置改！
　　　ここに銃をセットして、何かに固定。
　　　その後、タイマー回して時間調整をする。
　　　同じ場所に弾丸を叩きこんでくれる代物なのだ！！」

ヨナ「凄い！
　　くれるのか！？」

チナツ「勿論だとも。
　　　まぁ、処刑用の道具だから、あんまり使いどころ無いけどね」

ヨナ「それでも良いよ。
　　ありがとう！」

チナツ「どー致しましてなのだ！」ｷﾞｭｰ

ヨナ「改って言ったけど、どっか改造されてるの？」

チナツ「よくぞ聞いてくれました！！
　　　前のはベレッタ専用の奴だったけど、これは、あらゆる銃に対応可能！」ﾌﾌﾝ

ヨナ「ふんふん」

チナツ「そう言う訳で、まぁ、使う事は無いと思うけどさ」

ヨナ「まぁ、そうだね」

チナツ「それより、何処に行く？
　　　　取り敢えず、ショッピングモール行ってみる？」

ヨナ「うん、行こう」

ルツ「2人はショッピングモールに行くみたいだな」

トージョ「今のところは気付かれない」

アール「お前等が持てない理由がよく分かる」

ワイリ「ハハハ」

マオ「べ、別に怪しい集団じゃないですよ？」

ワイリ「お、これ、美味しそうだ」

アール「何だこれ、ケバブ？」

マオ「ラクダの肉みたいですね」

ルツ「お前等静かにしろ！」

トージョ「おい移動するぞ」

　ココ＆バルメサイド

バルメ「この前はオーケストラのせいで買い物できなかったので今日は存分に買いましょうね！！」

ココ「買っちゃう買っちゃう！！」

バルメ「では、先ずショッピングモールに向かいましょう！！」

ヨーム「バルメの奴、思ったより上手くやってるなぁ～
　　　　ん、あれぇ？
　　　　アイツ等、なーにやってんだぁ？」ｽﾊﾟｰ

ルツ「糞！
　　　お前等のせいで見失っちまったじゃねーかよ！！」

トージョ「どう考えてもお前のせいだろう！！」

アール（尾行でこんなに大人数でいたら誰だって気づいて撒かれるって。
　　　　しかも、相手はあのノーパン女だぞ？）

ワイリ（バルメさんやレームさんが『ヤバい』って評価してんだから…）

マオ（それに、ヨナ君もいるんだ）

ウゴ（撒かれない方が可笑しい）

ヨーム「おーい、お前等なにやってんだ？」

ルツ「お、オッサン」

トージョ「ヨナ君の青春の軌跡を温かく見守ってたんだ」

アール「何が青春の奇跡を見守っていただ」

ワイリ「嫉妬に駆られた情けない３人を面白がって付いて来たんですよ」

マオ「と、言うか、警察沙汰にならない様に見張っていたと言うか」

ウゴ「どっちかって言うと、俺等の方がヤバい目で見られたけどな」

レーム「本当に暇な奴等だな、お前等」ﾊｧ

ルツ「そう言うオッサンはなにやってんだよ？」

レーム「ココとバルメの追跡」ﾍｯﾍﾍ

ルツ「オッサンも同じ様なモンじゃねーか！！」