煌めく金色の髪。垣間見える殺意に満ちた目は拘束されているわりになかなかのものだ。
自由がきくようであればすぐにでも襲いかかってくるだろう。
「くっ……殺せ!」
お決まりな言葉もさすがに動揺を隠せていない。
「体か、金か? 下賤な奴め、好きにするがいい……だが屈服はせんぞ!」
ほう、ほう。この状況でよく言ったものだ。
試しに血錆びた鉈で頬を叩いてやっても、なるほど、強い目は全く変わらない。
それどころか薄っすらと笑みを浮かべて強がれる程度には持ち直したらしい。
さあ……どうしてやろうか?
>2つ↓
【NGはありません】
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手近にある物はいわゆる浣腸。手頃な薬剤だが、効き目はなかなか。
だが女騎士には何なのか分かっていないようで、訝しげに睨みつける以外できてはいない。
「ふん……毒物か、安易な事をするじゃないか。ありがたい、さっさと死ねるなら大歓迎だ」
鼻を鳴らす女騎士を無視して、寝転がる女の後方へ。
両脚とも鎖に縛られているおかげで大股開きになっており、こちらこそ手間がなくてありがたい。
試しに指でスカートをめくり上げれば、色気のない下着が現れる。
滑らせた人差し指で丁度尻穴辺りを撫でてやると案外柔らかく、温かさも心地よい。
「う、ぐっ、気持ちの悪いことをするな!」
顔は見えないが怒りの声は届く。もっとも、手足が動かない以上は無意味だが。
更に指を沈めてみるが、さすがに抵抗が強い。
……まあいい。手加減をしてやる義理も無い。早々に下着をずり下ろし、ヒクつく桃色の尻穴に浣腸をあてがった。
「……お、い。貴様何をっ!?」
「ひっ!? う、くぅう……!」
出す、というのには慣れていても、入れられるのには慣れていないらしい。
随分威勢の無い声を漏らすあたりは女性らしさを感じさせる。
背筋を反らして軽く尻を揺らす様は、まるで子供が嫌がるようで、見ていて微笑まいものだ。
「な、んだ、これは……う、あっ!?」
ぎゅる、という音が女騎士の腹から響く。
腹の動きでようやく何が入れられたのか分かったのだろう。真っ青な顔で振り向き、目を見開いている。
「まさか、まさかっ、貴様! 私を、そんな手段で辱める気かッ!」
返事を返すまでもない。むしろ足りないくらいだ。もう一本追加してみるとしよう。
「やめろ、やめろおおおおおっ!」
二本、三本。四本目で体が震えだしたので、ここまでにしておくとしよう。
「ふ、ぅぅうう…! ぐ、あ……見るな……見るなぁっ!」
息も絶え絶えでは声も出ず、辛うじて動く指先で床を引っ掻くばかり。
身体を丸めようと足掻くも拘束されては何もできず、懸命に尻穴を締めるしかないらしい。
その尻穴さえ、今にも崩れてしまいそうに収縮と僅かな弛緩を繰り返している。
ぷちゅ、と茶色の液体が漏れだして秘所を汚しているが……気にもならないようだ。
「はぁあぅうう! み、るなああああああ!!」
おっと、後ろにいてはまずい。叫び声に近い言葉を聞くに、今にでも。
慌てて飛びのいた瞬間に噴出する茶色の液体。
紅潮して金髪を振り乱して何やら言っているが、脱糞の音が凄まじくて聴こえやしない。
「やめろ、見るな、あああああああああああ!!!」
ついには顔を伏せてしまったが脱糞は終わらない。
ぶちゅ、ぶりゅ、と汚い音を立てて汚物を噴き出し、壁を黒っぽい茶色に染めていく。
立ち上る臭気も酷いものだ。肥溜めに近いな、と笑ってみればこれまで以上の殺意が向けられる。
「殺してやる……貴様、必ず殺してやる……!」
ほう、やってみるがいい。では次は……
>2つ↓
ふむ……考えても見れば、身体つきも見た目も悪くない。
出るとこはしっかり出ているし、尻も大きくハリがある。今は汚いが秘所も淡い桃色に近く、使い勝手がよさそうだ。
まずは尻穴と秘所を拭いてやる必要があるだろう。
布を巻きつけた指を尻穴に突っ込み、次いで秘所を拭いてやる。まあ、臭いは仕方ない。
「……ふ、ん。犯すか? いいとも、好きにするがいい!」
秘所に触れられて一瞬震えるも、言葉自体はすんなり出てきた辺り、覚悟はしていたのだろう。
「どのみち使い道などない性器だ、くれてやっても惜しくない。ほら、獣みたいに犯したらどうだ?」
投げやり、というでもない。腰を掴んで肉棒をあてがってみるが反応も無し。
では実際に入れてやったらどうかと突きこんでみるが。
「ぅ、ぐ……は……ふ、ふふ……いいさ……」
息は漏らすし、何度かピストンをしてやれば愛液も徐々に染みだしてくる。
だがそれは生理反応だ。実際、女騎士はこっちを見て馬鹿にする笑みばかりを浮かべている。
……締まりも単調。極力楽しませないようしているのだろう。
身体が力めば締まるかもしれん、ふと思いついた方法はどうだろうか?
「く……なんだ、きさ、っ!? が、かはっ……!」
後ろから鷲掴みにした首は固く、折るなんて芸当は俺には出来ない。
だが気道を締める程度なら可能だ。指が食い込んで爪が痛いが、それでもなお締めてみる。
「っ……! 、……!……。……」
仰け反った背が震えて、頭を振り乱して抵抗しているが離す気はない。
予想通り首を絞めてやるだけで膣がギュウギュウと締まり、腰を前後すると何とも言えない心地良さだ。
じゅぼ、と愛液が噴出しだしたのは何らかの反応だろうか? 意外と面白い結果だ。
背骨が折れるんじゃないかと思う程に反り返ったせいか、表情もうかがえる。
真っ青な顔で目玉を引ん剥き、限界まで口を開いて魚のようにパクつく姿。
高貴さも可愛らしさも無い女だ。だが、カエルが潰れたような音が喉から漏れるのも楽しいじゃないか。
しばらくその様を眺めていたが、一際大きくガクンと身体を震わせるとなんと失禁などし始めた。
「が、はっ……がふっ! げほ、こほ……あ、が……」
射精の途中で失禁なぞされたものだから驚いて引き抜いてしまった。
精液が鎧と尻に飛び散り汚していくが、それよりも白目を剥いて涎と鼻水を垂れ流す顔の方が汚らしい。
べちゃりと尿の海に下腹部を沈め、舌は伸びたまま床に横たわっている。
何度か腹を蹴ってみたが鎧越しでは大した意味も無く、頭を軽く蹴り飛ばす。
「ひぎ、っ!? や、やべろ……ぐ、ぎぃい!」
汚物のような顔面を踏みにじると豚のような声がした。
さて、次はどうするべきだろう?
>2つ↓
息も絶え絶えな様子を見るのも忍びない。どうにかしてやるのが紳士というものだ。
目についたのは針。ツボ治療といってみよう。
「はっ、は……な、なんだ、それは……ははは、針なんかでどうする気だ……」
笑い飛ばそうとしているが、体力は低下しているらしい。声に力が無い。
ツボとなれば鎧が邪魔だ。取り去ってみればなるほど、スタイルも良い。白い肌に傷はあるがそれさえ魅力と言える。
「ふん……今度は胸か? 好きにしてみろ……なんなら首を絞めて殺すか?」
それなら針など使うはずもなし。女騎士も察しているようで、訝しげだ。
まずは一本。血行を良くするツボへ。
次いで血行のツボ、更に血行のツボ。激痛のツボ、快便のツボ。
更に乳房のツボを突く。乳首の隣りに刺し、胸の谷間に刺し、豊かな乳房を針だらけにしていく。
「ッ! ぐ、いぎっ!? ぁ、ぅ……!」
プスプスと小さな痛みでも顔を歪めるには十分だが、四つん這いの今の格好だと更なる問題がある。
「く、くそ……! やめろ! 私に、乗るなぁ……!」
焦った声で言われるが、せっかくの座り心地の良い椅子だ。ここは一つ、何度か座り直してみよう。
「いだっ! ぐぅううう!? やめ、やめろっ!」
どすどすと体重を掛けるたびに、肘と膝が痛むらしい。徐々に血が滲み、四肢は震えだす。
もういっちょ、と思いっきり座り直してやった瞬間だった。
「い、ぎゃあああああああッ!?」
べちゃり、と崩れ落ちた体。豊かな胸はきっと、悲鳴に応じた無残な様子になっているだろう。
引きつけさえ起こしたような悲鳴と、過呼吸のような息継ぎ。
顔色こそうかがえないものの、壊れた人形のように身体を捩らせる様を見るに、なかなか痛みも強いに違いない。
「いだ、胸、痛いいいいいっ! たすけて、誰が、だずげでええええ!」
おっと、ついに懇願が出始めたか。
だがこれで終わる訳でもない。針を打つツボはまだまだあるのだ。
腰を掴んで持ち上げ、床との間に台を滑り込ませる。別に助ける訳じゃない。
「い、いあああ? だずげ……ひ、ひいいいいいっ!!」
呆然と見つめた先にあるのは、針、針、針。
下腹部に向かって針を突き刺そうとする俺を見て、女騎士は明らかに恐怖していた。
「あ、ああ……だじゅげ……おどうざま、おかあざまぁ……」
下腹部、大腿、足の裏。肩から指の先まで全身くまなく針を打っては床に叩きつけ。
今は背中に打った針の上に本を落としてやったのだが、元々か細い針だ。深く臓器を傷つけるわけでもなく大半が折れてしまう。
とはいえ針は針。全身血だらけなうえ針先が身体に残っているせいで、痛みも続いているようだ。
強気な態度はどこへやら、虚ろな表情で痙攣しつつ、泣きごとなんて漏らしている。
さて、これからどうするべきか。
>2つ↓
――――――
…………、……?
……私は何をしているのだろう。
男に捕まって、犯されるかと思いきやおぞましい事をされて。きっと一度か二度は気が触れてしまったに違いない。
今も痛みが私を苛んでいるけれど、正気に戻れたのはこのおかげか。
ぼんやりと闇夜に浮かぶのは、小さな小さな明かりが一つ。
男は別の場所に行ったのか、この牢には私一人が取り残されているようだ。
「っ! ぐ、つぅ……はは、なんだ、惨めな姿だな……」
密かに自慢だった金髪は踏みにじられてぐしゃぐしゃで、褒められた肌はまるでハリネズミのようだ。
針を取り去るにも一苦労だろうし、秘所なんてもう、使い物にならないかもしれない。
いくら私が女を捨てたと言っても涙の一つも出てしまう。
「う、ぁ……? ふふ、なんだこの鎖。緩んでるじゃないか」
僅かに動かすだけでも激しく痛むが、他にすることも無い。馬鹿馬鹿しい抵抗だと自嘲しつつ腕を引いてみたのだが……
ガシャ、と軽やかな音と共に、鎖はあっけなく床に横たわってしまった。
「え? あ、はは、あははっ! なんだこれは……」
……疲れが私を蝕んでいく。
なんだ、こんなあっけなく終わる物なのか。
そうとなっては今更針の痛みなど気にするべくもない。無造作に置かれた拷問器具から短剣を掴み、私は廊下へと身を躍らせた。
男はどこにいるのか、道こそ分からないが気配くらいは私でもわかる。
地下に感じる多数の気配が攫われた街娘たちのものなら、上の階の少ない気配が男の可能性が高い。
幸い月明かりすらない夜で、身に着けるものは一つも無いから足音すら立たない。
歩くたびに針の残滓で痛みが走るからプラスばかりではないにせよ、今は都合がいい。
「ん……なんだ、私の剣を丁寧に預かってくれていたのか」
気配のする部屋の隣り。ふと目を向けてみると、扉の隙間に置かれていたのは細身の愛剣。
保管というより適当に投げ入れられたらしいが、私の手に戻ってくれたには違いない。
唇を寄せて懐かしんでやればいつもの鋭利な味がする。
「すまないな。今から吸わせるのは外道の血、後で手入れしてやるから許してくれ」
引き抜く銀閃は闇夜でさえ光り輝くようで、なんとも頼もしい。
一度だけ深く、静かに呼吸をする。
力を抜いて、力を抜いて。そして全てのタイミングが合った瞬間、私は扉を蹴り飛ばした。
「な、お前っ! どうやって」
踏み込んだ部屋は真っ暗で、鼻が曲がりそうな酷い臭気と淫猥な雰囲気が漂っていた。
死んだように眠る女たちの様子から察するに、そうとう激しい行為に及んでいたのだろう。
「死ね」
無為に向上を上げる必要も無い。ありがたいことに自分から声をあげてくれたのだ。
一っ跳びで剣を突き刺せば、男の断末魔さえありはしない。
……こんな男に捕えられたあげく弄られたとは。我ながら情けないものだ。
まったく自分の情けなさに涙が出てしまうが、私の仕事は殺して終わりではない。
「おい、お前達……起きたか?」
「あ、え……ご、ご主人様は……?」
気だるそうに目を瞬かせる少女は、せいぜい10歳程度だろう。
だというのに股ぐらから精液を垂れ流し、乳首には金属のリングが付いて紐で繋がっている。
下腹部に刻まれた反吐が出るマークも、下衆男の趣味に違いない。
「もうそんな風に呼ぶ必要は無い。この男は私が殺したよ」
「ころした……? ごしゅじんさまを……?」
「ああ、君は街に戻れるんだ。だが少し待っていてくれ、私は下で捕えられている女たちも助けなければいけない」
軽く頭を撫で、ここは少女に任せて牢へと向かう。他に男の仲間はいないようだった。
地下牢はなんとも分かりやすいものだった。
「やれやれ……街の者には怒られてしまうな。なぜ生け捕りにしなかったのか、と」
牢の中には攫われた娘たち。
それも薬で相当好きにされた者もいるのだろう。
明後日の方向を見て一心不乱に自慰を続ける女に、腹の膨らんだ幼子までいる。
尻穴に獣の尻尾を突っ込んで「わんわん」と鳴き真似をする女はもう、手遅れだろう。
「仕方ない。お前たちは、最近捕まったのか?」
「は、はい……つい先週に……あの、貴方は」
「私は騎士団から派遣された者だ。君達を助けに来たよ」
「騎士団の……あ、あの、ご主人様はどうなったのでしょうか」
不安そうに尋ねる女。見れば周りの少女達も不安を隠すことなく身を寄せ合っている。
私は可能な限り笑顔を浮かべ、優しく努めることにした。もっとも、血だらけの酷い格好ではあるが。
「安心してくれ、あの男はもう死んだ。私が殺したよ」
驚愕に見開かれた目が私に突き刺さる。私はもう一度、柔らかく微笑んだ。
油断、していたのだろう。
「うあああああああああああ!!」
「え?」
振り返った先、鬼の形相で棍棒を振りかぶっていたのは、先ほどの10歳程度の少女だった。
避ける事すらできやしない。ただ、頭に走る衝撃に意識を失うだけの、愚か者だったのだ。
…………
……あれから、何日が過ぎたのだろう。
「いかがですか? お一人これだけの料金で、女騎士が壊し放題ですよ!」
今日も牢の外からは街娘たちの商魂たくましい声がする。
もうじき、危険な欲望を持った男が入ってきて、私の身体を蹂躙するはずだ。
どうも、街娘たちを救うにはあまりに遅かったらしい。
あの後気付けば街娘たちに囲まれ、ご主人様を殺した愚か者、として私は手ひどいリンチを受けた。
「……ふふ、今日は、目を潰されないといいな……」
指を一本ずつ折られ、目を潰され、耳を千切られ、鼻を削られ。
死にそうになると、あの男が作っていたという秘薬で綺麗な体に戻された。
街女たちの気が済んだら今度は私は街の裏名物として慰み者になった。
まずは街の男達。飽きられたら家畜の発情期、その後は訪れる客の性処理。
今は……欠陥品の秘薬のせいで身に付いた再生能力を生かして、歪んだ性的願望を待つ男の相手をしている。
「治る時が一番痛いんだけどな……なんで、気が狂わないんだろう……」
狂ってしまえば楽なのに。
私はきっと、この暗い牢の中で一生過ごすのだろう。
最後には誰からも忘れ去られて、死ぬに死ねず永遠の時を過ごすのだ。
終わり
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