死体が好きで何が悪い! (25)
タイトルで苦手な人は回避してください!
俺は一人で樹海を歩いていた。
目的は一つだ。
「ねぇ、そこの少年」
「はい?」
振り返ると隻腕で頬にえぐれた傷があり、首には絞殺された跡がある女がいた。
間違いない。
俺の目的の死体(人)。
「私は死んでるでしょうか?生きてるでしょうか?」
ケラケラと笑う女。
「死んでいます。なぜなら、俺は死体にしか興味ないからです」
目をみはる女。
別に奇をてらったわけじゃない。
ほんとのことだ。
「俺はあなたに会いに来ました。あなたを俺の家に連れて帰るために」
「なんで・・・」
俺は無視して話し始める。
「ここに行けばあなたがいると都市伝説で知りました。そしてもし出てこなかったら俺はあなたを探して、あなたの
死体を掘り出すつもりでした」
「・・・」
「あなたの方から来てくれたので、探す手間が省けましたが」
「あんたなんなの・・?」
「だから言ったでしょう?俺は死体好きのマッドサイエンティスト。自分の薬物のせいで死んだ人を回収してるんです。
まぁ、あなたは俺の薬物を飲んで狂った彼氏に殺された、いわば巻き込まれただけの人ですが、俺には関係ない。
ようは、俺のせいで死んだのであれば、間接的だろうが直接的であろうがかまわない。収集し、観察するだけだ」
「・・あんた、狂ってるわよ」
「ご指摘どうも。これでもマッドサイエンティストってのは気に入っててね。最近は自分でも名乗ってるんだ」
「・・・」
「あぁ、でも、最近はもっと的を射てるのがあるんだよなぁ~・・・そうだ。死体博士(ネクロサイエンティスト)」
思ったよりもきつくなったので、この先の展開でさらにきつくなる前に苦手な人は本当に逃げてください。
では、翌日に・・・
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