第1話
血塗られたクリスマス
http://blog.livedoor.jp/h616r825/archives/45824101.html
これら歴史の影に隠れたパイロットの物語である。
OP
http://m.youtube.com/watch?v=UHsCx64wBC0
レギュラーキャラクター
桐原茂人
統合宇宙軍中尉、第一次星間大戦でマクロスに乗艦に戦争を生き抜いた若きパイロット。VF-1バルキリ―に愛情を注ぐ一面がある、デワントン・フィアロとは相棒兼恋人の間柄。北海道出身であり、酒が強いと自負するが直ぐに酔いつぶれる。
デワントン・フィアロ
統合宇宙軍中尉、かつてはゼントラーディ軍のパイロットをしておりあのエースのミリアとして名高いミリア・ファリーナの部下でありミリアがマクロスに赴く際に、ミリアをマクロスまで輸送した。ボドル決戦の地上戦で偶然桐原と共闘し相思相愛の仲になる。
カール・レ―ガ―
統合宇宙軍大尉、ベテランパイロット。元々は輸送機パイロットであり、C-17グローブマスターⅢに登場していた。人手不足により臨時バルキリ―パイロットになった、愛機はVF-1JAバルキリ―。撃墜数200機を越えているのでただものではない。
その他
滝田英史
統合宇宙軍少尉、統合戦争から渡り歩いている若きパイロットで唯一VF-0フェニックス搭乗経験がある。性格は若いせいか、元気なパイロットである。異名は戦場のギャンブラー。
マルコス・マイヤー
統合宇宙軍大尉、滝田少尉の上官。彼も若いパイロットであり、マクロス艦内ではエースの部類に入る。ちなみに彼は直属の小隊と共にエルメンドルフ基地で勤務している。
エルメンドルフ基地所属のキャラクター
ア二タ・ジュリア
統合空軍エルメンドルフ航空基地の管制官で少尉、数少ない地球在住の統合軍関係者の生き残りの一人。性格は怒りっぽい。
藤原幸喜
バルキリ―パイロット候補生の17歳の少年、性格は問題児と言う程の暴れん坊。
ミリャン・ファキア
バルキリ―パイロット候補生の16歳の少女、ゼントラーディ軍ラミラン・ペテル艦隊に所属していた。
舞台
エルメンドルフ基地
旧アメリカ合衆国アラスカ州のアンカレッジにある米空軍基地、F-22
ラプタ―が配備されていた。第一次星間大戦時のボドル決戦で、地形
上の関係で奇跡的に生き残った統合軍の地上基地である。バルキリ―
パイロット達の修行場として機能している。
VF-1JAバルキリ―
日本でライセンス生産されたA型の事である、しかし機体性能としては
J型に近い。
西暦2011年12月31日 23時58分
ウェンディーレポーター「ちょっとちょっとカメラ回っている?」
カメラマン「バッチリです。」
ウェンディーレポーター「YEA現在2012年を迎えようとしているマクロスシティです、クリスマスは悲惨だったけど大晦日と正月は楽しくやりましょう!カウントダウン開始!盛大な花火打ち上げまで10.9.8.7.6.5.4.3.2.1」
2012年1月1日 00:00
花火が打ち上げられる。
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田L|FF||FF||田||田L|FF
ウェンディーレポータ―「ハッピーニューヤ―、新年明けましておめでとうございます!!!」
こうして運命の年2012年を迎えた。一方酒に弱いへンテコバルキリ―コンビは桐原茂人とデワントンはある神社で初詣を済ませ、独自に新年の到来を祝った。
とある山岳地帯
オイグル「親分なんで我々は反応エンジンを奪取に成功したのに、こんな山奥にいるんですかい?」
カムジン「へっマイクローン共の技術を入手し新型の兵器を製造したと言う俺達の同胞に会うためよ。」
オイグル「なんのために会わなきゃいけないんでありやすか?」
カムジン「バッキャロウ戦力を増強するに決まっているに決まってんだろ、そんな事も分からねぇのか!!!!」
オイグル「す.すいやせん。」
カムジン「まったく・・・・・・」
そのやりとりの様子を見ていた、ある一団があった。
「まったく宇宙に帰りたがっているっていう同胞の話を聞いたが、味方殺しのカムジン事カムジン・クラヴシェラか。」
「だが俺達はそんな事には興味ありませんな、むしろ新統合政府を国家転覆し俺達の思い通りになる国家を造りたいからな。どうしますか隊長?」
「カムジンは邪魔だここで消しておくかマイクローンの同士が提供した新兵器の威力をカムジンに味あわせてやるか。ヴァリアブル・グラージの用意をしろ!」
「ハッ!!!」
カムジン「そろそろ会合地点でいいはずだが・・・・・・・・」
ゼントラーディ兵「親分あれですか?」
r‐‐ァ───--------o
/r‐くr===ぅ""´ ̄ ̄ ̄
r〈0ノノィ´ 、
, ィ フ  ̄`ヽL__ _ _ l|
( ( '、 _ノ ̄`ヽ::::::::.:.:.:.、リ
 ̄`¨`モr‐─| oi:::::::::::::r‐ヽ
_入_, イ _」 o r─ 〈‐〈0〉
/, ヘ _ノノ ̄L ',____」 rr'
,.ヘ//.:.:/く二二ヽ::::::ノ⌒ヽ〉
ハ_//~V `二コ / ̄ ;^i
ノ⌒ヘ{{__ノ 厂くく V⌒lニニニニニニニニ/'"l
/lf0) i ol⌒フニニニニニニニニ7 ̄ヽ ー'ヽ _ ___」 (_|
Nl厂 i olト、」 〔 (0〕 `ー──┴ ┘
`ト、 i↑| ``、ー─⊆ニニ1 ol|
リ i↓| `ー──┴一'ト 、
レ' ^ヽ ヽ `ヽ \\
|ミ | | i ヽ\
|ミ | | | /⌒ヽマ、_
|ミ | | ∠二ヽ_∠二ヽヽ
ノミ″| O|
∠二_ _∠二ニヽヽヽ姿を表したグラージ。
カムジン「おっ用意はいいようだな、俺の名はゼントラーディ軍第109分岐艦隊第7空間機甲師団カムジン・クラヴシェラだ。聞いているか、第6空間機甲師団長ゲラム・ダルダントン。」
ゲラム「これはこれはカムジンではないか、俺達に何かようがありますか?」
カムジン「テメェがマイクローンの技術者を手に入れグラージを改造したといからわざわざ訪ねてくたまでよ。」
ゲラム「で.それで?」
カムジン「だからお前に俺に協力してもらいたい、他の基幹艦隊に合流して前みたいに楽しもうぜ。」
ゲラム「そう言う事ですか、確かに現在の統合政府に疑問を持っているのは俺の部隊でもそうでありますねぇ。」
カムジン「だろだろだったら話が早い俺様と協力して宇宙に帰ろうぜ。」
ゲラム「ほうそうですか・・・・・・・・・・・・・・・・やはり貴様はクズだな。やれ・・・・・・」
ズギュ―ン カムジン陣営のリガードが突然攻撃され撃破されてしまった。
カムジン「ゲラム・・・・・・・・・・・テメェ何をしやがるってんだ?」
ゲラム「さっきのが今の返答だ、時代遅れの味方殺しのカムジンなんぞ眼中にない。」
カムジン「それはどう言うことだ!!!」
ゲラム「昔のようにやると言ったが、俺はそんな事なんざ興味ないんだよ。むしろ俺はマイクローンの技術もマイクローンの軍勢を取り入れゼントラーディや監察軍と並ぶ第三の勢力として俺の軍が降臨する事に興味を持ったのさ。」
カムジン「なんだと?」
ゲラム「後の事はこれから死ぬ奴に教える真似はしない、さて冥土の土産にいい物を見せてやる。例の物を出撃させろ!!」
ゲラムの合図により、3機の飛行編隊が確認されたその名はヴァリアブルグラージ。
反乱勢力が地球人の技術を得て開発したゼントラーディと地球の技術が融合して誕生した機体である。
カムジン「くそバルキリ―とかと言う奴の技術で改良されたグラ―ジだと?」
ゲラム「グラージは俺のと合わせて4機そのうち3機はあのように改造したんだよ、せいぜいここでもがき苦しむんだな。」
カムジン側の部隊はヴァリアブルグラージの力に翻弄され、どんどん数が少なくなってきた。
オイグル「親分ここで引きやしょう、これ以上戦えば全滅です。」
カムジン「ゲラムの野郎今度会ったらお前の首をはねてやるからな、その時はおぼえていやがれ!!!」
カムジンはそれをいい引いていった。
サバグ「隊長いいんですか?カムジンの野郎撤退しますぜ?」
ゲラム「いやあんな小物なんぞ俺の眼中にない、俺には別の目的があるふふふふふ。」
西暦2012年1月1日 マクロスシティ統合軍軍人住宅街 フィアロ邸。
「ゼントラーディが地球周辺に来なかったら、あの大戦で俺達の家族は死ななかったんだ。いや戦争が起きなかったんだ。」
「お前らが地球のルールに慣れないからこのような惨劇になったんだ。」
「貴様らが・・・・・・・・・・・・」
デワントン「ハッ・・・・・・・・・・はぁはぁ私は何を見ていたんだ、あの事件以来この夢を見る。」
ぴんぽ~ん ぴんぽ~ん
デワントン「一体誰だろうか?」
デワントンは確認すると、桐原中尉がいたのであった。
デワントン「そう言えば新年のおせちを食べようと、約束していたんだな。出迎えてあげよう。」
フィアロ邸
桐原中尉「なんでお前らまで来たんだよ、千葉軍曹.滝田少尉.マクシミリアン中尉.ミリア少尉.マルコス大尉!!!」
マルコス大尉「桐原中尉一応俺は大尉だぞ、お前とかないだろお前とは。」
桐原中尉「すいませんマルコス大尉殿。」
千葉軍曹「最近デワちゃんが悪夢に襲われているからと聞いて、相談に乗ってあげようとしているまでだ。」
滝田少尉「まだフィアロ中尉は地球人の文明に触れたばかりのまだ純粋な子供と同じなんです、慰めないとバルキリ―乗りとしては失格だぜ!」
桐原中尉「お前らはおせちが食べたいだけだろ?」
千葉軍曹「失礼な事を言うなよ、うちの嫁と息子は寝正月でいきなりダウンしているし俺っちは暇なんだよ。」
滝田少尉「それに俺は手ぶらの千葉さんと違って、焼酎を持ってきています。」
桐原中尉「滝田お前は立派だな、って軍曹はただ飯食いだぞ。」
千葉軍曹「うるせいやいいつも無茶な飛行していて整備班を困らせているのは何処のどいつだ?」
桐原中尉「俺です。」
千葉軍曹「そうだから今回の事は不問、だから純粋に新年を祝おうや。」
桐原中尉「やれやれそう言えばマックスとミリアはなぜ今回のパーティーに参加したんですか?」
マックス「ミリアがぜひとも行きたいと言うので、僕は千葉軍曹達の動きを知って千葉軍曹と共に桐原中尉との接触地点まで来たんです。」
ミリア「その通りだ、それにデワントンは私の信頼できる副官だ、部下の精神を安定させるのは私の役目である。今は元部下だが、それでもやらないといけないのだ。」
桐原中尉「まぁデワはあのクリスマスの事件以来、悪夢を見るようになったらしい。」
マックス「あの事件は凄惨な事件でした、それに諜報部は残存した反統合ゲリラが関与したと言う話も聞きました。」
桐原中尉「だけどデワの精神をなんとか落ち着かせてやりたいものだな。マルコス大尉はなぜここに来たのでありますか?エルメンドルフ基地で勤務なさっているのに?」
マルコス大尉「一応お前らに伝えたい事があって・・・・・・・・・・」
ガチャ<ドアが開く
デワントン「何をごちゃごちゃ話しているのだ?寒いから早く私の家に入ってくれ。」
千葉軍曹「んじゃお邪魔しま~す。」
滝田少尉「ふぅアラスカは寒いから、やっと暖房の効いた部屋に入れるぜ。」
デワントン「マックスその袋はなんでありますか?」
ミリア「私から説明するが、マックスが皆で鍋と言う物をやるために用意した具材なのだ。」
桐原中尉「おせちがあるのに、腹がいっぱいになるんじゃないのか?」
マックス「おせち料理だけじゃ腹は満たされませんよ、ここは桐原中尉や滝田少尉の祖国である日本の文化である鍋でも楽しもうと思ったんです。」
ミリア「デワントンお前私の娘コミリアでも抱いてみるか?」
コミリア「だぁだぁ~。」
桐原中尉「へぇこれがマックスの娘か、将来ミリアに似て美人なエースパイロットになるんじゃないのか?」
マックス「いきなりエースとはいかないでしょうけど、将来が楽しみな娘ですよ。」
桐原中尉「いやマックスとミリアの娘だし当たり前だろうな。デワお言葉に甘えて抱かせてもらったらどうだ?」
デワントン「でもプロトカルチャーの文化だし、なんか少しそれにミリア一級空士長のムスメでもあるので恐れ多いですよ。」
ミリア「デワントン・・・・・・・・お前があの時マクロスに無事に送り届けてくれたおかげで私はマックスと出会い、その後このコミリアを産む事ができたのだ。お前にも抱く権利はあるのだ。」
デワントン「ミリア一級空士長がそこまで言うのであれば抱きますが、分かりましたこの命令は大人しく従います。」デワントンがコミリアを抱く。
コミリア「だぁだぁ」デワントンの頬を引っ張る
デワントン「痛ッ」コミリアを投げ飛ばしてしまう。
滝田少尉「危ない!」
コミリアはデワントンの胸に再び着地する。
滝田少尉「ふぅフィアロ中尉、一応赤ちゃんに頬をつねられたからと言って投げ飛ばさないでくださいよ。」
デワントン「すまない。」
ミリア「安心しろコミリアは骨格が優れている、並の赤ん坊とは違うぞ。」
滝田少尉「でももしもの事があったらどうするんですか?」
ミリア「コミリアは死ぬ事はない、それに自分の子供くらい私が守ってやる!」ガッツポーズ
滝田少尉「ドヤ顔されても困るんですけど。」
デワントン「すいません思わずコミリアを投げ飛ばしてしまって。」
ミリア「いや私もコミリアが生まれた時は投げ飛ばした経験がある、別に気にする事ではないぞ。」
千葉軍曹「あのさ~いつになったら、鍋が完成するのかねぇ~。」
桐原中尉「軍曹何もしてないのに、文句とか言わないでください。」
千葉軍曹「そう言うなって、腹が減ったら機体を整備ができぬとか言うだろ?」
桐原中尉「それを言うなら腹が減ったら戦ができぬです、そんな言い訳を・・・・・・・」
マックス「鍋の用意ができましたよ。」
一同は鍋とおせちを食べつつ、いろんな話をしていた。
ミリア「お前は噂で聞いたのだが、最近悪夢にうなされているようだな。」
デワントン「そうです・・・・・・・・・・・」
ミリア「一応私はお前の元上官だ、できるならここで相談してやってもいいんだぞ。」
デワントン「はい・・・・・・・ミリア一級空士長、私達ゼントラーディはなんのために存在しているんですか?」
ミリア「それは・・・・・・・・・・」
デワントン「私はあの事件で我々ゼントラーディが地球人に恨まれている事を知りました、それ以来私はゼントラーディはなんなのか疑問に思いました。所詮は戦うだけのプロトカルチャーが製作した人型生体兵器なんでありましょうか?」
ミリア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
デワントン「教えてくださいミリア一級空士長。」
ミリア「確かに我々ゼントラーディ人は戦うための種族だ、地球の文明になれない者はたくさんいる。」
デワントン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ミリア「だが文化に触れて戦う以外の喜びに目覚めた者がいる、文化に目覚めたゼントラーディがいかにして何をやるのかを考えねばならないと思う。」
デワントン「・・・・・・・・・・・・・」
ミリア「文化に目覚めた私達は共存できるように努力しなければならないと思う、例え批難されようともな。」
デワントン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
男性陣「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」話が難しくて思考回路が低下しているらいし。
千葉軍曹「そんな悲しい話なんかやめだやめ、正月なのにしけた話はよそうぜ。」
マルコス大尉「それに折角の鍋なんだから、冷めないうちに食べた方がいい。」
ミリア「それもそうだな、デワントン迷いに囚われない方がいい。迷いがあればお前は確実に死ぬ事になるぞ。」
デワントン「・・・・・はい分かりました。」
桐原中尉「そんじゃあ折角焼酎とかあるんだし、改めて乾杯しよう。デワ酒でも飲んで忘れようぜ。」
デワントン「それもそうだな。」
マックス「それじゃあ。」
「かんぱぁぁぁぁぁい。」
1時間後
デワントン「Zzzzzzzzzzz」
桐原中尉「もう駄目ですよ飲めませんよZzzzzzzzzzzzzzzz」
マックス「結局この展開になりましたね。」
マルコス大尉「フィアロ中尉はあんなに落ち込んでいたのに、酒の事になるとあそこまで元気になるとは思いもしなかった。」
千葉軍曹「そういやぁマルコス大尉は酒を飲んでませんでしたな、これからエルメンドルフ基地に帰られるのですか?」
マルコス大尉「あぁバルキリ―パイロット候補生を育てる大事な任務があるからな、今年9月のメガロード01出港と近距離移民船団の護衛部隊のパイロットを育成しなければならない。」
ミリア「いろいろと大変そうだな。」
マルコス大尉「それが本官の任務でありますので。」
滝田少尉「そう言えば桐原中尉とフィアロ中尉に何かいいかけた記憶があるのだが。」
>マルコス大尉「一応お前らに伝えたい事があって・・・・・・・・・・」
マルコス大尉「いやこの様子じゃ伝えても忘れてしまうだろう、それに今日は基地に帰らないといけないからな。」
マックス「大事な内容なんですか?」
マルコス大尉「あぁこれからの統合軍の戦術に大きく影響を与える事だ、それにこの二人はいいコンビだこの任には適任だ。」
ミリア「私とマックスでは不満なのか?」
マルコス大尉「一応あなたがたも候補にあがりましたが、子供がいますし長期間離れるわけにもいかないでしょう。」
ミリア「それもそうか。」
マックス「現実的に言うと桐原中尉とフィアロ中尉は候補生に親しみやすい感じと技量はある。しかしマックスとミリアは天才と言う威圧感がある。」
千葉軍曹「それはそうでしょ、成績も順位だし。」
ミリア「桐原とデワントンも成績上位だろ?私が教えた方が効率がいいんじゃないか?」
マルコス大尉「いやお前は何人かのパイロットを潰しそうだな。」
現にミリアは教官になるが、多くの訓練兵を脱落させたのであった。
西暦2012年1月5日 マクロスシティ第1防空基地
統合軍基地職員「桐原中尉.フィアロ中尉 お疲れ様です。」
桐原中尉「デワ今回のフライトだが、調子悪いなどうしたんだ?」
デワントン「なんでもない。」
桐原中尉「なんでもないってなんだよ、心配しているのに。」
デワントン「いいから心配ないって。」
「アテンション 桐原中尉・フィアロ中尉 航空課に出頭せよ。重要な命令を与える。」
桐原中尉「話の決着はこの後にしよう。」
デワントン「いやしなくていい、別に本当に問題ないから。」
桐原中尉「なんだよ最近態度がきついな。」
航空課室
女性航空課兵「ウィルソン大尉、桐原中尉・フィアロ中尉をお連れしました。」
ウィルソン大尉「桐原中尉・フィアロ中尉、今日来てもらったのは他でもない。突然だがアンカレッジにある統合軍航空基地エルメンドルフ基地へ出向を命ずる。」
桐原中尉「出向?」
ウィルソン大尉「そうだ君達はエースコンビなのでエルメンドルフ基地へ出向してもらいたいのだ、前の大戦でパイロットが多く死んだので人手が不足してな。教官も転属するし人手が足りん、後続の教官が到着するまでの間出向し候補生を見てもらいたい。」
デワントン「何故でありますか、私達は出向しなくても・・・・・・・・」
ウィルソン大尉「一応あちら側が優秀なパイロットの要請してきている、一応一条大尉やマクシミリアン中尉,ミリア少尉が候補だが彼らは重要な人材だ今ここで他の所へ出向するわけにもいかんのだ。現に教官不足はアトランタ基地.エドワーズ基地でも同様な事でもある。」
桐原中尉「一か所に集めればいいじゃないですか?」
ウィルソン大尉「もしゼントラーディ軍の攻撃を受けて、訓練生や新造されたVF-1バルキリ―が損失したらどうするんだ?」
桐原中尉「それは・・・・・・・・・・・・・・」
ウィルソン大尉「フィアロ中尉貴様は分かるか?」
デワントン「大きな損害を与え今後の移民計画や防衛計画に影響がでると言う事ですか?」
ウィルソン大尉「正解だ、現に終戦時統合軍のVF-1の残存機は220機程でその後の地上戦で数十機が破損している。機体は2011年から生産が進められ、ある程度は各部隊に納品されたが問題は乗るパイロットだ。人口が少ない故無造作に増やせない。」
デワントン「マイクローン化して機種転換したゼントラーディ人は大勢いますが、そちらはどうなっているんですか?」
ウィルソン大尉「大勢いるが訓練教官は不足している、待機訓練生が多い。君はすぐ機種転換し今に至るが、状況は違う去年の2011年に急激に増大している。」
桐原中尉「っで俺達に白羽の矢がきたのか?おいおい2人だけとか重すぎる、滝田少尉とか佐伯ひろみ少尉とかグラバース少尉とかいるだろそいつらにも手伝わせろ。」
ウィルソン大尉「贅沢言うな基地防衛のメンバーが減る、それに2機編隊ルールに基づきお前らをエルメンドルフ基地へ派遣する。早く身支度でもしろ、お前らの愛機で基地に行くんだな。」
滑走路
千葉軍曹「茂ちゃんあんたのVF-1Aはばっちり整備してあるよ、エルメンドルフの整備班に笑われないようにきっちり整備しておいたさ。」
桐原中尉「あぁサンキュー軍曹。」
千葉軍曹「それとデワちゃんは落ち込んでいるが、余計な事を言うんじゃねぇぞ。落ち着くまでゆっくりしておけ。」ひそひそ
桐原中尉「分かってんよ、軍曹。それとデワが怒ると怖いから、失言しないように努めます以上。」
デワントン「茂人 早くバルキリ―に乗れ出発するぞ。」
桐原中尉「分かった、軍曹行ってくる。」
千葉軍曹「あぁしっかり頑張ってこいよ、バルキリ―乗りは元気が一番さ。」
防空基地整備員「バルキリ―が発進するぞ、航空機誘導員早く行け!!」
航空機誘導員「了解!」
エマ中尉「こちらガンサイト1よりエコー及びゴルフへ、第1滑走路まで進んでください。」
桐原中尉「エコーウィルコ。」 デワントン「ゴルフウィルコ。」
2機のVF-1バルキリ―が離陸するそしてSDF-1マクロスの周囲を飛びアラスカ.アンカレッジ北緯61西経149度地点に向け出発した。
エマ中尉「状況を報告お願いします。」
桐原中尉「エコーレディー」 デワントン「ゴルフレディー」
エマ中尉「あなた方がマクロスシティ防空圏内離脱まで、誘導を行います。離脱時はエルメンドルフ基地の防空圏担当オペレーターの指示にしたがいなさい。お迎えが来ます。」
桐原中尉「ウィルコ ってお迎えってなんだよ?」
エマ中尉「歓迎を意を表すそうで、戦闘機部隊を飛ばすそうです。」
桐原中尉「戦闘機部隊?バルキリ―じゃないよな?」
エマ中尉「中尉を驚かすような機体らしいです、それも凄く貴重な機体です。」
桐原中尉「なんだよそれは?」
エマ中尉「それは見てからのお楽しみです、もうそろそろ防空圏離脱するわよ。じゃあね~♪」
桐原中尉「おいガンサイト1 グレンジャー中尉!!!」
デワントン「通信が切れてしまったな、とにかくエルメンドルフ基地の管制オペレーターからの通信が入るぞ。」
桐原中尉「そうだといいな、おっ来たか?」
アニタ「ハローお二人さん、エルメンドルフ基地管制オペレーターのアニタ・ジュリアです。よろしくお願いします。」
デワントン「でっ質問だがお迎えの戦闘機部隊ってなんだ?」
ア二タ「もう離陸しているのでコンタクトできます、なんせ貴重な戦闘機ですから。」
桐原中尉「それはまさかだと思うがVF-0フェニックスか?」
デワントン「レーダーに反応、どうやらお迎えだぞそれに味方識別信号がある。」
桐原中尉「マジかよ・・・・・・・あの機体が来るなんて。」
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/-‐/´ 'ヽ
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ア二タ「驚きましたか?」
桐原中尉「驚くに決まっているだろ、旧時代の戦闘機は全滅したはずだろ!」
デワントン「茂人あの戦闘機はなんだ?」
桐原中尉「マクロスが地球に落ちる2年前に配備された旧米軍のF-22ラプタ―。統合戦争にも投入された、しかし第一次星間大戦時は全滅したはずだろどうして?」
ア二タ「エルメンドルフ基地は旧米空軍の基地で、ラプタ―が配備されていました。それに第一次星間大戦は地形の影響もあってか、地球攻撃の直撃を免れ損傷は軽微です。それにより配備されていたラプタ―が残存できました。」
桐原中尉「だから存在するのかってのか、まったく戦後にラプタ―を拝めるとはな。」
デワントン「一つ聞くが?」
ア二タ「はいなんでしょう。」
デワントン「VF-1バルキリ―みたいに変形でもするのか?」
ア二タ「あはははははしませんよ、訓練生の貴方と同じ年頃のメルトランが同じ質問してきていいましたが変形はしません。」
桐原中尉「OTMが使われる前の機体だから変形するわけない、旧世代の戦闘機だよ。」
デワントン「ふ~んそうか。」
桐原中尉「それにステルス性能のある戦闘機、まぁバルキリ―のアクティブステルスには劣る部分があるがな。」
デワントン「へぇそうか。」
カール大尉「よぉ桐原!元気にやっていたか?」
桐原中尉「レ―ガ―大尉、まさかその機に搭乗しているんですか?」
カール大尉「当たり前だ俺は元々米軍の輸送機乗りでC-17グローブマスターⅢに乗っていたんだが、まさかこのラプタ―に乗るとはな。ってその娘は相棒かい?」
デワントン「私はSVF-88所属のデワントン・フィアナ中尉であります、以後よろしくお願いします。」
カール大尉「う~ん礼儀の正しく可愛い娘だねぇ、俺の嫁さん並だな。」
桐原中尉「大尉結婚なされたんですか?」
ア二タ「そうですよ去年の9月に結婚しました、それもメルトランと。」
カール大尉「そうそう片田舎のエルメンドルフ基地の周辺の街で暮らしているんだ、まぁゼントランにしてはおとなしい女だよははははは。」
デワントン「結婚・・・・・・・・・・」
ブレイクダウンの時代設定。
超時空要塞マクロス35話「ロマネスク」と超時空要塞マクロス最終話「やさしさサヨナラ」の中間のストーリーです。ど下手くそですけど、修行しながら頑張ります。
ラプタ―とF-1バルキリ―の編隊はゆっくりエルメンドルフ基地へ到着した。
機体から降りてきた桐原とデワントンの方に、いかしたサングラスをかけた男がやってきた。
カール大尉「ようそこ統合軍エルメンドルフ基地へ、挨拶はいいが私はカール・レ―ガ―大尉だ。改めてよろしく。」
カール大尉は握手を求めてきた、二人はよろしくと言って握手をした。そして3人はカール大尉にこれから行う訓練生への訓練内容の説明を受けながら訓練生がいる宿舎へ歩いていった。
宿舎を見るとゼントラーディ人の姿が多くみられた。終戦後多くのゼントラーディ人は工学や科学に携わる人がいたがそれは少数派であり、大部分は統合軍軍人としての第二の人生を歩む事が多かった。
マイクローン化し一部の適正に合格したゼントラーディ人はVF転換訓練コースへ進ませる事が主流であった。しかし人口は人類より多いので、訓練教官不足と言う不足の事態を招いたのであった。
カール大尉「全員気をつけ、一時的に訓練教官を務める事になった桐原茂人中尉とデワントン・フィアロ中尉だ!」
桐原中尉「桐原茂人です。」
デワントン「デワントン・フィアロです。」
訓練生達は一斉に立ちあがり。「よろしくお願いします。」と敬礼をした。
桐原中尉とデワントンは訓練生達と雑談したり、質問を受け付けたりとトークが進んだ。
◎\_
\ノ \人
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| | (ミCつ ノ\ \| ̄ ̄\ ◆ // \  ̄\\ / // /
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| | く_く \ _ |___ \/__ / ̄/ ̄ ̄ /
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|_ | |_ノ | | |
基地を警備するVFー1Jバルキリ―。
そして朝が来た早速訓練飛行のため、教官と訓練生が訓練用のVF-1Dに乗り込む。桐原中尉とデワントンはどんな風に訓練をするのかを見学のため管制塔にいた。
アニタ「各機に告ぐ、これより飛行訓練を開始します。各ポイントを通過をしてください、そしてエリア23にてそれぞれフライトフォーメーションを組んでださい。」
カール大尉「了解。訓練生のガキども、聞いての通りだ。速やかに今日の目標を達成するぞ!」
カール大尉の声が響く、訓練生達は了解と返事を返すのであった。しかし
藤原「そんなのは分かってますって、だったら実戦通りの戦闘だったらこんなのは必要ないぜ。」
>>39は無しでお願いします。
そして朝が来た早速訓練飛行のため、教官と訓練生が訓練用のVF-1Dに乗り込む。桐原中尉とデワントンはどんな風に訓練をするのかを見学のため管制塔にいた。
アニタ「各機に告ぐ、これより飛行訓練を開始します。各ポイントを通過をしてください、そしてエリア23にてそれぞれフライトフォーメーションを組んでださい。」
カール大尉「了解。訓練生のガキども、聞いての通りだ。速やかに今日の目標を達成するぞ!」
カール大尉の声が響く、訓練生達は了解と返事を返すのであった。しかし
藤原「そんなのは分かってますって、だが実戦の戦闘だったらこんな訓練は必要ないぜ。」
カール大尉「何!」
藤原「だいたいやる事が幼稚なんだよ、いつまで同じ事を繰り返しているんだ?。早く実働部隊に回してくれよ。」
その藤原のやる気の無さにカール大尉は怒鳴った。
カール大尉「実戦を経験してないヒョッコがよく言う、もしフォッカー少佐が生きていたら貴様は直ぐに除隊させるぞ!」
藤原「へ~それはそうだか、やれるもんならやってみろだ!」
カール大尉「貴様ぁ」
「やめてください教官。」
二人の言い争いに仲介に入ろうと言う声があった。
ミリャン「離陸する直前なのに言い争いはやめてください、藤原も言葉を慎め。」
藤原「へいへい」
桐原中尉「たしか藤原って言う奴でしたね、昨日は大人しかったのに。」
桐原中尉は驚いた表情をしていた、そんな桐原中尉に対してアニタは困った顔をして言った。
アニタ「藤原候補生は一番の問題児の生徒なんです、命令違反7回、謹慎処分6回を喰らっているなど暴れん坊ででもパイロットとしての実力が高いです。」
と答えたが桐原中尉はますます難しい顔をして「本当なのか?」とつぶやく。デワントンはミリャンと呼ばれる緑色のロングヘアの少女の機体の方をみていた。
デワントン「あのミリャン・ファキアという少女はゼントラーディ人だが、どこの部隊出身だ?」
と言うデワントンの質問に対しアニタは答えた。
>SSまとめ速報さん
モバマスのSSじゃありません、マクロスのSSですよ。勘違いしないでくださいね。
ア二タ「ゼントラーディ軍直衛艦隊ラミラン・ペテル艦隊です、彼女は空士長タイプのクァドラン乗りでした。ボドル決戦の時に対峙した、メルトランです。」
デワントン「彼女はどのような経緯でこの場にいるのだ?」
アニタ「文化に感化され地上に降りた後投降したそうです、最初はミリア・ファリーナ・ジーナス少尉に似ていたので混乱したそうですが。」
管制官「ジュリア少尉、離陸許可が出ています。」
ア二タ「そうでした、訓練部隊全機離陸せよ!」
ア二タの号令により、訓練部隊は順番に離陸する。そして編隊飛行をとった。
カール大尉「全機、用意はどうだ?」
訓練生「α1レディ」 ミリャン「α2レディ」 藤原「α3レディ」
カール大尉「全機フォーメーションデルタ、目標地点まで急行する。」
バルキリ―各機はフォーメーションを取る、藤原機は単独行動しそうでいる。
すると管制塔のアニタが緊急報告が入る。
ア二タ「タワ―へ予定外の事態発生、エリア4で未確認のジナールを確認しました数は・・・・・20。はぐれゼントラーディです。」
カール大尉「訓練中に?桐原中尉とフィアロ中尉に出撃させろ!」
すると藤原が言う。
藤原「そんな必要はないですよ、こんな敵なんて俺だけでも十分だ!!!」
藤原機は編隊から離れて、エリア4に行く。
カール大尉「あの野郎は・・・・・・全機ブレイク!」
藤原機を追い訓練部隊もエリア4へ向かう。
管制塔
デワントン「さっきのこしょこしょ話は、敵機を確認した事か?」
桐原中尉「そうみたいだな、そう言えば訓練機に実弾とか装備しているのか?」
ア二タ「装備してますよ流石にミサイルは搭載していませんけど、ガンポッドにいつも入れてます。一応バルーンで攻撃しますので。」
桐原中尉「へぇ準備がいい。」
訓練部隊はジナール編隊がいる空域へ向かう、既にジナ―ルはアンカレッジシティではなくマクロスシティに向けて侵攻していた。
カール大尉「全機どうだ?」
訓練生「α1エネミータリホー」 ミリャン「α2エネミータリホー」 藤原「α3エネミ―タリホー、これより攻撃する。」
藤原機が再び編隊から離れる。
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