真姫「『ななつ星in九州』乗るわよっ!」 (17)

ラブライブss初投稿です。
いろいろとおかしな所もあるかと思いますが、
何卒ご容赦ください…。

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―6月某日

にこ「『にゃにゃ、ツボ押し急襲?』凛の台詞なの?」
真姫「…そうね、順を追って話すべきだったわ。」

にこちゃんは高校卒業後、アイドル養成所へ通いだした。
本当は大学と併用で活動したかったらしいけど…
にこちゃんは比較的授業料の安い国公立ばかりを受験し…
全滅した。

真姫「今年の12月18日金曜日の夕方から20日の夜までスケジュールを空けて欲しいのよ。」
にこ「Xmas直前の週末ね。アイドルとしてはその辺りは稼ぎ時なんだろうけど…まだデビューしてないし、半年も前から言えば大丈夫でしょ!」

それでにこちゃんは収入源として、ことりからバイトを紹介してもらったらしいけど…やっぱりここだった。

真姫「それにしても…メイド服可愛いわね。ミニにニーソなとことか…。」
にこ「これはことりが…///」
真姫「なるほどね。」
にこ「ま、まぁ!接客業はアイドルの基本に通じるモノがあるから頑張るにこ!」

私はにこちゃんが卒業するまで『好きなの!』の一言がどうしても言えなかった。ヘタレにもほどがあるわ!
だから…

真姫「それで話を戻すけど、さ、最近あまり会えなくなったじゃない!たまには、ほら、にこちゃんと羽を伸ばして列車旅もいいかな~って!」
にこ「列車旅?」
真姫「お互い忙しい身だし1泊2日位で列車に泊まりながら移動すればより多くの観光名所へ行けるでしょ?」
にこ「列車に泊まる…って真姫ちゃん!?座席で寝るってこと!?」
真姫「夜行バスでも想像したの?私が招待してるのに、にこちゃんにそんなことさせる筈ないわよ。ちゃんとホテルと同じように部屋があってベッド、机、冷暖房にシャワー完備。レストランやラウンジだってあるわよ。」
にこ「そ!そんな列車あるにこーっ!?」
真姫「そう、その列車こそが『ななつ星in九州』。だからこの列車予約するの大変だったのよ…。」

―5月某日

真姫(どうしょう…。にこちゃんに告白できないまま2年生になってしまった。)
真姫(にこちゃんが本当のアイドルになるまでにどうにかしてにこちゃんの心を…)
真姫(こういった相談は年上の人にするのが良いとは思うんだけど…)
真姫(穂乃果は『ファイトだよっ!』で終わりそうだし、海未だと『は、破廉恥ですっ!』になりかねない。となると…?)

真姫「ことり、相談があるんだけど…。」
ことり「ことりに…?」

―校舎の裏

ことり「告白が上手くいく方法~?」
真姫「そうなのよ。何か知らない?」
ことり「う~ん…そうだなぁ~…?」
真姫「今はことりだけが頼りなのよね。」
ことり「『籠の小鳥作戦』ってのはどうかな~?」
真姫「ナニソレ?」
ことり「ペットとして小鳥を飼う場合って、鳥籠に入れてまず、逃げられなくしちゃうでしょ♪」
真姫「そうね。」
ことり「それで美味しい餌を与えて餌付け。愛の言葉を囁いて覚えさせれば、感動して指を入れただけで近づいてくる…って感じなんだけどぉ~…どうかな?」
真姫「鳥籠、餌付け、愛の言葉、感動…。」
真姫(!)
真姫(あ!あれをこうして、こう繋げれば…!これはイケるかも!?これで、『かしこいかわいいマッキー!KKMよっ!!』)
ことり(あ、これは何か企んでる顔だぁ…。)

―12月18日東京駅
16番線17:30

真姫(待った。私はこの時が来るのを待ちすぎる程待ったわ。)
真姫(でも、ことり言ってたわね。『メインディッシュは後になる程美味しいんだよ♪』って。)
真姫(さあ、来なさい!メインディッシュ!もとい、にこちゃん!)
にこ「真姫ちゃんお待たせー」
真姫(キター)
真姫「そ、そんな、待ってないわよ?」カミノケクルクルー
にこ「それでどれに乗るの?」
真姫「えっと、まだ来てないけど、このホームに入ってくる『のぞみ57号』ね。18:10には発車予定よ。」
にこ「着くのは?」
真姫「博多には23:11到着予定よ。」
にこ「そんなにかかるの!?」
真姫「『のぞみ』だけにね…。」
にこ「…スピリチュアルやね。」
真姫「…寒い、わね。」
…クスクス。

―某所

へくちっ!
「もう~、誰かウチんことウワサしとぉんなぁ~?」

―のぞみ57号
20:32
ゴォンゴォン…

にこ「…ねぇ。」
真姫「…何?」
にこ「何で新幹線にしたの?飛行機でも良かったのに。」
真姫「…事故が極端に少ないからよ。飛行機でしか行けない所なら話は別だけど。それに…。」
にこ「それに?」
真姫「…『こころちゃん』達のこと、ちょっと考えたから…///」カミノケクルクルー
にこ(!?)
にこ(相変わらず優しいじゃない…///)

ツギハシンオオサカー…

―博多駅近くのシティホテル
0:20

にこ「もう遅いし、にこ寝るわね?」
真姫「そうね、私もそろそろ寝るわ。おやすみ。」
にこ「おやすみにこ~…zzz」
真姫「………。」
真姫(メインディッシュは…メインディッシュは後になる程ぉ~…!!!)

―12月19日
ちゅんちゅん!(・8・)

―博多駅8:30

真姫(あまり…眠れなかったわ…。にこちゃんの寝息がぁー)ハァハァ
にこ「真姫ちゃん、眠れた?」
真姫「んー…そこそこかしら?」
にこ「ならいいけど…」

―博多駅『ラウンジ金星』

にこ「真姫ちゃんが言ってたラウンジって…」
真姫「ち、違うわよ!あれはあくまで車内のラウンジのことで…、まぁここもラウンジなんだけど。ここは発車までお菓子を食べながらくつろげる場所ね。」

―博多駅5番線
9:40

にこ「ね、ねぇ真姫ちゃん?」
真姫「何?」
にこ「さっきラウンジでJR九州の社長から名刺もらってお見送り受けたんだけど…」
真姫「そうね。」
にこ「…。」

ピィーッ!!

真姫「あ!『ななつ星』入って来たわよ。」
にこ「あぁ、これ………。これ?」
真姫「綺麗な車体でしょ?」
にこ「そ、そうね。色は渋いけど。ペッカペッカで…。」

真姫「さぁ、乗るわよっ!」
にこ「…そうね。」

真姫(Mission 1 『小鳥を鳥籠に入れる』…成功。)フフッ!

―博多駅5番線
ななつ星in九州1号車ラウンジカー『ブルームーン』

にこ(…上下左右木で囲まれて、ランプだらけ。重厚な椅子と、ピアノまであるわね。一番奥には大きなガラス窓。これはもう、にこの知ってる『列車』じゃない…にこ。)
真姫「そろそろ発車ね!」

―9:59『ななつ星in九州』博多駅発車

真姫「ホームの人、皆、手を振ってくれてるわよ。」ブンブン!
にこ(こ、これは…完全に場違いのとこに来たにこ…。)フ、フリフリ…!

―ななつ星in九州『スイートルーム』

真姫「にこちゃん、ここが私達の部屋よ。(鳥籠ルームへようこそ!)」
にこ「ホ、ホントに机から椅子、ベッドまで揃ってるのね。(窓の外の景色が動いていなければホテルの部屋と言われても納得するわね。)」
真姫「ふふっ!」
にこ「何?」
真姫「ようやく旅をしてる実感が湧いてきたのよ。それに…」
にこ「それに?」
真姫「隣ににこちゃんがいる。嬉しいのよ。」
にこ「そ!そそそそそりゃあ宇宙ナンバーワンアイドルのこのニコニーがついてるんだもの!あったりまえよねーっ☆」
真姫(ま、私がにこちゃんをメロメロにしちゃうんだけどね。)

―12:00
ななつ星in九州2号車ダイニングカー『木星』

にこ「『お昼の会席』?」
真姫「和食を取り入れているのは日本のクルージングトレインってことを強く打ち出したいみたいね…ってにこちゃん!まさかそれ…!?」
にこ「ん?タッパーよ。」
真姫「ヴェェ!!」
にこ「これってふぐの刺身よね。にこだけじゃ勿体ないからこころ達にも…」
真姫「…って止めなさい!この列車に出される料理ってほとんど生ものよ?
日持ちしないの。衛生的にもよくないから。」
にこ「…残念にこ。」
真姫「いつかにこちゃんやこころちゃん達と一緒に美味しい料理食べる機会設けるから!今回は2人で旅を楽しみましょう?」
にこ「…うん、そうね!そうと決まれば食べるわよっ!」

カタタタン!カタタタン!…

―有田駅13:00

真姫「さて、ここからは有田焼の窯元訪問と町並み散策、とあるわね。」
にこ「割っちゃダメだ…割っちゃダメだ…」
真姫「何、どっかのアニメみたいなこと言ってるのよ。穂乃果じゃないんだし、そこまでドジでもないでしょ?」
にこ「ほ、穂乃果よりは大分マシよ!…多分。」
真姫(…イミワカンナイ)

―佐世保駅16:10

にこ「有田焼割らなくて良かったにこー☆」
真姫「あとは列車に戻ったらディナーの準備なんだけど…。」
にこ「準備?クルーの人達のこと?」
真姫「違うわよ。『ななつ星』のディナーはドレスコードがあるの。分かりやすく言えば『ドレスアップしていらっしゃい』ってことなのよ。」
にこ「ドレス…うぅ…。」

―16:30『ななつ星in九州』佐世保駅発車

―ななつ星in九州『スイートルーム』

真姫 ウフフ…♪
にこ(うぅ…真姫ちゃんはあんなに肩を出したドレスで大人っぽいのに…。にこはまるで小学生の卒業式みたいな服だなんて…。)
真姫「にこちゃんゴメン。ネックレスの後ろが止まりにくいの。ちょっと手伝って。」
にこ「しょーがないわねー。って!(これ、ダイヤモンドなんじゃないのーっ!?)」
真姫「うん、完成ね。」
にこ「真姫ちゃんは大人っぽくていいわよねぇ。」
真姫「にこちゃんもピンクのツーピース、可愛いわよ。あら?髪の毛おろしてるのね。」
にこ「そ、そうよ。(ディナーに可愛さは求められてないと思う…。)」
真姫(オトナの魅力でにこちゃんをメロメロにするんだからっ♪)

―18:30
ななつ星in九州2号車ダイニングカー『木星』

にこ「えっとぉ…」
真姫「にこちゃん。ナイフとフォークは外側からよ…。」(小声)
にこ「そ、そう?アリガト…」
にこ(つ、ついに来たわね。フランス料理フルコースディナー!!負けないわよっ!!)
真姫(?)

にこ「こ、このステーキ!?とろけるような味わい!これはスゴイわ!!」
真姫「ふふっ、喜んでもらえて嬉しいわ。」
にこ「それに、このムードもいいわね。」
真姫「ねぇ…。」
にこ「ん、何?」
真姫「今日の私…どうかな?」カミノケクルクルー
にこ「に、にこっ?」
にこ(あぁ…、顔を赤らめて、そんな上目遣いで見つめられたら…。)
にこ「い、いいいいいいと思うわよ!とっても!!」
真姫「そう?にこちゃんに褒められると嬉しいわね♪」ウフフ…♪
にこ(///)

真姫(Mission 2 『美味しい餌と私の魅力でメロメロ…』…成功ね。)

カタタタン!カタタタン!…

―神埼駅22:37

真姫「ここから『吉野ヶ里遺跡』が見えるって話だったわよね。」
にこ「確かにライトアップしてるけど…遠くてよくわからないわね…。卑弥呼像は見えるけど…。」

―23:10
ななつ星in九州1号車ラウンジカー『ブルームーン』

にこ「ピアノとヴァイオリンの生演奏にこ☆」
真姫「この列車はフリードリンクだから気軽に飲んでいいのよ?
あ、でも…」
にこ「?」
真姫「アルコールはダメよ?私たち未成年なんだから。」
にこ「わ、わかってるわよ!」
♪~…
真姫「あ、そろそろ曲が終わりそうね。」
にこ「そんな感じね。」
真姫「私もピアノで1曲演奏させてもらっていいかしら?」
エエドウゾ
真姫「…にこちゃん、聴いて。」
にこ「真姫ちゃん?」

真姫「愛してるばんざーい!」ポロロン♪
にこ「…え?」
真姫「ここでよかったー♪」
にこ(…真姫ちゃん…///)

真姫「大好きだばんざーい♪」
にこ(…にこも…にこも…///)ウルウル

…ポロロン♪
パチパチ…!!

にこ「真姫ちゃんっ!」ダキッ!
真姫「ヴェ!?にこちゃんっ!?」
にこ「伝わった!伝わったよ真姫ちゃんの気持ち!感動したわ!」
真姫「ありがと、にこちゃん…///」
にこ「…耳貸して?」
真姫「?」
にこ「にこも…真姫ちゃんのこと、愛してる…///」(小声)
真姫「にこちゃん…///」

真姫(Mission 3 『愛の言葉を囁いて感動させ、近づけさせる』
…計画通り)ニヤリ

―ななつ星in九州『スイートルーム』

真姫「…にこちゃん、お願いがあるんだけど…///」
にこ「なーに?真姫ちゃん☆」
真姫「お…おやすみの…キスなんて…してみたいなって…///」カミノケクルクルー
にこ「…いいわよ。」ニコッ!
真姫(い…いくわよっ!やっとここまできたんだから…っ!!)ドキドキ!
にこ(あ、肩に手が…)
真姫(い…いざっ!)ガタガタブルブル!

chu!

真姫「…ハァハァ」
にこ「真姫ちゃん…///」
真姫「す…すごく緊張したわ…。」
にこ「…嬉しかったわよ。」
真姫「ふぅ、ずっとドキドキしたけど、これで安心して眠れるわね。」
にこ「…はぁ?」
真姫「ふふっ!私もやればできる…」
にこ「何言ってるの?今夜は眠らせないわよ?」
真姫「ヴェエエ!?な、何でよ?」
にこ「アンタ、やっぱりお子ちゃまねー。」
真姫「な!…な!…」
にこ「しょーがないわねー。にこにーがオトナの愛を教えてア.ゲ.ル?」
真姫「ヴェ!?ヴェエエ!?」
にこ「ここまではずっと真姫ちゃんのターンだったけど、ここからはやっとにこのターンね♪」ペロッ!
真姫「に…にこちゃん…」アワアワ!
にこ「…『忘れられない夜』にしましょ?真姫…」
ちゅ~……レロ!
真姫「ん!んんんーっ!?(な!ナニコレ!?)」

カタタタン!カタタタン!…

―ななつ星in九州『スイートルーム』

にこ「ハアハア…柔らかいわね…。」モミッ!
真姫「…そんな…らめっ!…///」ドキドキ!

カタタタン!カタタタン!…

―ななつ星in九州『スイートルーム』

真姫「ら…らめぇ…そんなトコ見ちゃ…///。」
にこ「蕩けた顔も可愛いわ、真姫…」フフ
真姫「恥ずかし…過ぎる…からぁ~…♪」
にこ「ふふふ…舐めてアゲルわ…」ハアハア!
真姫「に…にこちゃ…///」ドキドキ!

カタタタン!カタタタン!…

―ななつ星in九州『スイートルーム』

真姫「あ…ん!あんっ!あんっ!あんっ!ああん…っ!///(こ…こんなのMissionにない…っ!)」ハアハア!
ギシッ!ギシッ!
にこ「ふふっ…ベッドのきしみか列車のきしみかわからないわねぇー。この列車の中なら何をしてもわからないってのはいいわね。」
真姫「はあっ!はああ…っ!(お、お父様、ゴメンナサイ…真姫は…ふしだらな娘に…なりましゅ~…)///」ドキドキ!
にこ「真姫…何も考えられなくしてアゲル…///」ハアハア!

カタタタン!カタタタン!…

―12月20日
ちゅんちゅん!(・8・)

―阿蘇駅5:40
ななつ星in九州『スイートルーム』

真姫「もぅらみぇ~…///」ハアハア!
にこ「や…ヤリ過ぎたわ…」ゼイゼイ!

にこまき(グッタリ…)

―阿蘇駅7:00
レストラン「火星」

真姫「お…おお美味しいわねっ!新鮮なお野菜が…っ!?」アセアセ!
にこ「そ、そうね…っ!作りたてのパンにベーコンなんて、穂乃果がいたら喜ぶでしょうねっ!!」アセアセ!
にこまき(……///)プシュー!

―12:00
ななつ星in九州2号車ダイニングカー『木星』

にこ「お、お弁当なのね!?」アセアセ!
真姫「は、花陽がいたらお米にこだわるでしょうね!?」アセアセ!
にこ「な、何か新婚夫婦みたいねっ!!///」
真姫「そ、そうね。///」
にこまき(……///)プシュー!

カタタタン!カタタタン!…

―由布院駅13:05

真姫「ここは駅に足湯があるのよ。」
にこ「そう、じゃ浸かってみようかな?」

―由布院駅 足湯

つぅー…っ!
真姫「ヴェエエ!?」
にこ「キレーな脚してるわねー。」
真姫「…。///」
つぅー…っ!
にこ「ひゃあっ!?」
真姫「『ひゃあっ!?』だて。かわいいトコあるじゃない!」フフッ!
にこ「…。///」
真姫「…!ち、ちょっとダメよ!?脚より上は…!!」
にこ ニマァ…
真姫「や!やんっ!///」

―16:00
ななつ星in九州1号車ラウンジカー『ブルームーン』

真姫「フェアウエルパーティーね。」
にこ「フェアウエルパーティー?」
真姫「今までの度の経過をスライドで見直そうってことよ。」
にこ「ふぅ~ん…。」
にこ(にこなんて昨日の夜の情事がフラッシュバックしてるわよっ!!///)

カタタタン!カタタタン!…

―17:31『ななつ星in九州』博多駅終着

にこ「お、思ってたより長かったわね…。」
真姫「そうね、夜眠ってないんだから長くも感じるわよ///」
にこ「え?『感じる』って…」
真姫「な!ナニイッテルノ!イミワカンナイ!///」

―博多駅『ラウンジ金星』

真姫「『ななつ星in九州』どうだったかしら?」
にこ「そうね、列車とホテルが混ざったような…ともかく豪華だったわよ。」
真姫「ま、まぁ喜んでもらえて嬉しいわ。」カミノケクルクルー
にこ「『忘れられない夜』どうだった?」
真姫「そうね…!?な!ナニイッテルノ!イミワカンナイ!///」
にこ「悦んでもらえてうれしいわ。」クスクス

―博多駅13番線
18:21

真姫「さて、この『のぞみ62号』で帰るわよ…。」
にこ「いよいよ九州ともお別れね。」
真姫「車内に入ったら…」
にこ「…寝るわよ。」

―のぞみ62号
20:53
ゴォンゴォン…

真姫「zzz…」
にこ「zzz…」

ツギハシンオオサカー…

―東京駅18番線
23:34

真姫「明日からまた…日常が戻るのね…。」
にこ「そうね、でも…」
真姫「うん。」
にこ「にこと」
真姫「私は」
にこまき「いつでもつながってるわね。」

―12月21日
ちゅんちゅん!(・8・)

―アイドル研究部部室

真姫「週末、ちょっと旅行してきたからお土産。」
海未「えっと…これは?」
真姫「海未にはボールペンよ。」
海未「真姫、ありがとうございます。」
真姫「花陽には『ななつ星』の…」
花陽「え、ええーっ!?」ワクワク!
真姫「ヴェ!?バ、バッジよ?スワロフスキー付きの。」
花陽「あ、ありがとうね…真姫ちゃん…。」
雪穂「あ、あのー花陽さん?」(小声)
花陽「雪穂ちゃん?」
雪穂「真姫さんの言っている『ななつ星』は九州の観光列車です。
北海道産のブランド米『ななつぼし』のことではないです…。」(小声)
花陽「あ、そ、そうなんだね。」
真姫「?」
真姫「あ、凛には博多のとんこつラー…」
凛「ホントかにゃ!?凛嬉しいにゃー!!」
真姫「…あ、雪穂と亜里沙には『ななつ星』のマグカップよ。
同じ物だからひとつづつね。」
ゆきあり「あ、ありがとうございますっ///」
真姫「穂乃果は『ななつ星』のキーホルダーね。」
穂乃果「ありがとー、真姫ちゃん!」
真姫「さて、ことりには…」ガサゴソ…
ことり「?」
真姫「色々お世話になったから…ワイングラスにしたわ。」
ことり「ありがとう、真姫ちゃん♪ところで…」
真姫「?」
ことり「にこちゃん美味しかったかちゅん?(^8^)」
真姫「ヴェエエ!?///」

―某メイド喫茶

にこ「お帰りなさいませ…お…嬢…さ…ま…?」
希「久しぶりやなぁ~にこっち。よぅ似合ってるで?」
にこ「…何でここにいるのよ。そしてどこほっつき歩いてたのよ。」
希「まぁまぁ、ウチ、年末年始は神社の手伝いで帰ってくるし、堪忍な。」
にこ「全くぅ~…。ご注文は?」
希「にこっち1匹。」
にこ「殴るわよ!!」
希「冗談や冗談。オススメとかある~?」
にこ「そうね…外はほろ苦く中は甘いティラミスとか…」
希「まるでツンデレな真姫ちゃんみたいやなぁ~」ニヤニヤ
にこ「…何か聞いた?」
希「ん?ウチ何も知らんで?」
にこ「…希。」
希「あ、そやそや、にこっち。」
にこ「何よ。」
希「真姫ちゃん美味かったん?」
にこ「んなっ!?///だ、誰から聞いたのよーっ!!」
希「ん?そんなんニュースソースなんか明かされへんわー(^8^)」
にこ「……。」プルプル!
希「あ、オススメはティラミスやったっけ?」
にこ「…『焼き鳥』よ。」
希「素直やないなぁ。ほなオススメのティラミ…」
にこ「ヘイ!大将!焼き鳥一丁っ!!」

ナ、ナニイッテルノ?ヤキトリナンテアルワケナイジャナイ!
イイタイキブンダッタノ!

希「…ウチもあやかってみようかなぁ…。」
prrrr…
希「あ、えりち?今度なぁ…」
にこ「?」
希「列車旅、せえへん?」

―おしまい

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