提督「何の変哲もない日常」 (33)
電「司令官さん、どうぞお茶です」
提督「お、ありがとう」
電「……………」
提督「……………」
電「……………」
提督「……………」ズズッ
提督・電「「暇だなぁ(なのです)……………」」
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提督「書類もあらかた片付いたし………」
電「今日は出撃もないですし………」
提督「かといって、寒いから出かける気にならんし………」
電「何かいい暇潰しないのですか?」
提督「と言われてもなー………ゲームでもする?」
電「例えば?」
提督「……ポッキーゲームとか?」
電「……………」
提督「……ごめん」
電「この雰囲気でそれはどうかと思うのです」
提督「まあ冗談は置いといて、偶にはこんなゆったりした日があってもいいんじゃないか?」
電「……そうですね。こうやって何もない平和な時間も、とっても好きなのです」
提督「だな。だけど、こうも静かだとなんだか眠く………ふわぁ………」
電「司令官さんがそんなこと言うから、電まで釣られて眠く………ふぁ………」
提督「……よし、昼寝するか」
電「なのです」
<電は仮眠室使っていいよ。俺はソファで寝るから
<ありがとうございます
―――――コンコン
鳳翔「失礼します。お団子を作ってみたので、よろしければ―――って、あら」
鳳翔「うふふ、二人とも普段頑張ってますからね。そっとしておきましょう♪」
20:00
提督「やばい」
電「寝過ぎたのです」
・不定期更新
・日常もの
拙い文章になると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
オッケー
きたい
どんとこい
<秘書艦:響>
響「やあ、司令官。今日は私が秘書艦だよ」
提督「ああ、よろしく頼む」
響「了解」
提督「それじゃ、早速この書類を―――」
<ぐぅ~(空腹音)
響「………司令官」ジトー
提督「いやー……起きたのが結構ギリギリな時間で………」
響「体調管理も立派な仕事だよ」
提督「面目ない………」
響「……その状態じゃ仕事に身が入らないだろうし、私が何か作ってこようか?」
提督「本当か!?」
響「うん、任せてほしい」
提督「助かるよ!」
響「待たせたね、司令官。どうぞ」
提督「ありがとう。えっと、これは?」
響「ブリヌイだよ」
提督「ブリヌイ?」
響「ロシアの料理でクレープみたいなものさ」
提督「へぇ……いただきます」
響「召し上がれ」
提督「……………」パク
響「………どうかな?」
提督「美味い!ハムとチーズで具はサンドイッチみたいだけど、こっちの方がモチモチしてて好きだな」
響「本当はサーモンとかがあればよかったんだけどね。でも、司令官の口に合ったみたいで嬉しいよ」
提督「モグモグ………響はいいお嫁さんになりそうだな」
響「―――っ!し、司令官……それは、どういう………」
提督「ん?言葉通りの意味だけど………(なんかまずいこと言ったかな……?)」
響「……………Спасибо」(帽子で顔を隠しながら
響(……今はそれで満足するよ。でも、いつかは―――――)
響が嬉しそうだからそれでいい………
<川内とマフラー>
川内「ねぇねぇ、提督!今日は本当に夜戦していいんだよね?」
提督「ああ、していいぞ(何回目だこのやりとり……)」
川内「やったぁー!」
提督「……………」ジッ
川内「夜戦だ夜戦だぁー………って、提督?どうしたの?」
提督「いや………夜はもう大分冷え込むようになってきたから、寒くないのかなーと。肩出てるし」
川内「艤装がそういうのの調整もしてくれるから大丈夫!それに、戦ってれば自然と温まるしね!」
提督「お前艤装付けてない時でも外走り回ったりしてるだろ………そうだ、ちょっと待ってろ」
~数分後~
提督「待たせたな」(某蛇風
川内「提督何してたの………って何それ?マフラー?」
提督「俺が使ってたやつで悪いが、艤装付けてない時はこれしとけ。マフラー程度じゃそんな変わらないかもしれんが、まあ無いよりはましだろ」ファサ
川内「………これ、提督の私物なんだ」
提督「ああそうだが………やっぱお古は嫌か?なんなら新しいの買ってきて―――」
川内「ううん、これがいい!白ならこの服にも合うし!」
提督「そうか?気に入ってくれてなによりだ」
川内「提督、ありがとう!」
提督「どういたしまして」
神通「皆さん出撃の準備はいいですか?」
<はーい
川内「うんうん、みんな夜戦が楽しみなんだね!」
神通「それはどうでしょう………あれ?姉さん、そのマフラーは………?」
川内「ああ、これ?かっこいいでしょ!」
神通「はい、似合ってます。でも、急にどうしたんですか?」
川内「うーん……………秘密!」
川内は全艦娘中で一二を争うくらい好きです(突然のカミングアウト)
私は川内の期間限定グラを待ち望んでおります
<いたずらとは>
10月30日
電「提督さん、明日はお休みにするのです」
提督「うん?どこか出かけるのか?」
電「休みにするのは電だけじゃなくて、鎮守府全体を、です」
提督「え、なんでまた」
電「いいから言う通りにしてほしいのです。艦隊の士気に関わる重要な事なのです」
提督「なに?………分かった。この鎮守府の最古参で、艦娘である電が『重要』と言うんだから、何かあるんだろう」
電「ありがとうなのです!」
提督「……一応聞くが、それは反乱とかじゃないよな?」
電「そんなわけないのです!司令官さんにそんな大きな不満を持った艦娘なんていないのです!」
提督「そうか、ならいいんだ」
電「はい、司令官さんも明日は『何もせず』ゆっくり羽を伸ばしてほしいのです!」
提督「そうするよ。何かあったら呼んでくれ」
電「はい!」
提督(まあ、大規模作戦の前だしちょうどいいタイミングかな。俺も有効活用させてもらおう)
電「……………」ニヤリ
10月31日、提督宅
電(吸血鬼)「とりっくおあとりーとなのです!」
提督「………え?」
響(狼)「提督、お菓子を貰いに来たよ」
提督「え?お菓子?」
響「あれ?今日はハロウィンのイベントやるから休みだって電に聞いたんだけど………」
提督「……………電」
電「お菓子をくれないならイタズラするしかないですね」ニッコリ
響「………そういうことか。悪いね、司令官。ルールはルールだ」
提督「えっと………後で間宮のアイスを奢るっていうのは………」
電「電は今お菓子が欲しいのです」
提督「響………」
響「他のみんなも来ると思うから、そのためのお菓子は用意した方がいいんじゃないかな?………私達のはもう手遅れだけど」
提督「」
電「司令官さん」
響「司令官」
提督「……………とりあえず、お菓子買うの付き合ってください」
三日くらい誤差だよ誤差
下手したらしばらくの間、一週間に一本くらいになるかもしれません。ご了承ください
<改二おめでとう>
瑞鶴(当日秘書艦)「……………むにゃ……………zzz」
提督「書類の整理をしておいてって言ったはずなんだけどなー………」
提督「執務室の、それも上官の机で昼寝とは………肝が据わってると感心すべきか、礼儀がなってないと怒るべきか………」
提督「……俺に上官としての威厳が―――いや、やめよう。自分で言ってて悲しくなるだけだ………」
提督「さて、どうするか。俺が運んだのばれたら後が大変そうだしなぁ………」
提督「仕方ない。誰か呼びんでくるか。上着だけかけて……っと」
<食堂なら誰かいるかなー?
―――――バタン
瑞鶴「……………寝たふりって案外疲れるわ」
瑞鶴「『寝てる時の反応でどう思われてるか分かる』なーんて言われて試してみたけど、あれはどう捉えればいいんだろ」
瑞鶴「上着をかけてもらえたってことは、少なくとも悪くは思われてないってこと……よね?」
瑞鶴「それにしても、この後どうしようかなー………あ、折角だし提督さんを驚かせちゃおうかな?」
瑞鶴「誰か呼んでくるって言ってたけど、まあその子は運が悪かったってことで!」
コツコツ………
瑞鶴(きたきた………あとはタイミングを見計らって………)
瑞鶴「わぁーーーーー!!」ハネオキ
鳳翔「」ビクッ
瑞鶴「ぁー……………」
鳳翔「……………瑞鶴ちゃん」
瑞鶴「はい」
鳳翔「正座」
瑞鶴「………はい」
<着任>
電「司令官さん、お手紙が届いたのです」テワタシ
提督「ん、ありがとう。誰からだ………って、元帥から!?」
電「げ、元帥さんから直々にお手紙………司令官さん、良い人だったのです」ホロリ
提督「まてまてまてまて。俺処罰されるようなこと何もしてないから……………してないよね?」
電「……………」
提督「……やめてくれ。その沈黙は俺に効く」
電「ま、まあそのお手紙を読めば分かるのです」
提督「そ、そうだな………じゃあ開けるぞ………」ゴクリ
電「なのです………」ゴクリ
元帥『君の鎮守府は中々の戦果を上げており、所属している艦娘からの評判もいい』
電「どうやら処罰ではないようですね」
提督「よかった………」
元帥『よって、新しく重雷装艦の艦娘を二人そちらに転属する。彼女達と上手くやって、より一層精進したまえ』
元帥『追伸:礼はいらんぞ』
提督「……追伸がどういう意味かは分からんが、要するに新しい艦娘が来るってことか?」
電「そうみたいですね………それにしても、重雷装艦って何ですか?」
提督「さあ………そんな艦娘がいるなんて聞いたことないな………」
電「司令官さんも知らないのですか………着任日はいつですか?」
提督「えっと……………今日何日だっけ?」
電「○月×日なのです」
提督「……今日だ」
電「え?」
―――――コンコン
響「司令官、お客さんだよ」ガチャ
北上「やっほー、久しぶり学生くん。あ、これからは提督だっけ?」
提督「北上!?どうしてここに――――もしかして、お前が?」
北上「その通り。新しい北上、それが私。酸素魚雷満載でちょっと大人になったでしょ?」
提督「なるほど、魚雷をメインに据えた装備か………確かに以前より強力そうだ」
提督(……あれ、そういえば元帥からの手紙では着任する艦娘は二人………二人?)
大井「あんまり北上さんのことをジロジロ見てると魚雷撃つわよ」
提督「」
北上「あ、大井っち」
提督「ま、まさか………」
大井「ええそうよ。私もこの鎮守府に着任することになったの。よろしくお願いしますね、て・い・と・くさん?」
提督「礼ってそういうことかぁあああああああああああああああああああああああああああ」
響「……なんだか私達にはついて行けない世界のようだ」
電「なのです………」
<提督とハイパーズ>
北上「それじゃ、私達は来たばかりだしここを見て回ってくるね~」
電「あ、それなら電が案内するのです」
大井「指揮官が無能だと、部下が有能になるって本当なのね………」
提督「おい」
電「それほどでもあるのです」
提督「電まで!?」
北上「それじゃ、また後でね~」ノシ
―――――バタン
提督「あぁ………」ガクッ
響「提督と二人はどういう関係なんだい?」
提督「……大井―――口が悪い方な。俺は軍学校時代パートナーだったんだよ。不本意ながら」
響「……その口ぶりだと、あまり関係は良くないみたいだね」
大井「はい、その通りですね」
北上「うーん………傍から見てた感じだと、喧嘩する程仲がいいって感じだったけどな~」
大井「北上さん!?」
電「どんなエピソードがあるのですか?」
北上「例えばねぇ………」
―――――演習を終了します
大井「……………」
提督「……………」
北上「二人ともお疲れ~指揮官なしとはいえ、重巡相手に勝つなんて流石だね」
大井「……最後の場面で砲撃じゃなく、魚雷を指示されてれば相手を大破に出来ました」
提督「それを言うなら、最初に俺の言う通りに動いてれば被弾しなかっただろ!」
大井「それで少し、ほんっっっの少しだけ申し訳ないと思って最後まで言うこと聞いたのが間違いだったわ!」
提督「はっ、俺の指揮がなけりゃ被弾しまくりでこっちが負けてただろうよ!」
大井「なんですってぇ!?」
提督「なんだよ!?」
北上「はぁ………まただよ」
大淀「懲りないですねぇ、この二人は」
北上「なんというかもう、日課みたいなものですからね………元帥は何て?」
大淀「『やらせとけ』だそうです」
北上「二人ともちゃんと艦娘と提督になれるのかねぇ………」
大淀「さぁ、どうでしょうね………」
<私に喧嘩を売ったこと後悔させてやるわよ!
<売って来たのはそっちだろ!ってちょっと待て、艤装は卑怯だろ!
<問答無用!
北上・大淀「「はぁ………」」
酉ミスりましたが、>>31はわたしです
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