「……あたしがアイドル？」

モバP「はい。出来たばかりのプロダクションで、君がアイドル第一号になるんですが」

「とりあえず敬語じゃなくても良いよ？あたしの方がずっと年下だし。えっと、プロデューサーさん？」

モバP「なら遠慮なく。で、どうかな？」

「……ふむ」

(あたしが第一号なら誰よりも先輩ってことかな？だったら仲良くなれれば、もしなれなくても一度は先輩風吹かせて触れ合うことが？……うひひ、なにそれ凄い！)

モバP「あ、あの？」

「……なるなる！あたし、アイドルになるっ！」

モバP「あ、ありがとう！じゃあこれからよろしく、棟方愛海ちゃん」

棟方愛海「うん、よろしく。プロデューサー！」

愛海「あ、おかえりなさい、プロデューサー。新しいアイドルはスカウトできた？」

モバP「うーん……名刺は受け取ってくれる人はいるんだけど」

愛海「そっか」

モバP「寂しい思いさせてごめんね」

愛海「いいのいいの……はぁ、あたしの未来の後輩はどんな娘かな？早く仲良くなりたい」

モバP「……ん？」

愛海「どうしたの？」

モバP「いや、何か違和感が。上手く言葉に出来ないけど」

愛海「よくわかんないね。でも実際どんな人があたしの初めての後輩になるんだろ。大きい人かな？小さい娘かな？想像するだけでふれあいたくなるよ」

モバP「何故か微笑ましく聞けない……」

モバP「レッスンお疲れ様、愛海ちゃん」

愛海「プロデューサー？わざわざレッスン場まで来てどうしたの？」

モバP「ふふふ……実は新しいアイドルがスカウト出来たんだ！」

愛海「やったあ！ついにあたしに後輩アイドルが！」

モバP「すぐに愛海ちゃんんも紹介しないとと思って、連れてきてるんだ」

愛海「お、おお……！」

モバP「この娘は愛海ちゃんより年上になるんだけど……愛海ちゃん？」

愛海(す、凄い、全身がふかふかしてそう！これがアイドル！これはもう、建前抜きにして行くしかない！)

モバP「あの、愛海ちゃん？今、君女の子がしちゃいけない目を……」

愛海「うひひ！いっただっきまーすっ！」

モバP「ちょっ！？」

こんな導入ですが、基本Pと師匠がアホやってるだけです。
とりあえず19時頃に再開を。

でわでわ

愛海「雨の日が続くねー」

モバP「ん？そうだね」

愛海「素晴らしい時期だよね！」

モバP「愛海ちゃんは雨が好きなのかい？」

愛海「だって自分で画策しなくても、女の子達を濡らしてくれるんだよ？濡れた肢体……浮き出る身体のライン……もうたまらないね！いくしかないね！」

モバP「……君が本性見せてから思うんだけど、愛海ちゃん、実は美少女の皮を被ったオッサンだったりしない？あと相手に迷惑はかけないよう約束したでしょ」

愛海「またまたぁ。プロデューサーも好きなくせに！」

モバP「まあ否定は出来ないけど、僕は脚派だから、多分愛海ちゃんと見てるところ違うよ？」

愛海「！？う、裏切られた！」

モバP「そんな大袈裟な……あ、お疲れ様です……！？」

愛海「おお！」

モバP「そ、そうですか。戻って来るときに車に水を跳ねられて、そんなにずぶ濡れに」

モバP「……ねえ、愛海ちゃん。僕があの娘をスカウトするまで女性スタッフさん達に手を出さなかったのはなんで？」

愛海「ん？アイドルになったからには、当然初めての相手はアイドルをって決めてたからだよ？プロデューサー、とりあえず退いて？」

モバP「そっか、つまりもうあの人も対象になっちゃうと。でも残念ながら、僕には暴走する君を止める義務があるんだ」

愛海「なら押し通る！」

モバP「絶対通さない！」

愛海「おお、水着のアイドルがこんなに！ここがエデンなんだね……」

モバP「絶対止めてよ？フリでもなんでもなく」

愛海「じゃあ何しに来たの！」

モバP「お仕事だよ！」

愛海「心配しなくても、お仕事中に手を出すなんてしないよ？ここでトレジャーハント出来ないなら、あたし、何のためにアイドルに……！」

モバP「その言葉すごく傷付くんだけど」

愛海「あ、ごめんなさい。ノリで言い過ぎたよ。……どうしてもダメ？」

モバP「まあ僕らは連れて来てもらった体裁だし」

愛海「う、うぅ……」

モバP「……まあお仕事終わった後に、ちゃんと本人に許可を貰ったなら」

愛海「本当！？やったあ！じゃあお仕事頑張ろうね、プロデューサー！」

モバP「……血迷った気がする。明日路頭に迷わないと良いな」

モバP「お誕生日おめでとう、愛海ちゃん。はい、僕からのプレゼント」

愛海「ありがとう、プロデューサー！……あれ？」

モバP「みんなのプレゼントはここに置かれてるから……どうしたの、キョロキョロして」

愛海「今日一日あたしの手のウズきを鎮めてくれる係の娘jは？交代制でもいいよ？」

モバP「なにそれいかがわしい」

愛海「いないの！？」

モバP「いいるわけないでしょ。完全にアウトだよ。どんな事務所だ、うちは。みんなはお仕事だし、君だってこの後そうなんだよ？」

愛海「今日は期待してたのに……」

モバP「無茶言うなぁ。とりあえずこのぷにふわお菓子で我慢を」

愛海「……こうなったら、プロデューサーのお山でかまわない！」

モバP「う、うわっー！？」



愛海「……ふぅ、これはこれで。新たな趣味に目覚めそう」

モバP「け、汚された……もうお婿にいけない……」

愛海「まあ犬に噛まれたと思って、ね？」

モバP「加害者の台詞がそれ！？」

モバP「……何で正座させられてるのかわかるかい？」

愛海「うん。あたしとした事が、不覚だったよ」

モバP「本当にわかってる？」

愛海「あたしがあの人のお腹をお山と間違って揉んだのに、そのまま続行した事でしょ？大丈夫、もう惑わされない！あんなに素晴らしい感触でも、もう浮気しないよ！」

モバP「やっぱりわかってない！僕が怒ってるのは、彼女のコンプレックスを刺激して半泣きにさせた事だよ！」

愛海「え？」

モバP「……打診されてた最高難度のレッスン、受けさせてもらうから」

愛海「ま、待ってよ！だって良かったんだもん！ついつい堪能したくもなるよ！」

モバP「何に対するフォローなんだ！？相手の嫌がる事するな、節度を守れと言ってるの！」

愛海「……ごめんなさい」

モバP「僕もレッスンに付き合わせてもらうから、一緒に頑張ろう？」

愛海「え、でも……ううん、ありがとう、プロデューサー」

愛海「どう？このハロウィンの衣装」

モバP「狼か。まあこれ以上のはまり役はないくらいにハマってるね」

愛海「でしょ？と言うわけでトリックオアトリート！」

モバP「うん。はい、これ」

愛海「イタズラは良いの？でもありがと、プロデューサー」

モバP「もうお腹いっぱいだよ、本当に」

愛海「やっぱりお宝型のお菓子は無いのかぁ……」

モバP「渡すのに君だけじゃないのに、そんなの混ぜるられないよ。万一他の娘の手に渡ったら大惨事だし」

愛海「ちぇー……そう言えば、確実にお菓子持ってるのはプロデューサー達だけ、事務所スタッフの人達だけなの？」

モバP「え？まあそうだろうね。今日はアイドル全員貰う側だって通達を…………はっ！？」

愛海「あたしまだおかしほしいからちょっとまわってくるー」

モバP「待った！待ちなさい、愛海ちゃん！」