ロック「お、おい!!待てよレヴィ!!」
レヴィ「……今、話しかけんじゃねぇよスカポンタン」
ロック「ちょ、待てってb」
ダッチ「やめとけぇ、ロック。俺ならともかく、お前さんが追ってもデコに素敵なのぞき穴作るだけだぜ」
ロック「ダッチ……でも」
ダッチ「あ?死にてぇっつーんなら俺は止めねぇぜ。だがな、ありゃトリガーハッピーの目だ」
ロック「………クソッ」
ダッチ「ま、アイツだってガキじゃあねぇ。しばらく放っときゃ自分で折り合いつけて帰ってくるだろうよ」
ロック「……………」
ロック(最近、レヴィの様子がおかしいことには気付いてた)
ロック(快活な毒舌はなりを潜め、仕事の時にも細かいミスが目立つようになったり)
ロック(前は仲良く喧嘩していた暴力教会のシスターさんとも、口汚く罵り会う事がなくなっていた)
ロック(なにが変わったのか、それはハッキリとはわからなかった)
ロック(だけど……一つだけ分かっていることがある)
ロック(最近、レヴィは――俺を避けている)
ロック(こないだだってそうだった)
ロック(あれは、一仕事を終えて、ダッチの誘いで飲みに行ったときの事――)
ダッチ「――ック!おう、ロックよぉ!オメェなーに酒場でまでそんな服着てんだよ脱げ脱げコノヤロー!!」
ロック「ちょ、もう出来上がってんのかよ!?」
ダッチ「あぁん?俺は酔ってなんざいねぇ、酔うわけがねぇ。脳天に風穴空けられてそこからウォッカでめ流しこまれりゃ別だがな、ガハハハ!!」
ロック「茹で蛸みたいな顔して何言っ――おま、ダッチ!!なに脱がせようとして」
ダッチ「tpoってあんだろうが、んな格好でいられると酒が不味くなんだろうが!!」
ロック「まじでやめ、待て待て待て待て下はまずいってズボンなら自分で脱ぐからパンツまで引っ張……らめぇぇぇえええ!!!」
レヴィ「ギャハハハハ、いいぞダッチ!!なんならそのきったねぇケツにテキーラぶち込んでやれよ!勿論ビンごと、ロックでなぁ!!」机バンバン
ロック「レヴィィィィイイ、なに笑ってんだ!助けろよ!!ってアッーーー」
レヴィ「ヒャハハハ!ひーひひっ、うぇ……ゲホッ、なぁに言ってんだ、酒のつまみにストリップショーなんて最高なもん誰がとめんだ……」ヒョイ
ロック「ちょ」ボロン
レヴィ「……よ?」ビキッ
ロック「あ………」
レヴィ「…………」
ロック「…………」
ダッチ「日本人は小さいって聞いてたんだがな」
ロック「なに今更シラフになってんだ」
ダッチ「予想外にデカくて引いた」
ロック「まじか」
ダッチ「あぁ、俺よりでけぇ、引いた」
ロック「てめぇで脱がせといて引くな、どうすんだこの空気」
ダッチ「本体に似て臆病なんだな、見事に防弾チョッキ着込んでやがる」
ロック「……………パンツとズボン返せ」
ダッチ「ほらよ」
ロック「………」カチャカチャ
ダッチ「白けちまったな……」
ロック「誰のせいだよ、ったく」
レヴィ「」
ロック「ん、レヴィ?どうした?」
レヴィ「ッ!?い、いや、なんでもねぇ!!」ビクッ
ロック「……?なんでもないって事はないだろ、顔青いぞ。ガラにもなく飲み過ぎたのかよ」デコピトッ
レヴィ「!!?!?」ガタッ
ロック「冷たいな、マジでだいじょ――へぶっ!?」バキィッ
ダッチ「ロック!?レヴィ、いきなりなにしてんだ!!」
レヴィ「うううう、う、うるせぇ!!先に帰るからなっ!!」
ダッチ「おい!!またねぇか、レヴィ!!」
ダッチ「……だぁぁぁ、ったく」チラッ
ロック(半裸)「」
ダッチ「コレ、俺が運ぶのかよ……」
ロック(前からも、よそよそしい感じをたまに感じることはあったけど……)
ロック(あの一件以来それが露骨に、顕著に感じるようになった)
ロック(仕事がなくて事務所でボーッとしているときに、ふと視線を感じたり)
ロック「………ん」チラッ
レヴィ「っ!!」バッ
ロック「? なんだよ、レヴィ」
レヴィ「あ゛?なんでもねぇよ馬鹿ロック!!」チッ
ロック「…………」
ロックはダッチにてめぇなんて言葉は使わなくない?
てめぇ=お前
てめぇで脱がせておいて=お前達で脱がせておいて
ロック(ダッチとレヴィに、俺の三人で仕事の打ち合わせをしてる時も)
ダッチ「――で、だ。輸送船の航海ルートはこれでほぼ間違いない。だが、今回の相手はちと厄介な武装を積んでやがってな……」
ロック「つまり出来るだけバレないように接近して、速やかに無力化する必要がある、か」
ダッチ「大正解豪華景品プレゼント、ってか……あぁ、クソ。煙草くらいしかねぇや、いるか?アメリカンスピリット」
ロック「俺も持ってるっつーの、いいから打ち合わせを進めよう。今回は俺は待機で、レヴィが単独潜入って感じ?」
ダッチ「ま、そうなるな。いつも通り、ラグーン商会自慢のトゥーハンドにお任せだ」
ロック「そっか、了解。レヴィもokだな?」チラッ
レヴィ「…………」ボー
ロック「レ、レヴィ?なんでこっち見て固まってんだ?」
ダッチ「おいおい、とうとう変な薬でも始めやがったか?」
レヴィ「……ハッ!?お、オーケイオーケイ。要はぶっ放しゃ良いんだよな?」ビクッ
ロック「いや、だから潜入だって。ちゃんと話聞いとけよな……最近おかしいぞ、お前」
レヴィ「……チッ」プイッ
メガネアロハ「コーヒー入れてきたよ」
ロック(そして……今日の出来事だ)
ロック(今のレヴィの様子は流石に目に余るし、これまではなんとかなってきたけど下手すれば命を落としかねない)
ロック(だから今回の仕事はレヴィに知らせず、俺たちだけでこなしてきた)
ロック(一番の戦力ともいえるレヴィが抜けた穴は大きいが、熟練のダッチとそれなりには修羅場をくぐり抜けた俺、あと変なメガネが居れば楽勝だった)
ロック(当然だ。だからこそ、休暇も兼ねてレヴィを置いて行くという選択肢を取ったのだから)
ロック(だが、ロアナプラに帰ってからが問題だった)
バキィッ!!
ロック「――ぐあっ!?」ドサッ
レヴィ「おい、ロック!ダッチ!!てめぇらよくもアタシを置いてきやがったなこのファキンインポ野郎共!!」
メガネアロハ「ちょ、ちょっと待ってくれよレヴィ。二人とも君のことを考え――」
レヴィ「シャラップ!てめぇには聞いてねーんだよ腐れメガネ!!」パリィンブスッ
メガネアロハ「アゥチッ!メガネ貫通目潰し!?目がぁ!目がぁぁぁぁぁあああ!!」ゴロゴロ
ダッチ「おい、落ち着きやがれレヴィ!」
レヴィ「うっせぇ海坊主!!喉に鉛玉たたき込んで真っ赤な墨吐けるようにしてやろうか、あ゛ぁ゛!?」
ダッチ「落ち着けってのがわからねぇのかトゥーハンド!!」
レヴィ「あぁわからねぇさ、アタシはおつむの弱いキチガイ女だからな! そんな事も把握してねぇのかよ」
ダッチ「テメェ、いい加減黙らねぇと……」
レヴィ「黙らねぇとどーすんだよ?クビにでもするってのか?それを暗に伝えるための置いてけぼりってワケか。 ただぶっ放すだけのトリガーハッピーには用がねぇって、そう言いてぇのかよ!?」
ダッチ「…………」
レヴィ「なんとか言いやがれ、ダッチ!!」
ダッチ「……俺は《黙れ》と言ったんだ、レベッカ・リー。《静かに(キープクワイエット)》じゃなく、《黙れ(シャラップ)》とな」ギロッ
レヴィ「ッッ!!?」ビクッ
ダッチ「いいか?耳が詰まってんならそのご自慢の愛銃で両耳貫通させてからよぉく聞きやがれ、レヴィ」
ダッチ「まず一つ目、俺はテメェを雇ってる立場だ、連れて行く行かねぇは雇い主である俺が判断する事だ」
レヴィ「で、でもっ――」
ダッチ「――黙れっつったろうが狂犬がぁ!!」渇ッ
レヴィ「ぅ……」タジッ
ダッチ「ったく、二つ目だ」
ダッチ「最近のテメェの様子は目に余んだよ、レヴィ。軽いミスで済んでる内はまだいい……だが、な。そんな幸運がいつまで続くかなんざわからねぇ」
レヴィ「…………」
ダッチ「んで、三つ目――純粋に足手纏いなんだよ、テメェ」
レヴィ「ッ!!?」
お空……キレイ。
一旦寝ます
ロック「な、なに言ってんだよダッチ!レヴィは俺らの中じゃ一番の戦力で……」
ダッチ「おいおいおい、ロック。それマジで言ってんのか?」
ロック「いや、だって本当の事じゃ――」
ダッチ「――ここ最近のコイツのミスの数、言ってみろ」
ロック「えっ?」
ダッチ「いいから、わかる範囲で言ってみろよ」
ロック「え、っと………」
ロック(交渉で済むはずの仕事中に何故か発砲、銃撃戦に発展)
ロック(誘拐する対象を間違えて二度手間)
ロック(二人での潜入中に何故か俺を殴って敵に見つかり、銃撃戦に)
ロック(こんなのが何度もあったから……)
ロック「数えてないからわからないけど、両手じゃ足りないくらいの……回数だ」
ダッチ「だろぉ?」
レヴィ「ロック……!このっ――」チャキッ
ダッチ「――おっと、やめとけレヴィ」ガシッ
レヴィ「ッ!!離しやがれ短小ニガー!!」
ダッチ「見苦しいぜ、プロの……それもトゥーハンドとまで呼ばれる凄腕が、自分の過失を突き付けられて逆上するなんてなぁ?」
レヴィ「……ッッッ」
ダッチ「そうは思わねぇか、オイ」グググッ
レヴィ「……アタシはそのイカ臭ぇ手を話せっつったんだけどなぁ、ダッチィィィイイイ!!」バッ
ダッチ「――チッ!」チャカッ
レヴィ「――ッ!!」チャキッ!!
言い回しにちと違和感感じるのおれだけ?
>>23 大丈夫俺自身も感じてる
――パパァンッ!!
レヴィ「………あ゛?」
ダッチ「………俺はまだ、撃ってねぇぞ」
ロック「………」
「依頼の品が中々届かないから催促に出向いてみれば、随分楽しそうな事をしてるじゃない」
カッ…カッ…カッ…カッ…カチッ、シュボッ
「ねぇ、ラグーン商会?」
レヴィ「チッ……姉御、か?」
バラライカ「ご名答、少しはない頭使うことも覚えたみたいで嬉しい限りだよ、トゥーハンド」
ロック「バラライカさん……」
バラライカ「あら、ご機嫌ようロック。居たの」
バラライカ「で、言い訳を聞こうかしら?依頼主を待ち惚けさせておいて、従業員と愉快にじゃれあってる理由を、ね」
ダッチ「……なに、ちっとばかり教育をな。そのせいで散々待たしちまったのは謝るぜ」
バラライカ「そう、じゃ……三割でいいわよね?」
ダッチ「おいおい、笑えない冗談だなバラライカ。それじゃ行き帰りのガス代にもなりゃしねぇ、一割だ」
バラライカ「……二割、これ以上は譲らないわ」
ダッチ「………」
バラライカ「………」
ダッチ「チッ、わかったわかった。神経質な依頼主様だな、まったく」
バラライカ「これからも友好的にやっていけるようでなによりだよ、ダッチ。今更他を当たるとなれば余計手間が増える所だった」
ダッチ「へいへい、今すぐ品を運ばせて貰うとするさ」
レヴィ「…待てよ、姉御ダッチ」
ダッチ「あ?」
バラライカ「ん、なぁに?トゥーハンド」
レヴィ「ッ!アンタらの話は終わったかも知んないけど、こっちの話はまだ終わってねぇんだよ!!」チャキッ!!
ロック「ちょ、レヴィ!!やめ――」
ブワッ、ガッ…ドガッ!!
レヴィ「ぐぁっ…」ヨロッ
バラライカ「あら、そう。それって私に銃を向けるほど……ホテルモスクワに楯突くほどに大切な話なのかしら?」スゥ…フー
レヴィ「……クソがっ!!」
ロック(――そして、話は冒頭へ戻る)
ロック(冷静に、合理的に判断した上で、仕事の成功とみんなの安全をとったダッチ)
ロック(純粋に仕事の成果と自身の利益、組織のことを優先するバラライカさん)
ロック(そして、暴力以外の解決策を持たないレヴィ)
ロック(俺はどうすればいいのかなんて、誰が悪いのかなんて、何もわからなかった)
ロック(立派なアウトローを気取っていても、やっぱり俺はまだ……)
ダッチ「おい、テメェ等…仕事だぜ」
ダッチ「依頼主はお馴染みバラライカ、当然すんなりと行くような内容じゃあねぇ」
ダッチ「ま、金払いはいいから文句は言えねぇがな」
ロック「それで、俺たちは何をするんだ?」
ダッチ「そう急くな、ロック。今から説明する所なんだからよ」
ダッチ「今回のターゲットは人間だ。残念ながら美人でも不気味な双子の片割れでも無いがな」
ダッチ「だが、どっこいコイツは大物だ。シンガポールに存在する違法カジノの支配者でな、密輸した武器を捌いたりもしてるらしい」
ダッチ「当然、こいつには大物に見合った警備もバッチリ張り付いてやがる」
ロック「待ってくれよダッチ。それじゃ誘拐なんて不可能じゃないか?」
ダッチ「あぁ、その通りだ。正攻法で行けば、な」
メガネアロハ「つまり、何かしらの手段をあちらさんが用意してくれてるってことかい?」
ダッチ「ご名答、流石だなベニーボーイ。潜入の方法から誘拐のシナリオまで、ホテルモスクワで用意されてる」
ダッチ「ま、要は筋書き通りに舞台で踊り、後は安全にターゲットを運ぶだけの楽な仕事だ」
ダッチ「そんじゃ、役柄の紹介だ……」
――シンガポール 某所
ブルルルルル…キキィッ、カチャ
執事「お嬢様、どうぞ」カチャ
令嬢「…………」スッ
sp「…………」カチャ スッ
ボーイ「いらっしゃいませ、招待状を拝見させていただけますか?」
令嬢「…………」
ボーイ「?……あの」
執事「これは失礼、招待状ですね。どうぞ」スッ
ボーイ「あ、はい…確かに、お返し致します」
執事「どうも…では、通っても?」ニコッ
ボーイ「はい、素敵な夜をお過ごしくださいませ」ペコリ
執事「お嬢様、こちらでございます」スッ スタスタ
令嬢「……ん」スタスタ
sp「……失礼する」スタスタ
執事「(なんだ、拍子抜けする程簡単だったね。ダッチ)」
sp「(あぁ、バラライカの奴いい仕事してやがる)」
令嬢「…………」ムスッ
執事「(? レヴィ、どうかした?)」
令嬢「(なんでアタシがこんなドレス…糞動きにくいし、気持ち悪ぃ)」
sp「(いつまで不貞腐れてやがんだテメェは、ちったぁ我慢しやがれ)」
令嬢「……チッ!!」
執事「(ははは…まぁ気持ちは判るけど、もうカジノに入るんだから我慢してくれよ)」
令嬢「(ロック、お前はいいよなぁ。元々ホワイトカラーの格好に慣れてやがるからよぉ、クソッ)」チッ
sp「(馬鹿野郎、俺だってんな堅苦しいスーツなんぞ嫌だってんだ)」
執事「(おいおい、俺だって普段からスーツは着てても執事服なんて初めて――っと、カジノに入るぞ)」
ザワザワ……ザワザワ……
執事「うわ、すげ――す、凄い来客数で御座いますね」ニコッ
令嬢「(へっ、空砲ぶっ放された鳩みたいな顔してんじゃねぇよ)」
執事「(五月蠅ぇ、こんな華やかな上流階級の溜まり場になんか着たことないんだよ。日本にはカジノもないしな)」
sp「(おい、突っ立ってんじゃねぇよロック。怪しまれんだろ)」
執事「(あ、あぁ)お嬢様、どちらで遊ばれますか?」
ディーラー「お客様、bjなどはいかがですか?」
令嬢「っ……ん」コクッ
執事「こちらですね、どうぞお座りください」スッ
ディーラー「ようこそ、当カジノへ。ルールの説明は必要でしょうか?」
令嬢「………」フルフル
執事「不要にございます」ニコッ
ディーラー「左様ですか。では、早速――」スッ
バラララララ、シュッシュシュッシュ…サッサッサッサッサッサッペラッ
『カメラは僕の背後に betと一緒に通信機を』
執事「お嬢様、betはお幾ら程になさいますか?」スッ カサッ
令嬢「……100」ボソッ
執事「招致いたしました」
ディーラー「bet?」
執事「100でお願いします」スッ カチャ
ディーラー「ok、では……」スッ
ディーラー「(マイクテス、マイクテス…あ、あ、あ。ハロー?)」ワン
sp「(感度良好だ、ベニーボーイ。中々ディーラー姿も様になってるじゃねぇか)」
ディーラー「(それはお互い様さ、ダッチ。あ、もちろんロックとレヴィもね。見違えたよ)」トゥー
令嬢「(あぁ?絞め殺すぞベニー!?)」ギロッ
執事「(あー、もう…落ち着けってレヴィ。とりあえずこれで全員無事に潜入成功、って訳だね)」
ダッチ「ターゲットは来週、件のカジノでイベントを開くらしい。俺達が奴を狙うのはここだ」
ダッチ「ベニー、まずはお前にここのディーラーとして潜入してもらう」
メガネアロハ「ふむ、それは構わないけど…新入りのディーラーなんて警戒されるんじゃないかい?」
ダッチ「相手も違法カジノを経営してる身だ、何年働いていようが新入りだろうが警戒はしてるに決まってんだ。大して変わりゃしねぇ」
ダッチ「そんで次は…レヴィ、テメェだ」
レヴィ「………」ピクッ
ダッチ「仕事の失敗は仕事で取り返しやがれ、それでこないだの件はチャラだ」
レヴィ「……オーライ、把握した。続けてくれ、ダッチ」
ダッチ「俺、レヴィ、ロックの三人は客としてカジノに潜り込む」
ダッチ「潜り込むのはいいがそれぞれがバラバラじゃあいざって時に即時動きにきぃから、纏めて入るつもりだ」
メガネアロハ(……あれ?僕だけハブにされてる気がする)
ダッチ「レヴィは某財団の令嬢、ロックがその執事で俺がボディガード…洒落た言い方をするならspってとこだな」
ダッチ「ベニーボーイは即座にシンガポールに飛んで貰うとして、俺達は――」
レヴィ「ちょ、ちょっと待ってくれよダッチ!」アセッ
ダッチ「あん?」
レヴィ「アタシが某財団の令嬢だーとか寝ぼけた台詞が聞こえた気がしたんだけど、気のせいだよな、なっ!?」
ダッチ「しっかり聞こえてんじゃねぇか、なんだ?不満でもあるっつーのか」
レヴィ「むしろ不満しかねぇよ!アタシがんな育ちの良いお嬢様なんかに見えるわきゃねぇだろうが!!」バンッ
ダッチ「いけるいける。派手な色のドレス着せて目つきの悪さをグラサンで隠しさえすりゃあ、甘やかされて育った我が儘箱入り娘様の完成だ」
ダッチ「それに令嬢役以外でテメェをカジノに入れる方法もねぇ」
レヴィ「……くっ」
ダッチ「プロは仕事を選ばねぇ、命がかかるとき以外はな。諦めて駄々コネずにやりやがれ」
―――
―――――
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このSSまとめへのコメント
つづきはよ
糞ってタグがお似合いなくらいの中途半端で粗末なモノだな