希「いろんな歳の絵里ちが」にこ「現れた」(70)

エリーチカ18歳おめでとうSS
幼女のエリーチカから、18歳になったばかりのを含む綾瀬絵里までが
μ'sメンバー+αと触れ合います。

※現れる絵里は年齢の分までしか記憶がありません

~10月21日、綾瀬家~
希「改めて絵里ち、18歳おめでとう」

にこ「これで3年生全員18歳。2年後はきっとグラスでワイン乾杯ね!」

絵里「ふふ、ありがとう」

亜里沙「今日は楽しかったね、お姉ちゃん」

今年は希と亜里沙とのささやかな誕生日会ではなく、μ’s皆との賑やかな誕生日会だ。

絵里「まさかサプライズパーティが開かれるなんて思わなかったわ。ことりが作ったケーキ、おいしかったわ」

にこ「ちょっとぉ、飾りつけのにこと希も忘れないでね」

希「可愛くて多彩な顔が撮れて今日も満足やん」ヒョイ

絵里「撮ってたの!?」

3年生という枠で集まるのもこれが最後かもしれない。だからこそ絵里はお泊まりに彼女達を誘った。食事はパーティのケーキでおあいこにしている。お腹が空くのは誕生日に免じて見逃してもらおう。亜里沙曰くこの後おばあさまから素敵な贈り物が来るらしい。7時、ちょうど呼び鈴が鳴った。

「宅急便です」

亜里沙「はーい」

絵里「亜里沙、もしかしておばあさまから?」

亜里沙「うん。今年はロシアから!」

にこ「絵里のロシア成分なおばあさまの贈り物見たいにこっ☆」

希「スピリチュアルな予感がするで」

ありがとうございました、とお礼を言うのを聞いて絵里は贈り物を受け取った。中には青い飴が1つ。ロシア語で『18歳おめでとう。他の飴はアリサや皆と分け合い、青い飴は誕生日の絵里が食べてね。大切な孫エリーチカへ』との文が携えられながら。

絵里「ハラショー」

希「手作りの飴なんやん?」

にこ「青い奴だけ着色料やばそう」

日本で生まれ育った二人には文字通り真っ青な飴を食べることはない。絵里と亜里沙はロシアにいたころに濃い色の食べ物は一通り食べてるため慣れている。ロシア語が読めなくても青い飴は人目をひいた。

亜里沙「お姉ちゃんだけずるい!一際すごい青いの、亜里沙も食べたい!」

絵里「おばあさまの試作品かしら?今度おばあさまにレシピを聞きましょうね」

三人は暖色な飴を口に含み、絵里は青い飴を口の中に入れた。棒つきのものではなく丸い、べっこう飴みたいな懐かしい味。


絵里「喉詰まらせないでよ?...この飴不思議な味ね?不味くはないんだけど」

希「ロシアの飴は新鮮だからいいやん♪」

にこ「ふむ...おばあさま...とてもおいしいわ」

亜里沙「亜里沙も綺麗な青飴欲しかったです...」

絵里「今度電話で頼みましょう」

時間は既に9時。残りの時間を三人は勉強会をして過ごす。授業中の合間を縫って放課後までに終わらす予定だったが、にこの数学が終わらなかったらしい。絵里に免じて先生も許してくれるにこ☆と言い終わらないうちに希のわしわしに負けリビングで数Ⅲの問題集を開く。

にこ「絵里は誕生日なんだから頭を使わないでゆっくりしてなさいよ?」

絵里「むしろ誕生日だから教えてあげるわよ」

にこ「イミワカンナイ!」

希「真姫ちゃんの台詞やん」

亜里沙「皆、今日はお姉ちゃんの18歳バースデーに来てくれてありがとう!」

のぞにこ「「はーい」」

絵里「これが終わったら寝ましょうね」

宿題と並行し絵里は三年生の出来事を思い出していた。廃校の危機、穂乃果率いるμ’s。自らの加入。最後にら廃校阻止を成し遂げた。希の他に七人と出会えた。充分な出来事だ。

絵里「(学校を救ってくれてありがとう、穂乃果。私のことを考えてくれてありがとう、希...にこ、海未、ことり、真姫、花陽、凛)」

課題の時間は終わり就寝の時間になった。亜里沙は自分の部屋へ。希とにこは布団を敷いて絵里の部屋で眠る。

にこ「絵里、誕生日は終わるけど私達の関係は明日も続くわよ」

絵里「?何よ、いきなり」フフッ

希「にこっち...」

三年生。誕生日。全員気付くはずだった、卒業までの時間はあと少し。センター試験などを考えればほぼ2ヶ月である。

絵里「終わるわけないじゃない。私達は永遠よ」

にこ「...!う、嬉しい〜!なんて表情に出さないにこっ☆おやすみにこ☆」

希「にこっち、そのカンケイを続けるために絵里ちのベッドに入る?」ヒソヒソ

絵里「認められるわ、むしろ来て」

にこ「酔狂なほど素直になったわね」

三人で絵里を挟んでベッドに入る。いつもより距離が近いたので絵里は嬉しく思った。

「「「おやすみ」」」

そして深い眠りにつき絵里の誕生日は幕を閉じ「ガリッ」


希「誰やーんー?おやすみの雰囲気を飛ばして噛んだ子は〜!」

絵里「私よ。おばあさまの飴、なかなか溶けなくて...雰囲気を飛ばしっ、てっ」クスス

にこ「2時間ぐらい勉強してたのにずっと舐めてたんかい」ベシッ

今度こそ三人は意識を眠りに落とした。

翌日、22日(木)

亜里沙「ハルァショー」
綾瀬母「Σ(☆ェ◎^;)」
綾瀬父「(OдO`)」
希「えええっ」
にこ「ねぇ、絵里。アンタの家、いつからこんなに人数増えたの?」

綾瀬絵里、起床。

絵里「どうしたの皆して.......」

絵里が目を開ける。周辺の空気もざわついた。
部屋が混んでいる気がした。三人でベッドにいるからか?違う。感じる窮屈さはそんなものではない。

絵里が見つけたのは部屋いっぱいに広がる綾瀬絵里!
綾瀬絵里!
綾瀬絵里!
μ’sを超える人数の綾瀬絵里!
様々な年齢の綾瀬絵里!
絵里キチにとってまさにハラショー!
空気がざわついたのは多くの綾瀬絵里が18歳の彼女と同時に起きたからだ!

絵里(0)「...うわぁぁぁぁぁん」
絵里(2)「まーま、まーま?」
絵里(4)「おねえちゃんになったの!」
絵里(6)「バレエしなきゃいけないのにおへやがせまいよぅ」
絵里(8)「ロシア語、つづり書けない...」
絵里(10)「バレエ負けて悔しい」
絵里(12)「退屈」
絵里(14)「亜里沙?小学生終わったの?」
絵里(16)「希...背、伸びた?」

参考
絵里(0) 赤子を包む布の中
絵里(2) 幼女の肌着、小さいスニーカー
絵里(4) 幼女の肌着とスニーカー
絵里(6) バレエの服(子供)
絵里(8) ロシアの民族衣装と思われる服
絵里(10) バレエの服(少女)
絵里(12) パーカーにパンツの動きやすい格好
絵里(14) 中学生制服
絵里(16) 音ノ木坂学園制服(新品)

希「あかんスピリチュアルすぎて手に負えん気がしてきた」

風呂へ
書き溜め部分は残り三-四レス程

絢瀬絵里が誤字ってた上に両親がロシア在住だったから次から気をつける

絵里「」好きな

>>12 寝ぼけた
明日また投下します、おやすみなさい

にこ「...怯むんじゃない!ちびっ子はこっちよ!ハーイ☆みんなのアイドル矢澤にこにこ☆今からやるのを真似して欲しいにこ☆せーの、にっこにっこにー☆」

絵里(0)「うぇぇぇぇぇ...アハハッ」キャッキャ
絵里(2)「にぃーこ、にぃーこ、にぃ」
絵里(4)「にっ↓こ↑にっ↓こ↑にー↑」
絵里(6)「にっ↑こ↓にっ↑こ↓にー↓」

にこ「三人も真似した!?」

希「アイドルを捨てちゃ駄目やんね!ウチもいくで、あなたにラブパワー注入♡」

絵里(8)「ちゅー乳?」
絵里(10)「んっと...」
絵里(2)「らぶぱわー!」
絵里(16)「...えっ」

希「(絵里ちがプロ意識を持ち始めたのはバレエ衣装の頃やな。増えた側の高校制服絵里ちにちょっと引かれた悲しい)」


絵里(12)「おばあさま...」
絵里(14)「亜里沙ー、いつから私と同じぐらいになったのよ?なんで?なんで?」

亜里沙「こっちが聞きたいよお姉ちゃん」

絵里(16)「希...?隣の人って同じクラスのアイドル研究部の矢澤さんだよね?変わってないけど一応聞くわ」

希「そうやで、絵里ち」

にこ「高校制服の絵里は高一ね。リボン青いし。...変わってない判断は...これか」ペタン

絵里(18)「ダレカタスケテ-」

希「花陽ちゃんの台詞やなそれ。今はたくさん言うべきやで」


絵里(18)「昨日変わったこと...私が18歳になったから?」

亜里沙「違うと思う」

綾瀬家は女だらけの大世帯と化した。

絵里(18)「……近所に補導されないように妹たちを大人しくさせてて?」

絵里(16)「二年後の私、無理難題すぎます」

絵里(0)「うわぁぁぁぁぁぁん!」

絵里(14)「全員私ってわけわかんない」

亜里沙「お姉ちゃんだけなのに三世代の我が家より多い」

絵里(2)「ままー?ままー?」

絵里(4)「見てみて!この間おかあさまとバレエやりはじめたの!」

絵里(12)「亜里沙でも手を焼いたのに、過去の私を未来の私と世話するなんて……」

のぞにこ「「絵里(ち)中毒になりそう」」

ー放課後ー

絵里(18)「全員揃ったので今朝起こったことを説明します、あのねすごくたいへ

希「今朝絵里ちが2歳ごとに0歳から16歳まで分裂してたん」

穂乃果「ファイトだよ!」

絵里(18)「概略ありがと。ファイトですむものかしら」ヨドヨド

海未「ことりのケーキに絵里が分裂する薬が入ってしまったのですか...?」

ことり「レシピ通りの材料しか入れてないよ!?」

花陽「絵里ちゃん。今ここにいないということは...」

絵里(18)「全員家にいるわ。16歳と14歳あたりが世話で大変なことになってそう」

凛「大世帯楽しそうだにゃ」

真姫「そういう問題じゃないでしょ。食費とか、話によると赤ちゃんまでいるみたいじゃない。16歳の子に同情するわ」

絵里(18)「だからと言って緊急事態すぎて預かってもらうわけにはいかないし...」

ことり「チュン!(・8・)いいこと思いついた」

ー事務室ー
ことり「お母さん...かくかくしかじかで増えた絵里ちゃんたちを学校のどこかで預かって!おねがぁい!」オネガァイ- オネガァイ- オネガァイ-

理事長「無理にもほどがあります」

絵里(18)「ことり。お母様に無理させちゃ駄目よ」

理事長「実際の受験人数が確定しない安心できないのもあるけからね。ことりと絵里ちゃんのお願いでも限界が」

ことり「限界を超えて奇跡を起こしたんだよ、μ'sは!だからお母さん、本当におねがぁい!」オネガァイ- オネガァイ- オネガァイ

理事長「……なーんてね。実は前から聞いていたわ。学校は職場だけど何とかして預かってみせるわ」
絵里(18)「理事長、本当にすみません!」ペコリ

にこ「(一、二年生には今知らせたばかり。誰から聞いたの……?希なの?)」

▼絵里(6)-(16)までが講堂で朝から放課後を過ごすことになった!

ー放課後ー
絵里(18)「全員連れてきたわ」

絵里(16)「」ドヨーン
絵里(14)「」チーン
絵里(12)「……」ボテッ

絵里「」ガヤガヤ

穂乃果「(過去絵里ちゃんの年上三人組が完全に死んでるよ!?)穂むらまんじゅうあげるね」

海未「家と連絡を取ったのですが、皆快く幼い絵里たちを一時受け取ることになりました」

穂乃果「勝手に決めちゃったけどいい?」

絵里(18)「もちろん大丈夫よ。……ごめんね、食費や寝床が大変なことになってしまうから預かってくれだなんて」

希「μ'sの仲や。心配しないで」

にこ「ちょっとは手伝ってあげるにこ☆」

真姫「まずは連絡の結果を書くわね。エリーの名前が何か分からなくなるわ」
花陽「手伝うよ」
凛「凛も書くにゃー」

おまたせ

絵里たちの受け取り先
絵里(0)→にこ
絵里(2)→凛
絵里(4)→花陽
絵里(6)→穂乃果
絵里(8)→ことり
絵里(10)→真姫
絵里(12)→海未
絵里(14)→雪穂
絵里(16)→希
絵里(18)→綾瀬家

絵里(18)「ええっ!?全員預かってもらうの!?」

海未「家に同一人物がいても呼び名に困ると思いまして」

絵里(18)「穂乃果の家には雪穂が...って雪穂と穂乃果は姉妹で同じ家じゃない」

穂乃果「年上の疲れてる絵里ちゃんたちには穂むらまんじゅうあげるね」

絵里(16)「いいの?」
絵里(14)「ありがとう」モグモグ
絵里(12)「不思議な味」モグモグ

穂乃果「(12歳絵里ちゃんは日本にまだ来ていなかった頃かな?いつ日本に来たんだろ)」

絵里(18)「にこの家にはここあとこころと虎太朗の兄弟姉妹が。希は一人暮らしなのにいいの?」

にこ「赤ちゃんが一人増えるぐらいどうってことないわ」

希「一人より多い方が楽しそうやん♪」

穂乃果「14歳の絵里ちゃんは亜里沙ちゃんみたいで楽しいかもって」

絵里(18)「(どうしよう、このままじゃエリーチカ何もできないPKEに)」

希「絵里ちは分裂した姉妹たちの面倒を見に行くって目的で泊まりに行けばいいんやない?手伝いもできるし」

絵里(18)「希賢い」

▼綾瀬家が姉10人妹一人の11女大家族になるのは防がれた

絵里(18)「じゃあ皆それぞれの家で一日泊まってもらうわ...本当にいいの?」

穂乃果「うん!ここだけの話、雪穂以外の妹が欲しかったんだ」

雪路「私も亜里沙に頼まれてね。ねぇ...お姉ちゃん?」ギロ

穂乃果「ヒィィ!」

海未「昔の絵里のことを聞けるチャンスですから」

ことり「じっくり聞いちゃうよ」

真姫「とても興味があるわ」

絵里(18)「私から話してあげるから深くは聞かないでね!?」

りんぱな「はーい」

希「(18歳絵里ちに悪いけど練習後に皆で集まる機会作って幼絵里ちの会開こう)」

にこ「借りはいつか返してもらうわよ」

絵里(0)「びえぇぇぇぇぇぇ」
にこ「ちょっ泣かな……みんなのアイドルにこにー!にっこにっこにー☆」
絵里(0)「びえぇ……エヘヘヘ♪」

凛「絵里ちゃんこっちだにゃ~♪」
絵里(2)「うわぁぁぁぁぁんこわいよぉぉぉぉ」
凛「泣かないでにゃ!」

絵里(4)「はなよおねーちゃんよろしくね」ダキッ
花陽「お姉ちゃん!?」キラキラ
絵里(4)「はなよおねーちゃん!(物真似)」キラキラ
花陽「オ゙ネ゙ー゙ヂャ゙ン゙!!!」キラキラ

絵里(6)「ほのかちゃん?」
穂乃果「ほのかお姉ちゃんだよ!」
絵里(6)「ほのかちゃん!」
穂乃果「今の絵里ちゃんは綺麗だけど昔の絵里ちゃんも可愛くていいねぇ♪」

ことり「絵里ちゃん?家に帰ったら何したい?」
絵里(8)「おばあさまのお菓子が食べたい」
ことり「うーん、ことりのチーズケーキならあるよ」
絵里(8)「チーズケーキも好き!」
理事長「ことり、お母さんが家に帰るまで頑張るってね」
ことり「はーい」

絵里(10)「......」
真姫「(小さいエリー、涙を浮かべてるわ。格好と海未づての情報から推測して、バレエを挫折した直後なのかしら)」
絵里(10)「...エリーチカ、おうちに帰りたくない。やだ、やだ」
真姫「心配しなくていいわ。私の家に来て」

絵里(12)「海未ー」
海未「なんですか?」
絵里(12)「別に何でもない」ギュ-
海未「よしよし...?(こんな絵里、本体でも見たことないです)」

絵里(14)「初めまして!絢瀬絵里です」ペコリ
雪穂「よろしくね、亜里沙のお姉ちゃんの絵里ちゃん」
亜里沙「私達より一つ下のお姉ちゃんだよ♪」
絵里(14)「(-.-;)」
亜里沙「ごめんお姉ちゃん、とりあえず雪穂の家行くよ」

希「(ウチを希と呼び捨てにするから高一の進んだあたりやと思うけどどの時期やろうな?)」
絵里(16)「希......ここは二年後なの?」
希「そうやね。ウチと絵里ちが高三になった世界やん。矢澤さんことにこっちも高三やん」
絵里(16)「そうなの」
希「ウチと絵里ちは今も友達で親友になってるから安心してな」
絵里(16)「...うん!」

絵里(18)「家に残る亜里沙には悪いけど、今日はにこの家に行くわ」

亜里沙「いいもん!でもにこさんの家なんてずるい!」

絵里(18)「0歳の私が1番心配よ...(赤ちゃんは夜泣きする。にこも妹と弟がいるはずで知ってると思うのに更に一人受け取るなんて大丈夫かしら...?親御さんに連絡したと皆言ってたから了解は取ってると思うんだけど)」

絵里(18)「それじゃあ荷物を取りに帰りましょう」

亜里沙「いいもん、お姉ちゃんがにこさんの家に泊まるならアリサにも考えがあるもの!」

ー階段inにこのマンションー

絵里(0)「...Zzz」←にこの背中

にこ「あぁ.....初日はうちに来るのね」

絵里(18)「ごめんなさい。でも誕生日にあなたを泊めたからいいでしょう?」

にこ「いいんだけど...絵里の家よりあんまり豪華じゃないから。小さくて簡素なマンションで呼ぶの恥ずかしいっていうか」

絵里(18)「将来のアイドルでしょう?」

にこ「グッサリくるわね、もう」ぐらっ

どこから持ってきたのか、思いがけない反応ににこは1歩身を引いた。赤子を支える紐が大きく揺れる。

絵里(0)「...うぅ?」パチッ

にこ「みんなのアイドルにこにーは絵里のそんなところ好きにこっ☆」



絵里(0)「エヘヘッ」キャッキャッ

絵里(18)「デレられた...?」

にこ「赤ちゃんが起きたからよ!」コソコソ

絵里(18)「ごめんごめん」

ーにこ自宅ー

にこ「ただいま、皆」

こころ・ここあ・虎太郎「「「おかえりー」」」

絵里(18)「おじゃまします」

こころ「絵里さんなの!」

ここあ「絵里さんこんにちは!」

虎太郎「かわいーかしこいーえりーちか?」

絵里(0)「うぅぅ」ウルウル

にこ「ちょっとあやしてて、私着替えて赤ちゃん道具セットしなきゃいけない」

絵里(18)「どうやったらいいの?」

絵里(0)「ヴェーーーん」

にこ「ここあ、こころ、虎太郎、にこが着替える間に絵里と仲良くしてね」

ここあ「あいあいさっ!」

こころ「赤ちゃんはお姉ちゃんと同じ名前なんですね!」

虎太郎「せいぼだー」

絵里(18)「えっと?頭と首を支えてるけどいいのかしら?...どうやって持てばいいのかしら」

ここあ「よしよし」
こころ「絵里お姉ちゃんと絵里ちゃん。覚えましたっ」
虎太郎「泣かないでー」

絵里(0)「...エヘヘヘ」

絵里(18)「私よりうまい...」

にこ「小学校の友達に赤ちゃんがいるみたいでね、よく触れ合ってるらしいのよ。本来にこがやるべきなんだけど、あやすのは妹たちが上手」

絵里(18)「完敗した」

にこ「落ち込む前に着替えなさいよ。ここあ、ゆりかご組み立てるから取り出して並べててくれる?」

絵里(18)「私がやるわ」キリッ

にこ「忙しくなるから先に着替えなさい」

ここあ「あかちゃんなでたい」

虎太郎「よーし、よーし、よーし」クルクル
こころ「虎太郎ごと回らなくていいよ、小さくゆらすだけでいいの」

絵里(18)「汚れてもいい服に着替えたわ」

にこ「この説明書見て最後まで組み立てて。台所で作ってるから何かあったら呼びなさいよ」ジャリジャリジャリ、ピッ

ここあ「絵里おねーちゃんがんばって!」ガタ

その瞬間だった。ここあがつまづいて転んでしまったのは。赤ちゃんの絵里にとってそれは不愉快極まりない騒音だった。

ここあ「いたたた」

にこ「ここあ!大丈夫!?挫いてない?」

絵里(0)「...びえぇぇぇぇぇぇ!」

虎太郎「よしよしよしよし」 ナデナデナデ
こころ「お願い、泣かないで」
ここあ「赤ちゃん泣いちゃった...どうしよう」

絵里(18)「こら私。泣かないのよ、ね?......べろべろばぁ!」

絵里(0)「う、ぅぅっ....ぴぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」

にこ「...ぷっ...ふっ...あやせがあやすの失敗...さいこぅ...」トントントン プルプル

絵里(18)「」ガ-ン

こころ「『にっこにっこにー!』」コエマネ

絵里(0)「びえぇ...フフハハ!」

にこ「にこの決め台詞、赤ちゃんあやすために使ってたの!?」ガ-ン

やかん「ピイイイイイイイイイイ∧( 'Θ' )∧」

こころ「よく泣き止むから便利なの!」

絵里(18)「子育てアイドル...あやしにっこにっこにー...あなたのハートににこにこにー☆子育てにこって呼んでね☆...ぷぷぷぷぷぷっ」プルプルプルプルプルプル

にこ「私より笑うんじゃない、一週間考えた台詞を勝手に改変するんじゃないわよ」カチッ グツグツ


やかん「とぽとぽとぽ」

ゆりかご組み立てを手伝って20分

ここあ「お姉ちゃん、ゆりかごできた」

虎太朗「ありがとお姉ちゃん」

絵里(18)「泊まらせてもらっている身だからお礼言うことないわ...赤ちゃん可愛い」

絵里(0)「...♪」ギュ-

絵里(18)「吸啜反射可愛い...///」

にこ「把握反射ね」

スープ「ごぼぼぼぼぼ」

虎太郎「ここあで驚いたのはモロー反射」

ここあ「こたろうかしこい」

絵里(18)「おいしい匂いがするけどカレー作ってる?」

にこ「シチューでまだ途中よ。今にこんでるところ」

絵里(18)「(家族らしい料理...!)」

絵里(0)「...すぅ、すぅ」

絵里(18)「幼児のご飯で泣くかもしれない」

にこ「粉ミルクならもう溶かした」

絵里(18)「じゃあご飯を炊「最初に洗って炊いたわよ」

絵里(18)「じゃあ皿洗「いつもやってるからないの、ごめんね」

絵里(18)「」ドヨ-ン

にこ「何かやりたいなら...そうね、私たちを世話してもらうわ」

絵里(18)「喜んで」

虎太郎「ポケモンかニュース観たい」

ここあ「土曜日のプリンセスパラダイス観たい」

こころ「食べ歩きグルメが観たい」

にこ「よしよし。最近は虎太郎とここあがたくさん見てるから今日はこころの番組を観ましょう」

こころ「やったぁ」

虎太郎「はーい」

ここあ「明日こそ観るもん!」

絵里(0)「....Zzz」

絵里(18)「(学校でのあなたは皆の妹として活躍してるのに家では完全なお母さんじゃない、にこ)」

絵里(18)「疲れてるでしょ。胸貸すわ」
にこ「...自分ので窒息死しなさい」フン

絵里(18)「ごめんそういう意味じ「たちの悪い冗談よ。心配してくれてありがとう」ポフッ

にこ「(勢いに任せて倒れ込んだら膝枕になったけど以外といいわね。普通の枕と違って体温であたたか.............)」

絵里(18)「あなたがアイドル研究部部長でよかったわ。スクールアイドルの礎をきちんと知り尽くしてるから。伝えていないけど、にこのアイドルに近づくための事前調査とか尊敬してるのよ。到達できなくても諦めずに自分のやりたいことを続けたところなんて特に」

にこ「........」ス-ス-

絵里(18)「今日は矢澤家の姉の座、借ります」

絵里(0)「ぅぅ...うぇ」
ここあ「お姉ちゃん寝てるから静かにね?よしよし」
こころ「お姉ちゃんだよ」
虎太郎「ぼくお兄ちゃん」
絵里(0)「エヘヘ...♪」

絵里(18)「調べたら赤ちゃんは夜泣きするはずだからいつでも起きれるようにしないと」ニコオンブ

にこ「.........」ス-ス-

絵里(18)「(身長通りに軽い...)」

絵里(18)「もう9時ね。良い子は寝る時間よ!」

こころ「寝るのー?」
ここあ「赤ちゃん起きない?」
虎太郎「お布団入る」

絵里(18)「寝るのよ」

「「「はーい」」」

絵里(18)「(私は赤ちゃん見ながら最低限の宿題やってから寝るわ)」

にこ「..........(膝枕って気持ちいから目を閉じたけど、寝てはいないわ。起きてる時に感謝しなさいよね、馬鹿絵里)」布団の上

夜11時頃

カツカツカツ

にこママ「ただいま。有休取るため仕事を消化してたらとても遅くなっちゃった。絵里ちゃんいらっしゃい」ガチャ

絵里(18)「おじゃましています。にこは早くに眠ってしまいました」

にこママ「いつも家事と妹たちの世話を任せっぱなしにしてるからね...たまに甘えさせなきゃとは思ってるんだけどね」

絵里(18)「甘えるんですか!?」

にこママ「学校ではどんな感じ?」

絵里(18)「アイドル道一直線で一途です。夢を与えるアイドルというものに」

にこママ「たまにはにこにも休んでもらわないと。これから取った有休の分、10日休んで赤ちゃんもにこにも触れ合うわ」

絵里(18)「そんな、お母様!?私の面倒事のために10日も休んでもらうなんて」

にこママ「いい機会よ。絵里ちゃんだって困ってるはずだしいつか返してくれればいいわ。なにしろµ’sができてラブライブ出場を目指してにこが1番喜んでいる。アイドル仲間ができたって喜んでいるから」

絵里(18)「お母様よければその話詳しく」

絵里(0)「うぅ、ぅゎ「...溜まってる。深刻ね。防臭おむつだけど変えなきゃ」

絵里(18)「呑気にご飯食べてました。ミルクあげてたのにごめんなさい」

にこママ「ママ先輩に任せなさい」

絵里(18)「いつか必ずこの恩は返します」

にこママ「なら……いつかじゃなくて毎日返してあげて。アイドルでにこが喜ぶ話、小さい頃の話聞いてくれる?」

絵里(18)「はい!」

その後絵里(0)はにこの母によってこの10日間を快適に過ごしたそうな。絵里が泊まった22日はにこの思い出話をたくさん聞いたそうだ。




にこへ。

 私はずっと楽しむことを忘れていた。あなたも同じじゃなかった?だけど私とあなたは一つ大きな違いがあったのね。あなたはアイドルがずっと大好きで、自身もなりたいと願って諦めなかった。今もそう。一人でもその夢を追いかけた。ずっと尊敬しているわ。でも尊敬だけじゃ足りなかったわね。夢を追いかけるのに仲間は必要ないかもしれないけど、叶えるには仲間が必要かもしれない。だけど夢を叶えるには夢を追いかける熱意が必要。にこはずっとそんな熱意を持ってたものね。もしも...生徒会に入る前のあの時。あなたと私と希の三人でビラを何枚か取って配ってたら人が集まってたのかしら。μ'sのメンツで揃うこともなかったのかしら。私があなたをもっと真剣に見ていれば一人の寂しさは埋められたかしら。今度希に聞いてみよう。

 ねぇ...将来、にこはどこへ行くの?やっぱりアイドルを目指すの?私はどっちに行くんだろう。同業者?傍観者?呼ばれないと私は傍に居られないからね。困った時は呼んで。助けを求めて。私も、μ'sもあなたの傍にいるから。

 だって私達、友達を超えた仲間だもの。一方的にでもそう思ってるわ。



絵里へ。

 絵里は私のことをよく見ているの、きちんと知ってるわ。よく見てる、というか気使いが上手いというか頼るのが上手いというか。よく分かんないわね......。まぁスクールアイドルに反対していた頃にいい感情は抱いてなかったけど。アンタも追い込められてたんでしょ、焦ってたんでしょ?にこの広大なハートに免じて許してあげるにこ☆.....このノリは嘘よ。許すなんて上から目線を言う刺客なんてないわ。絵里、昔は何も思ってなかったかもしれないけど....私、あなたのことを知って、一緒にダンスして。とても楽しいわ。楽しかった、なんて過去にしたくないわね。

 意外と皆の中で私を見ているところ。けっこう気に行ってるからね。

ー閑話ー
凛「絵里ちゃんの誕生日祝いつつ、ハロウィンパーティしてたらいつの間にか凛の誕生日になったにゃ」

花陽「凛ちゃん!おめでとう」
真姫「凛、16歳やったわね」

凛「ありがとにゃ!」

ー23日(金)練習終了後ー

絵里(18)「練習お疲れ様。今日は凛の家ね」

凛「絵里ちゃんと二人のお泊まりなんて初めてだにゃ!」

絵里(18)「元気でいいわ。講堂へ迎えに行きましょう

絵里(2)「りーん、りーん!りんりん!」キャッキャッ

絵里(18)「1日の間に相当懐かれてるわね。可愛い。自分のはずなんだけど負けた気分」

凛「自分の過去を可愛いと言ってるのかにゃ?」

絵里(18)「瞳潤ませて名前を呼ぶ姿がものすごく可愛いから言っただけよ。こんなに大きくなって...よしよし」

絵里(2)「りーーーん!こわい!タスケテ!」

凛「にこちゃん家の赤ちゃん絵里ちゃんと比較してるのかにゃ?よしよし絵里ちゃん」

絵里(18)「相当懐かれてるのね...いいことよ」ドヨ-ン

凛「生徒会長な絵里ちゃんは面白くて素敵だにゃ(ミトメラレナイワァ!から素が出たのかぶっ飛んでていいにゃ)」

絵里(18)「褒められて...る...?」

凛「絵里ちゃん、絵里ちゃんと仲良くするにゃ」

絵里(2)「りんりんがべー♪」

絵里(18)「バイリンガルのはずなのに何で発音がおかしいのかしら」

凛「ロシア育ちなのに日本語の赤ちゃん言葉喋ってる時点で変だにゃ」

絵里(18)「!?」

絵里(2)「りんりんがべー!りんりんがべー!」ピョンピョン

凛「肩車してほしいみたい」

絵里(18)「肩車って落としそうで怖い」

凛「頷かなきゃ大丈夫だと思うにゃ」

絵里(18)「わかったわ。2歳の私、おいで」

絵里(2)「いにゃ!いにゃ!」ピョンピョン

凛「Oh」

絵里(18)「愛情がハラショーなのね」

凛、絵里(2)を肩車する

絵里(2)「りんりんがべー!」ワシャワシャワシャワシャ

絵里(18)「こらちょうど目の前で揺れてるからっていじっちゃ....チカァ」ファサファサ

凛「腕白な時代があったんだ。凛は小さい絵里ちゃんも好きにゃ」

絵里(18)「大きい私はどう...?」

凛「『認められないわぁ!』なーんちゃって、µ’sの皆と一緒で大好き「あぁ...」

凛「うわあーー!今日は何だか冗談が通じないのかにゃ!?」

絵里(2)「にゃ?」

絵里(18)「私に懐く子がいなくてちょっと寂しいだけよ、同一人物だから懐かれたら困る気もするけど」

凛「帰ったら代わりに甘えるよ」

絵里(2)「にゃ!」

絵里(18)「妹たち……!」

ー凛の家ー

凛は絵里(18)に抱きつき絵里(2)も凛に抱き着いたとさ。絵里(18)は二人を抱き締めたとさ。

凛「『元気のない子にはわしわしやで!』」コエマネ&手

絵里(18)「待って私(アニメ版では)されたことないし(漫画版に限り)する側のはずなんだけど」

凛「『だって~可能性感じたんだ~♪』」コエマネ

絵里(18)「ちょ」

わしわしMAX ver.星空凛 炸裂!

絵里(18)「」ピクピク

凛「ごめんね...凛、絵里ちゃんに肩の力抜いて欲しいだけ」

絵里(2)「わしわし?」モミモミ

絵里(18)「えっ」

凛「ストップだにゃ、2歳で手付きがやらしいのは言い訳できないにゃ」

絵里(2)「はーい!」ドタドタ

絵里(18)「......」

凛「復活したかにゃ?」

絵里(18)「私の初めて....」ゴゴゴゴ&手

凛「にゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


絵里(2)「わさわさしてた」

絵里(18)「わしわしよ、絵里」キリッ

絵里(2)「えり!」キリッ

凛「」ピクピク

▼絵里、自分の名前を自分が呼ぶことに慣れる
▼凛、あっちの世界に目覚めそうになった

凛ママ「高校生の絵里ちゃん、こんにちは。凛がお世話になってます」ペコリ

凛「小さい絵里ちゃんは凛がお世話してるんだよ」

絵里(2)「だよ!」

絵里(18)「預かってもらいありがとうございます」

凛ママ「さすが生徒会長で凛の先輩ね。大切にするのよ」

凛「お母さん、絵里ちゃんは先輩である前に仲間だにゃ」

絵里(18)「ハラショー....」ウルウル

絵里(2)「」クルクルクルクル

絵里(18)「トイレに行きたいの?」

絵里(2)「もれちゃう」ブンブンブンブン

凛「やばい動き、こっちこっちにゃ!」

絵里(2)「」タタタタタタタタ

絵里(18)「昨日の凛と絵里の様子はどうでしたか?凛のお母様」

凛ママ「絵里ちゃんの小さい頃をたくさん聞いてました。年相応に難しいことは分からないみたい」

絵里(18)「改めて感謝します。お礼を返したいのですが何を返せばいいでしょうか...」

凛ママ「そんなものいらないわ。娘の友達で仲間なんだから」


ギャ-!エリチャン トイレニ オチチャウ!
リン-!トイレタカイ-!
エ?カイダン ツクルカラ マッテテ ...ニャアアアアアアアアアアアアア!


凛ママ「今のうちに凛の部屋に上がって着替えてね」

絵里(18)「お邪魔します」ペコリ

ー凛の部屋ー
凛「絵里ちゃんよく我慢できた。よしよし!」ナデナデ

絵里(2)「ひとりでいけるもん」

絵里(18)「自分の過去と凛を見ると姉妹みたいで複雑ね」

凛「高校生絵里ちゃんもなでなでするにゃ。そして凛にお姉ちゃんと妹が一緒にできるのにゃ」ナデナデ

絵里(2)「ねーねー、遊んで」

凛「妹の絵里ちゃんは着替えるにゃ!」



絵里(2)「」モゾモゾ

絵里(18)「上手にできるか...」

凛「小さい子は踊るの好きだから一緒に踊ればいいと思う」ボソボソ

絵里(18)「頑張る」

絵里(2)「きがえた。あそびにいこう」

絵里(18)「外で踊るの!?」ガ-ン

絵里(2)「あそぼうよぉ...うぇーーーん!」

絵里(18)「ショックじゃないから!あそぶのね、ごめんごめん。行くから泣き止んで...泣きたくなってきた」

凛「帰ったらお母さんのご飯が待ってるのにゃ♪」
絵里(18)「あら、ラーメンじゃないのね?」

凛「初日にとんこつラーメンごちそうしたら『おええ』と言われたから......」

絵里(18)「ロシアにはなかった味なの。小さい私を許して、凛」

凛(18)「今度みんなでラーメン食べにいこう!」

最後の行について
×凛(18)
〇凛

絵里(2)「ごー!」

絵里(18)「もうっ、本当に元気ね」

凛「公園へ出発するにゃ」

絵里(2)「わー!」ピョンピョン

絵里(2)「ぶらんこぶらんこ」タタタタ

絵里(2)「ぶら...」コテッ

絵里(18)「絵里!」

凛「絵里ちゃん!」

ずさっ
二人が両手を掴んだので転ばなかった

絵里(2)「んー♪」

絵里(2)「じゃんぷ!」ピョン

凛「あ~懐かしいにゃ。「いっせーの~で!」であげるよ」

絵里(18)「あげる……?」

凛「いっせーの」

絵里(18)「(タイミング間違えると大変なことになりそう)」

絵里(2)「せ!」ピョン

凛「♪」グイッ

絵里(18)「こう......?」グイッ

絵里(2)「だいじゃんぷ!」ピョーン

凛「子供の頃を思い出すにゃ...」

絵里(18)「あら、どんなことがあったの?」

絵里(2)「もっかい!」ピョンピョン

凛「あれは子供の頃だったにゃ...」

ー回想ー

子供凛「あげてーっ!」

凛ママ「あなた、準備はいい?」

凛パパ「」コクコク

ぐいっ

子供凛「ぎにゃぁぁぁぁぁぁ♪」ダイジャンプ

凛パパ「将来きっと大活躍する」

凛ママ「そうね♪」

子供凛「もっと!もっと!」ピョンピョン

ー回想終わりー

凛「そして凛は風を切る喜びを、スポーツする楽しさを知ったの」

絵里(18)「初めて聞いたわ」

凛「今思い出したからね」ナデナデ

絵里(2)「♪」ギュ-

絵里「...将来の私の足、挟んだら大変よ。µμ'sの大事な時期に怪我できないもの」

凛「大事発言いただきましたー!」

絵里(2)「ましたー!だっこ!」

絵里(18)「? 大ジャンプは?」

絵里(2)「あきた」

絵里(18)「へこたれるなんて認められないわ。さあもっと」

絵里(2)「うー」ドストス

凛「そういううちに公園着いたにゃ」

絵里(18)「さあ、遊んで行きなさい」

絵里(2)「いっしょにあそぶー」

絵里(18)「(おかしいわ、2歳ってひとり遊びが主な年齢じゃなかったっけ)」

凛「(凛家庭科得意じゃないからわかんないや。たぶん寂しがり屋なんだよ、今と同じで)」

絵里(2)「さびしいしんじゃう...」

凛「追いかけっこするにゃ!絵里ちゃんはちび絵里ちゃんを追いかけるにゃ」

絵里(18)「ちび絵里ちゃん」

凛「そして凛はカメラをセットしてそれを撮るにゃ」スチャ

絵里(2)「きゃーーー♪」コテッ

絵里(18)「あっ」

ー数十分後ー
凛「よーしよし、高いたかーい」

絵里(2)「うぇぇぇぇん」

絵里(18)「絆創膏、それと小さい頃好きだったお菓子を買ってきたわ。この私が過去と同じ私であればいいんだけど」

凛「それどういう意味かにゃ?」

絵里(18)「同じ世界に同一人物は存在できないって本、読んだことあるのよ」

凛「揃ったらどうなるの?絵里ちゃんばんざーいして」バンドエイジ待機

絵里(2)「りんりん♪」バンザ-イ

絵里(18)「昔、同一人物は同じ世界に存在できないって本読んだのよ」ナデナデ

凛「んぅ...仮に存在するとどうなるにゃ?」バンドエイジ ハッテアゲル

絵里(18)「消えてしまうわ」

凛「歳が離れてるから神様も見逃したんだにゃ、きっと」ナデナデ

絵里(2)「キャンディ、あまー」モグモグ

絵里(18)「この子ほんとに私なのかしら」

絵里(18)「今ね。私達は過去の私に干渉してる。ということはそれからの人生が変わってもおかしくない」

絵里(18)「二歳の私は凛が気に入ってるし、離れるなんて知ったら」

凛「なーんて言ってるうちに1年終わるよ?」

絵里(18)「えっ早くしないと17歳に戻るの?」

凛「……」

絵里(18)「離れるなんて知ったら、どうなるのかしら」

絵里(2)「なでなでー♪」

凛「離れなければいいよ」

絵里(18)「え?」

凛「今はまただけど、将来もμ'sの皆で養えばいいんじゃない?」

絵里(18)「そんな、こと」

凛「凛は面白いと思うんだ。たくさんの小さい絵里ちゃんは帰らなくてもなんとか暮らす術を見つけてね」

凛「絵里ちゃん大ファミリーになるのも面白いと思うの!」

絵里(18)「……ふふっ」

絵里(2)「ねーねーブランコのりたい!いい?いい?」

凛「いいよ!」

絵里(18)「じゃあ行きましょうか」

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