男「え、命を助けた異性を必ず伴侶にしなけれならないのですか」 (182)

族長「その通りです。というわけでこの娘を妻に」

男「いやいや待ってください。私はそんなつもりその子を助けたわけではない」

族長「しかしこれは掟であり、命を助けたということは神が定めた運命なのです」

族長「それになんの見返りも考えず助けることこそ、この婚姻に唯一必要な条件なのです」

男「ではあなた方の掟ではそうなのでしょうが、私には関係ないことです」

男「婚姻を結ばずにこの村から即日退去すれば問題ないですね」

族長「いえそれは大問題ですな。特にあの娘にとっては」

男「どういうことです」

族長「先程も言った通り、これは神が定めた宿命なのです。それなのにその運命の相手と結婚できなかったとあれば、あの子は孤独の中で一生を終えることとなるでしょう」

男「なぜですか。誰とでも、それこそ好きな相手と結ばれればいいことでしょう」

族長「これは掟であり、神の定めた運命なのですぞ。それに逆らって運命の相手でもないのに結婚しようというものはおりますまい」

男「……結婚してすぐ離婚するというのは」

族長「運命の相手と結んだ婚姻は死が二人を分かつまで裂くことはできませぬ」

男「……あ、あー。そういえば。私には祖国に既に妻が」

族長「問題ありませんな。命助けし運命の相手ならば何人でも契っていいという掟です」

男「ある意味緩すぎだろその掟」

族長「神が定めしことです。そこには意味が必ずあるのです。ちなみに一番多くの伴侶を得たものは、生涯で61人の妻を持ったと伝えられています」

男「どんだけの命助けたんだその英雄は」


助けた女性の特徴↓2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445328845

金髪碧眼巨乳細マッチョ(以下アマゾネス)「男殿、わたしが妻ではお嫌か」

男「いや、そういうわけでは」

アマゾネス「確かにわたしは町の娘のようにきらびやかではありません」

アマゾネス「ですが、この身と一生を睹してあなた様にお仕えいたします!」

族長「まあ外の方にはすぐには受け入れられないことかもしれませぬが」

族長「この子のためだと思ってすこし考えてはくださらぬか」

男「はぁ……」


男(まさかこんなことになるとは……)

男(この村に滞在して三日。少し散歩に出たら、まさかあんなことに遭遇するなんて……)


アマゾネスの命の危機
↓1

今朝のこと

男(いやー、なかなか気持ちのいい朝だなー。森に囲まれているからかな)

「お許しを!お許しください!」

男(なんだ?森の奥の方から切羽詰まったような声が)

アマゾネス「森の神よ!お許しください!わたしは決してあなた方の縄張りを荒らそうなどとは!」

子猫「しゃー!」

男(うわ、なんか強そうなねーちゃんが襲われてる。子猫にだけど)

子猫「うにゃにゃにゃ!」ピシピシピシ

アマゾネス「ひぃー!」

男(子猫に引っ掛かれて引っ掻き傷だらけになってら。追い払わないのか?)

アマゾネス「お許しを!」

男(踞ってる。猫苦手なのか?助けるか)

男「おーい、ほれちっちっち」

子猫「うにゃ?」

男「ほれほれ、猫じゃらしだぞー」

子猫「にゃー!」

男「そのままあっちいけー」ポイッ

アマゾネス「なんということだ……」

男「あ、大丈夫ですか?」

アマゾネス「あなたは命の恩人です!」


男(あとで聞いた話によると、あの子猫は山の神と呼ばれるここいらで恐れられている猛獣の子供で)

男(その縄張りに入ってしまったアマゾネスは、その猛獣の子供の狩りの練習にされていたらしい)

男(もしあそこで力ずくで子猫を排除しにかかっていたら、近くで姿を隠していた親に殺されていただろうということだから、恐ろしい話である)

アマゾネス「さあ、早速我が家に来てください。父に紹介を」

男「あなたのお父さん……」


想像父『貴様ぁ!そんな軟弱な体で我が娘の婿が務まるかああああああ』ユアーショック!


男「えーっと、一旦宿に戻りたいんだけど」

アマゾネス「あ、そうですか。分かりました。お供します」

男「普通についてくるんだ……」

アマゾネス「当然です。正式に婚姻が結ばれるまでは離れるわけにはいきません」

男「なんでそこまで乗り気に……君は嫌じゃないの。俺なんてよそ者とさ」

アマゾネス「命を助けていただいた相手を嫌だなんて思うわけがありません!むしろ憧れていました!」

アマゾネス「わたしはこの見た目と力ですから、わたしを助けようなどとする人なんて、一生巡りあえないと思っていたのです」

男(運命の相手=素晴らしいという刷り込みがありみたいだなー)



※印がついている私のレスの直下でゾロ目が出ると別の女性の命の危機に遭遇します

そういえば、アマゾネスさんの年齢

あんまりイメージの年齢とかけ離れると書けなくなるので
16以上22以下から選んでください
↓1

男はいくつですかい?

>>18
二十歳前後ですね
アマゾネスさんより年上がいいか年下がいいか同い年がいいかも安価しますか
20か21か22ですね

↓1

アマゾネス「それにわたしはこの年になっても良縁に恵まれませんでしたので、焦ってもいたのです」

男「いくつなんですか?」

アマゾネス「……21です」

男「なんだ、まだ若いじゃないですか。私より一つ上ですけど」

アマゾネス「いえ、このあたりでは二十歳前には相手を見つけるのが普通なのです」

アマゾネス「まあ運命婚の場合は十にも満たないうちに相手が決まることもありますけど」

男「ええ……それはある種の変質者がたくさんわきませんかね……」

アマゾネス「それでは下心があるじゃないですか。族長がそういった不届きな輩の婚姻は認めませんから」

男「なるほど……」

男「ああ、じゃあ既に助けた相手が結婚していた場合はどうなるんです?」

アマゾネス「通常の婚姻をしていた場合は、別れて運命婚を優先することがほとんどですね」

男「え、それってつまり寝とるってことでは……」

アマゾネス「仕方ありません。愛して結婚した相手でも、運命に選ばれていなければしょうがありません」

アマゾネス「それに、真に結ばれたものならば必ず相手の命の危機にはかけつけるはずです」

男(さすがに無理な時もあるんじゃないかな)

アマゾネス「もし既に運命婚をしていた場合は儀式を行うことになりますね」

男「儀式?」

アマゾネス「はい。どちらとの運命が強く結ばれているのかという儀式です」

男「なるほど……」

男(じゃあアマゾネスさんと結婚しても、アマゾネスさんが再び命の危機に陥れば、それを助けた相手に彼女を任せることも)

男(なんにしろ、こんなことでぐずぐずしているわけにはいかない)

男(俺は……)

1,この異世界から早く帰らねば(ファンタジー系のヒロインがありになります)
2,森の中にある遺跡を調査しにきたんだから

↓2

異世界


男(まあといっても、帰る手がかりなんてまるでないんだが……)

男「えっとじゃあ、宿についたので今日は一度ここで別れましょう」

男「あなたも大きな傷はないとはいえ、疲れたでしょう。家に帰った方がいい」

男「そしてよく考えを

アマゾネス「嫌です」

アマゾネス「さっきもいったとおり、あなたと正式に婚姻するまで、わたしはあなたの側を離れるわけにはいきません」

男「えぇー……」

アマゾネス「さ、中に参りましょう。あなたが借りている宿ならば、妻であるわたしも入る権利があります」

男「……アマゾネスさん。ならば私もさっき言ったように、私は余所者です。いずれここからも立ち去る」

男「あなたに故郷か夫かを選ばせるような辛い決断をさせたくありません」

アマゾネス「それならば簡単ですね。わたしは必ずあなたを選びます」

男「御家族や周りが反対を……」

アマゾネス「しませんよ。嫁にいくのですから。むしろわたしは、とっとと嫁げと言われていたくらいです」


男(どうする……ここで宿に入れたら、なんかなし崩しになる気がしてならない)

アマゾネス「……」ムキッ

男(顔は美人だけど……あの腹筋だもんなあ。力では敵わないだろこれ)

男「アマゾネスさん。族長は私に考えて欲しいといったのです」

男「あなたと一緒にいては、考えもまとまりません」

男「あなたのような美人と一緒にいては」

アマゾネス「え」

男「私に時間をください。お願いします」

アマゾネス「……わかりました」

アマゾネス「ですが!夕食は是非一緒に!わたしがご用意します!」

男「えーと、それは……あなたの家で?」

アマゾネス「はい!」

男「……」


想像父『飯を食いたければ俺を倒してみろおおお』ユアーショック!


男「断ったら……」

アマゾネス「え……そ、その時は、料理だけでもお届けいたします……」ショボーン

男「わかりました……ご馳走になります」

男(ふう、なんとか帰ってくれたか……)

男(さて、夕方迎えが来るまでどうするかな)


1,部屋でじっとしている(夕飯までスキップ)
2,最初にこの世界に来た森の方を探りに行く
3,村を散策する

↓2

男(色々考えよう……これからどうするべきなのか)


男(は!寝てた……色々あって俺の方も疲れていたのかな……)

コンコン

男「はい」

「アマゾネスさんが下でお待ちですよ」

男「わかりました」

男(ふう、それにしても、この宿もいつまで借りていられるか……)

男(この世界で最初に訪れた森にあった骸骨から拝借したこの財布も、薄くなってきている……)


男「お待たせしました」

アマゾネス「さあ、参りましょう!」

男「こうして見ると……耳の長い人や、やたらと毛深い人がいますね」

アマゾネス「ええ。ここは森の民と町の民が交わる狭間の村ですから、色々な人種が立ち寄るんです」

アマゾネス「珍しいですか?男さんは見たところ町の民のようですが」

男「え、ええ、まあ」

アマゾネス「あ、家が見えてきましたよ」

男「ああ、あの赤い屋根の

ドスドスドス

男(え、なにあの大きな人、逃げ)

「おおー!我が娘の恩人よー!!」

アマゾネス「父上!なにを」

アマ父「はっはっは!歓迎に決まっているだろう!娘の恩人だ!」

男(そ、想像以上に好感触だけど……想像以上にマッチョだ……)


アマ父
妻の数↓1

アマゾネスの兄弟姉妹構成↓3

アマ父
森の英雄
妻の数11人(アマゾネスよりも年下もいる)
娘が四人いる


アマ父「さあさ、こっちに来てくれ息子よ!娘が作ったご馳走が待っているぞ」

男「む、息子?」

アマ父「ああそうだとも!娘を助けた運命の相手だ!我が息子だ!」

アマゾネス「父上、はしゃぎすぎです。男さんが困っています」

アマ父「おっとすまんなあ。なにせ森の神を前にその勇気と知恵でもって娘助けたという若者だ」

アマ父「俺の若い頃を思い出す!」

男(ずいぶん話盛られたなー)

「さあどうぞ」

「食べて食べて」

男「ああ、どうも。それにしても御家族多いですね」

アマ父「おう、妻たちだ。あそこからあそこまで十一人!みんな自慢の妻だよ」

男「え、それって運命婚で……?」

アマ父「もちろんだとも!自分で選んだ妻も一人いるがね!」

男「へぇー……」

アマゾネスの姉妹
姉と妹二人の特徴と年齢、あと既婚かどうか募集
早いものがち

姉 つるぺた褐色ツインテ

一人ずつ募集ね

>>49
年齢と既婚かどうかもお願いします
アマゾネスの姉なので21以上で


褐色の肌でツインテール、幼児体型

妹1
褐色、ロリ巨乳、15歳未婚

妹2
つるぺた、13歳、母親がグラマラス


アマゾネス「男さん、紹介します」

アマゾネス「わたしの姉上と妹たちです」

男「……姉?」

褐色ツインテ「わたしが姉じゃあ!!」

男「え、嘘」

アマゾネス「姉上です」

褐色ツイ「はん!今、胸見て比べただろ!」

男「い、いえ……」

褐色ツイ「悪かったな!姉妹で一番小さくて!」

男「い、いえ、一番では……」

褐色ツイ「一番だよ!見ろ!」

現ツルペタ「お母さんこれおいしー」

「そう、よかったわー」どたぷーん

褐色ツイ「あれに勝てるわけがない!うわああん」

男(随分アマゾネとは毛色が違う性格してんな姉)

アマゾネス「ちなみに姉上は今年で

褐色ツイ「年齢の話題はやめろ」

アマゾネス「は、はい姉上」







おおう、改行失敗してた

明示されていない限り未婚にします


アマ父「お前も、とっとと嫁にいけ」

褐色ツイ「いけるもんならいってますよ」

ロリ巨乳「姉をよろしくお願いします男さん」

男「えっと……」

現ツルペタ「よろしくお願いしまーす」

男「なかなか個性的な姉妹だね。お母さんはみんな同じなの?」

アマゾネス「違いますよ」

褐色ツイ「この胸で同じだったら神を呪うわ」

ロリ巨乳「姉さんは引きこもって外に出ないから成長しないんですよ。太陽の光に当たらないと」

ロリ巨乳「ずっと家にいるから相手も見つからないし」

褐色ツイ「嫌だよ、この年で未婚なんてわたしだけよ?外出れるかっつーの」

褐色ツイ「あ、なんなら妹とついでにわたしももらってくんない?まだ未婚でしょ?」

褐色ツイ「一人だけは自分でも選べんだからさ」

男「いやさすがにそれは……」

アマゾネス「やめてください姉上。男さんが困るでしょう」

アマ父「そうだぞ。あまり息子を困らすな」

アマゾネス「父上、ですから気が」

男「えっと、あの実はですね……」


アマ父「なに!迷っているだと!?」

アマ父「何を迷う必要がある!俺の娘に不満でもあるのか!」

男「不満ではありません!ただ私は外の人間ですし……」

アマ父「外に嫁いだものなどいくらでもいる!何もこの村に住めとまでは言わん」

アマ父「娘は運命の相手であるお前のためならばなんでもするだろう!そういう娘だ!」

アマ父「それでも不満があるのか!?」


正直に異世界のことを話すか、話さないか↓1

男「……時間をください。私も、急なことで驚いているのです」

アマゾネス「父上、わたしも男さんの答えを信じていますから」

アマ父「うむむむ、わかった……だが、よく考えてくれ」

アマ父「娘は、お前に嫁ぐ運命だということを」

男「……運命」


男(その後も気まずい空気はあったものの、大勢の女性たちの声で流され、宴は進んでいった)

男「ごちそうさまでした。今日は楽しかったです」

褐色ツイ「じゃあまたなー」

ロリ巨乳「すいません、父は酔いつぶれてしまって」

男「いえ、私のせいでもありますし」

現ツルペタ「おやすみなさい」ムニャムニャ

アマゾネス「じゃあ行きましょう」

男「え、送ってくれるの?」

アマゾネス「え、一緒に帰るんですよ。妻ですから」

男「ええ、それって同じ部屋に泊まるということですか」

アマゾネス「はい」

男「待ってください、嫁入り前の娘さんを預かるわけにはいきません」

アマゾネス「ですがわたしもあなたと離れるわけにはいかないのですから、当然のことではないですか」

男「確かに離れないとは聞いていましたが……」

アマゾネス「それに、父に次に家に帰ってくる時には男さんと連れだってこなければ中には入れないと言われてますし」

男「マジかよ……」


1,部屋に泊める
2,アマゾネス家で厄介になる
↓2

※命の危機発生!


今まで登場した人でも
新しいヒロインでもいいので
誰が命の危機なのか
(新キャラの場合は特徴と年齢を)
↓2

また、危機の内容
↓4

男「しかし、例え何もなかったとしても、男女が一つ屋根の下で一晩を明かせば……」

アマゾネス「……なにもしてくださらないのですか」

男「それは……その」

アマゾネス「なぜですか!わたしの体がゴツいからですか!?」

男「そういうわけでは」

アマゾネス「いいえそうなんでしょう……わたしなんて」

「あらあらもう夫婦喧嘩?」

「若いねー」

二人を遠巻きに見ている、アマ父妻たち。そのさらに向こう、

男は見た。いつの間にか、アマゾネスの妹、現ツルペタが倒れていたことを。

あの子はとても眠そうだった。耐えられなくなったのか?

いや、問題はそこではない。倒れた彼女の頭のところには……

現ツルペタ「……」ブクブクブクブク

男「うおおおおおおおい!!」

アマゾネス「な、なに?」

男「大丈夫か!?くそ!水を飲んだのか!?」

男「こうなったら人工呼吸だ!」


こうして、彼女は一命をとりとめた。

あとで聞いた話だと、彼女は間違って酒を飲んでいたようで、

眠そうにしていたのは酩酊状態だったかららしい。

だが問題はそんなことではない。


ツルペタ「旦那様……」キラキラ

男「厄介事が増えた……」

アマゾネス「くっ……」

翌日


族長「すごいですな。もう二人目とは。あなたには英雄の運命があるのやもしれませぬ」

男「止してください……」

族長「それで、どうしますか。ちょうど二人は姉妹ですし、婚姻の義は一度にやられますかな」

男「いやですから、まだ最初のアマゾネスさんさえ結婚するとか決断してないんですよ」

族長「なんと」

男「ていうかもうできれば二人ともなかったことにしたい……」

族長「それは無理ですな。神の決めた運命ですから」


男(何が運命だよ……)

男(人助けたら結婚する運命なら、警察官なんかいたら、どんだけ嫁ができるんだ)

ツルペタ「旦那様!話は終わったのですか?」

男「ああ、まあね」

アマゾネス「お疲れ様です、男さん」

男(今回のこと、アマゾネスはどう思っているんだろうか)

男(曲がりなりにも運命の相手だと思っていた俺が、もう早速もう一人、しかも妹の運命の相手になって)

男「それにしても色々なことがありすぎて疲れた……今日は宿でゆっくり」

アマゾネス「あ、宿なら引き払っておきました」

男「え」

アマゾネス「わたしたちは婚姻まで一緒にいなければなりません。ですが、あの宿では手狭でしたので」

ツルペタ「うちの離れに荷物は全部移しましたよー。これで一緒に暮らせますね」ニコニコ

男「えぇー……そんな勝手に」

アマゾネス「いけなかったですか?しかしうちなら宿賃はかかりませんし、食事もわたしたちが用意します」

アマゾネス「わたしたちと結婚したあとこの村に残るか、男さんの家に行くかは男さん次第ですが」

アマゾネス「当面の家としては最適ですよ」

男「……じゃあとりあえずそこに行こうか」

男「いい家ですね……」

アマ父「だろう!いずれ娘夫婦のためにと思っていた建てたんだ!」

アマ父「しかしまあ長女あんなだし、次女も浮いた話がねえ!使うのはまだ先かと思っていたんだが」

アマ父「まさか婿殿は娘二人の運命の相手とは!はっはっは!」

男「ははは……」

アマ父「それにしてもまさしく運命だな!娘二人とも命を救ってくれるとは!」

男「いやたまたまですよ」

アマ父「それが運命というもんよ!」

男(笑えねえ……)

しかし案内された離れとはいいところだ。
家事炊事場もあるし、本当に離れというより、娘夫婦が暮らせるように作ったのだろう。

男(夫婦……)

男(もしここで俺があの二人を置いていけば、下手したら二人とも生涯独身を貫くのか……)

アマゾネス「男さん、お昼までもう少しあります」

アマゾネス「ゆっくり休んでいてください」

男「ああ、うん」

ツルペタ「あたしも眠い……」

アマゾネス「お前も今日はゆっくりしていろ」

アマゾネス「本当なら男さんのために家事をしなきゃならないところだが、昨日あんなことがあったしな」

ツルペタ「はーい」


1,アマゾネスの料理見学
2,ツルペタと休む
3,外を散策

↓2

男「少し寝ようかな」

ツルペタ「あ、いいですねー。あたしも眠いです」

ツルペタ「こっちが寝室ですよー」

男「うん」

男(手を引いて前を行く小さな背中。子供にしか見えない)

男(たしか十三歳という話だったが、見た目からはもっと幼く見える)

男(こんな子が俺の嫁だと……)

ツルペタ「つきましたよー」

男「ありがとう。じゃあおやすみ」

ツルペタ「はい、おやすみなさい」

男「……うん、なんとなく予想してたけど、一緒に寝るんだ」

ツルペタ「そですよー。だってベッドは離れにこれしかないですもん」

男「そっか……」

男(なんかもうねむいし、一緒に寝るくらいどうでもいいや……)

ゾロ

>>111
※命の危機発生!


誰が命の危機か↓1

どんな危機か↓3

爆乳バニーガール

バニーガールの詳細
年齢と獣人なのか、衣装がバニーガールなのか

22才、服装がバニーの人間

>>114さんが来ないので>>119の設定にします


ツルペタ「そういえば、お母さんが旦那様と寝るときによーく教えてもらいなさいって言ってたんですけど」

ツルペタ「なんのことかわかります?夫婦の営みって」

男「……抱きついて寝ることだよ」

ツルペタ「なるほどー。じゃあおやすみなさーい」ギュー

男(……子供の体温ってあったかいなあ)

「いやああああああああ」

男「な、なんだ?」

ツルペタ「んんー、なんですかぁ」

男「なんか外から悲鳴がしたな……」

男(嫌な予感がする……)

「姫!姫!起きてください!」

バニー「……」

男(ああ、やっぱり……)

男「どうされました?」

従者「姫が!姫が針で!」

男「針?ああ、この縫い針ですか?」

従者「そうです、それが指に刺さって……」

男「えー……」

「とりあえず医者を呼びましょうか」

「どんだけよわっちいんだ。どこの姫さんなんだか知らんけど」

従者「これには訳があるのです……あと、お医者様では無理でしょう……」

男「えっと、それを話されてもそれこそ私にはどうにもできないというか」

従者「22年前のことです。姫が誕生のおり、父王陛下は12人の魔法使いをその誕生の祝いに呼ばれたのですか……」

従者「13人目の魔法使いが祝いに呼ばれなかったことを恨んで姫に呪いを……」

従者「針で指を指して死ぬという呪いを姫にかけたのです!」

男「あ、そういうおとぎ話聞いたことある」

従者「え!?本当ですか!?」

男「げ、そ、そういえばなんでバニー姿なのこの姫様」

従者「姫の呪いを解かんとした魔法使いさまのご指示なのです。姫にうさぎの格好をさせれば即死は免れるという魔法をかけてくださいました」

男「趣味じゃないのそれ、魔法使いの」

従者「それよりもあなた!この呪いの話を聞いたことがあると!?解き方は!?」

男「え、えーとまあ似たようなおとぎ話を……いやでもおとぎ話だし、同じ呪いというわけでは」

従者「何も手がかりがないよりはマシです!お願いします!姫を助けてください!」

従者「うさぎの格好で即死は免れましたが、いつ姫の命は絶たれてもおかしくないのです!」

男「えー、じゃ、じゃあ教えるだけなら」

従者「はい!ありがとうございます!」

男「……キスです。キスをするんです。王子さまが」

従者「な、王子のキス!?しかし今ここにそんな方は」

男「たぶんこの人と将来結ばれさえすれば男であれば大丈夫だと思いますよ」

従者「では早速お願いします」

男「は?」

従者「この場にいる男性はあなただけでしょう?」

男「え」キョロキョロ

男(確かに、集まってきているのは女ばかり。いつの間にかアマゾネスもいる)

「男連中はこの時間だと仕事行っちまってるねえ」

「爺か子供しかおらんよ」

従者「お願いします!」

男「いや、あなたが……」

従者「あ、わたしこんな格好をしていますが女です」

従者「姫につける従者が男では何か問題があるかもという父王陛下のご配慮で」

男「えー……」

従者「さあ今度こそお願いします!姫の息があるうちに!」

男「い、いや、そのおとぎ話だとその姫は百年眠りについたらしいし大丈夫だと」

従者「それはおとぎ話ではないですかっ!」

男(教えた解呪法もおとぎ話由来なのに……)

男(納得いかなかったが、これで解けないという可能性のほうに若干多くかけて、俺はそのバニーガールのお姫様にキスをしてみた)

男(結果……)


バニー「王子さま……」キラキラ

従者「やはりあなたは姫の運命の方……!」

男(誰か助けてくれ……)

族長「まさかその日のうちに三人目を救うとは。しかも相手は隣国の姫」

族長「もしやあなた様は勇者の称号をお持ちなのでは」

男「いやただの一般人です」

男「というかこの掟ってあなたたちここら一帯の人だけじゃなかったんですね」

族長「もちろんですとも。神の定めし運命ですから」

男「運命と決めつけるのってよくないと思いますけどね……」

族長「さあできましたぞ。運命婚の証明書ですじゃ」

男「あ、はい」

従者「いえ、これはわたしが預かります」

男「くっ……」


バニー「さあ証明書いただけたことですし、さっそくわたくしの国に参りましょう」

男「まだバニーガールなんだ……」

バニー「このうさぎの格好ですか?昔からしてたのでもうこの姿じゃないと落ち着かないんです」

バニー「ああでも、本当にもう呪いは解けたのね。早くお父様にわたくしのこの姿を見せてあげたい……」

バニー「そして我が国であなたとわたくしの盛大な祝言をあげましょう!」

アマゾネス「ちょっと待っていただきたい」

アマゾネス「悪いが先約がある。それは男さんがわたしたち姉妹との婚姻を果たしてからにしていただこう」

ツルペタ「そうですよー!第一夫人はお姉ちゃんですよ!」

バニー「あら、流石我が運命の人。既に二人もお助けになられているのですね」

バニー「ですが第一夫人の座は渡せませんわ。運命婚の相手ですから、男様があなたたちもご寵愛なさるのは認めましょう」

バニー「ですがこの方には我が国の王となっていただかなくては!そのためにはわたくしが第一夫人でなければなりません!」

男「いや王って」

バニー「当然一緒に来てくださいますわよね?」

従者「頼みます男殿」

男(ふむ……そういえば)

男「あなたの国に行くと魔法使いがいるんだよな」

バニー「ええ。そうですが。それがなにか?」

男「もしかして、魔法使いなら異世界のこととか知ってたりして」

はいはい命の危機ですよー

誰が↓1

どんな危機↓2

ヒロインが十人になったら、命の危機を助けられるかの判定を入れるか
エンディングにするか
もうヒロインは増やさないで話を進めるか選ぼうかな……

バニー「異世界?」

従者「よくわかりませんが、魔法使い殿に聞けばわかるかもしれません」

男「なるほど……」

アマゾネス「待ってください、魔法使いならこのあたりにもいますよ」

男「え、そうなんですか」

ツルペタ「森の賢者さまだよー。なんでも知ってるの」

バニー「実はわたくしたちもその方に呪いの解き方を聞こうとしていたのです」

男「へぇー」

「ひぃぃぃぃ、たーすけてー!!!」

男「……」

従者「今の悲鳴は!」

アマゾネス「森の方からです!」

従者「姫はここでお待ちください!」

アマゾネス「つるぺたもね!」

ツルペタ「うん!」

バニー「お気をつけください!」

従者「では行きましょう男殿!」

男「え」

アマゾネス「弓を持ってきてよかったわ」

男「え」

魔法使い「くらえ!光よ!」ゴッ

猪「ぷぎー!!!」

魔法使い「ぎゃあああ、なんでこれでも向かってくんのよー!」

男「うお、猪だよ。でっけー」

アマゾネス「完全に頭に血が上っていますね。少々の火花等、ものともしていない」

従者「いったい何をしてあそこまでの怒りを買ったのか。どうやら魔法使いのようだが」

魔法使い「いい加減許してくださいよししょー!」

男「師匠?」

猪「森の魔法使いならば、この程度の猪、使い魔として当然。使い魔にできなくとも魔法でもって撃退してみせよ。それすらできぬような落ちこぼれは死ね」

従者「い、猪が喋りましたよ!」

アマゾネス「なるほど。どうやら魔法使いの修行のようね」

男「いや死ねって言ってたけど」

魔法使い「くう、師匠が操っているとはいえ、所詮は獣!炎よ!」ゴオッ

猪「ぷぎっ!」

アマゾネス「あ、避けた」

猪「ぷぎー!!!」ドンッ

男「まともに吹っ飛ばされたぞ!」

魔法使い「かはっ……ぐっ」

アマゾネス「……いきましょう」

男「え」

従者「そうですね」

男「いや、あれマジでもう一撃食らったら死ぬぞ」

アマゾネス「魔法使い同士のことです。関わって不興を買えば、わたしたちもただではすみません」

従者「おそらく猪を操っているのはさっき話した森の賢者でしょう。どういう理由かはわかりませんが、賢者殿に話を聞きたいなら、ここで邪魔するわけにはいかない」

男「だが」

アマゾネス「魔法使いというのは己が一番なのです。あれも森の賢者とは呼ばれていますが、対価を支払わなければ何もしてはくれません」

従者「そしてあちらの若い魔法使いも、命を助けたとして、こちらの益となるとは限りません。魔法使いとは人の理を外れたものです」

従者「我が国に属している魔法使いも、王から見返りをもらえるからそうしているだけにすぎません」

従者「自分が気に入らなければどうするか。姫の呪いを見たあなたならわかるでしょう」

男「……」

魔法使い「ぐぅぅ……」

男(どうしようもないってのか……?)

猪「さらば愚かな弟子よ」

魔法使い「せ、せめて、召喚した異界のものさえここにいれば……」

男「なに!?」

猪「まだそのようなホラを。あれは失敗だったのだ」

男(いかん、猪が突撃体勢に入った!止めるなら、今しかない!)

男「待て!」

魔法使い「え」

猪「なにやつ」

アマゾネス「男さん!なんてことを……!」

男「すまない、だがここは任せてくれ」

男「おいお前ら!今、聞き捨てならないことを言ったな!」

猪「なんだ貴様は。ただの人間風情が、なにを」

男「ただの人間ではない!お前らがさっき言っていた異界のものだ!」

猪「なに……」

魔法使い「マジで!?」

男「お前らが俺を呼んだのか!はた迷惑なやつめ!おかげでこっちはわけのわかんない掟に振り回されたんだぞ!」

アマゾネス「男さんが、異界の……?」

従者「……」思考停止

猪「……こやつ、本気か?」

魔法使い「ふふふ、どうやら形勢逆転のようですね師匠」

猪「くっ……」

魔法使い「よくぞ馳せ参じた我が契約者よ!さあ!その力を見せろ!」

男「え……」

男(ち、力?何か召喚された時に与えられてた的な?いやでもそれっぽい紋章とかなかったけど)

魔法使い「あひゃひゃ、異界でもわたしと波長が会うものを呼びましたからねえ」

魔法使い「きっと魔力溢れるもののはずですよー」

猪「……」

男(い、いかん、何か勘違いが起きている!だがここは切り抜けねば)

男「ち、血の流れよりも紅きもの、黄昏よりも暗きもの……」

猪「詠唱!?」

従者「え、魔法使えたんですか」

アマゾネス「嘘……」

魔法使い「さあどうしますししょー」

猪「仕方ない!ここは去る!飯時にはちゃんと帰ってこいよ!」

魔法使い「あいあーい」

男「乗りきった……」

魔法使い「いやあまさか異界の魔法使い呼ぶなんてやっぱわたし天才じゃーん」

男「さっきのははったりだ……」

魔法使い「え」

魔法使い「えーじゃあつまり異世界の人間には違いないけど、魔法とか使えるわけでもない一般人と?」

男「そうだ」

魔法使い「くそじゃん。はぁー、失敗か」

男「いや糞な気分は俺のが上だろ。とっとと元の世界に戻せ」

魔法使い「あー無理無理。あれやけっぱちでやっただけだから」

魔法使い「師匠が試験するからなんか新しい魔法の成果見せろとかいうからさー」

魔法使い「まあでも一般人でも呼べたんだし、次は成功するかもか」

男「じゃあなにか、元の世界には戻れないってか」

魔法使い「まあね。つうかわたしもやばいわー。さっきあんだけ脅したのにあんたがカスだったなんて……」

魔法使い「マジ師匠に殺されるかも……もう魔法使いの弟子やめよっかな」

男「せっかく手がかりを見つけたと思ったのに

アマゾネス「……男さん。事情はわかりました」

男「アマゾネスさん……」

アマゾネス「ならばなおのことわたしと結婚するべきです。父は情の深い方です。きっと事情を聞いてもあなたを向かい入れてくれます!」

従者「いや、我が姫だってあなたの居場所を必ず作ってくださいます!」

男「二人とも……」

魔法使い「なにあんた。こっち来てまだ三、四日でしょ。もうパートナー作ってんの?モテんの?」

男「いや、運命婚とかいうので……」

魔法使い「へー。何人」

アマゾネス「わたしが第一夫人です。あと妹が第二夫人」

従者「我が姫こそ第一夫人です!」

男「三人です……」

魔法使い「やるじゃん。しかも姫ねー……」

魔法使い「よし、じゃあよろしくねダーリン」

男「は?」

魔法使い「わたしもさっき命助けられたじゃーん。だからあんたの奥さんになったげる」

男「いやいやいや」

魔法使い「奥さんとして近くに置いといてもらえれば、元の世界に戻る方法っての研究するんだけどなー」

男「ぐ……」


魔法使い「というわけで第四夫人でーす!あ、三食おやつつきでお願いね!」

アマゾネス「いいんですか?魔法使いですよ?」ヒソヒソ

従者「絶対呼び込む災いのが大きいですよ?」ヒソヒソ

男「仕方、ないだろ……」

男「にしてもなんでこう俺の周りにはこう命の危機に瀕してる女の子がいっぱい湧くんだよ……」

男「召喚された時にそういう能力でも付与されたんじゃないだろうな」

魔法使い「能力っていうか、不完全な召喚による後遺症かなー」

魔法使い「あんたってほら、術者のわたしでも想定外に呼び出したから、当然この世界の運命の輪の外にいた存在なんだよねー」

魔法使い「それがいきなり世界の壁ぶち抜いてやってきたから、周辺にいた人物との運命が混線しまくっちゃったんだろうね」

魔法使い「正規の召喚手順踏んでりゃそういうこと起きないんだけさー。悪い悪い」

男「お前、大変なことしでかしてんのに軽すぎだろ……」

魔法使い「えー、魔法使いなんてこんなもんよ。ようは自分のしたいことしてる連中だし」

アマゾネス「……あのいい加減この離れにこの人数は多すぎると思うんですが」

従者「そうですよ!魔法使い殿は一番新参なのですから遠慮を!」

アマゾネス「まずは男さんの伴侶でもないあなたに出ていってもらいたいのですが」

従者「くっ……し、しかしわたしには姫の身の回りのお世話をする義務が……」

男「確かにこの離れでは手狭ですね……というかアマゾネスさんのお父さんのご厚意でいさせてもらっているのに」

男「こんなに女性を連れ込む事態になっているのが申しわけなさすぎます」

ツルペタ「わたしはいっぱい増えて楽しいよー。お母さんも奥さんいっぱいでも楽しいよって言ってたし」

男(健気……)

バニー「男さん!なら是非我が国へ!そうすればあなたがわたくしの他に何人側室を持とうが問題ありませんわ!」

魔法使い「お、城いいねー。わたしも一度城で暮らしてみたかったんだよねー」

アマゾネス「そ、それならまずわたしたちの婚姻の義を!」

魔法使い「あーでも、ここ離れるなら先に師匠の持ってる本取っときたいなー」

魔法使い「異界の研究に必要だし」

男「待て、待ってくれ!少し考えるから!」


1,すべて保留にしてここにまだ滞在する
2,とりあえず森の賢者の書庫を荒らしに行く
3,アマゾネスたちとの結婚式を済ませてしまう
4,バニーの国に向かう

↓2

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