EXEC_UMISTASYA/.【ラブライブ!×ヒュムノス歌詞】 (45)

ss投稿4回目です! 書き貯めてます
ラブライブ!はアニメ全話
を1回しか見たことがないためキャラの口調が違ったりするかもしれませんがご理解ください 登場キャラは「ほのうみ」です!

内容はアルトネリコの「EXEC_HARVESTASYA/.」の歌詞をほぼそのまま使い、登場人物をほのうみにして台詞などを加えました!
あくまで「歌詞」に加えただけなんでEXEC_HARVESTASYA/.やアルトネリコを知らない人でも一応は見られる内容となっているとは思います! 多分ラブライブ!も知らなくても見られるとは思います!
間の開け方が下手かもしれませんがよろしくお願いします!

前作に
「シャラノワールの森」を「ハナヨワールの森」(りんぱな)
「Salavec rhaplanca」を「Salavec nozolanca」(のぞえり)
「烈獅皇記 雷哭天子」を「親鳥皇記 笑顔天子」(にこまき)
でパロさせていただきました!
ヒュムノス歌詞

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445253917

(ここへおいで…)

(全てを脱して…)

(私はあなたの全部を受け入れるから…)

(怖がらないで、その身を委ねて…)


それはとある別の世界
詩が力になる魔法の国

その離れた山里の小さな村の出来事…

そこに住まう巫女 ウーミスターシャと村長の娘ホノカとの強すぎる絆がもたらした不思議で悲しい物語…

天詩を舞結う巫女はウーミスターシャ 

弓弦の月の夜 届かない恋をした…

ウミ(ホノカ…私は貴方を愛していますっ…ですが貴方には許嫁が…)

ホノカ(ウミちゃん…ホノカもウミちゃんのことは好きだよ…でもねこの思いはしまっとかないといけないんだ…)

風抜ける丘の音

ウミ「♪~」(ホノカ…)

ホノカ「♪~」(ウミちゃん…)

二人愛で謳えど 

世継ぎ君の明日は

結び姫の憂き運命

ウミ(ホノカは近日、許嫁と…コトリと結婚してしまいます…)

ウミ(私は貴女との今の関係に幸せを感じません…あなたの変化が悲しいっ…それこそ光の無い世界、翼の無い小鳥のようなものっ…)

心隠し 微笑む 二人の奏で
し歌は

ウミ「…ホノカ、あなたの歌はとても落ち着きます…ずっと聞いていたいくらいに…」フフッ

ホノカ「…ウミちゃんこそ普段はちょっと厳しいけど歌はとっても優しくて…ホノカもずっと聞いていたいよ…」エヘヘ…

ウミ「ッ…!」

ウミ(私が苦しみを紡ぐことで歌が私を傷つけるっ…先へ進みたくありません…このままでいたいっ…!ずっと私を包み込んでっ!)

一吹きのつむじ風呼び紡ぐ…

ビュオォォォォオ…

~~~~~~~~~~

ウミ「ホノカッ!!どうしてっ…どうして目を開けてくれないんですかっ…!!」

ホノカ「」

鬼霊か魔呪詛か

ウミママ「これは…呪いの一種のようですね…それもかなり強い類いの…」

ウミ「そんなっ…ホノカ…もう遅刻しても怒りませんからっ!頼みます…目をっ…目を開けてくださいっ…」グスッ

ホノカ「」

彼女の開かぬ瞳の ただ伏せ泣く巫女の手を

ウミ「くっ…ホノカッ…ホノカァァァァァ!!!!!」ボロ…ボロ…

ウミママ「ウミさん…」ナデ…

包み説く母

ウミ「ホノカッ…グスッ…ホノカァッッ…エグッエグッ…」ボロ…ボロ…

ウミママ「……」




ウミママ「ひとつだけ…ひとつだけ…ホノカさんを救う方法があるかもしれません…」

ウミ「!?」バッ!!

ウミ「お母様っ!?それはっ…それは本当ですかっ!?」

ウミママ「はい…ですがこの話は伝承として語り継がれてきたお話です、あくまで可能性のひとつでしかありませんよ…?」

ウミ「ええっ…!構いませんっ!!ホノカを救えるのなら一縷の望みでも私はそれに全力を注ぎますっ!!」

ウミママ「……」

ウミママ「わかりました…ではその伝承をお話しましょう…」

西の伝承 

ウミママ「ウミさん…『謳う丘』はご存知ですか?」

ウミ「いえ…今、始めて聞きました…『謳う丘』…ですか?」

ウミママ「えぇ、そうです…ここより遥か西にその丘があると私は教わりました…」

ウミ「…はい」

ウミママ「その伝承ではその丘に詩神が祀られている祭壇があり、如何なる呪いをも解く力を持っているというお話です…」

ウミ「ッ…!」

ウミ(如何なる呪いでも解く力…!?これならホノカもっ…!?)

ウミママ「ですが…西には様々な危け「お母様…ありがとうございます、お話はここまでで構いません」
ウミママ「ウミさん、お話はまだ…」

ウミ「危険なのは百も承知です…ですがどんな困難に遇おうとも私は行くと決めていますのでっ…!!」

ウミ「ですのでお話はここまでで構いませんっ!!」


詩神の住まふ 『謳う丘』

ウミママ「……そうですか…」

ウミママ「もう心に決めてらしてるんですね…?」

ウミ「はいっ!!」

ウミママ「……」ジッ…

ウミ「っ…」ジッ…




ウミママ「…わかりました、ではこれを…」ゴソゴソ…

スッ…

ウミ「?この赤い宝石のような物はいったい…」

ウミママ「これはホノカさんが倒れた時に握っていたものです…」

ウミママ「そしてこれはきっと…ホノカさんの命となるもの…」

ウミ「!!?」

ウミ「お母様!?どういうことですかっ…!?」

ウミママ「私も詳しくは知りません、ですが古文書に記されていたのです…呪いに蝕まれし姫はその器から魂を抜かれ赤き御星を抱き永久に眠った…と」

ウミママ「そして推測するにホノカさんが握っていた赤い宝石のようなもの…それが古文書に記されていた赤き御星だと私は思うのです…」

ウミ「なるほど…」

ウミママ「ですから呪いを解くには、その御星が必要になる筈でしょう…ですからウミさんに託したのです…」

ウミ「それは分かりました…ですが何故お母様がホノカの御星を…?」

ウミさん「それはウミさん自身が一番よく分かっている筈ですよ?」フフッ

ウミ「?」

ウミ「……」

ウミ「そう…ですね…お母様には敵いませんね…」フフッ

~~~~~~~~~~

少女は旅立つ 朱き御星抱いて…

ウミ「では、お母様行ってきますっ!絶対ホノカを救ってみせますっ!!」

ウミママ「えぇ…気をつけて…私もウミさんとホノカさんの無事を信じてますっ…」 

ウミ「ありがとうございます!それでは!」
ガチャ… バタン…

ウミママ(ウミさん…どうかご無事で…)

ウミ(ホノカ…待っていてください…必ず助けてみせますからっ!!)

~~~~~~~

水の加護…  

ウミ「本当にここの草原には川が無いようですね…」(水分の多い果実を多目に持ってきておいてよかったです…)ハァハァ…

ウミ「いえ…喉が乾き倒れそうになろうとも、己の血を飲み這いつくばってでもこの草原を超えるだけですっ…」ハァハァ…

ウミ(さぁ!あともう一息っ!)ハァハァ…

~~~~~~

森の魂…

ウミ「ふむ…流石迷いの森と呼ばれているだけありますね…今どのあたりにいるのか見当もつきません…ですが…」テクテク

ウミ(ふっ…こんなこともあろうかとパンくずを散らしながら歩いていたのですよっ!)ドヤッ

ウミ「これで迷わずに辿り着け……あっ…れっ…?」




ウミ「前にパンくずがあります…」


無き旅 幾年…

~~~~~~~~~~

己の神 祀り

ウミ(結構進みましたね…それでも半分進んだのかどうかすらわかりませんが…)

ウミ(神様…御願いします…私を…私をどうか『謳う丘』へ…詩神様のところへ辿り尽かせてくださいっ…!)

ウミ「っ……!」

ウミ「行きましょうか…」

思いの灯 西照らし

~~~~~~~~~~

希望の大地は謳う…大切な思いも謳う…

希望ウミ(小鳥のように謳いましょう…希望の風を感じましょう…潤う水、光輝く太陽、暖かい人々…)

絶望ウミ(嘆き、悲しみ謳い、孤独に絶望しなさい…罪に縛られた心…悲しみの旅…)



ウミ「神様っ…!どうか…どうか私を護ってくださいっ…!」

~~~~~~~~~~

希望ウミ(進み走るのですっ…!聖なる剣を奏で…善き者を守り、汚れた魂を打ち砕きましょうっ…!)

絶望ウミ(進めっ!怒りで大地を揺らし、絶望を解き放つのですっ!悲しみに震えなさいっ!笑ってあげましょうっ!汚れなさいっ…汚れろっ…!)

希望ウミ(進み走るのですっ…!聖なる剣を奏で…善き者を守り、かけがえの無い幸せを掴みましょうっ…!)

絶望ウミ(進めっ!怒りで大地を揺らし、絶望を解き放つのですっ!あなたのカルマを嘲笑ってあげましょう!そして捕まえてひれ伏せさせ不幸を押し込んでやるのですっ…!)

~~~~~~~~~~

ウミ(もう、どのくらい経ったのでしょうか…精神的にも肉体的にも流石に辛くなってきました…)ハァハァ…

ウミ(ホノカへの想いだけでここまで進んでこれましたが…)ハァハァ…

ウミ「限界が近いようです…」ハァハァ…


チラッ
ウミ「……ん?」ゴシゴシ

チラッ
ウミ「んんっ…?」ゴシゴシ

ウミ「!!!??」

ウミ「あれはっっ…!!!!」
ダッ!

ドテッ
ウミ「ふみゅっ!!?」
バッ
ウミ「こっ…転んでる場合ではありませんっ…!!!」
ダッ!

~~~~~~~~~~
ザッ…ザッ…ザッ…

ウミ(ここはどこをどう見ても丘…)

ウミ(そして…幾重もの天を突き刺す石の柱…その中心にそびえる天への階段っ…!)

ウミ(そして、黄昏時ということもあり朱色に染まっていてとても美しいです…ホノカの御星ととてもよく似た色です…)

最果ての丘には空の朱 纏いた 石の碑そびえ立つ天上へ続く道…

ウミ「やっとっ…やっと辿り着いたのですねっ…!」ウッ…

ウミ(いえっ…泣いてる場合ではありませんっ…!さっさとこの階段を登りましょうっ!)

~~~~~~~~~~

想い追ひ かけ登る

ウミ「ホノカッ…やっとっ…やっと貴方を助けられそうですっ…!」グスッ…

ダッダッダッ
ダッダッダッ

~~~~~~~~~

ウミ「や…やっと…登り…き…きりました…」ゼェ…ハァ…ゼェ…

クルッ
ウミ(辺りも、もうすっかり暗くなっていますね…)ゼェ…ゼェ…

ウミ(あの空に見える星も…ホノカの御星のように朱く輝いてます…まるで…)ゼェ…フゥ…

ウミ「まるでホノカが世界を照らしてるようですね…」フフッ

朱き御星見えるまで 
吐息を重ね 詩神の祀へ

コツ…コツ…コツ…

ピタッ…
ウミ(これが…話に聞いた祭壇ですかね…?)

ウミ(だとしても…これからいったいどうすれば…)

???「どうしたん♪?」

ウミ「!!!?」バッ

ウミ「あ…貴女はっ!?」

???「ウチはそうやねぇ…皆からは詩神様と呼ばれている者やね♪」

ウミ「!あっ…貴女が詩神様っ!?」


ウミ「お願いしますっ!私の愛する人がっ…!ホノカがっ…!呪いに蝕まれているんですっ…!!」ガシッ

詩神「うんうん、全部知っとるよ♪なんせ貴女がここに来るまで全部見とったんやから♪」

ウミ「ほっ…ほんとですかっ!?」ガバッ

ウミ「じゃあホノ「無理やね♪」
ウミ「え…?」

詩神「ウチの力だけじゃホノカちゃんの呪いは解くことはできんよ♪」

ウミ「え…」

ウミ「そっ…そんなっ…!!!?うっ…嘘をつかないでくださいっ!!!折角ここまで来たのにっ…!!!」グスッ

詩神「ウミちゃん♪」




詩神「ウチは『ウチの力だけでは』と言っただけや♪」

詩神「方法が無いとは一言も言っとらんよ♪?」

ウミ「!」グスッ

ウチ「ほ、ほんとですかっ!?その…その方法とはいったいっ…!?」

詩神「せやねぇ…♪それは………」

~~~~~~~~~

闇夜を照らして 愛す者
助く為に 教えよう…

詩神「じゃあウミちゃん♪貴方の想いを詩に乗せて謳って♪」

ウミ「はい…」

ウミ「……」(ホノカ…)


輝く光の詩を…

ウミ(やっとここまで辿り着きましたよ、ホノカ…)

ウミ(貴方が私を支えていてくれたから私はここまで頑張れました…)

ウミ(ホノカ、私はやっぱり貴方のことを愛しています…それは貴方のにとって迷惑なことかもしれません、でも…)

ウミ(例え貴方に許嫁がいたとしても、貴方と一生一緒になることが叶わぬとしても私が貴方を愛してるという事実に決して変わりはありません…)

ウミ(貴方がどうであれ、私は貴方を愛し続けます…だってそれが私の気持ち、純粋な想いだから!!)







ウミ『好きです、貴方が…。ずっとずっと側にいたい…』




新たな光 産まるる夜明け

シュイーーーーーーーン!!

詩神「!」

ウミ「こっ…これはっ!?」

詩神「この光…そしてこの方角は…」

詩神「そうやね、ホノカちゃんが目を覚ましたんやね♪」

ウミ「ッ…!そうですかっ…!そうですかっ…!」グスッ


詩神(ふふっ…ウミちゃんにサプライズしてあげるのもええかもね♪)

詩神「♪~」

~~~~~~~~~

少女の瞳は還り

ホノカ「ぅん…んんっ…ふあぁ…」ガバッ

ホノカ「?」

ホノカ「あれ?ホノカ…確か外で散歩してたのに…記憶があんま…」

ホノカ「ん!?…あれっ!?私なんか光ってない!?」キラキラ…

ホノカ「い…いったいどうしちゃったの!?」キラキラ…

ホノカ「とりあえず起き…
パシュン…

~~~~~~~

ホノカ「ん?あれっ?ここは…?」

詩神「♪」(成功したようやね♪)

ウミ「!!!??」

ウミ「ほ、ホノカッ!!!?」

ホノカ「あれ?ウミちゃん…どうしたの!?涙で顔がぐちゃぐちゃだよ!?」

ウミ「ッ…!ほ、ホノカッ…ホノカァァァァッッ!!!!!」ボロ…ボロ…
ダッ!!

ギュウウウウ

ホノカ「!?う、うう…ウミちゃん!!?ほ、ほんとにどうしちゃったの!?」ナデナデ…

ウミ「グスッグスッう…うわぁぁぁん!!!!!!」ボロ…ボロ…

溢るる雫 伝うその頬 胸にうずめ 泣き明かす…

ホノカ「……」

ダキッ
ホノカ「……」ギュウウウウ

ウミ「!」グスッ

ウミ「ほ、ホノカ…?」

ホノカ「ホノカにはなんでウミちゃんが泣いてるかわからない…でもね、多分ホノカのせいで泣いてるんだよね…?」ギュウウ…

ウミ「……」ズビッ…ズズッ

ホノカ「私のためにこんなに泣いてくれる人なんてウミちゃんだけだよ、きっと…」






ホノカ「私ね…ウミちゃんが好き…ずっとずっと側にいてください…」





ウミ「!!!」

ウミ「そ、そんなこと言われたらまた涙がっ…うっ…うわぁぁぁん!!!!!」ボロ…ボロ…

ホノカ「ははっ、ウミちゃんは泣き虫だなぁ…」ポロッ

詩神(ウミちゃんの想いは相当なもんやなぁ♪)

チラッ
詩神「おっ、ちょうど朝日が昇るころやねっ♪」

朝日のレエスに包まれた 二人の

ウミ「………」ギュッ
ホノカ「………」ギュッ

黒き狭間の影 永久に溶け逢うた



ウミ『詩神様は私の心の闇がホノカを蝕んでると仰ってました…私はそのことに気づき、自分の心を伝えようと素直に感じたのです…』

~~~~~~~~~

それはとある別の世界
詩が力になる魔法の国

その離れた山里の小さな村での物語…



今宵の語りの 愛し巫女の魂が
貴方の胸にも 届きますように…






ウミ『貴方は大切な人に、伝えたいことを伝えていますか?』




これにて謳う丘 exec_UMISTASYA/.は完結です
これを見てくださる方がいらっしゃるのかわかりませんが
これの元となったEXEC_HARVESTASYA/.には続きがありAfezeria Harvestasyaへと続きます、内容としてはこの物語の事後のお話となっており、それも今回と同じほのうみで書けたら書くつもりですのでよろしくお願いします

このssでヒュムノス、及びラブライブ!に興味を持っていただければ幸いです
それではまた…

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