ハルヒ「キョン!SOS団団員全員でディズニーランドに行くわよ!」 (14)

キョン「はあ?」

ハルヒ「あたし考えたんだけどね、ディズニーランドって夢と魔法の国っていうじゃない?
    ってことは我々SOS団がいくからには必ずおかしなことがおこっていい…
    いや、おこるのよ!絶対!
    例えばバスケ部とか自分たちの力を確かめるために大会で遠いところに行ったりするでしょ?
    SOS団はディズニーランドで今までの成果を出し切るのよ!!」

キョン「あのなぁ…」

ハルヒ「チケット買いにいくわよ」

キョン「ああ!?」

ハルヒ「良いから買いに行くっていってんでしょ!」

キョン「…わかったわかった…
    とりあえず今は静かにしてくれ。な?
    今は授業中だ」

ハルヒ「…わかったわよ」

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――放課後―――

ハルヒ「うん!全員そろったわね!」

古泉「今日は何が始まるんでしょうか」

みくる「うう…また私なにかされるのでしょうか…」

キョン「安心してください。朝比奈さん」

みくる「うぇ?」

キョン「今回のは朝比奈さんにとってもプラスになりえることですよ」

みくる「ええ~?ほんとですか?」

長門「…」

ハルヒ「団員全員に告ぐ!」

ハルヒ「当団の実力を試すべく今度、団員全員でディズニーランドに行くわよ!」

みくる「でぃずにーらんどっ!?」

古泉「はは。涼宮さんらしいですね」

長門「…」

ハルヒ「よって!今週の土曜日と日曜日は絶対予定いれないこと!
    予定が入ってたらそれは今すぐ取り消しなさい!
    もしなにか予定を入れでもしたら死刑じゃすまないわよ!打ち首の上、獄門だからね!」

キョン「ちょっとまて。お前今土曜日と日曜日っていったよな?それは勿論夜行バスで行くってことでいいんだよな?」

ハルヒ「違うわよ」

キョン「なにっ」

ハルヒ「ディズニーシーにも行くってことに決まってるじゃない」

キョン「ウソだろ…」

ハルヒ「それにあたしディズニーのホテルに泊まってみたかったのよー!
    大体、SOS団が夜行バスなんて超庶民的乗り物に乗っていくわけないでしょ
    快速新幹線に決まってるじゃない」

キョン「快速新幹線は庶民的じゃないのかよ…」

古泉「しかし涼宮さん。そうなると相当お金がかかるのではないでしょうか
   チケット代はシーとランドで14000程でホテルはよくは知りませんが聞いたところによるとだいぶ高いらしいじゃないですか
   新幹線代は往復で1万は超えるでしょうし…」

ハルヒ「まぁそこらへんは古泉くんがなんとかしてくれるでしょ」

古泉「な、なるほど…」

みくる「わぁ~私この時間…じゃなかった
    ディズニーランド行ったことないのですごく楽しみです!」

ハルヒ「奇遇ねみくるちゃん!私も行ったことないのよ!
    古泉君とキョンとゆきは行ったことあるの?」

長門「ない」

古泉「残念ながら僕もありません」

キョン「俺はガキのころに連れていかれたけどかけらも記憶にねーな」

ハルヒ「ほんっとキョンは役に立たないわね」

キョン「いったことあるだけお前より上だろ」

ハルヒ「よーし!というわけで明日の放課後チケットを買いに行くわよ!」

キョン「無視かよ…」

ハルヒ「各自有り金ぜーんぶもってくること!」

みくる「わかりましたぁ」

古泉「了解です」

長門「わかった」

キョン「ったく…」

ハルヒ「今日は解散!明日に備えて親に小遣いねだっときなさい!」

ハルヒ「明日の放課後は部室に来ないで正面玄関に集合だからね!終会が終わったらすぐにくること!
    一番遅い奴は罰金として全員分のバス代を頂戴するわ!」

――翌日放課後―――

キョン「…ったく罰金とかいいながらあいつが一番遅いじゃねーか」

古泉「ははっ。それでも涼宮さんはルールを守る方ですから
   きっと全員分のバス代をおごってくれますよ」

キョン「それより古泉」

古泉「なんですか?」

キョン「旅費の件、なんとかしてくれたんだろうな
    ホテルにディズニーに往復新幹線って…俺今全財産2000円だからな」

古泉「その点はご安心ください
   新幹線はタダで乗れるよう手配しましたし、ホテルも無料で宿泊できます
   ただチケット代は割引しかしてもらえませんでしたから皆さんに1000円ずつ払ってもらいます」

みくる「わあ!古泉くんすごいですね!本当に1000円でいいんですか?」

古泉「もちろんです。今から駅前の旅行会社にいくようですが
   そこで請求されるのは合計で5000円ですよ」

キョン「全くどこまでも怪しいなお前ってやつは…」

古泉「光栄です」

みくる「私だんだんたのしみになってきました!」

古泉「そうですね。僕も楽しみです
   しかし涼宮さんの行動に気を使ってないといけないので相当疲れそうですけどね」

キョン「長門はどうだ
    ディズニーランドは楽しみか?」

長門「割と」

キョン「そりゃよかったよ」

キョン(夢と魔法の国か…また長門の魔法を沢山使わなきゃいけなくなる予感がするな…)

ハルヒ「おまたせーっ!!!!」

キョン「はいバス代全部負担な」

ハルヒ「ごめんごめん!これ借りてたら時間かかっちゃった!」

キョン「うわっ!なんだその大量の本!」

ハルヒ「一年のディズニーオタクから借りてきたのよー!
    できればガイドとして連れて行きたかったんだけどやっぱりこれはSOS団としての旅行だからね!」

古泉「すごいですね…
   東京ディズニーランドパーフェクトガイド、東京ディズニーシー完全ガイド、ディズニートリビア…
   まさかこれ全部持っていく気ですか?全部で20冊ほどあるみたいですけど…」

ハルヒ「それはさすがに無理ね。一杯歩き回るから荷物が多すぎるのはこまるわ
    というわけでキョン!土曜までにこれをすべて頭に叩き込んできなさい!これは団長命令よ!」

キョン「はあ!?無理に決まってんだろ!?」

長門「私がやる」

みくる「な、ながとさん!」

キョン「長門…お前本気か?」

長門「本気。本を読むのと暗記は得意」

ハルヒ「へえー!ゆきは本当にいいこね!意欲的で素晴らしいわ!」

ハルヒ「ゆき、これ鞄に全部入る?」

長門「はいる」

キョン「お前何も持って帰ってないのかよ…」

長門「必要ない」

ハルヒ「じゃあこれね!よろしくたのんだわよー
    ここにいる全員ディズニーカースト最下位なんだから!」

キョン「なんだよディズニーカーストって…」

古泉「そろそろ行きませんか?バスの時間に間に合いませんよ」

ハルヒ「それもそうね」

キョン「ちなみにお前のおごりだからな」

ハルヒ「わ、わかってるわよ!」

キョン「よろしい」

――――旅行会社――――

キョン「ってことは本当に全員合わせて5000円でいいんですか?」

旅行会社員「はい。全く問題ありません
      宿泊、交通費共に特別無料サービスが適用されています
      パークのパスポート代は2dayの割引で1000円です」

ハルヒ「すごい…これが古泉パワーね…」

古泉「これくらいなんてことないですよ」

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