未央「テストの点数悪かったんだよね……」 (24)

凛「へえ、未央がそんなこと言うなんて珍しいね。ちなみに何点?」








未央「88点」








凛「……」ピキ

未央「いやー、いつもは悪くても90点台前半は取れるはずなんだけど……」

凛「……それって、100点満点中で?」

未央「そうだよ、当たり前じゃん」

凛「そ、そうなんだ……」ピキピキ

未央「これじゃあ親に怒られるかもしんない……!」

凛「親の前にまず私が怒ってもいいかな……?」

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卯月「凛ちゃん、未央ちゃん、おはよう!」

未央「あ、しまむー。おはよー」

凛「卯月、おはよう」

卯月「あれ? なんだか未央ちゃん、元気がないですね」

未央「それがさー、昨日返ってきたテストの点数が悪くて……」

凛「……」イラッ

卯月「そうなんですか?」

未央「そうなんだよー、88だよー、はちじゅうはちー」

卯月「ええっ!? 88点なんてすごいじゃないですか!」

凛(そうそう、この反応が普通だよね)









卯月「私なんてこの前テスト、最高点で84点ですよ?」









凛「……は?」

卯月「半分ぐらいは70点台だったし……私と比べたら全然いい点数じゃないですか!」

凛(いやいや、卯月も充分高得点でしょ?)

卯月「私ももっと頑張らないと……」

未央「しまむーは3年生でしょ? ならその点数でも十分だよ」

卯月「でも、一年生の頃も同じような点数だったし……」

凛(なにこれ、私がおかしいの?)

未央「そういえば、しぶりんはいつも何点ぐらいなの?」

凛「わ、わたし? 私は……」








凛「まあ、基本的には100点、かな」





凛(やばいやばいなんでこんな嘘ついてるの私)

未央「えー! すごいよしぶりん!」

未央「100点なんて、たまにしか取れないのに!」

凛(たまに取れるのかよ)

卯月「すごいです凛ちゃん! 私なんか一番良い点数でも、高校は97点しか取ったことありません!」

凛(いや、充分すごいし。しかも高校ってことはそれまでは取ったことあるってことじゃん。私人生で一回もないけど)

未央「ねえねえ、今度勉強教えてよ!」

卯月「私も教えて欲しいです!」

凛「え、いや、その……」

凛(どうしよう、絶対に無理)

凛(私なんて平均5……60点台なのに……!)

凛(私があんまり、頭良くないのばれる。絶対にバカにされる……!)



凛「……っ。あのっ、さっきのは」




未央「ねえねえしぶりん」





凛「え?」

未央「私たちのうしろのほう見てみて」

P「」プラカード


 ――――――――
|ドッキリ大成功!|
 ――――――――


卯月「どっきり、大成功です!」

未央「いえーい!」

凛「……えっ?」

卯月「私、そこまで頭良くないですよっ」

未央「私も、あんな高得点はだせないなー、えへへ」

卯月「今回は、周りの人が思った以上に成績が良かったら、凛ちゃんはどんな反応をするのか?」

未央「そして、仮に成績を聞かれたらどう答えるのか? というのが今回のドッキリでしたー」

卯月「ちょっと地味なドッキリでしたね」

未央「でも、しぶりんの負けず嫌いっていうか、見栄っ張りなところが見えて面白かったよー」

凛「そ、そうだったんだ……良かったぁ……!」






未央「最高点なんて94点ぐらいが限界だよー」





凛「……ん?」

未央「平均なんかいつも80ちょいぐらいだし」

卯月「えー、私は70真ん中ぐらいですよ」

卯月「あ、でも70より下は取ったことがありません! それが私の自慢です!」

凛「……」ゴゴゴ

未央「お、やるねーしまむー」

卯月「いやいや、未央ちゃんのほうが」

凛「……ちょっと」ゴゴゴ

未央「どうしたのしぶ―――――――」

卯月「どうしたんですかり―――――――」

『うわぁああああああああ!!(きゃあああああああっ!!)』





終わり

オチが雑ですみません。
未央ちゃんは運動できて勉強もできてコミュ力も高くて隙がなさすぎると思います。
同級生に欲しかった子ランキング、ナンバーワンです。

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