幸子「ボクと皆さんの日常」 (16)

・美波とのあと幸子

のあ「……これを、こうすれば」

美波「……! す、すごい!」

のあ「ピースを一つ変えるだけで、名画は姿を自在に変える……」

美波「のあさん、天才ですね!」

のあ「褒めるべきは、最初の一人よ。私は、ただ模倣しているだけにすぎない」

幸子「……なにやってるんですか?」

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美波「あっ、幸子ちゃんおはよう」

のあ「…………にゃん」

幸子「おはようございます。二人で盛り上がってましたけど、何を話していたんです?」

美波「そうなの! のあさんがね、すごいこと教えてくれたの!」

のあ「……これを」スマホズイッ

幸子「……? のあさんのデレステがどうしたんです?」

のあ「……P名を『のあ』にする」ススッ

SSRみく『のあチャン、みくねー、たい焼き大好き♪ でもホントは、たい焼きが好きなだけじゃないの』

SSRみく『ここにいれば、気持ちはぱりっとするし、のあチャンにも、幸せぎゅ~っと詰めてもらえるから♪』

幸子「……えっ」

美波「すごいでしょ!」フンスフンス

のあ「……天才の発想とはこういうものを言うのね」

幸子「……本人に言ってもらえばいいのでは」

のあ「そんなこと頼んで、友達に噂とかされると恥ずかしいから……」

幸子「アッハイ」

美波「アーニャちゃんや蘭子ちゃんに、こんなこと言ってもらったら私……」ニヘー

幸子「でも、アーニャさんも蘭子さんも◯◯プロデューサーさん呼びだったような」

美波「えっ?」

のあ「……本当ね」スマホズイッ

美波「そ、そんな……」ガーン

幸子「え、えーと……あまり気を落とさず、その……」

美波「でも、それもアリですね!」

幸子「アッハイ」

・紗枝と友紀と幸子

紗枝「猫やない?」

友紀「猫かなぁ」

幸子「何がです?」

紗枝「友紀はんのきゃらは、猫と犬どっちやろなぁ、って」

友紀「やっぱキャッツ応援してるし、猫かな?」

幸子「それは置いといて、猫っぽい感じはしますね」

幸子「気ままに遊んだり、プロデューサーさんに構ってるところとか」

紗枝「せやけど、それが犬っぽく見える時もありますなぁ」

友紀「紗枝ちゃんは、猫っぽくない? ゆったりしてるところとか、静かに甘えそうなところとかさー」

紗枝「はあ、一理ありますなぁ」

紗枝「自分では、散歩が好きやから犬っぽい思うてましたわー」

幸子「じゃあ、ボクはどうです?」

友紀「まあ、幸子ちゃんは犬だよね」

紗枝「犬やなー」

幸子「ボクだけ即答なんですか!?」

友紀「だって、ねえ?」

紗枝「なぁ?」

幸子「具体的にどこが犬っぽいんですか?」

友紀「んーこの間さ、プロデューサーが仕事についていけないことあったじゃん」

友紀「その時の幸子ちゃんが――」

幸子『ふ、フフーン! カワイイボクの仕事ぶりを見られないなんて、プロデューサーさんは可哀想な人ですね!』

友紀「って言ってたけどさ、結局プロデューサーが仕事についていけるようになったら」

幸子『えっ、ちひろさんが仕事代わってくれた……?じゃあ、一緒に……ふ、フフーン! ボクは一人でも大丈夫ですけどね! プロデューサーさんが心配ですから!』

友紀「で、車乗るまでだけど手繋いでたよね」

幸子「み、見てたんですか!?」

紗枝「あら~、カワイイどすなぁ」

友紀「こう、飼い主がいないと寂しがるのが犬っぽい」

紗枝「それ言うなら、プロデューサーはんの後ろをついていくのが似合っとりますなぁ」

紗枝「こないだも――」

幸子『プロデューサーさん、外食ですか? このカワイイボクが相席してあげますよ! 幸せものですね!』

紗枝「って、絶対尻尾振ってたわぁ」

幸子「違いますよ! ボクはプロデューサーさんが一人でご飯なのが可哀想だと思ってですね!」

友紀「うんうん、わかるわかる」ナデナデ

紗枝「わかってますから」ナデナデ

幸子「うう……何なんですかこの敗北感は……」

・麗奈と幸子

幸子「おはようござ、わっ!?」

麗奈「アーハッハッハ! びっくりしたようね!」

幸子「な、何を撃ったんですか!?」

麗奈「晶葉と共同開発した新型マシュマロガン!」

麗奈「ヴァリアブル・スピード・マシュマロ・ライフル! 名づけてヴェスマーよ!」

幸子「また無駄にハイテクなものを……」

麗奈「こいつの威力は、超スーパー凄いのよ! アーハッハッハぐっ……げほげほっ!」

幸子「あんまり悪戯の度が過ぎると、また怒られますよ?」

麗奈「わ、ワルはそれくらい覚悟の上よ!」

幸子「微妙に震え声なような……」

麗奈「そ、そんなことないわよ! 次に誰が来ようと撃ってやるんだから!」

幸子「やめたほうがいいですって。千夏さんとかだったらどうするんです?」

麗奈「そ、それでもやってやるわ!」

ガチャ

幸子「あっ」

麗奈「来たわね! 喰らいなさい!」ドシュウウ

ベチッ

クラリス「…………」

麗奈「あっ……」

幸子「ひっ……え、笑顔のままなのが逆に怖い……」

クラリス「…………」

麗奈「あ、アーハッハッハ! おおお驚きのあまり声が出ないようね!」

幸子(この状況でも謝らない……! さすが小物界の大物……!)

麗奈「なんか失礼なこと考えてない!?」

クラリス「麗奈さん……」ニコッ

麗奈「ななななななによ!」

クラリス「地獄の底にたたきおとしてやるーーッ!」グワッ

麗奈「な、なにいーーーッ!」

幸子「クラリスさんの両目がひらいた!?」

クラリス「グオルルルーーーッ!」

麗奈「ちょっ、は、はや!? 質量を持った残像だと言うの!? きゃ、きゃーーー!?」



麗奈「悪戯はいけないことです、私はそう思います」

おわり

アニメもあと一話で終わりで楽しみだけど寂しい
読んでくれた方々ありがとうございました

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