モバP「麗ィ!結婚しろオォ!!」 (198)

マストレ「…………おい、何を考えている?プロデューサー殿」

ベテトレ「」

ルキトレ「」

トレ「」

モバP「何を考えているかって?本心です!本心ですとも!一目見たときから好きでした!一目惚れでした!I LOVE YOU!!!」

マストレ「な、なん…だと……」ガーン

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P「返事は今すぐじゃなくても結婚…間違えた!結構なので!今日は気持ちだけでも伝えたかった!!」

マストレ「う、うむ」

P「という事で帰るぞ卯月ィア!!」

卯月「え、は、はい?」




マストレ「……」

トレ「…えっと」

マストレ「……」フッ

ベテトレ「姉さ」

マストレ「さっ、ささささて、ここっ、これはどうしたものか……!」

トレ「あはは…」

トレ(流石の姉さんでも動揺するかぁ)

ルキトレ「」

トレ(こっちはこっちで放心してるし……)

マストレ「ふ、普通は妹達じゃないのか…?わ、私なんか女っぽさの欠片も無いぞ……!?」

ルキトレ「こ、この胸か…胸なのかーー!!」モミッ

マストレ「うひゃわぁっ!?な、何をする!!」

ベテトレ・トレ「「どうなることやら」」




P「言ーっちゃった言っちゃったー俺どうしよう次からどんな顔して会えばいいんだうおぉぉぉぉぉ」ジタバタ

卯月「プロデューサーさん、マストレさんの事好きだったんですね。あと麗…?って名前なのも初知りです」

P「その辺はプライバシーの観念を突き破って頑張ったとしか。一目見た時からどストライク過ぎたからなー、顔も性格もスタイルも俺好み過ぎる何これ運命じゃね?って思ったので勢い余って今日告白してしまいましたどうしよう俺嫌われてないかなふおぉぉぉぉぉぉぉぉ」ガンガン

卯月「だ、大丈夫ですよ…多分」

卯月(凛ちゃん達が何て言うか……)



卯月「………………楽しみ」クスッ








マストレ『というわけで相談をしたいのだが』

ちひろ「な、何故私に…」

マストレ『近くに妹達以外に誰もいなくてな。各々微妙な反応しかしてくれないのだ、一番下は特にな』

ちひろ「あ、あぁ^~……えっと…うーん、そうですねぇ…とりあえずこの事は誰にも言わないでください。特にアイドルの子達は動揺してしまいますから」

マストレ『何故だ?』

ちひろ「それは……あぁもう。お願いしますよ!」

マストレ『う、うむ』

ちひろ「というわけでさっさとくっついちゃってください。アイドル達に気付かれないうちに。さぁ早く!」

マストレ『む!?く、くっつけとは、そ、”そういうこと”か!?』

ちひろ「そらそうですよ。あながち満更でもないでしょう?むしろトゥキメキしてるんじゃないですか?」

マストレ『とぅきめき……?た、確かに胸の奥で心臓がタップダンスを踊っているかのように騒いではいるが…』

ちひろ「プロデューサーさんを思い浮かべてみてください」

マストレ『ふむ』

ちひろ「はい今あなたを抱きしめました」


ガッシャァァン!!


ちひろ「……」キーン

マストレ『なっ、な……抱きし、何…!?』

ちひろ「キスしようと顔を近付けてきました」

マストレ『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!』


ドンガラガッシャーン!!!


ちひろ「……」キーン

マストレ『顔が…いや、全身が熱い。何だこの感情は…』

ちひろ「それがッ!それこそが《恋》という感情……ッッ!」

マストレ『こ、これが……!』

ちひろ「さぁ!あなたは今何をしたいっ!?」

マストレ『うむ!汗をかいたのでシャワーを浴びたい!』

ちひろ「……」アチャー

マストレ『…?』

ちひろ「……まぁ、後は頑張ってくださいね」

マストレ『む!?まだ話は…』

ガチャッ

ちひろ「……誰にもばれなきゃいいけど」ハァ





マストレ「……切られてしまった…」

ルキトレ「がるるるるるる…」

トレ「どうどう」

ベテトレ「ほーらPさんの写真だぞー」ヒラヒラ

ルキトレ「わんっ!」ガシッ

マストレ「むむむむむ…」

卯月「……」スタスタ

P「あぁ…俺は一体どうしたら……」スタスタ

卯月「まぁまぁ…」




蘭子「ブリュンヒルデの……慟哭が…うーん」スタスタ



卯月「……」ニッコリ

P「……どうしよう、アレかな…いきなり花とか…」

蘭子「おぉ、我が友よ。悠久の時を経て再び」

卯月「それで、あの人のどういう所を好きになったんですか?」

蘭子「めぐ………………………………………!?」

P「え?だから言ったろ。全部だよ」

卯月「そうでしたね、すいません」チラッ


蘭子「」


P「はぁ…………お?蘭子か、やみのまー」

蘭子「こ、こんにちはー…」ソソクサー

P「え?」

卯月「……」クスクス

智絵里「この、いっぱいの四つ葉のクローバー……早くプロデューサーさんにあげたいなぁ…」トコトコ

卯月「そうなんですか。じゃあ初めて会った時からずっと片想いし続けてきたんですね」

P「あんまり言うなよ恥ずかしい」

智絵里(え………)

卯月「でもその通りですよね?」

P「ま、まぁな…」

智絵里「………」





凛「なんだったんだろ、さっきの蘭子」

智絵里「………」

凛「あ。智え…」

智絵里「見捨てられた、見捨てられてない、見捨てられた、見捨てられてない、見捨てられた、見捨てられた、見捨てられた見捨てられた見捨てられた……………………」ブチッブチッ

凛「……四つ葉のクローバーが、見るも無残に散ってるんだけど」

智絵里「……………………………………」

ちひろ「何か嫌な予感が……すこし見回ってこようかしら」

prrrrrr

ちひろ「はい、千川です」

凛『あ、ちひろさん?』

ちひろ「リリリリ凛ちゃん!?」

凛『そうだけど……何でそんなに動揺?』

ちひろ「そ、そんなことはないわよーおほほほほ」

凛『まぁいいケド。さっき事務所の一階から登ってるんだけどさ、皆様子が変なんだよね。加蓮も体調崩して帰っちゃうし』

ちひろ「え……?」

凛『なんかプロデューサーがどうとか……何か知らない?』

ちひろ「さ、さぁ……?」

ちひろ(どういう事…?既に噂が広がっている……!?まはか、いや、そんな筈は……一体何で…??)



ガチャッ


P「ただいま戻りましたー」

ちひろ「あ、プロデューサーさ」

卯月「成る程。プロデューサーさんの好みはそういう女性なんですね」

P「もういいだろー?もう質問タイムは終わりだ、お仕事お仕事」

卯月「……はいっ。卯月、頑張ります」チラッ

ちひろ(う、卯月ちゃんだとぉぉぉぉーー!?)

凛『プロデューサーの好みが、何?』

ちひろ「な、なんでもないですよー!じゃあ上で待ってまーす!!」

ガチャッ




凛「……?切れちゃった。まぁ、上に行けば何か分かるかな」

すまないしまむー…ダークサイドに傾けと天が俺の指を勝手に操作して…いつの日か幸せにするから………

という事でおやすみなさい

ガチャッ


凛「ただいま」

ちひろ「お、おかえりなさい~…」

卯月「凛ちゃん、お帰りなさい」

凛「うん。ただいま」

卯月「……」チラッ

ちひろ「……」ドキドキ

卯月「プロデューサーさんの好」

ちひろ「卯月ちゃん!!そろそろレッスンの時間でぐきゃぁぁ!!……いたたた」ドテーン

卯月「……」クスクス





卯月「卯月、レッスンに行ってきます!」

凛「行ってらっしゃい」

P「おーう、頑張れよー」

卯月「プロデューサーさんも頑張ってくださいね、色々」ニッコリ

P「なっ!おま、ばか」

凛「?」


~数日後~


凛「……」

ちひろ「もしもし加蓮ちゃん?えっ、今日も休む!?それはちょっと……ラジオ収録が…もしもし?もしもし加蓮ちゃん!?」

智絵里「…………」ブチッブチッ

蘭子「みなさんおはようございますっ。今日も頑張っていきましょうねっ」

菜々「どうせ私なんて[ピーーー]歳だし……」

みく「………………にゃあ」


凛「なにこれ」

まゆ「……」

凛「まゆ…」

まゆ「最後に勝つのはまゆですよぉ……」

凛「???」

卯月「わぁ、大変」

凛「卯月、これ……何?」

卯月「…なんなんでしょう?」

凛「……」

ちひろ「くっ、こんな時、プロデューサーさんがいてくれたら……!!」バッ


《レッスン場に顔だしてきます。探さないでください》ピラッ

ちひろ「あの野郎ォ……ッ」








P「ん゛んっ、スーーーーハーーーー……よし、平常心平常心。失礼します」

ガチャッ


マストレ「むっ!ぷ、プロデューサー殿……!?」

P「こんにちは、今月分のアイドル達のレッスン表を提出に来ました。あと提携させて頂いてる契約内容更新について幾つか…」

マストレ「そ…そうか!うむ。ここではなんだろう、入りたまえ」

P「あはは、失礼します」

マストレ「……」スタスタ

ベテトレ「あ、姉さん。今日の……」

P「どうも」

ベテトレ「ぷ、プロデューサー?何でこのタイミングで……」

P「え?」

ルキトレ「プロデューサーさんと聞いて」スッ

P「うぉわ!?」

ベテトレ「……」ハァ

ルキトレ「こんにちは」ニコニコ

P「あ、これはどうも…」

ルキトレ「プロデューサーさん、この後お暇ですか?」

P「え?いや仕ご」

ルキトレ「近くに新しいお店ができたんです!一緒に行」

トレ「こらこら、お仕事って言ってるでしょ」

ルキトレ「むぐぐごががーー!」

トレ「…妹がすいません」

P「いえいえ、まだ19歳ですもんね。……ごめんな」ナデナデ

ルキトレ「む……ぐぐ…」カァァ

トレ(そんな事するから……)ハァ

P「おっと。すんません、子供らと同じように接してしまって」パッ

ルキトレ「い、いえ!むしろウェルカムっていうか!」バッ

P「そ、そう?……いやぁ、何というか俺にも妹分ができたみたいで何か感慨深いというか感動するものがあるなぁ」ナデナデ

ルキトレ「えへへ…」

マストレ「ははは、私と結婚なんかした暁には本当に妹になってしまうな」

ルキトレ「」

ベテトレ・トレ「「ちょ…」」

P「え」

マストレ「……あ、い、いや、その…ち、違うぞ!?例えばの話で…」アタフタ

P「マストレさん…いや、麗さん」ズイッ

マストレ「き、急に名前で呼ぶなぁ!な、なんだ…何をそんなに見つめている!?」

P「俺、やっぱり先日の返事を今…」

マストレ「へ、返事……?」


P『麗ィ!結婚しろオォ!!』

P『一目見たときから好きでした!一目惚れでした!I LOVE YOU!!!』


マストレ「あ…あ………!」カァァ

P「今、いただ」

マストレ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!」バキィッ

P「ゴハァッ!?」ドサッ

マストレ「そ、そんな事を言われても、だな…その……気持ちの整理が追いつかないというか…」モジモジ

トレ「姉さん姉さん」

マストレ「た、確かに例えばの話とはいえけっ、けっこ、結婚の話は口走ってしまったがそれは……む?」

トレ「……姉さんのボディブローでプロデューサーさん気絶しましたよ」

P「」チーン

マストレ「あぁっ!?」






P「………うーん…?」

マストレ「…め、目が覚めたか。プロデューサー殿」

P「麗さん…ここは……?」

マストレ「名前呼びは勘弁してくれ。その、照れる」

P「いい名前じゃないですか。……麗さんと同じで綺麗な名前ですよ」

マストレ「綺麗……だと…!?わ、私がか…!!?」

P「えぇ……思わずプロデュースしたくなるほど」

マストレ「む……むむむ」




ルキトレ「ぐぬぬぬぬ」コソッ

トレ「こら、こっちに来なさい」

ルキトレ「だってープロデューサーさんがぁぁ」

ベテトレ「諦めなさい。アレはもう無理だ」

ルキトレ「ふぇぇ…」





マストレ「……その、なんだ」

P「はい?」

マストレ「い、いきなりはちょっと心の準備が要るというか……であるからして、いや…準備がいるのでな」

P「はぁ」

マストレ「きゅ…急には決められん!私にも時間をくれ!きっとプロデューサー殿のき、ききき気持ちには応えてみしぇるのでな!」

P(噛んだ)

マストレ「それで…、いいだろうか」

P「成る程。つまりまずは結婚を前提とした婚約を、というわけですね?」

マストレ「婚約!?」

このPいつもよりポジティブすぎる気がする?

P「……あれ、俺は一体何を言ってるんだ?ここに来るまで緊張と不安で一杯だったのに」

マストレ「不安?」

P「えぇ、いきなりあんな告白しておいて嫌われたらどうしようかと思ってたんですよ。お恥ずかしい

マストレ「嫌い、だなんて…そんな事は」

P「ハハハ…………あれ?そういえば何で俺の頭の上に麗さんの顔が…?」

マストレ「……」

P「こ、これはまさか……膝枕…ですか」

マストレ「その…妹達が!な?動揺したとはいえいきなり暴力を振るってしまった責任をとれと…あぁ、謝罪が遅れてしまった。すまない」

P「いえ……そんな、役得です。これなら何度で殴られてもいいかなって」

マストレ「何を馬鹿な事を…こら」ペシッ

P「あいたっ。だって……ねぇ?こんなに力強くもやんわりとした優しい柔らかさを感じさせる最高の太ももと麗さんの香りを堪能できるなら何度だって俺は殴」

マストレ「も、もうこれは終わりだ!おりろ!!」

P「あぁ…勿体無い」

マストレ「勿体なくない!き、急に何だ、変態みたいだぞプロデューサー殿!!」ササッ

P「変態とは失礼な!俺はいつ何時でも、仕事している時でもトイレに入っている時でも風呂に浸かっている時でも夜寝る時でも麗さんの事を考えているってだけで…」

マストレ「やめろーーーー!」

P「俺はまだ婚約者の事を語り足りない!」

マストレ「まだ婚約者じゃないぞ!?」

P「まだ?まだって事はいずれ……!!」

マストレ「そういう意味では……っ」カーッ

P「分かってますよ。ふふふ」

マストレ「む……ぐ」

P「……応えはYesでもNoでもきちんと受けとめます。それまで、待ってますから」

マストレ「…………うむ」



P「というわけで早速ですが仕事モードに切り替え……あれ?立てない。ダメージがまだ残っている…だと……ッ!?」

マストレ「よし、そういう時はこのドリンクを飲みたまえ!」

P「わーなんか見た事ある色が層に分かれてるぅー」

マストレ「特製ドリンクに千川ちひろ特製ドリンクを配合してみた試作品1号だ!なぁに大丈夫、元気が出るぞ!」

P「えぇ……あ、すいませんどちらにしても飲めないっす。手が動かないので暫くこのまま放置でお願いします」

マストレ「……ふむ。プロデューサー殿、黙って口を上に向けたまえ」

P「いやぁ、それはちょっと……いくら麗さんの配合とはいえちひろドリンクは流石に」

マストレ「なんだ?私に飲ませてもらいたいのか?うむ、よかろう。」

P「素晴らしい提案ですけど状況が状況なので遠慮しておきます!試作品1号って事はまだ試飲してませんよね!?」

マストレ「問答無用!!!」


ビリビリバリィッ


マストレ「……元気になったようだな」

P「……えぇ…お陰様でね」




ルキトレ「プロデューサーさん!私も膝枕とか、こう……ご奉仕を!!」

P「………………」ガチムキムキッ

ルキトレ「私のプロデューサーさんが形容しがたい筋肉ダルマにぃぃぃぃーーーっ!!!!!」ダッ




マストレ「…………さすがに、すまなかった」

P「……貸し1ですよ」グスッ

\オレハマダコンヤクシャノー/

\マダコンヤクシャデハ/








卯月「…………」ギリッ




「…………」









.




P「あー仕事辛い。麗さんに労われたい」ボソッ

ちひろ「何をぼそぼそ言ってるんですかプロデューサーさん。いいから淡々と作業をこなしてください」

P「ちょっと休みましょうよー19時間ぶっ通しって労基が動きますよー。というか眠い、眠いんだよちひろさん」

ちひろ「大丈夫です。その程度の外部圧力如きに、この千川ちひろは遅れを取りませんから」ニッコリ

P「あんたは一体何者だ!?……もう朝の4時ですよ…あぁもう。Pイライラする!夜11時越えたころからイライラする!」

ちひろ「仕方ありませんねぇ…」ハァ

P「やったぜ。早速寝」

ちひろ「はいゴルドリっ」ゴトッ

P「……え?何…?ゴル…………?」

ちひろ「スタドリとエナドリとダークマタげふんを0.5:0.5:9の割合で配合したゴールデンなドリンク。略してゴルドリです!」

P「それもう殆どダークマター!!」

ちひろ「本来1000MCのところ、今回だけ特別に無料で差し上げます」ニッコリ

P「しかも高ッ!?……え?タダでいいんですか?本来1000MCですよね?」

ちひろ「特例です」

P「やち天か……ん?何か忘れているような」

ちひろ「さぁ、張り切って業務ですよ!業務!」

~30分後~

ちひろ「zzZ」

P「あの野郎……先に寝落ちやがった…!!!」


ちひろ『あーこれプロデューサーさんの得意分野ですね。これとこれも。大丈夫、すぐ終わりますよ!』


P(しかもサラッと仕事を押し付けて…!!)

P「……俺も寝ちゃおっかな」スッ



ちひろ「 は た ら け 」ガバッ


P「ヒィッ!?ちひろさん起きてたんで」

ちひろ「zzZ」

P「………怖すぎる」

~30分後~

P「先が見えない戦いの中で俺は一体何を…」ハァ

ちひろ「それが終わったらDドライブの中のスケジュールも…むにゃむにゃ」スースー

P「こやつ本当は起きてるんじゃねーだろうか」ギリギリッ

ちひろ「zzZ」

P「…………息抜きにコーヒー買ってきます。息抜きですよ!息抜き!!サボりじゃないですからね!!!!」ガタッ

ちひろ「………1分だけ」スースー

P「やかましいこの悪魔!B企業の権化!こちとらゆっくり息抜きしてやるわ、ざまーみろ!ばーかばーかちひろのばー」

シュッ

カカカッ!!

ツゥッ…


P「……かなり早く帰ってきますねー。やっぱ仕事が最優先ですよねー。あと今壁に刺さって使えなくなったボールペン3本と絆創膏も買ってこないと…ハハハ」

ゴルドリ…きっとキンキラキンに光輝いて眩しいんだろうなぁ


~屋上~

P「微糖は至高」ゴクッ

ドクンッ

P(…な、何だこの胃の底から湧き上がる違和感……この微糖珈琲を許さずと吐き出させようとしているこれは………ッ!?)

P「まさかダークマゲボロォオェェエェ」キラキラキラ






P「あの悪魔……俺の身体にナニ仕込みやがった…吐け、暗黒物質も一緒に吐いちまえ俺!」オエーッ

P(………休憩入れたはずなのに休憩になってねぇ…)


P「もうこの静寂の中で愛する人を思いながら涼しい風に当たるしかないな……フッ」

P(……麗さん…)

P「星が…綺麗ですね。なんちて、誰もいない屋上で何をまったく……星ももう見えてないんだが」ハハハ


「プロデューサーさん?」


P「わひぃっ!?」ドキーンッ

卯月「あっ。ごめんなさい、驚かせちゃいましたか…?」

P「お、驚いてねーし。ビビってなんか………」

卯月「…」

P「……」

卯月「?」

P「………何故いる?一応、入り口が開くのって6時からなんだけど」

卯月「そうなんですか?事務所の電気がついてたので寄ってみたら……鍵、開いてましたよ?」

P「マジかどうなってんだ警備会社」

卯月「それより、こんな所で何を?」

P「働きすぎたし眠いんだけど身体に潜む闇に寝るのを強制的に拒否させられてるんでせめて休憩って事で。一服入れに来た」

卯月「19時間も働いてたんです、疲れて当然ですよね」クスクス

P「そうそう…」

P(あれ?言ったっけ……?)

この卯月は盗tウワナニヲスル!?ウヅキハテンシクロクナイヨ

卯月「それより…マストレさんと進展はありましたか?」

P「まったく……ん、いや。あったといえば…あったのかなぁって感じ」

卯月「そうですか」

P「たまーにでいいからさ、相談に乗ってくれよ。俺一人じゃどうしていいか分からん」



卯月「…私が、必要ですか?」チラッ

P「おう。卯月、お前が必要だ」



卯月「……はい、何でも言ってください」ニッコリ

P「頼んだ。……あー、そろそろ戻るかなぁ、ちひろさん怖いし」

卯月「もう少しだけゆっくりしませんか?この時間は外の方が涼しいでしょうし」

P「…それもそうか。節約とかいってエアコンはアイドルがいない時常時OFFにするし……なんか最近な、ちひろさんの周りにアロマのアレ…なんて言うんだっけ」

卯月「確か……アロマ…ディフューザー?だったような」

P「そうそれ。アレが所狭しと置かれててさ、擬似サウナっていうかやたらモクモクするっていうか湿っぽい(直訳)というか」

卯月「どうしてそんな事を…」

P「本人に聞いてみたんだが……どうやら上からの命令らしい。労基すらものともしない、あのちひろさんに命令できるとかどこのどいつかは分からないが」

卯月「へぇ…そうなんですか」

P「それでな…」

卯月「……」

P「?」

卯月「………」

P「…卯月?」

卯月「あ、あの…プロデューサーさん」ズイッ

P「は、はい?」

卯月「もし…もしマストレさんと、うまくいかなかったら……とか。考えてますか?」

P「そりゃあ……新しい恋を探す?男は恋に生きるからな!ドヤァ」

卯月「……そう、ですか」

P「まぁ、そん時はそん時だろ。今は全力で麗さんに……いや、麗にぶつかるのみ!!」

卯月(……)

どれだけ君を愛してもー


卯月「最初は苗字からだったのに…………もう、名前で」ボソッ



P「ん?」

卯月「…なんでもありません。とにかく、頑張ってくださいね!」

P「おう!卯月の笑顔の応援があればやれそうな気がするぜ!」

卯月「えへへっ、これだけが取り柄ですから!」

P「そんな事を言うなよ卯月ぃ。確かにお前は個性が特別持ってる訳じゃあ無いがな?それは逆に可能性なんだよ」

卯月「可能性、ですか?」

P「言わばお前は、将棋……じゃないな、チェスで言う所のポーンと同じだ」

卯月「すいません、チェスが分からないです」

P「つ、つまりお前が成ろうと思えば何にでも成れる。そんな可能性だという事だよ若きアイドル」

卯月「何に、でも?」ピクッ

P「おう。それを掴めれば、トップアイドルなんてすぐそこだ!見ろ、あの死兆星の横に輝くアイドルの星を!!!」ビシィッ



卯月「…………………………何にでも、成れる。……そっか、私は何にでも成れるんだ…………」ボソボソ


P「……おーい、やめてよ置いてかないでよ。俺決めポーズまでとっちゃって超恥ずかしいよ」

卯月「か、かっこいい(?)ですよ!個性的で!」

P「くそぅ!見るな、今の俺を見るなーー!!!」






ちひろ「で、残った仕事は?」

P「お、終わったじゃないでスか…」

ちひろ「えぇ、ついさっきですね。What time is it now?」

P「昼前の11時30分です」

ちひろ「…仕事を再開したのは?」

P「10時です」

ちひろ「……休憩を入れたのは?」

P「5時頃です」

ちひろ「………その間、何を?」

P「屋上で寝てました」

ちひろ「休憩入れていいのは1分だけっていいましたよね?」ニッコリ

P「貴様やっぱり起きてやがったな!!つか、19時間労働させておいて5時間寝ただけなのに怒られるなんて、しかも自分が先に休んでおいてその言い分は筋が通ら」

カカッ!!

P「………」

ちひろ「何か?」

P(悪魔…いや、魔王が、魔王がいるよ父さん)

確かに病んでる感じの歌だな…

流血沙汰とか無しに健気に病んでるのを見るのはきゅんとくるな

ちひろ「はーあ、これ差し上げますからしっかりしてくださいよ」

P「なんですかこの箱。……ど、ドリンクならもう結構!何を盛られるかわかったもんじゃない!!」

ちひろ「違いますよ何ですか盛るって。あぁ、モルモッ………なんでもないです」

P「モルモット(実験体)って言おうとしただろおいちょっとこっち向け」

ちひろ「と、とにかく。開けてみてください」

P「…………はぁ」カパッ





P「こ、これは……」

ちひろ「ささやかですけど、プレゼントというやつです。入社1周年おめでとうございます!」

P「す、すげぇ!D&○のネクタイだ!いいんですかこんな良いもの!」

ちひろ「たまにはアメも必要でしょう?」

P「は?………も、もしやその気があるんですか!?すみません俺には心に決めた人がッッ!!」

ちひろ「捻り潰しますよ」

P「ですよねすいません」

ちひろ「ですが…そこそこ頼りにはしてますよ。仕事仲間としては、ね」

P「ちひろさん……」

ちひろ「…」ニコッ

月のスタエナドリ代とどっちが高いのだろうか…

P「このアングル(土下座)からだとパンツ丸見えです」

ちひろ「やっぱりいっぺん死んでみましょうか?」スチャッ

P「大胆ですね。黒ですか」

ちひろ「殺す」







P「今日はお仕事で麗さんに会える日~♪これだからプロデューサーはやめられないぜ!」

「…プロデューサーさぁん」

P「うひゃっ?!な、何奴!?」

>>69
そりゃモルモげふんげふんエナスタ代だろ

>>67のせいで「私のものにならないプロデューサーさんはいりません」と笑顔で拘束したモバPを刺し続ける卯月を想像してしまったぞ…

まゆ「まゆです」

P「おぉ…まゆ。なんだか久しぶりに見たような気がして新鮮だな」

まゆ「可愛いですかぁ?」

P「おう。ファンも大喜び、さらにファン層拡大!トップアイドルも一瞬だな!!」

まゆ「そうですかぁ。よかった…あ、いけない。お仕事間に合わなくなっちゃう……」

P「大丈夫か?送ろうか?」

まゆ「魅力的なお誘いですけど…大丈夫です、それと」

P「?」





まゆ「卯月さんには……気をつけてください」ボソッ





P「ん?」

まゆ「行ってきますね、まゆのプロデューサーさん♪」

P「あ、おぉ……行ってらっしゃい」

P(何で卯月…?)



~屋上~

凛「ついこの間までのは何だったんだろう」

加蓮「え?あ、そのウィンナーとポテト交換しようよ」

凛「あぁうん、いいけど」

卯月「この間…?」

蘭子「む?それはラグナロクのことか?(何かありましたっけ?)」

未央「何かあったっけ……うづきんの卵焼きゲットー!」

卯月「あっ!もー!」

智絵里「見てください、四つ葉のクローバーがこんなに見つかったんですっ」

みく「わぁ大量……って、それはもはや大量とかいうレベルじゃないやん!!」

菜々「本場大阪のノリツッコミですね、流石みくちゃんっ」

みく「にゃ、し、しまったにゃ……だってコンテナ一杯の四つ葉のクローバーとか一周回って不気味にゃ。『え、何の呪い?』って言いたくな……ちょっと待ってどうやって屋上まで運んできたの」


凛「………ま、平和ならいっか」

卯月「凛ちゃん、それ手作り?」

凛「うん。最近料理始めてさ」

卯月「へぇぇ…」

加蓮「じ、ジャンクフード控えて料理の練習しようかな……」

菜々「な…菜々だって煮付けとかかき揚とか…」

みく「なんでちょっと年齢層が絞られるようなメニューなのにゃナナチャン………み、みくはお魚以外ならお料理も少しはできるもん!」


智絵里「みなさん凄いです……私なんてこんな物しか作れなくて…」キラキラ


凛「……いや、見た感じ智絵里のが一番豪華だよ。そんなに料理上手かったの?」

加蓮「うわ、すご…」

みく「コンビニ弁当のみくへの当てつけかにゃ?いい度胸にゃ!そのハンバーグを大人しくみくによこすにゃ!!」

智絵里「じ、じゃあそのエビフライと交換しませんか?」

みく「やったにゃぁぁー!」

未央「じゃあ未央ちゃんはちえりんの卵焼きとー」

凛「どんだけ卵焼き…」

蘭子「フッフッフッ……魂の拠り所となりし大地での食事も…悪くはないものね(みんなでお食事するの、楽しいですね!)」

凛「…そうだね」クスッ



卯月「そういえば… プロデューサーさん ってどんなお料理が 好み なんだろう」

「「「「「!」」」」」ピキーン


凛「ち、ちょっとは気になる…かな」

未央「やっぱりお料理できて、ボンッキュッボンッ!な人が好きなのかねぇ。やだやだ男ってやつは」

凛「みんなはど……う………、、」


加蓮「ゲッホゲホゲホ!!」グッタリ

みく「お魚…私、なんか今お魚たべたいような気がする……」

智絵里「こんなもの…こんなもの……っ」ブチッブチッブチッ

菜々「えぇ、そうですとも。実年齢[ピーーー]歳のくせに若い子に混ざって17歳でーすとか痛いのは分かってますよこの[ピーーー]。あーもういや何で歳とっちゃったんだろ最近は腰も痛いし[ピーーー]が[ピーーー]だし[ピーーー][ピーーー][ピーーー]キャ→ハハハハッ★」




凛「」

未央「え?な、何何?なにごとこれぇ!?」

蘭子「……」

未央「あ、見て。らんらんは大丈夫っぽいよしぶりん!」

凛「…………蘭子」

蘭子「はい?どうしましたか?……あれっ、みなさんどうしたんですか!?大丈夫ですか!?」

凛「ダメだ、一番ダメになってる」クッ

未央「うづきんは!?」



卯月「………」クスクス


未央「…うづきん?」

卯月「え?あ、はい?」ハッ

未央「いや、だからこの事態……」

卯月「……えぇっ!?な、なにごとですか!?」


そろそろおやすみなさいとか言っちゃう

標準語の蘭子ってなんか可愛いな

おやすみ乙

>>79
おはよう
寝てる場合やないぞ

>>80
俺に言ってどうするん?

闇卯月…千年アイテムでも所持してるのかな?

未央「大丈夫?うづきんまでポンコ…ダメになってないよね?」

卯月「い、今一瞬ポンコツって言いませんでしたか!?」

凛「こっちは多分大丈夫」

未央「うーん……」


加蓮「ゲホッガハッ」

智絵里「あ……抜ききっちゃった…もう髪の毛ぐらいしか…」

みく「うへへへへマグロのお刺身って美味しそうだにゃ」

菜々「してんでやる……プロデューサーさんの[ピーーー]を[ピーーー]して[ピーーー]してから一緒にしんでやりますよー…キャ→ハッハッハッ★」

蘭子「あわわわ…み、みなさんどうしたんですか………ふぇぇぇ…プロデューサーさん、助けてよぉぉ」グスッ




未央「一体何があったというんだろうか」

凛「……また少しの間は面倒くさくなるね」

未央「はぁ」

卯月「……」

未央(んん?)

卯月「……」クスクス

未央「……」

未央(うづきん笑ってる……?なんで…)




未央「って事で!ニュージェネ、レッスンに行ってきまーす!」

凛「まーす」

卯月「……」



蘭子「ふぇぇぇぇぇん…」グスッグスッ

菜々「[ピーーー]」

智絵里「髪の毛…プロデューサーさんもらってくれないかな……」プチッ

みく「すいませんお寿司特上1人前」



ちひろ「待ってぇぇぇこの惨状に私をおいていかないでぇぇぇぇ」

未央「ちひろさん…」

ちひろ「未央ちゃん…!」

未央「ゴメンッ☆☆★」

ちひろ「そんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」




加蓮「ガフッ……はぁ、はぁ」

ちひろ「うぅぅ加蓮ちゃんはもう帰りなさい……身体が第一よ…」

卯月「~♪♪♪」

凛「卯月珍しいね、音楽聴いてる」

卯月「…え?あ、これですか?」

凛「うん、何聴いてるの?」

卯月「えへへ、秘密です」

未央「いーじゃーんかしてごらんなさいよ」ヒョイッ

卯月(!)

未央「どれどれ」




卯月「 返 せ ッ! ! !」グワッ!!!




凛「!?」

未央「」ビクゥッ

卯月「………………あ、あはは…すいません。これ、私が作ったCDを取り込んだもので…ちょっと人に聴かせるのは恥ずかしいというか…」

未央「…お、おぉう……ごごっ、ごめんよしまむー…。怒らないでぇぇ」シクシク

卯月「お、怒ってないですよ!未央ちゃんごめんなさいっ」

凛「卯月って怒ったらあんな顔するんだ……」

未央「怒らせたら一番怖いタイプだよぉぉ」グスッ



ベテトレ「はい、1、2、3、4!!」

凛「よっ……」ヨロッ

未央「うわちゃーっ!」ドテーン

ベテトレ「こら本田!」

未央「ひぃ~っ」

ベテトレ「渋谷は……うん、悪くない。が、バランス感覚をもう少し養った方がいいな」

凛「……っはい!」

ベテトレ「島村を見習えよー」

凛「え?」

未央「ほ?」

卯月「ふぅ、もう一回お願いします!」

ベテトレ「一回島村だけでやってみろ。いいな?」

卯月「はい!島村卯月、頑張ります!」

ベテトレ「よし、1、2、3、4!」



卯月「っ……!」クルッターンッ



ベテトレ「よろしい。完璧だ」

未央「にゃんですとー!?」

凛「卯月…いつの間にそんな上手く……」

卯月「えへへ…」

ベテトレ「最近気合が入っているな、島村。だが自主練もほどほどにしておくんだぞ。身体を壊しては元も子もないからな」

卯月「はいっ!」

凛「自主練?」

ベテトレ「あぁ、最近毎日のようにここが閉まるまで1人で練習している」

未央「ま、マジっすか…最後に閉まるのって確か11時……」

ベテトレ「アイドルとしての自覚が本格的に芽生えたのか何かしら心境の変化があったのか…何かあったのか?」

未央「教えてうづきん!私、しぶりんとうづきんに置いてかれたくないー!」

卯月「そんな、大層な事ではないんです。自分の中の可能性に気付いた……というか」

未央「そんな偉い人の言葉みたいに抽象的に事言われても!」

ベテトレ「…よく分からんが、いい傾向かもしれないな。だが、さっきも言った通り身体は労わるように。しっかり休むのもアイドルとしての務めだからね」

卯月「はいっ!」

凛「……」




未央「き、今日は未央ちゃんも自主練するー!」

凛「ダメだよ未央。今からラジオ収録でしょ?」

未央「うぅぅ…し、しぶりんは!?」

凛「折角だから卯月の自主練に付き合わせてもらおうかなって」

未央「ずるいぞしぶりんー!」

凛「ふふっ、という事で今日はよろしくお願いします。卯月先生」

卯月「先生だなんてそんな…こちらこそよろしくお願いしますっ」

未央「うわーーん!!」ダッ

凛「……」キュッキュッ

卯月「……!」タンターン

凛「……っ」ググッ


ドターン!!!


卯月「り、凛ちゃん!?」

凛「……大丈夫」スクッ

卯月「…少し、休憩しましょうか」

凛「いいって。私に合わせて卯月に迷惑かけるわけにもいかないし…」

卯月「そんな事ないですよ。私も今休もうと思ってたので!」

凛「…ごめん」

卯月「じゃあ飲み物とってきますね!」タッ

凛(……普通の卯月、だよね…?)




凛「なんだろう……この、変な違和感」キュッ








「…………」




.


ベテトレ「はぁ、私も歳かなぁ…でも一応、姉さんよりは若いと思」フゥ


マストレ「お。丁度良いところに」

ベテトレ「……いや、姉さんは別か。この人は存在がパッションというか気合みたいなものだし」

マストレ「む?何だ、なんのことだ?」

ベテトレ「いいえー何も。それより丁度いいところって?」

マストレ「うむ。今プロデューサー殿が来ていてな。悪いが…」

ベテトレ「お茶とお菓子ね、分かった。……ドリンクは作れるのにお茶はいれられないんだから不思議」

マストレ「むむ……料理はできるぞ!」

ベテトレ「本当不思議。姉さん特製ドリンクはどうやって作ってるのかしらないが、ポカリはおろか麦茶ですら上手くいかないでしょ?粉は入れすぎるわお茶っぱぶち撒けるわで…」

マストレ「前世で喧嘩でもしたのだろうな」

ベテトレ(……何と?)

マストレ「まぁいい。では頼んだ」

ベテトレ「姉さんは?」

マストレ「わ、私は……その。汗をかきすぎたので少しシャワーを…」

ベテトレ「ほーう?」ニヤニヤ

マストレ「深い意味はないぞ!ないからな!?」

ベテトレ「はいはい、相手はしておくから早く入って来てくれ」

マストレ「うむ。では頼んだ」



シャーーーッ

マストレ「……綺麗にしたつもりだが…に、匂ったりしないだろうか」クンクン

ガチャッ

ヒタヒタ

マストレ(?)

マストレ「すまない、今シャワールームは使用中だ。申し訳ないが少し待ってくれないか」


ヒタヒタ

ガチャッ


マストレ(出て行ったか…)

マストレ「……早く出なければ」キィッ



マストレ(……む!?)


マストレ「き、着替えがない!?何故だ、ちゃんと持ってきた筈……!!」

ゴウンゴウン

マストレ「まさか一緒に回してしまったのか…?いやそんな……ぐぬぬぬ、これはどうしたものか」








P「それで……ん?もう30分経ったのか」

ベテトレ「姉さん遅いな…」






凛(卯月遅いな…転んだりしてないかな)

卯月「た、ただい…ま……」ゼーハーゼーハー

凛「…まさか本当に転んだの?」

卯月「えぇっ、見てたの!?」

凛「…いや…なんとなく」

卯月「えへへ、遅くなってごめんね凛ちゃん、はい。アクエリヌス」

凛「ありがと」

よし100越えたお疲れさまでしたではまた夕方か

卯月「そういえばさっき耳にしたんだけど……プロデューサーさんが来てるみたい」

凛「え?プロデューサーが?」

卯月「うん」

凛「………自主練があるから(震え)」

卯月「声が震えてるよ凛ちゃん…」





マストレ「どうしたものか…いやしかし下着はおろか服すら無いとするとバスタオル一枚で移動しなくてはならない…………………………………………」


マストレ(…………………………)


マストレ「まぁ、いいだろう。どうせここには女しかいないのだ、問題あるまい」

Pが来てること忘れちゃってるのかな?

すませんデレステ走ってました

デレステそんな面白いの?(ガラケー組)

ベテトレ「ちょっと様子を見てきます」

P「俺も行きましょうか、何かあったら大変ですし」

ベテトレ「えーっと…」

ベテトレ(シャワールーム…まぁいいか、姉さんに限ってそれはないと思うけど倒れてたりしたら大変だからな)

ベテトレ「そうですね、お願いします」

P「よしきた」




ベテトレ「……どれだけ綺麗に洗ったらこんなに遅く…」

P「どこへ行っているんです?」

ベテトレ「シャワールームです」

P「あぁ、シャワールーム………………は?」

ベテトレ「はい」

P「いや、え?それ俺が行ってだいじょばない感じじゃないですか?」

ベテトレ「そうですね」

P「いやそうですねじゃなくてですね」

ベテトレ「……外で待っていてくださいね?」

P「ですよね!」

ガラッ

ベテトレ「ねえさーん?」

マストレ「ん?」

ベテトレ「…………なにその格好」

マストレ「それが私の着替えがショーツから服に至るまで全て無くなってしまってな。こうして洗濯が終わって乾燥するのをバスタオル一枚で待っているのだ」

ベテトレ「……あと10分はかかるようだけど」

マストレ「……む、ならば仕方ない。着替えを取りに行くしかあるまい」スタスタ

ベテトレ「その格好で!?」

マストレ「何を今更。姉妹ではないか。仮にアイドル達がいたとしても女同士、何も恥じる必要はあるまい」

ベテトレ「ちょっ、姉さん!外には」


ガラッ


P「あ、終わりまし……………………た……か」

マストレ「ぷっ、ぷぷ……プロデューサー殿…な、何故ここに……!?」

P「いや、さっき会っじゃないですか……仕事で」

マストレ「…………失念していた…すまない、すぐに着替えてくるので目を背」

ベテトレ「姉さん!だから待ってって言っわひゃぁっ!?!?」ツルーンッ

マストレ「む?」


グイッ


パサッ

P「………………あ」

マストレ「?…………おや」

ベテトレ「あいたた……何これ…?あ、姉さん!バスタオ」ハッ

P「………………………………」

マストレ「…………………………」

P「………………………………………」

マストレ「………………………………」

P「…………………………た、大変立派なスタイルですね……?」

マストレ「~~~っっっ!!!」




マストレ「うわぁぁぁーーーーー!!!!!!!」ゴキッ

P「パギュワッ!?」ドサッ









マストレ「お見苦しいものをお見せした上、またも暴力を振るってしまったことをここにお詫び申し上げる……」

P「い、いえ。眼福でしたし」

マストレ「思い出させないでくれ……うぅぅ」カァァ

ベテトレ「すみませんでした…」

P「いえ…とりあえず仕事の話ですが特にありません。資料を置いておきますのでそちらに目を通してください」スクッ

マストレ「う、うむ…」

P「……それでは失礼しました。…いてて」

マストレ「プ、プロデューサー殿、大丈夫か?」

P「大丈夫です、大丈夫…」スタスタ

マストレ「あ……」




ベテトレ(やってしまった…)

マストレ「……」

ベテトレ「…姉さん」

マストレ「……その、最後が妙にそっけない風がしたのだが、き…嫌われてしまったのだろうか」

ベテトレ「……、ごめんなさい。私のせいだ」



ルキトレ(……)ギラリ





P「あー緊張した……あんなはっきりくっきり裸直視したんじゃ顔あわせられねーよ………嫌われてないかな…」

ルキトレさんがアップを始めたか…

卯月「プロデューサーさん!」

P「卯月に凛。お疲れ、もうレッスンはとっくに終わりじゃなかったっけか」

凛「自主練。卯月が最近頑張ってるみたいだからさ」

P「成る程、えらいな2人とも」ヨシヨシ

卯月「えへへ」

凛「ま、まぁね…」

卯月「プロデューサーさんもしかして……どこか痛かったりしませんか?」

P「な、なんで分かったんだ?」

卯月「それは…なんとなく?」

P「マジか…なんとなくすげぇな」

卯月「まるで誰かに殴られてしまったような鈍痛だったりしますか?」

凛「えっ」

P「まぁ、近いかな」

卯月「それは大変です!早く病院…」アタフタ

P「待て待て。そんなに重大じゃないって!」

卯月「そうですか…物騒ですね」

P「色々あってなぁ」



卯月「それなら…プロデューサーさんは……ここには余り来ない方がいいかもしれませんね」



P「え?」

卯月「…なんちゃって。お仕事頑張り過ぎるのは良くないですよっ。身体を労わってくださいね!」

凛「それ卯月がトレーナーさんに言われてたよね」

卯月「り、凛ちゃん…」

P「俺はどうでもいいんだ。お前たちが健康でいてくれればそれでいいのさセニョリータ達」

凛「うわぁ……くさい」

P「こ、コラ!三十路のおっさんにそれは禁句だぞ!!………臭くないよな?匂い的な意味で」

卯月「あはは、凛ちゃんもプロデューサーさんの匂いが好」

凛「…」ガシッ

卯月「…気にしなくても大丈夫ですよー」

P「そうか。なら良かった…」ホッ



ルキトレ「プロデューサーさーん!」タッタッタッ

P「お、マイシスターじゃないか」

凛「!?」

卯月「……」

ルキトレ「えへへ、その、今度お時間ありましたら一緒にお出かけをば」

凛「卯月、練習もどろっか」

卯月「そうだね。……すいません。まだよく分からないステップがあるので教えてくださーい」ガシッ

ルキトレ「へ?ちょ、ちょっ……プロデューサーさぁぁぁん」ズリズリ



P「うむうむ。仲良しことは美しきかな」


ルキトレ「折角のチャンスが……」メソメソ

卯月「1、2の……さーんっ」ターン

凛「わたしも…よっ、と」ターン







マストレ「はぁ……私は本当に何をしているのやら」

マストレ(今度プロデューサー殿にきちんと謝ろう……そして、あの答えを…)

コトン

マストレ「む?こんな時間に郵便か?」







卯月「…………」スタスタ

「こんな時間にどこへ行くんですかぁ?」

卯月「!」バッ


まゆ「こんばんわ」

卯月「まゆ…ちゃん、おどかさないでよー」

まゆ「ごめんなさい。寮の窓から外を見ていたら見知った人がこんな時間にうろうろしていたので幾つかご忠告に……この辺は補導員の方が目を光らせてますよ」

卯月「だ、大丈夫大丈夫。ちょっと事務所に忘れ物を…」

まゆ「今日はプロデューサーさん達は残業してませんよぉ」

卯月が病んでるとままゆは正常なのか?

卯月「そ、そうなんだ…」

まゆ「えぇ。だから本来は開いていないんです。卯月さんがあの日屋上でプロデューサーさんと会っていた日も……ね」

卯月「それは警備会社の人が…」

まゆ「あら、それはおかしいですね。あの日警備会社の方は確かに施錠していかれましたよぉ……私の部屋からだと入り口付近が夜でもよく見えるんです」

卯月「…………」

まゆ「それに…その雰囲気はもう帰るところじゃないですかぁ?一仕事終えた感じですけど……」

卯月「私は…お散歩がてら、忘れ物を思い出して……寄っただけ」

まゆ「そうですか…ふふ、すみません。引き止めてしまって」

卯月「……ううん、大丈夫。それじゃあ…」




まゆ「プロデューサーさんの幸せを脅かすつもりなら……見過ごせませんよぉ」




卯月「………何のこと、かなぁ」

まゆ「いえ…特に深い意味は。ふふっ」

卯月「………」

まゆ「そういえば……最近よく音楽を聴いてますよね。確か自作のCDを取り込んだもの…だそうですね」

卯月「うん。色々な音を録音して…繋ぎ合わせて……音楽に」

まゆ「色々な音……ですか。ふふふっ」

卯月「…………まさか」

まゆ「……」スッ

卯月「その色のCD……なんで……まゆちゃんがそれを…」

まゆ「さぁ…?私はこれを……”拾った”だけですよぉ」

卯月「そ、そっか。ごめんね、拾ってもらっちゃって……ありがとう」

まゆ「あ、卯月さんのだったんですか?」

卯月「そうだよ。原曲のデータはそれだけだから返してくれないかな」

まゆ「どんな音楽なんでしょう。私、とっても聴いてみたいです」

卯月「は、恥ずかしいからだめだよ。お願い、返して?」

まゆ「いいですよぉ」スッ

卯月「ありが」



カチッ







『卯月、お前が必要だ』









卯月「!!!」

『星が…綺麗ですね』

卯月「っ!」

『愛する人を思い出しながら…』

卯月「……て」


『卯月の笑顔の応援があればやれそうな気がするぜ』

卯月「やめて…」


『卯月の笑顔の応援があればやれそうな気がするぜ』


卯月「……ろ…」


『卯月の笑顔の応援があれば』


卯月「や め ろ !!!」カッ!!!!





まゆ「あら……音楽プレーヤーの再生ボタンを…誤って押してしまっていただけですから。気にしないでください、最近購入したばかりで使い勝手がよくわからないんです」

卯月「……勝手に聞くなんて…許さない」ギリッ

まゆ「ふふ、素敵な声だと思いませんか?一体誰の声なんでしょう……。こんな声を耳元で再生できたら幸せですよねぇ」ニッコリ

卯月「…しらばっくれないでまゆちゃん、悪趣味だよ」

まゆ「ふふふ、お互い様ですよ」ニッコリ


卯月「一体………何が目的なのかな」

まゆ「……私ですか?そんなの最初から決まってるじゃないですか」

卯月「……」

まゆ「まゆは…」







卯月「………そんなの、歪んでる」

まゆ「それも、お互い様ですよねぇ」ニッコリ

卯月「違う…私は……私は!」

まゆ「そろそろ帰った方がいいかもしれません。本当に補導なんてされたら……プロデューサーさんに迷惑がかかってしまいますよぉ」

卯月「………」クルッ

まゆ「それにしても……」

卯月「……」スタスタ


まゆ「さっきは、とっても素敵な表情でしたねぇ。プロデューサーさんの前でその笑顔の仮面…外した時の反応が楽しみ……うふふ」

卯月「……仮面なんか、じゃないよ。これは、プロデューサーさんのくれたこの笑顔が…私なんだから」ニッコリ

まゆ「…可愛いですねぇ」

卯月「あはは、ありがとう」ニッコリ






まゆ「本当に………かわいい人」クスッ








卯月「……………」ニコニコ


卯月「…………」ニコニコ


卯月「………」ニコ


卯月「……」


卯月(佐久間…まゆ……)ギリッ




P「とりあえず明日にでも謝りにいくか…」ハァ

P(よくよく考えたら女の人の裸を見てしまったんだもんなぁ。やっぱよくないよな)

P「よし、東京バナナ持って行こ」






マストレ「……なんだこれは」

《346のプロデューサーに近付くな。お前にあの人はふさわしくない》

トレ「うわぁ…」

ルキトレ「……アレ、ですね」

ベテトレ「アレ、だな」

マストレ「よくわからんが…この私に、しかも匿名で指図するとはいい度胸だ」ビリィッ

「「「うわ……」」」


すませんちょっとだけ息を抜かせてください


まゆ「もしもし、夜分遅くにすみません。まゆです」

『……』

まゆ「はい、少しだけお話……いいですかぁ」







ちひろ「おはようございます」

P「あの子は太陽のkomachi、エンジェール!!」パンパン

ちひろ「………」

P「……忘れてくれませんか」

ちひろ「し、仕方ないですよ。○'zですもんね」

P「恥ずっ、恥ずかしい……」

ちひろ「そういえば、マストレさんとは進展ありましたか」

P「なぬなっ!?何故その事を……ッ!?」

ちひろ「その日のうちにご本人から聞かされましたので。プロデューサーさんに告白されたと」

P「ま、まじっすか」

ちひろ「まぁその後は知りませんから聞かせてもらえないかなーって」

ちひろ(厄介事の元凶ですし)

P「いやぁ……まぁ、微妙ですね。とりあえず今日は誤りにいくスタイルで。ほら東京バナナ」

ちひろ「何故そのチョイス…今度は何やらかしたんですか」

P「……色々あって」ハァ

ちひろ「…なんでもいいですけど仕事はちゃんとしてくださいね」

P「ウッス」

ガチャッ

マストレ「たのもう!!!」ドドン!

ちひろ「!?」

P「れ、麗さん!?」

マストレ「うむ。私だ」

P「一体何故事務所に…あ、これ東京バナナです。先日は本当に申し訳な」

マストレ「プロデューサー殿!」ガシッ

P「ひぃ本当すいませんっした!!!」

マストレ「今から……………その、デっ、デートに行くぞ」



P「…………は?」

ちひろ「」

マストレ「えぇい、…何度も言わせないでくれ。女が恥を忍んでデートに誘っているのだ、返事は決まっているだろう?」

P「も、もちろん!行きます、いや行かいでか!!」

ちひろ「ちょ、困りますよ2人とも!仕事してく」

マストレ「……………」シュン

P「………」

パリーン!!

P「脱出!!」

マストレ「おぉぉぉぉ!?」

P「パラシュート、ON!」バサッ

マストレ「な、なかなかに強引だなプロデューサー殿……お、おお重くないか?」

P「大丈夫っす」





ちひろ「コラーーーー!窓ガラス代と減給ですよー!!」

ちひろ(うわ、いつのまにパラシュートまで持ち出して…)

ちひろ「はぁ…」


ガチャッ

卯月「おはようございます」

ちひろ「おはよう…」

卯月「……………」ゴソゴソ

卯月(…………)

卯月「……………」ゴソゴソ

ちひろ「……卯月ちゃん?」

卯月「……………ない。ひとつも…どうりで……」ギリッ

ちひろ「卯月ちゃーん」

卯月「!は、はい?」

ちひろ「何をあっちこっちごそごそして…」

卯月「い、いえ。昨日お財布忘れちゃってしまって…」

ちひろ「あら、すぐ見つかるといいけど…」

卯月「あはは…ところで、その。窓……どうしたんですか?」

ちひろ「あのにっくきプロデューサーさんがね、わざわざ窓突き破ってマストレさんとラン[ピザ]ーして…」グスグス


卯月「……マス、トレ…さん?」スッ

ちひろ「そう、茜ちゃんがタックルでブチ破った壁も補修したばかりなのにぎゅぅっ!?」ガシッ

卯月「あの女(ひと)と、プロデューサーさんが、どうしたんですか?」

ちひろ「う、卯月ちゃ…!?苦し……っ!!!!」

卯月「答えてください。ラン[ピザ]ーって何が…」


ガチャッ


未央「どもー!」

凛「おはようございま………」

卯月「!」ハッ

凛「……卯月、ちひろさんに何やってるの」

卯月「……………ない。ひとつも…どうりで……」ギリッ

ちひろ「卯月ちゃーん」

卯月「!は、はい?」

ちひろ「何をあっちこっちごそごそして…」

卯月「い、いえ。昨日お財布忘れちゃってしまって…」

ちひろ「あら、すぐ見つかるといいけど…」

卯月「あはは…ところで、その。窓……どうしたんですか?」

ちひろ「あのにっくきプロデューサーさんがね、わざわざ窓突き破ってマストレさんとランデヴーして…」グスグス


卯月「……マス、トレ…さん?」スッ

ちひろ「そう、茜ちゃんがタックルでブチ破った壁も補修したばかりなのにぎゅぅっ!?」ガシッ

卯月「あの女(ひと)と、プロデューサーさんが、どうしたんですか?」

ちひろ「う、卯月ちゃ…!?苦し……っ!!!!」

卯月「答えてください。ランデヴーって何が…」


ガチャッ


未央「どもー!」

凛「おはようございま………」

卯月「!」ハッ

凛「……卯月、ちひろさんに何やってるの」

未央「えっ…何この空気。う、うづきん?」

卯月「………」

ちひろ(ギブ、ギブ……っ!!)ペチペチ

凛「手を離しなよ。ちひろさん、苦しんで………………………………るじゃん」

ちひろ(何今の間!?)

卯月「……」

未央「とりあえず離そう?ね?けんかしちゃったのかもしれないけどさ、そんな昼ドラみたいな展開…うづきんには似合わないというかなんというか」アタフタ

卯月「……」

凛「卯月!!」

卯月「……え?凛ちゃん?」

未央「私は!?」

卯月「あ………ご、ごめんなさい!」パッ

ちひろ「けほっ、げほっ……」ハァハァ

卯月「すいません、私、どうかしてて…」

凛「……何があったの?」

卯月「なんでもない!なんでもないよ!」

凛「なんでもないわけないでしょ。いつもニコニコしてる卯月がそんな顔してちひろさんの首絞めてたのに」

卯月「そんな、顔…?」

カパッ

鏡「ん?」

卯月「………………」

卯月(ひどい顔………こんな、こんなの…誰?)


ちひろ「あ゛ぁー……死ぬかと思った」

未央「ちひろさん大丈夫?」

ちひろ「平気…平気だから……ふぅ」

卯月「………」

凛「ちょっと。卯月」

卯月「え?」ニッコリ

凛「!」

未央「!?」

卯月「どうしたの?」

凛「……アンタさ、本当に卯月?」

卯月「やだなぁ凛ちゃん。私は私だよ、ほらほら。えへへ」ピース

凛「卯月。なんか…変だよ?さっきは確かに顔がどうとか言ったけどさ。こんな状況で………そんな笑顔、普通できないよ」

未央「そ、そうだね。うづきん、何があったなら相談にのるからさ!やっぱり、今日のうづきんはいつもと違うというか様子がおかしいしさ」



卯月「違わないよ?」



未央「へ?」

卯月「違わないよ。ほら、よくみて、この笑顔。これが私。島村卯月だよ」ズイッ

未央「そそそ、そうじゃなくて…め、目が怖いようづきん…」

卯月「ちゃんと見て。違わないよね?ちゃんと笑えてるよね?未央ちゃんとも一緒にお仕事してる、”しまむー”でしょ?」

未央「いやー…そ、その……やっぱりいつもと違」

卯月「違わないって、違わないって言ってるんだよ未央ちゃん。私は島村卯月、私が島村卯月、笑顔(ワタシ)が島村卯月だよ?分かってる?」ガシッ

凛「”ソレ”が本当の卯月なんだ」

卯月「…え」

凛「いつもニコニコしててさ、いつも遠慮がちっていうか……いや、でも最近はちらほら見えてたよね。”ソレ”」

卯月「凛ちゃん。何を言って」

凛「そろそろ私たちの間にあった壁は消えたって事でいいのかな、卯月」

卯月「だから…何を言ってるの」

凛「今、本当にいつもの笑顔作れてると思う?」

卯月「そんなの、当たり前でしょ」

凛「あと、言葉遣いも変わったよね。それと最近やたら積極的だったのも…」

卯月「そ、そうだ!凛ちゃん!知って”ますか”?」

凛「…なに?」



卯月「プロデューサーさんって、好きな人がいるみたいですよ!マスタートレーナーさんなんですけど!この前、私の目の前で告白してて!」



凛「え……………」

ちひろ「ちょっ、う、卯月ちゃん…!?」

卯月「あ、すみません用事思い出しちゃいました!島村卯月、失礼します!!」ダッ

ガチャッ

バタン

凛「……ちひろさん、あれ本当?」

ちひろ「……えっと、はい…」

凛「……そっか。プロデューサー、好きな人いたんだ」

未央「しぶりん…」





卯月「はぁ、はぁ…」タッタッタッ

卯月(私のプロデューサーさん……一体どこに…)



「そんなに走って……急ぎの用事ですか?ふふっ」



卯月「………なんだか…久しぶり”ですね”。まゆちゃん」


まゆ「いいえ、『初めまして』…ですよ。島村卯月さん」

卯月「事務所にあったモノ、外しましたよね」

まゆ「ふふっ、緊張してるんですか?そんなにかたくならないでください……ところで、事務所のモノ…?さぁ、なんのことでしょう」ポイッ


ガシャーン
カラン
ベキッ

卯月「……やっぱり」

まゆ「私は…事務所の中に仕掛けられていた盗聴器、ならびに盗撮用のカメラを撤去しただけですよ。おそらく961あたりのプロダクションにでも仕掛けられていたんですかねぇ」

卯月「……」

まゆ「あの人を盗み見ていいのは……まゆだけなのに…ふふっ」

卯月「やっぱり歪んで…ます…よ。したいなら、すればいいのに。見たいなら見ればいいのに。聞きたいなら聴けばいいのに。奪いたいなら……奪えばいいのに」

まゆ「奪う…?よくわからないけど…物騒ですねぇ」

卯月「…知ってるんでしょう?プロデューサーさんが、マストレさんの事を好きだって!」

まゆ「そうなんですかぁ、知りませんでしたぁ」

卯月「ウソツキ」

まゆ「……ふぅ、確かに知らなかったというのは嘘です」

卯月「じゃあ、プロデューサーさんの事諦めたんだ…」

まゆ「諦める?変な事を言いますね」

卯月「だってそうでしょう……っ?プロデューサーさんが今、誰と何をしているのかも、まゆちゃんは知ってるくせに!!」










P「………」ソワソワ

マストレ「……」チラチラ

P「………」チラッ

マストレ「…!?」ドキーン

P「あ、す、すいません…」サッ

マストレ「い、いや…うむ」カァァ




ベテトレ「中学生のカップルか!」コソッ

トレ「ちょっと姉さん。あっちから見えちゃいますよ」

ルキトレ「ぐぬぬぅ………それにしても、あんな脅迫文が届いたにもかかわらず平和(?)ですね」

トレ「だからこそ心配になって見に来たわけだけど……違う意味で心配になってきたわ」


P「そ、そうだ麗さん。そろそろお昼ですし、そこのレストランにでも入りませんか?」

マストレ「よ、よし。よかろう…ッ」

P「……大丈夫ですか」

マストレ「無論だ。け、決してレストランやファミレス等に行ったことがないというわけではない!」

P(大丈夫じゃないパターンだわ)

P「やっぱり、そこでたこ焼きでも買ってたべましょうか」

マストレ「たこ焼きは大好物だぞ!」





ベテトレ「姉さんは猫舌」

ルキトレ「静かに!」

トレ「あれ…」




マストレ「あっ、あふっ、熱っ、ほふほふぅっ…!」ハフハフ

P「もっと冷まして食べてくださいよ…たこ焼きは逃げませんて」

マストレ「いやっ…自分で誘っておいてなんだが…こういった経験に乏しくてな。どう接していけばいいのか分からんのだ」

凛「卯月ー!」

卯月「……凛ちゃん」

まゆ「こんにちはぁ」

凛「まゆ………なるほど、そういうコトか」

まゆ「察しが良くて助かります。大方の予想はついてるみたいですねぇ、多分その通りです」

凛「……」

卯月「凛ちゃんも…プロデューサーさんが、好きだよね……?」

凛「卯月…」

卯月「そうでしょ?この気持ち、分かってくれるよね?」

凛「………」

まゆ「凛ちゃんは…プロデューサーさんが、誰の事を見ているのか知っていますよね」

凛「…ん」

まゆ「プロデューサーさんの事、好きでしたよねぇ」

凛「……………それは、うん」

卯月「!…ほら、ね?やっぱり私と同…」

まゆ「……プロデューサーさんと、あの人をどう思いますか?」

凛「私は……」

卯月「そんなの決まってる…2人の間を引き裂いて、自分のものにしようとしたい。そう思ってるに決まってる!だって、私と凛ちゃんは同じ気持ちだもん!!」





凛「私は……応援したいかな」





.

くぅ疲
トレチケタイムなんでちょっと失礼します

卯月「……………え、凛、ちゃん……?」

凛「………」

まゆ「ふふっ」

卯月「どうして?プロデューサーさん、好きなんじゃないの?とられちゃうん…です、よ!?悔しくないの!?」


凛「……っ、そんなの、悔しいにきまってるよ!」


卯月「!」

凛「私だって……好きだったよ、そうだよ。好き。まだアイツの事好きだよ。こんな私をプロデュースしてくれて、ここまでアイドルとして育ててくれて、感謝してるし、1人の女の子としても好き」

卯月「そうですよね?じゃあ何で?何でプロデューサーさんを奪われて黙ってられるの?」

凛「………」

卯月「ねぇ、何で!?凛ちゃん!!」

凛「だって私は、プロデューサーのコトが本当に好きだから」

卯月「そんなの私だって一緒だよ!」

凛「好きだからこそ………私はプロデューサーが」



.

P「それなら…俺と一緒ですね」

マストレ「プロデューサー殿は…アイドルがいるだろう?経験豊富と風の噂で」

P「どんな噂だ!…あすいません。まぁ、経験なんて殆ど無いです」

マストレ「そうか…」

P「だから…」

マストレ「?」


P「これからも、俺と一緒に…そういった経験をしていってくれませんか?」

マストレ「プロデューサー殿…」キュゥゥン




トレ「姉さんからラブコメな擬音がきこえた」

ベテトレ「とうとうおちたな」

ルキトレ「えぇ…鈍感な姉さんでも分かりやすい。且つ、
半ばプロポーズの意味を匂わせる表現……プロデュースサーさん…恐ろしい人」

トレ「…いいの?」

ルキトレ「何が?」

トレ「プロデューサーさんと姉さんがこのままくっついちゃって」

ルキトレ「奪っていいんです?」

トレ「いや、その…」

ルキトレ「冗談冗談。正直辛いけど……わたしといるより、姉さんと一緒の方が幸せそう。だから、プロデューサーさん……いや、お義兄さん?」

トレ「まだだから」

ルキトレ「将来的にはお義兄……もうプロデューサーでいいや」

ベテトレ「若干距離を縮めたな」

ルキトレ「へへへ。だから、まぁ……わたしはプロデューサーが」





「一番幸せになってくれる道を応援したい」


卯月「そんな……そんなの…」

凛「………」

まゆ「…ふふっ、見込み通り」クスクス

卯月「だって…そんなの……違う…凛ちゃんは………私たちは幸せになってない…」ガタガタ

凛「プロデューサーの幸せが……私の幸せなんだ。ごめん、卯月」

卯月「…………」

まゆ「蛇足かもしれませんけど、まゆも言わせていただきますね。……少し前に言いましたよねぇ。覚えてますか?」

卯月「……………………」

まゆ「今は、まゆと一緒にいるよりあの人と一緒の方がプロデューサーさんは幸せそうだから。プロデューサーさんの幸せのためならなんだってする……まゆ達の答えはそういう事です、島村卯月さん」

卯月「……………………………………………………」

卯月「そん」






P「お?何やってるんだ3人とも」





卯月「!!」

まゆ「…まぁ」

凛「なんてタイミング…しかも」

マストレ「な、なぁプロデューサー殿。やっぱりコレは…マズいのではないだろうか。体温が直に伝わってくるというか…その、恥ずかしい。て、手汗は出てないか?不快ではないか!?」

P「いずれバレる。そうなるより早く身近な人達にうちあけておきたいだろ?麗」

マストレ「うっ…な、名前で呼ぶな…」カァァ


凛「……やっぱりちょっとイライラする」

まゆ「えぇ、我慢できないものはありますよねぇ」

卯月「…」ダッ

凛「あ、うづ」

まゆ「…大丈夫ですよ。よく見ておいてあげてください」

凛「…?」




P「おーい、俺たち付き」

卯月「プロデューサーさん!!」

P「お、おう。卯月、聞いてくれ、お前が相談に乗ってくれた甲斐あってか麗と結婚を前提に付き合」


卯月「私と付き合ってください!!」


P「」

マストレ「………さっそく浮気か?プロデューサー殿。よもやアイドルに手を出していたとは…な」ジトッ

P「ち、違う違う!!卯月?どうしたんだ急に…」

卯月「…プロデューサーさん、前言いましたよね…私が必要だって」

P「あ、あぁ。お陰でこうして想いを果たせた。感謝してるぞ!」


卯月「じゃあ、もう、用済みなんですか?」スゥッ


P「用済み…?まて、それは何かおかしい」

卯月「こうも言ってましたよね、『お前が成ろうと思えば何にでも成れる』って」

P「あぁ」




卯月「じゃあ、プロデューサーさんのお嫁さんにだってなれますよね?」



P「………」

卯月「すみません、最初からプロデューサーさんとこの人の恋愛なんて、応援するつもりなんて無かったんです。でも、プロデューサーさんはこの人しか見てない。相談するだけして、こっちの気持ちには全ッ然気付いてくれない!恨めしくて、悲しくて、辛くて、この人が妬ましくて、羨ましくて、こんな自分が嫌で、それでもプロデューサーさんを想い続けてた!!プロデューサーさんが好きだっていってくれた、プロデューサーさんが私にくれた、この笑顔でいれば、きっと振り向いてくれるって、信じてたのに!!!……それなのに…もう、私は、用済みなんですか………?」

P「……すまない。お前の気持ちに応えてやれなくて、でも」

卯月「あはは…そう、ですか…もう、いいです。こんなの…」

P「うづ、き?」



卯月「こんなの、死んだほうがマシ」ダッ

凛「まさか車道に…!?卯月、駄目!」

P「待て、卯月ィィィィィッ!!」


卯月「……さようなら。プロデューサーさん」





キキィィィィッ!!!




ドンッ!




.




「………っ………ら…っ…!」

卯月(……ん…)


「し……………!」

卯月(プロデューサー…さん?)

マストレ「しっかりせんか、島村ァ!」ペシペシ

卯月「……なん、で…貴方が……っ」

マストレ「気が付いたか、おい。島村は無事だ!」

ベテトレ「姉さんが無事ではないぞ!自分の左腕をよく見ろ!!!」

マストレ「む?」ダラーン

トレ「完全に折れてるよねその曲がり方…姉さん大丈夫?いや大丈夫じゃない、病院行こう病院」

マストレ「なぁに、この程度。私特製のドリンクを飲めばなんとかなる!」

マストレ「なるわけないだろう!?」



卯月「なんで…よりによって………貴女なんかに…っ!」グスッ

P「卯月!」

卯月「…ぁ…プロデュ…サーさん…」

パァン!

P「………」フー、フー

島村「………え…?プロ…何で……私、叩…」

ギュッ

卯月「わぷっ」

P「……俺が悪かった、お前の気持ちに気付いてやれなかった、俺が悪かった。だから、こんな最低な俺なんかのために死のうとなんかしないでくれ…勝手かもしれない……だが、俺にとって、お前たちは娘みたいなものなんだ。お前たちだってかけがえのない存在なんだ。今、俺が間に合わなくて、死ぬほど、人生で一番、心配して、後悔したんだ………2度とこんな真似するなっ……………」

卯月「プロ…デューサー……」

P「……うおぉぉぉぉぉん無事でよがっだぁぁぁぁぁ」ズビッ

卯月「…ごべんなざぃ………。心配させて、ごめんなさぃぃ…………ぷろりゅーさーさぁぁぁぁ………っ」グスッ



凛「………」ハァ

まゆ「うふふ」



凛「そういえばさ。さっきちょっと気になったんだけど」

まゆ「はい?」

凛「……『今は、まゆと一緒にいるより…』って言ったよね?」

まゆ「あぁ、安心してください。寝と……誘惑…はするかもしれませんけど、奪っ………しないですよぉ」

凛「所々気になるけど若干欲望に負けてるよね」

まゆ「なんというか…そのままの意味ですよぉ」

凛「そのまま?」

まゆ「まゆとプロデューサーさんは……運命の確かに赤い糸で繋がってる。報われるのが今世じゃないなら来世、来世でもないならその次。その次でもないならまたその次……まゆは、プロデューサーさんがまゆのもとへ帰って来てくれるのを…”今は”待っているだけです♪」

凛「……………」

まゆ「引きましたかぁ?ふふ、確かに卯月さんにも『歪んでる』って言われました」クスクス



凛「そういえばさ。さっきちょっと気になったんだけど」

まゆ「はい?」

凛「……『今は、まゆと一緒にいるより…』って言ったよね?」

まゆ「あぁ、安心してください。寝と……誘惑…はするかもしれませんけど、奪っ………しないですよぉ」

凛「所々気になるけど若干欲望に負けてるよね」

まゆ「なんというか…そのままの意味ですよぉ」

凛「そのまま?」

まゆ「まゆとプロデューサーさんは……確かに運命の赤い糸で繋がってる。報われるのが今世じゃないなら来世、来世でもないならその次。その次でもないならまたその次……まゆは、プロデューサーさんがまゆのもとへ帰って来てくれるのを…”今は”待っているだけです♪」

凛「……………」

まゆ「引きましたかぁ?ふふ、確かに卯月さんにも『歪んでる』って言われました」クスクス


ルキトレ「……一件落着って事でいいのかな」



マストレ「……フンッ!」メキメキッ

ベテトレ「無茶はやめろ!自分でどうにかできるケガではすんでないんだぞ姉さん!!?」

マストレ「………………………ぃた…ぃ」プルプル

トレ「ほらー!言わんこっちゃない!!」

マストレ「だ、大丈夫だ!大丈夫だと言っている!!……ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

トレ「姉さん!?」





ルキトレ「……とりあえず救急車呼ぼ」



~後日~


P「本当に、いいんだな?」

卯月「はい、よろしくお願いします!」

P「………………俺にはもう、心に決めた人がいる」

卯月「…」

P「お前と付き合う事は……できない」

卯月「………ちゃんとフってくれて、ありがとうございます。プロデューサーさん」

P「……すまない」

卯月「いいんです……もう、吹っ切れました!」ニコッ

P「………」

卯月「ほーら、もうあの人のところに行っちゃってください。下で待たせてるんでしょう?」

P「あ、あぁ……………卯月」

卯月「はい?」

P「今まで俺なんかを想ってくれて本当にありがとう。その笑顔なら、きっと素敵な相手が見つかる」

卯月「えへへ、プロデューサーさんのお墨付きの笑顔ですから!」ニッコリ






卯月「あーあ…フラれちゃったなぁ……」ニコニコ

未央「………しまむー」

卯月「……はい?あぁ、未央ちゃん。どうしたんですか?」ニコニコ

未央「どうしてもって言うんなら……その、未央ちゃんの胸、かしたげるけど」

卯月「………あはは、そんな……」ニコニコ

卯月「……」ニコニコ

卯月「…」ニコ

卯月「………」



卯月「すぐ返すので……少しの間…借りても…っ、いいでずか…?」





.




マストレ「む……終わったのか」

P「……麗。いや、青木麗さん」

マストレ「きゅっ、急に何だ、改まって…」タジッ

P「改めて俺の気持ち、聞いてくれませんか」

マストレ「う……い、いいのか私なんかが…。プロデューサー殿は私を一体どうしたいのだ…」カァァ




P「……俺と、結婚してください」



マストレ「な……っ、なんだ、いきなり、けっ、けっきょん、か…その、驚いたぞ。私を驚かせるとはプロデューサー殿もにゃかにゃか…」

P「………返事、聞かせてください」ズイッ

マストレ「ふ、ふむ!よかりょう!」ビクッ

P「………………」

マストレ「……………」

P「めっちゃ噛みましたよね」

マストレ「…プロデューサー殿がいきなり言うからだ!……だが。私なんかを相手にするその怖いもの知らずなところ、あとはそういう行動力とか、そういうところがアイドルに慕われる理由なのだろうな」

P「そ、そうかな……」

マストレ「ふふっ。これからも頑張りたまえ。私と一緒に、な」ニコッ



.





「最初で言った通り……最後に勝つのは…まゆですよぉ」






ちひろ「まゆちゃん…事務所できみの悪いことを言わないで」

まゆ「つい♪」

凛(………)

「完全にタイミング逃しちゃった、私もちゃんとフってもらえばよかったなぁ」

凛「!?」

未央「そんな顔してたよ、しぶりん?」ニヤニヤ

凛「な…っ、ち、違うって!…もう」


卯月「皆さん、ご迷惑おかけしました。これからは……ちゃんと、頑張っていきます。改めてよろしくお願いします」

未央「かたいかたーい!しまむーかたいよー!」モニュッ

卯月「ひゃわっ!?み、未央ちゃん!どこ触って!」

未央「このまま未央ちゃんと新しい階段、登っちゃってもいいんだぜー?」ゲヘヘ

卯月「………それも、いいかもしれませんね」

未央「えェっ!?ま、マジー!?」アタフタ

卯月「冗談です☆」

未央「…やっぱしまむーにはなんだかんだ敵わないや」

凛「…ふふっ」

卯月「えへへ!島村卯月、これからもがんばります!」




お疲れ様でした今日中に書き切れてよかった
我ながらスッキリ
またいずれ近いうちにでもお会いできたらよろしくお願いします

島村卯月(UZUKI SHIMAMURA)
うづきん→うずきん→疼きん(病だれがついてる、卯月なのに冬)
しまむー→(よこ)しまむー→邪無ー(邪さ無し)

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