ダンガンロンパif 「終わった世界で。」 (24)
たまに安価とコンマが入るかもしれません。
十神くんの一人称に違和感があったらご免なさい。
受験生なのでとてつもなく鈍足です。
前のスレはエタってます。このスレもえたる可能性が高いです。
見切り発車ですがエンドは決めています。
登場人物は全てサイコロで決めています。
この十神くんは丸くなっています。
タイトルは適当です。
それでもよければよろしくお願いします。
目をさますと、黒板が目の前にあった。
キチンと清掃されていないようで埃が積もり、チョークの後が残っている。文字は読み取れなかった。
....これは、どういうことだ?
記憶を探ってみても自分が此のような状況に陥っている理由がわからない。
今日は希望ヶ峰学園入学日だったはずだ。
十神家の車を帰らせ、門をくぐった筈なのだが...。
「チッ。誘拐、といったところか...」
記憶の齟齬が生じている場合、誘拐の可能性が高いのは、今までの経験から分かっていた。
といっても最後にされたのは幼稚園の頃であり、体が出来てきた現在は撃退位簡単だった筈なのだが...。
「傲慢だったか...。」
希望ヶ峰学園のセキュリティは十分だと事前の調査で分かっていた筈だった。
それに驕ってボディーガードを着けなかったのは俺の失敗だろう。
状況を確認するため回りを見回す。
どうやらこの場所は教室のようで、窓の外は真っ暗だ。
自分の服も記憶の物とさしてかわりはない。ただ、護身用の道具や手荷物などすべてのものが無くなっていた。
回りの机には先程の自分と同じように机に突っ伏して寝ている者が4人。
[白夜様ッ!]
[十神よ...]
その中の二人を見たさいに激しい頭痛が走った。
「ッ!...」
今のは幻聴だろうか。
どうやら起きる気配はなく、眠っている。
...誘拐という状況で不安になっているのだろうか。
知らないものの幻聴まで聞いて。十神の名を背負うもとのして失格だ。
...脱出のために動くか。あまり時間はない。
そう考え、席を立とうとしたと同時に扉が重い音を立てて開いた。
「あ!良かった。起きたんだね!...十神白夜クン、で会ってるかな?」
扉から現れた線の白い男は警戒する俺に向かってそう、話しかけてきた。
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どうやら害意は無いようだが、何をしてくるかわからないため、警戒は解かない。
何よりこいつは俺の名前を知っていた。
犯人グループの可能性だってある。
...さて、嘘をつくべきか正直に話すべきか。
目の前の色白の男はわたあめのような髪を揺らしながら此方を見てくる。
愛想笑いのような笑顔の奥底には、正体不明の何かがうごめいているような気がした。
回りの奴等は未だに起きる気配がない。
安価下2
1.正直に自分が十神白夜だと答える
2.嘘をつき、そんな名前じゃない。俺は○○○○だ。と答える(名前の指定もどうぞ)
3.もっと詳しく回りを観察し、相手も観察する
4.その他
おまw
以下続き
「...いいや。そんな名前は知らないな。俺の名前は、めがね君、だ。初対面の相手の名前を決めてかかるとは失礼なやつだな。」フン
「.................え?」
「どうした?俺の母に名付けられたこの名前がそんなにうらやましいか?」
「........ああ!わ、わかったよ。めがねクン、だね。ぼくの名前は狛枝凪斗。今年度の希望ヶ峰学園に入学する予定だったんだ。
才能は超高校級の幸運。僕みたいなゴミが超高校級を名乗るなんておこがましいけどね。よろしく。めがねクン。」
狛枝凪斗と名乗った色白の男は笑顔をひきつらせながらそう返す。
しかし咄嗟に思い付いた名前がめがねくん、など...。
やはり起きたあとはコーヒーを飲まなければ頭が働かない。
どこかにコーヒーはないものか...。
一旦会話が途切れたので、また辺りを見回す。
黒板の右上にある時計は割れているが、まだ正常に動いているようだ。
ただし、その時計が会っているかはわからない。
先程見たときは真っ暗、としか思えなかった窓だが、所々穴が開いており、そこから土がはみ出ている。
「考えたくはない可能性だが...、ここは地中か?」
「...ああ。どうやらそうみたいだね。さっきこの教室から出たけれど、廊下の窓からも土が入ってきているようだよ。
ただ、なぜか何処の土も固まっているから土に押し潰される心配はないと思うよ。」
出てしまった独り言に何やら考えていた狛枝が答える。
その言葉が本当ならば押し潰される心配処ではないはずだ。
「おい、狛枝、とか言ったな。空気は何処から入ってきているのだ。
地中ならば空気と温度を心配するべきだろう。」
俺のこの質問に対して狛枝は少し考えたあと、
「......ごめんね。見つけることは出来なかったよ。」
と申し訳なさそうな顔でそうことえた。
教室の後ろにあったロッカーはひっかかれ、荒らされたあとがある。
明らかに人の引っ掻き傷ではない。
その引っ掻き傷は教室じゅうに散らばっているようだ。
「怖いよねぇ...。こんな大きい手形の持ち主なんかとはあいあたくないね....。少なくとも人ではないだろうしね。」
狛枝はロッカーに注目する俺を見まがらそんなふうにおどけてみせた。
俺が座っていた席、教壇の一番目の前。向かって左側には本棚がある。
ロッカーと同じように気づついて入るが、まだ読めそうだ
次はどうしよう。安価下2
1.ロッカーを漁る
2.本棚を漁る。
3.狛枝と話す。
4.ねている人を起こす。
5.他の場所を漁る。(自分の机等)
6.その他
あと十神くんはめがねクンでいいのかな?
下5迄アンケートで多かったほうのなまえにします
誤字訂正
そうことえた×→そう答えた○
会っているかは×→合っているかは○
向かって左側には本棚がある×→向かって左側には、窓と交互に、俺の背丈ほどの本棚がある○
教室の後ろにあったロッカーは×→教室の後ろにある壁一面を埋め尽くすロッカーは○
気づついて入るが×→傷ついてはいるが○
これが安価番号であれば下に飛ばしてください。このレスのコンマが50以上で...。
特にコンマ判定じゃ何も起こらなかったよ...。
「...チッ。おい、狛枝。コイツらが起きんと話が進まん。起こせ。」
「あ。うん。わかったよ。めがねクン。でも手伝ってくれるとありがたいかな。」
「チッ。しょうがない。」
十神家であるはずの俺が人のために動くとは...。
まぁ、いいだろう。俺の時間は貴重だ。加えて早く動かねば命の危険だってある。
俺は近くにいた一番大柄な女に手をかけ、揺すった。
...女?いや、女だ。おそらく。
「...おい!起きろ!」
「...む?」
数秒揺すると眼をさましたようで、目を擦りながら警戒したような目付きで此方を見てくる。
「起きたか。状況は後で説明する。他の奴等を起こすのを手伝え。」
「...いいだろう。」
白い髪の大柄な女は確実に小さいであろうセーラー服を着ているようだ。
はっきりいって似合わない。サイズが会っていない。
こいつは貧乏なのだろうか...。
「ッ!!」
頭痛と同時に走馬灯のような光景が走る。
椅子の上で誰かが死んでいた。
...こいつに似ていた気がしたのは気のせいだろうか。
ああ。気のせいだろう。
すぐ近くにいた金髪のスーツを着た刈り上げの奴に声をかけ、女とともに揺する。
「...あァ?」
先程の女と同様に数秒で起きた。
胸を見る限り男だろうが、かなりの童顔だ。
「おはよう。」
「...あ、ああ。おはよう。」
「席に座って待っていろ。全員が起き次第状況確認を行う。」
「...どういうことだ。これは。」
「黙って座っていろ。説明をするといったはずだ。それとも貴様は人に二度の労力をかけさせようなどバカなことをかんがえてはいないだろうな。愚民め。」
「...ああ。悪かった。」
小柄な奴とそんな会話をしていると、狛枝もどうやら起こすのを終了したようだ。
この俺を待たせるとは...。さすが愚民としか言えない。
「ごめんね。みんな。お待たせ。」
「ど、どういうこと...イ、イケメンが...。」
「坊っちゃん!すいません。私がついていながら...。」
...前途多難な予感しかしない。
本日はこれで終わりかな。書くとしたら10時くらい。
「...静まれ。愚民め。」
「...」
まぁ。十神家の指示で有れば従うのは当然か。
狛枝が起こしてきたであろう女共は、共にセーラー服を着ており、共に眼鏡を着けている。
片方は卑屈そうな目と紫がかった髪の毛、もう片方は俺が銀色の髪の毛に鋭い目付きをしていた。
「...まずは自己紹介を始めるぞ。俺からだ。
十神白夜、となりの狛枝と同じく今年度ど希望ヶ峰学園入学生だ。才能は超高校級の御曹司。忘れるなよ。
つぎ、狛枝。喋れ。」
丁度右隣にいた狛枝に話題をふる。
今は俺、狛枝、卑屈、銀髪、金髪、大柄の順で円を描くように椅子を並べている。
机は適当に退かしてある。
「うん。わかったよ。めがねクン。」「十神白夜だといったはずだが?」
「...あんるぇ?」
「十神白夜だ。[ピーーー]ぞ?」
いい機会だから訂正を加えておく。
「...まぁいっか。
ご指名頂きました。狛枝凪斗です。十神クンとおなじで今年度の希望ヶ峰学園の入学生だよ。
まぁ、こんなくそみたいなやつと一緒にされたら十神クンが可愛そうだからあまり気にしないでね。
よろしくね。」
「次、お前。」
卑屈を指差す。
「は、はぁいいいいぃいぃいいぃ!
わ、私の名前は、ふ、腐川冬子です。超高校級の文学少女、で、です!」
「え、腐川冬子ってあの小説家の?」
「そ、そうよ...。な、なに?あんたみたいな不細工が妄想さらしてんじゃねーよって?
悪かったわね...。不細工で...。」
「そんなことないよ!!!素晴らしいよ!!!
君の小説は若い少女達の希望に成っているんだ!!!
そんな...人に出会えるなんて...。このあとの幸運が怖いよ...。」
いきなり腐川と会話していた狛枝豹変した。
いきなり、腐川と話していた狛枝が豹変した。
先程の温和な雰囲気とはガラリと変わり、腐川と同じような卑屈な目をしている。
話していた腐川は驚き戸惑っている。
はっきりいって気分が悪い目だ。
心身に悪影響が出る。
「いい加減にしろ、狛枝。次だ。そこの銀髪、名乗れ。」
ぶつぶつと独り言を言っている狛枝を遮り、銀髪に自己紹介を促す。
只でさえ時間がないと言うのに...。自己紹介なんかで時間をとられていたらキリがない。
「...ああ。私の名前は辺古山ペコ。九頭竜組所属だ。
同じく希望ヶ峰学園入学予定だった。肩書きは超高校級の剣道家だ。よろしくたのむ。」
辺古山は一礼すると席につき、隣の金髪に立たせた。
立たせた、というよりはたってもらった、という方が正しいかもしれない。
「九頭竜冬彦。九頭竜組所属だ。
同じく希望ヶ峰入学予定だった。才能は超高校級の極道。」
確か九頭竜組といえば国内最大級の指定暴力団、だったか。
確か十神家でも少しくらい取引を行っていたはずだ。
九頭竜の姓ということは、跡取りか。
もう片方の辺古山はおそらく、九頭竜のボディーガード、といったところか。
先程の会話からだとそう推測できる。
しかし...。十神家と九頭竜組を敵に回せる組織などないはずだ。
地中に埋まった教室と言うだけで組織反抗はほぼ確定というのに....。
面倒なことになったな。
「大神さくらだ。お主らと同じで希望ヶ峰学園に入学を予定していた。
超高校級の格闘家だ。よろしくお願いする。」
先程まで口を開かずに、なにやら考え事をしていたようだが、順番が来ると低い声で自己紹介をした。
噂には聞いていた人類最強が...これ程とは思わなかった。
武力行使に出る際はこいつを使えば良いだろう。
「これで自己紹介は終わったな。
続いて状況の確認に移る。貴様ら、最後に記憶がある場所は何処だ。」
そう聞くと、全員が校門をくぐったまで。と答えた。
...いくらなんでもおかしい。
不安を抱えながら次に移る。
「そうか...。おい、狛枝。先程扉の外に出ていたな。外の状況を説明しろ。」
「え?ボク?」
「貴様しかこの教室の外に出ていないのだぞ。貴様以外に誰がいる。」
「あははは。十神クンのご指名とあらば引き受けるしかないね。
僭越ながらボクが説明させてもらうね。」
先程のような卑屈な眼をしておらず、最初に会ったときのような、温和な笑みを浮かべながら、狛枝は喋り出す。
「そうだね。じゃぁまずは...ここが何処かっていう事について話し合おうか。」
「廃校...ってところじゃねーのか?」
「そうだね。概ね正しいよ。ただ、重要なのはもっと違うところなんだ。そう。ここは土のなかなんだよ。」
「ほう...」
「なっ!マジかよ..!」
「残念だが事実だろう。そうでなければ、窓ガラスの穴から土が出てきていることの説明がつかん。」
「どうやら外にある土はコンクリートのような性質だよ。証拠に、ほら。」
狛枝はポケットのなかから取り出した塊を、全員に渡した。
「結構削るのに苦労したんだ。でも、これってかなり危険な状況だよね。
ここからどんな希望がみんなから出来るのか...ワクワクするなぁ!!」
「あまり調子に乗るなよ...。狛枝...。」
「あははは。落ち着いてよ、十神クン。ほら、深呼吸、深呼吸。」
「ならば、何処から空気が入ってきているのだ?
寝てたことからして、ここに連れてこられて、それなりに時間は経過しているはずだろう?」
「ま、まず...、何処からか入れられた場所は有るでしょうよ...!」
「天井をぶち抜けば、外に出られるのではないか?」
「大神ぃ。流石にそれはねぇだろう...。まず人間じゃ無理だ。」
「失礼な...。人間でも出来るぞ。」
「坊っちゃん、壁くらい私にも切れます。」
「時間はないしさ、取り合えず探索してみない?」
「な、なんであんたがしきってんのよ。白夜様の変わりになるなんて百年早いわ。」
「む...。お主、なかなかやるな。どうだ、出られたら手合わせでも。」
「悪いが私は坊っちゃんを守るために鍛えているのだ。武を極めるためではない。」
「そうか...。残念だ。」
「愚民ども、真面目に考えることすらできんのか?
まぁいい。喜べ。この白夜様直々に操作方針を決めてやる。」
「さすがです。白夜様!」
「チッ。仕切りやがって。」
「...で?どうするのかな?」
「安価下2だ」
1.取り合えず全員で捜索だ
2.天井をぶち抜くぞ
3.グループに別れるぞ。捜索と天井破壊だ(わけ方の指定も)
4.その他(詳しく)
4、持ち物や周囲に何かないかを確認
出来ればその後
3、
捜索(狛枝、九頭竜、辺古山)
破壊(大神、十神、腐川)
「まずは捜索だ。狛枝、お前は教室の外だ。九頭龍と辺古山を連れていけ。大体30分だ。それが過ぎたら此方から応援を出す。
他は俺と合同でこの部屋の捜索だ。
手がかりになるものの見落としは一切許さん。
解散。」
そう締めた後に、俺は辺りを見回す。
まずは本棚といったところか。
全部で4つあるため、右から順に見ていく。
一番右は参考書類が並んでいるようだ。
見知らぬ名前が裏表紙に書かれている。
参考書、と言っても全て日本語ではなく、中国語や英語、フランス語、オランダ語やポルトガル語など多くの言語のようだ。
中には俺でさえ分からない文字も合った。
国内かどうか不安になってきてしまう結果だ。
「あ、あのぉ...」
隣の本棚に移る。
どうやらここは純文学や小説の書き方。漫画や絵の書き方の本まで置いてある。
中には先程喋っていた腐川冬子の作品などもある。
嘘はついていないようだ。純文学に纏めてあるので暇があったら読むか。
「びゃ、白夜様...?」
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