第一章:逆転のスクールアイドル (9)

逆転裁判とラブライブ!のクロスオーバーSSです。
いきあたりばったりのゆっくり更新。
また、1章ごとに9人全員が出てくるとは限りませんが贔屓とかそういったことはありません。

それではまず、主人公である成歩堂の助手となる人物をμ’s9人の内から選出してください。
また、選ばれた人物は今回の犯人候補から自動的に外されます。

>>2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442756598

にこ



 ポタ……ポタ………

 
 
 床に落ちる雫。その色は紅い。

 

 
 犯人の瞳は怯えて揺れる。
 
 被害者の瞳は何処か悦びさえ読み取れる程に穏やかに、細められていて。それでいて胸元は真紅に染まっている。
 
 ???「あとは、事前に私が教えた通りに。……わかるわね?」
 
 ???「ねえ、これしか方法は無い、のかな……?」
 
 ???「なにを今更躊躇っているの?もう貴方は私を刺したのよ。私はもうすぐ死んでしまうわ」
 
 ???「………わかったよ。じゃあね………」

  
 
 
 

 某月 某日 成歩堂事務所
 
 ガチャッ
 
ニコ「にっこにっこにー!ナルホドさん、こんにちはニコ~!」
 
 ドアを勢い良く開いて現れたのは、僕の助手である矢澤にこちゃんだった。
 
ナルホド「今日も元気だね、にこちゃん」
 
ニコ「とーぜんニコっ☆……とはいえ、さっきまで練習してたからくたくただけどね……」

 
 
 にこちゃんは、最近流行りのスクールアイドルである。

 
 もっと言えば、スクールアイドルの頂点を決める大会「ラブライブ」で優勝を果たし、今人気絶頂のスクールアイドル「μ’s」のメンバーである。
 
 そんなにこちゃんが、何故僕、弁護士である成歩堂龍一の助手として働いてくれているのかというと……。

3日前



マヨイ「あ!みてみてなるほどくん、スクールアイドルだよ!」

 真宵ちゃんがテレビの画面を指しながら声を上げる。
 
ナルホド「スクールアイドル?」

マヨイ「あれ、なるほどくん知らないの?スクールアイドルだよっ、今すごく人気なの!」

 彼女の名前は綾里真宵。霊媒師の家系に生まれ、色々……本当に色々あって、僕の助手になった。
 
 彼女の話によると、学校の名前を背負ってアイドル活動(イマドキの言葉で言えばアイ活というらしい)をする少女達をスクールアイドルというらしい。
 
 アイドルといえばオーディションを受けて事務所に所属し、厳しいレッスンをトレーナーの元で繰り返してライブをしてCDを売って……というイメージだったから、少し衝撃だった。
 
マヨイ「ちょーっとなるほどくん、勘違いしてない?スクールアイドルだからって、素人ってわけじゃないんだよ?」

ナルホド「いや、素人とかって馬鹿にしたりしてるんけじゃないよ?」

マヨイ「あ、ほらほら丁度A-RISEが出てきた!A-RISEはこの前のラブライブで惜しくもμ’sに負けたけどそれでもトップレベルだから、観てみるといいよ!」

ナルホド「待って知らない言葉がいっぱい出てきて追いつかない!」


 テレビの中では3人の女の子が煌びやかな衣装に身を包みパフォーマンスを披露していた。
 
 ……なるほど。全く詳しくないぼくでもわかる。歌も、ダンスも、かなりうまい。
 
マヨイ「なるほどくんはあんじゅちゃん好きそうだよね」

ナルホド「あんじゅちゃん?」

マヨイ「向かって左の髪の毛ふわふわな子!」

 えーと……髪の毛ふわふわ。ああ、確かに可愛いな……

 そう思った途端、画面がニュース速報へと切り替わった。

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