ボブ「友紀サン、紗枝サン、今日のお仕事も一緒にがんばりましょうネ」
友紀「頑張ろうねボブ!」
紗枝「よろしゅう頼んます」
ボブ「HAHAHAHA! まぁボブが一番カワイイんですけどネ!」
友紀「もー、ボブにはまいっちゃうなあ」
紗枝「ボブはんには敵いませんなぁ」
幸子「いや、おかしいでしょ」
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友紀「どうしたの幸子ちゃん?」
幸子「どうしたもこうしたもないですよ! 誰なんですかこのムッキムキの黒人男性は!」
友紀「誰って……ボブだよ?」
紗枝「せやなあ。ボブはんどすえ」
ボブ「ボブデース」
幸子「だから誰なんですかボブ!? ボブ・サップ!? ボブ・ディラン!? ボブ・マーリィ!?」
紗枝「幸子はんは博学やなあ」
友紀「野球選手にもボブって結構いるよ」
ボブ「HAHAHA。ボブはボブであって、それ以上でもそれ以下でもないデスヨ」
幸子「ボブの概念の話はどうだっていいんですよ」
友紀「ボブの概念ってなに」
紗枝「なんや難しいお話になってきましたなあ」
幸子「だから……! はあ……疲れる……」
ボブ「Oh。疲れるのは良くないネ。幸子サン、プロテイン飲みますカ?」
幸子「誰のせいで疲れてると思ってんだ!」
友紀「じゃあお仕事行くよ」
紗枝「ボブはん、よろしゅう」
ボブ「OK! カワイイボブに任せてクダサーイ!」
幸子「待って! ボブも一緒に仕事行くんですか!?」
友紀「そりゃあそうでしょう」
紗枝「このチームは『カワイイボブと野球どすえボクチーム』やからなぁ」
幸子「初耳! カワイイボクと野球どすえチームですよ! なんでボクがオマケ扱いみたいになってるんですか!」
友紀「幸子ちゃん! わがままは良くないよ!」
幸子「わ、わがまま!? わがままですかこれ!?」
紗枝「ほらほら。お仕事の時間やで~」
ボブ「ホラ、行きましょう幸子サン」ズルズル
幸子「ぎゃあああ! 首根っこ掴んで引っ張らないでください! うわ凄い力っ!」
~ジャケット撮影のお仕事~
パシャパシャ パシャパシャ
カメラマン「はーい良いですよー。笑ってー。ボブさんもう少し幸子ちゃんに寄ってくださーい」パシャパシャ
ボブ「こうですカ?」グイッ
幸子「ぎゃあっ!」
友紀「なに素っ頓狂な声出してるの」
紗枝「お仕事中やで幸子はん」
幸子「なんでさも当たり前みたいにボブと撮影してるんですか!?」
カメラマン「OK! 最高ですねー。いいですよボブさん」パシャパシャ
幸子「そしてなんでカメラマンさんも普通にボブを受け入れてるんですか……」
ボブ「HAHAHAHA! ボブが一番カワイイから仕方ないデスネー!」
幸子「くっそ……! 腹立つ……!」
友紀「おっ。自分を客観的に見ることが出来てるね幸子ちゃん」
紗枝「うちらはいつもそんな気持ちなんどすえ」
幸子「やめてくださいよそういうの」
~バラエティ番組のお仕事~
幸子「フギャー! 負けました!」
紗枝「幸子はん、バラエティの対決企画での負ける確率異様に高いなあ」
友紀「野球選手だったらとっくに戦力外通告食らってるよ」
幸子「いいんですよボクは負けてもカワイイですから!」
友紀「あ、罰ゲームはアツアツおでんだって」
紗枝「古風やなあ」
幸子「えええええ!? し、仕方ないですね。じゃあここはボクの」
ボブ「ボブの出番デスネ!」
幸子「えっ」
紗枝「ほないくでボブはん。大根からいきましょか~」
友紀「のっけからエグいチョイスだね紗枝ちゃん」
幸子「いや、そういうのはボクの担当……」
紗枝「はい、あーん」
ボブ「あー……アッヅゥ!!! ファッキンホーーーッット!!!」ゴロゴロ
\HAHAHAHAHAHA/
友紀「いいリアクションだ。やるねボブ」
幸子「めっちゃウケてる……」
~幸子のお家~
幸子「はあ……疲れた……なんだったんですか今日は……」
幸子「いや、きっと明日になったら全て元に戻ってるはずですよね……」
幸子「正直期待は持てないですけど……寝て……起きたらきっと……元通り……に」zzzz
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ボブ「幸子サン、オハヨウゴザーマース! 今日も頑張っていきましょうネ!!」
幸子「やっぱりな。分かってましたよ」
友紀「おはよー! きょうもかっ飛ばしていこうねボブ!」
紗枝「ボブはん今日もよろしゅうたのんます」
ボブ「OK! このカワイイボブに任せてクダサーイ!」HAHAHA
幸子「悪夢が覚めない……」
幸子(そしてボク達とボブの仕事は続いていきました……)
友紀「今度はアツアツ熱湯コマーシャルだってさ!」
紗枝「ふっるいなあ」
幸子「興は乗らないですけど、仕方ないですからこのボクが」
ボブ「ボブの出番でーす!!」
幸子「またお前……!」
ボブ「押さないでクダサーイ! 絶対に押さないでクダサーイ!」プルプル
幸子「ブーメランパンツ履くのやめてくださいよボブ……」
友紀「よっと」ドン
ボブ「NOOOOOO!!」バシャーン
ボブ「ファァァァック!! ファッキンホーーーッット!!!!」ゴロゴロ
\HAHAHAHAHAHA/
幸子「まためっちゃウケてる……」
一旦ここで切る
友紀「お疲れ様でーす」
紗枝「お疲れ様どす」
ボブ「ありがとうございマース」
幸子「疲れた……」
友紀「そんなに疲れて大丈夫幸子ちゃん?」
紗枝「次はスカイダイビングのお仕事やで?」
幸子「ス、スカイダイビング!?」
~KBYDBチーム・イン・ザ・ヘリ~
バラバラバラバラバラバラ
友紀「うっひょー! ここからスカイダイビングかー!」
紗枝「ここから飛んで、地上の的に着地出来たらチャレンジ成功らしいわあ」
幸子「高過ぎやしませんかこれ……」
友紀「飛ぶのは誰か一人だけなんだってさ」
幸子(!!)
幸子(ここでボクが飛べば今まで薄くなっていたボクの印象も一気に!!)
友紀「まぁここはボブかなぁ」
紗枝「せやなあ。ボブはんが適任やわあ」
幸子「えっ……?」
ボブ「Yeah! カワイイボブにお任せでーす!」
幸子「あの……」
紗枝「もう、ボブはんはそればっかりやなあ」
幸子「ボ、ボクが……」
友紀「そこがボブのいいところなんだけどねー」
幸子「ボク……が……」
ボブ・紗枝・友紀「「「HAHAHAHAHAHAHA」」」
幸子「……体…………事……が……!」プルプル
友紀「ん? 幸子ちゃんなに?」
幸子「…………るのは………仕事…………うが……!」プルプル
紗枝「どないしたん?」
幸子「……張るのは…………ボク…………しょう……」プルプル
ボブ「幸子サン? どうしましたカ?」
幸子「体を張るのはぁ!!! ボクの仕事でしょうがあああああああ!!!!」ダダダッ
友紀「幸子ちゃんが急に走りだした!?」
紗枝「バラエティ体当たり系アイドルの自覚はあったんやなあ」
幸子「ボクが!! 一番!! カワイイんですよーーーーーッッッ!!!」バッ!
友紀「そして飛んだーーー!!」
幸子「この座は誰にも渡しませんからねーーーー!!」
紗枝「あかん! 幸子はん、パラシュートしてまへん!!」
幸子「えっ?」
幸子「あああああああああああ!!!!????」ヒュウウウウウウ
幸子「フギャー!!! 死ぬううううう!!! 本当に死んじゃいますううううう!!!」
幸子(ああ……ここは地上何メートルなんでしたっけ……? いや、とにかく落ちたら確実に死にますねこれは……)
幸子(お父さん、お母さん……二人より先に逝く不幸をお許し下さい……これもボクがカワイ過ぎるのがいけないんですかね……)
……サーン
幸子「……ん?」
……チコサーン
幸子「この音……これが噂に聞く走馬灯というやつですか……? いやでも走馬灯って見えるものですよね?」
……サチコサーン
幸子「この声は……!」
ボブ「幸子サーーーーーーン!!!!」ヒュウウウウウウ
幸子「ボブ!?」
ボブ「幸子サン! 無事デスカー!?」
幸子「無事じゃないですよ! 現在進行形で落ちてますよボクもボブも!!」
ボブ「幸子サンが飛んだ後、ボブもすぐ飛びマシタ! 心配だったデスヨ!」
幸子「ボブ……! ボクの為にそこまで……!」
ボブ「幸子サン……ボブの存在がアナタを追い詰めていたと気付きませんデシタ……このボブ、一生の不覚デス……」
幸子「難しい言葉知ってますねボブ」
ボブ「でもダイジョーブ! このカワイイボブが来たからにはもう安心デスヨ!」
幸子「ほんとですかボブ!? ということはパラシュートを!?」
ボブ「あっ」
幸子「あっ?」
ボブ「HAHAHAHA。パラシュート持ってくるの忘れマシタ」
幸子「何やってんだテメェェェェェ!!!」
ボブ「申し訳ないデス。このボブ、一生の不覚」テヘッ
幸子「お前もう『一生の不覚』って言いたいだけじゃねえか! その一生が今終わろうとしてるんですよ!!」
ボブ「なかなか上手いこと言いますネ幸子サン」HAHAHA
幸子「いやーーーー!!! 死ぬーーーーー!! カエルのように潰れて死んじゃうーーーー!!!」
ボブ「幸子サン、我ら生まれた日は違えど、死ぬ時は同じデース!」
幸子「なんで桃園の誓いなんですか! それなら三人でしょう! 今二人しかいませんよ!」
ボブ「NO! このボブに抜かりはありまセーン! 上を見てクダサーイ!」
幸子「上……?」
???「ハーイ」ヒュウウウウウウ
幸子「また誰か降ってきた!? 誰なんですかこの白人男性!?」
ジム「ワタシ、ジムといいマース」
幸子「ジム!? この期に及んでまた知らない人増えたんですけど!? 誰なんですかジム!?」
ボブ「ジムはボブのベストフレンドですヨ」
ジム「よろしくお願いしマース」
幸子「うわあ! 超どうでもいい!」
ボブ「それに登場する人種は白人と黒人どちらも出さないと色んな団体がうるさいデスヨ」
ジム「欧米は人種差別に過敏デース」
幸子「そんな事情もどうだっていいわ!!」
ボブ「とにかくこれで三人デース」
幸子「だからなに!?」
ジム「幸子サン、ジムは関羽のポジションが良いデスネ」
幸子「どうでもいいだろそんな事!!」
ボブ「じゃあボブは張飛にしマス。幸子サンが劉備だからこれで桃園の誓いデスネ! 死ぬ時は同じデース!」
幸子「ほんとそれどうでも良くないですか!? そもそも劉備も関羽も張飛も違う日に死んでんですよ!!」
ボブ「What……!?」
ジム「Oh……Fuck……!」
幸子「なに本気で悔しがってるんですか!?」
幸子「ってああああ!!! もう地面見えてきてるじゃないですか! 激突しちゃうううううう!!!」
ボブ「幸子サン幸子サン」
幸子「なんですかもう!?」
ボブ「下を見てくだサイ」
幸子「もう下なんて見たくもな……あれ?」
友紀「おーい」
紗枝「幸子はーん」
幸子「友紀さんと紗枝さん!? なんでもう下に!? っていうかあの二人が持ってる旗……」
友紀「これこれー」
紗枝「見ておくれやす~」
『ドッキリ大成功』
幸子「……は?」
ボブ「大成功デース」
ジム「あ、幸子サン、そろそろ幸子サンにもパラシュート付けときマスネ。ちょっと失礼しマス」カチャカチャ
幸子「…………は?」
ボブ「ボブも付けときマース」カチャカチャ
幸子「………………は?」
ジム「OK! パラシュート作動シマース!」グイッ
ボブ「Yeah!!」グイッ
幸子「はあああああああああ!!!!!?????」バシュウウウウウ
ボブ「Fooooooo!!」バシュウウウウウ
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友紀「という訳で幸子ちゃんドッキリ大成功ー!」
紗枝「わー」パチパチ
幸子「」
友紀「放心しちゃってるね」
紗枝「まあ無理もありまへんなあ」
友紀「幸子ちゃん。ほらカメラ回ってるから」
幸子「……どこからですか」
友紀「なにが?」
幸子「どこからドッキリなんですか……?」
紗枝「何から何までどす」
友紀「全部に決まってるじゃん。なにボブって」
幸子「ボブといた期間結構ありましたけど……」
紗枝「輿水幸子ドッキリ特番やるそうやさかいなあ」
友紀「ガッツリとれ高いただいちゃいました」
幸子「え、あの……」
友紀「あ、一応このドッキリのお題発表しとこうか」
紗枝「『輿水幸子はユニットチームに外国人男性が入り込んできたらどうするか?』どすえ」
幸子「なんなんですかその尖ったドッキリ企画」
友紀「正解は『思いつめてヘリから飛ぶ』でした」
紗枝「幸子はんのバラエティに対するプライドが見えたええ企画やったなあ」
幸子「これのせいでこれ以上バラエティの仕事が増えたらどうするんですか!」
ボブ「そうなったらボブにお任せデース!!」
幸子「ぎゃああっ!!」
友紀「あーボブ! ありがとうね!」
紗枝「ほんまおおきにボブはん」
ボブ「いいんですヨ」
ジム「ジムも頑張りマシタ」
友紀「ジムさんの空中パラシュート装着すごかったでしょ」
幸子「あれよあれよとパラシュートつけられて作動させられましたよ」
ジム「アイドルの安全管理は万全デース」
紗枝「プロ根性やなあ」
友紀「幸子ちゃんの自由落下もジムさんがきっちり撮ってたからね」
幸子「ボクは……もう友紀さんと紗枝さんがボクの事要らなくなったんだと心配になったんですからね……」プルプル
友紀「幸子ちゃん……」
紗枝「幸子はん……」
友紀「もう! 幸子ちゃんはカワイイなあ!!」ナデナデナデナデ
幸子「ぎゃあああ! 友紀さんなでなでの速度が速いです! 摩擦で火が付いちゃう!」
紗枝「うちらが幸子はんの事要らなくなる何て事、ありえまへん」ナデナデ
幸子「むう……」
友紀「カワイイカワイイ」ナデナデ
紗枝「ほんま幸子はんは可愛らしいわあ」ナデナデ
幸子「フ、フフーン! わかればいいんですよ! わかれば!」
幸子「やっぱり一番カワイイのはこのボk」
ボブ「やっぱり一番カワイイのはこのボブデース!!」
幸子「お前さっさと帰れやあああああああ!!!」
おわり
おわりです。HTML依頼出してくる
ブ蘭子の人とは関係ないです
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