男「ファンタジーな世界での生活」安価 (22)
男「参った…」
旅の途中、気づいたら馬車も荷物も全て消えてやがる
あるのは一番金にならず一番弱い布の服と鋼の剣
男「油断したところに睡眠魔法でも撃たれてその間に…か。服と剣だけ置いていってくれたのは慈悲か負い目か気まぐれか」
男「まあ幸運とでも思っておくか。しかし目下のところの問題は」
男「金もない、飯もない、雨風しのぐ馬車すらない。多分町は近いが金が無いまま行ってもほぼ意味は無い」
①モンスターでも狩って金をドロップするのを願おう
②動物を狩って町で商いしよう
↓
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モンスターでも狩って金をドロップするのを願おう
男「早くしないと日が暮れちまうからな。初級・おびき寄せ魔法」
効果は薄いが鋼の剣一本じゃあまり数おびき寄せるのは危険だし妥当だろ
男「お、鬼猪じゃないか。運が良い」
やってきたのは鬼のような形相と異様な角を携えた猪
人間をよく食っているため高確率でお金も飲み込んでいる。腹を掻っ捌けば手に入るかもしれない
男「エンチャント-効果付与魔法-"リッパー"」
鋼の剣では鋭さが足りない。魔法で切り味を増し、切りかかる
突進してきたのを避け、横っ腹に一撃差し込む
男「ふんっ!」
腹を引き裂いてそのまま命を奪う
男「南無三。さてドロップ品はと」
胃を引き裂いて内容物を確かめる。
やはり人を何人も飲み込んでいたらしく臭いお金が手に入った
洗浄魔法で綺麗に洗い流して懐にしまう
残念ながらこいつに食用としても素材としてもあまり価値は無い
牙も骨も凡庸だし毛皮もさほど高価ではない
そのまま日が暮れる前に名も無き小さな町へたどり着く
①商館へ
②酒場へ
↓
商業ギルド「赤の香辛料」の商館
都合がいい、本部に知り合いがいるギルドだ
男「~ということでそんなものが売りに出されて無いかって」
「残念ながらそれらを売りに来た人はいませんね」
男「そうか。ああジョセフィーヌ(馬)お前がいなくなるのは寂しいぜ」
「悔しいでしょうがよくあることですから同情はしませんよ」
男「わかってるよ。それよりギルドの宿に泊めてもらえないかな」
「ウチのギルドメンバーですか?」
男「幹部の知り合い。ギルドメンバーと同じように待遇される権利を与えようって言われてるよ」
「ではその印を」
男「ああ、ちょっと待って…」
彼の印を見せれば良いのでそれを…
男「しまった!それも盗まれてる!」
「残念ながらそれでは」
男「待ってくれ、ミオナの町の本部にいるリード・アルバードに連絡してくれ。俺の名を言えばわかるから」
「それはできません。決まりですので」
男「頼むよ、連絡ぐらい容易いだろ」
「決まりです」
男「ぐ…」
男「…はあ、そうか。じゃあいいよ、すまなかった」
「いえ、こちらもお役に立てず」
今度またミオナの町に戻るかな
普通の宿屋
男「…はあ、極力金は使いたくないんだけどなあ」
モンスターから手に入れたとはいえ少しだ。節約していきたい
ま、明日考えるとしよう
次の日
①冒険者ギルドへ
②商業ギルド本部のあるミオナの町に向けて旅立つ
↓
ミオナへ向けて旅立とう。商業ギルドの上位メンバー相当の権利は惜しいからな
男「そうと決まれば」
残った金で食料と回復薬を買い込む
武器の弱さは魔法でカバーできるし食料のほうが必須だろう
次の町へ行く間
①モンスターと遭遇
②素材となるようなモンスターと遭遇
③商隊と遭遇
④何も無く次の町へ
⑤何も無くミオナの町へ
⑥自由安価(内容によっては最安価の可能性あり)
↓2
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