『そうなんです!!あなたの力をかしてください!!』
ブラックジャック「かまいませんが…、私の手術料…もとい協力料は高いですぜ?」
『かまいません!!いくらでも!!もしあと三年の間に解明できないと意味がない!!』
ブラックジャック「ほう…、じゃあ8000万ってとこですかね?」
『!?』
ブラックジャック「世間に未発表のうえ、これだけしか現状がわかっていないんじゃ
妥当な金額だと思いますがねぇ?」
『し…しかし…。』
ブラックジャック「どうするんです?
わたしはどちらでもかまいませんぜ、先生。」
『……わかりました…。それであの病気がわかるなら安いものです。』
ブラックジャック「それでは、交渉成立…ですな。」
『はい、それでは』
また、雛三沢で
ピノコ「いまのだえなのよさ?」
ブラックジャック「客さ。」
ピノコ「まさかオンなのしとじゃないれしょうね!!」
ブラックジャック「ばか、男だよ。」
ピーンポーン!!
宅配便でぇーす。
ブラックジャック「ピノコ、ちょっと行ってくれ。」
ピノコ「はいはぁーい。」
ーーーーーーーーー
ブラックジャック「ピノコの疑り深さはなんなんだろうなぁ?」
ピノコ『ピノコこどもやなくておくたんなのよさー!!』ドンガラガシャーン!!
ブラックジャック「またやってますぜ…」クク…
6月某日
入江機関 別名 入江診療所
入江「よくきてくださいました!!ブラックジャック先生!!」
ブラックジャック「貴方が入江京介さんですか?」
入江「はい、こちらは助手の鷹野三四さんです。」
鷹野「どうも。お噂はかねがね…」
ピノコ「!!!!ヴーーッ!!」
鷹野「?」
ブラックジャック「すまん、ピノコは嫉妬心が強くてな…。」
鷹野「あらそうでしたか。ふふ、ピノコちゃん、よろしくね?」
ピノコ「…ん。」
ブラックジャック「さて、入江先生?
例の雛三沢症候群ですが…。」
入江「その前に…あまりピノコちゃんの目に資料をみせたら…」
ブラックジャック「…なるべく機密はもらしたくない?」
入江「いえ、情操教育状よろしくないのでは…と。」
ブラックジャック「…。」
ブラックジャック「ピノコ。」
ピノコ「なんなのよさ!!」プリプリ
ブラックジャック「入江先生。ちょっとピノコの手足を触って見てもらえますか?」
入江「はぁ…?」スッ…
ゴワッゴワッ…
入江「!!これは!!」
ブラックジャック「お気づきになったかね?」
入江「ほとんどが…合成皮膚でできている…。」
ブラックジャック「手足はもともとありましたが…、
所々が気損していたからね。
手足の皮膚の所々が合成皮膚ともともとの皮膚が混じりあってるんだ。」
入江「これはどういうことですか!?」
ブラックジャック「このこはねぇ、先生。
もともとデキモノだったんですよ。」
入江「デキモノ…?」
ピノコ「…。」
ブラックジャック「まぁ正しくは…デキモノを持っていた女性の双子の妹でね。」
入江「!!」
ブラックジャック「不思議なことにその彼女の中で胎児のときに吸収された妹はデキモノとしていきていたんです。」
ブラックジャック「そしてそれを切除するとき、
驚きましたね。
すべての器官が、そのデキモノの中にあったんですよ。
生きたまま。」
入江「そんな!ありえない!!」
ブラックジャック「そうですね。ありえない。
でも時として人間の『生きたい』という意思は我々のはるかに上を軽々と壊す…、
そういうもんなんですよ。」
ピノコ「…。」
入江「…。」
ブラックジャック「おっと…昔話が過ぎましたかな…。
それと、このこは私の助手でね。
年齢は一応18なんだ。」
入江「……。ブラックジャック先生。」
ブラックジャック「なんですかな?」
入江「私、俄然やる気が出てきました!!
人間の生きたいという意思!!
あなたのような人に出会えてよかった!!」
ブラックジャック「…。」アゼン
ピノコ「…。」( ; ゜д゜)
ブラックジャック「さて、入江先生。
この雛見沢症候群のことですがねぇ。」
入江「はい、こちらをどうぞ。」
ー
ーー
ーーー
ーーーー
ーーーーー
入江「っと、ざっとこんなものでしょうか…。」
ブラックジャック「感染…ですか…。」
入江「はい、それも雛三沢市民は皆感染しています。
ブラックジャック先生はあの予防薬の方は…。」
ブラックジャック「あぁ、ピノコも私も…ちゃんと打たせてもらったよ。」
入江「それなら多分だいじょうぶです。
余程の事が泣ければ発症はありえません。」
ブラックジャック「それでこの女王感染者…?
この子に会わせちゃもらえませんかね。」
入江「りかちゃんですね?
そうですね…いまなら…雛見沢分校にいるでしょう。
少々待っててください。」
ーーーー
ピノコ「ちぇんちぇー、なにかわかったの?」
ブラックジャック「いや、まだ資料以上の事はわかってない。
その女王感染者たる古手梨花ってのに会わないとなんとも言えんな…。」
ピノコ「ふぅーん?」
入江「ブラックジャック先生。
雛見沢分校の方に向かってください!!」バタバタ!!
ブラックジャック「そんなにあわててどうしたのですかね?」
入江「校庭で急に倒れて意識不明の子がいるようで…
一刻を争います!!早く!!」バタバタ
ブラックジャック「騒がしいですな。まったく。
ピノコ!!私のコートを取ってくれ!!」
ピノコ「はいなのよさ!!」
ー
ーー
ーーー
雛三沢分校
知恵「こちらです!!」
入江「!!」
男の子
ブラックジャック「…。」
入江「これは一体?!」
知恵「それが…、鬼ごっこの途中で木にぶつかって…。
そしたら倒れて意識不明なんです!!」
入江「とにかく見てみましょう!!子供達を教室へ!!」
知恵「はい!!みんな!!一旦教室に入ってください!!」
入江「木にぶつかって意識不明…。」
鷹野「普通木にぶつかった位で意識不明に陥ったりするでしょうか?」
入江「いえ、それはありえません。
もし気を失ったとしても…このように顔面蒼白で脈が薄れたりはしません!!」
鷹野「じゃあこれは一体…?」
入江「………まさか…。」
ブラックジャック「………頭蓋骨骨折を起こしてるじゃないんですかね…。」
鷹野「え?」
ブラックジャック「子供は頭蓋骨がまだ完全に固まってはいない、
だから大人より簡単に頭蓋骨ってのは骨折する可能性があるんだ。」
入江「…それにこの子は脳に腫瘍があるんです。
もちろんまだ投薬で済むレベルの小さなものです。」
鷹野「ッ!!もしかして!!」
ブラックジャック「そのもしかしてのようですな。」
ブラックジャック「鬼ごっこ…、しかも前方不注意って事はつまり、
鬼におわれて後ろを向いて走ってたんでしょうな。
それがそのまま全力疾走の勢いで側頭部をぶつけ骨折。
入江先生。
クランケの脳の腫瘍の位置は?」
入江「左の側頭部…!!」
ブラックジャック「つまり左の側頭部の腫瘍を骨折の衝撃が襲った…。
このクランケは大変危険な状況にある。」
ピノコ「…。」
鷹野「!!」
入江「すぐに診療所に搬送します!!」
ブラックジャック「それじゃまに会わない。」
ブラックジャック「こいつを使いなさい。」
入江「これは…?」
ブラックジャック「即席のビニールハウス手術室さ。
中は無菌状態だ。」
入江「ありがとうございます!!」
ブラックジャック「なぁに…8000万の為ですよ…。
それに。」
ブラックジャック「私は助かる命を捨てるのは嫌いでね。」
入江「ですがこんな難しい手術…、私にはとてもじゃないけどできない!!」
鷹野「先生…。」
入江「お願いします!!協力してください!!ブラックジャック先生!!」
ブラックジャック「…。」
知恵「お願いします!!」
ブラックジャック「………知恵先生とやら。」
知恵「!!」
ブラックジャック「手術料2000万ですな。」
知恵「!?」
ブラックジャック「この学校での怪我だ。
この学校は私に2000万はらえますかな?」
入江「ブラックジャック先生…。」
知恵「2000万…、そんな大金内の学校には…。」
ブラックジャック「それじゃあ私は手術できませんね。」
知恵「…。」
校長「払いましょう。」
知恵「!!」
知恵「校長先生!」
校長「なぁに、わしには世界をわたっていた時の貯蓄がある!!
それにわが校で起きてしまった怪我だ!!
責任はとらねばならない!!」
ブラックジャック「フフ、話がわかる人だ。
入江先生、準備を。」
ーー
ーーー
ーーーー
知恵「校長…良かったのですか…?」
校長「もちろんだ。責任はとらねばならない。
それが我々教育者の使命だ。」
知恵「校長先生…。」
ーーーー
ーーー
ーー
ブラックジャック「手術は成功したよ。」
校長「ありがとうございます!!ブラックジャック先生!!」
ブラックジャック「入江先生、術後三日間は安静にさせといてください。」
入江「…。」
鷹野「…。」
ブラックジャック「どうしたんですかね?お二方。」
入江「…素直に驚きました…。
何て言う速さ…。」
鷹野「まったくですわ…。
一体あなたその手術の腕前は一体どこで…。」
ブラックジャック「…バカ田大学ですかね。」
入江「??」
鷹野「??」
??「みぃ、知恵。」
????「富田はどうなったんだ先生!!」
??「だいじょうぶかな!?かな!?」
???「どうだったんですか?!」
???「先生!教えてくださいまし!!」
知恵「!!梨花ちゃん、それに皆も!!教室にいないと駄目でしょう!!」
ブラックジャック「!」
入江「!」
梨花「みぃ、みんな心配なのですよ。」
圭一「おれの子分の危機だってのに教室で待ってなんかられるかよ!!」
レナ「だいじょうぶなのかな!?かな!?富田くん?」
魅音「学級委員長としてほっとけませんし!!」
沙都子「仲間のピンチですもの、じっとしていられませんわ!!」
ブラックジャック「あの子の手術は成功だよ。」
圭魅レ沙梨「!!」
知恵「ですから安心して教室で待機しててください。」
圭一「……信用できないな!!」
知恵「?!」
圭一「そんな継ぎはぎだらけの胡散臭い男の話なんて信じられないぜ!!」
レナ「け…圭一くん!!」
沙都子「確かに言われてみれば見るからに怪しい男ですわ!!」
梨花「沙…沙都子…、おちついてくださいなのです。」
知恵「二人とも!!失礼ですよ!!」
ピノコ「あんたたち!!よくもしぇんしぇーをうちゃんくしゃいなんていってくれたのよさ!!」ウガー!!
圭一「うわ!!」バリバリ!!
ピノコ「ぜんいんピノコが引っ掻いてやるのよさー!!」
ブラックジャック「よせピノコ!!患者を増やすな!!」
ピノコ「れもしぇんしぇーを…」
ブラックジャック「わかったから少し黙っていろ、話がややこしくなる。」
ピノコ「アッチョンブリケ!!」
圭一「ひえーいてぇ…。」ヒリヒリ
レナ「十中八九圭一君の自業自得だよ?だよ?」
梨花「圭一はかわいそかわいそなのです。」
沙都子「……。」ゾゾーッ!!
魅音「沙都子はされなくてよかったねぇ…。」
沙都子「まったくですわ…。」
????「おや?なんの騒ぎだい?これは?」
梨花「富竹!!」
入江「富竹さん!!」
鷹野「どうしたのジロウさん。」
富竹「いや、野鳥を撮影してたらなんだかこっちが騒がしかったから…
なにかあったのかい?」
入江「ここの生徒の富田君が怪我をしましてね。」
富竹「へぇ、それで?」
ー
ーー
ーーー
富竹「そんなことがあったのかい?大変だったね。」
入江「いえ、手術はこのブラックジャック先生が…って
あれ?」
鷹野「あら?どちらにいかれたのかしら…?」
ー
ーー
ーーー
ブラックジャック「君が古手梨花ちゃんかい。」
梨花「みぃ?僕を裏庭なんかにつれてきてどうしたのですか?」
ブラックジャック「ああ、いきなりすまんね。
ちょいと聞きたいことがあったのさ。
女王感染者ってのにな。」
梨花「!!」
ブラックジャック「私は雛見沢症候群を解明するために
あの入江って先生に雇われた医者でね。」
梨花「入江に…ですか?」
ブラックジャック「ああ、それで古手梨花ちゃん。
あんた女王感染者ってやつらしいですな。」
梨花「みぃ…そうなのですよ。」
ブラックジャック「それとアンタ。
カマトトぶってもムダですぜ?
アンタがカマトトぶってるってのはまるわかりなんですね…これが。」
梨花「…カマトト?…なんの事かわからないのですよ。」
ブラックジャック「ほら、またアンタの眼が僅かにうごいた。」
梨花「!!」
ブラックジャック「人ってのは嘘をつくときゃなにか兆候が出るんですよ。
眼は口ほどになんとやら…ってね。」
梨花「……驚いたわ…。」
梨花「この演技を見破ったのはあなたで二人目よ…。」
ブラックジャック「まぁ初歩的な心理テストみたいなもんですがね。」クク…
梨花「百年かけた自慢の演技力だったのだけれど…。」
ブラックジャック「(百年?)…さて、女王さま…ちょいと聞きたいことがあるんだが…。」
ー
ーー
ーーー
入江診療所
富田「ううん…。」
圭一「富田!!」
富田「前原さん…ここは一体…。」
魅音「入江診療所。あんた倒れたんだよ。」
レナ「頭蓋骨骨折してたって、頭は手術したばかりだから触らないようにって。」
富田「えぇ!!そうだったんですか!?」
圭一「そんでさ…お前を手術したやつが怪しいやつでさ。」
富田「ええ?」
圭一「ブラックジャックとか言う継ぎはぎだらけで髪の毛が半分白髪の男なんだよ。
お前もしかしたら体に変なチップうめこまれてたりしてぇー。」
富田「ひぇえ!!」
ゴツン!!
圭一「いってぇえ!!なにしやかんだ沙都子!!」
沙都子「あまりにもおいたが過ぎましてよ!!」
レナ「確かにそうだよー圭一く~ん。」
魅音「自業自得だねぇ。」
圭一「ちっくしょー!!今にみてろー!!」ヒリヒリ…
ー
ーー
ーーー
梨花「この世界はとんでもなくイレギュラーね…。
いままで富田が死にかけることなんて無かったし、
なによりもイレギュラーなのはあなたよ…ブラックジャック。」
ブラックジャック「……君はさっきから何をいってるんだね。
百年かけたとかこの世界だとかイレギュラーだとか。」
梨花「……………。」
ブラックジャック「…。」
梨花「………私はね、ブラックジャック。
これから一週間後の雛見沢で行われる祭り。
綿流しの祭りの日に死ぬわ。」
ブラックジャック「…病気かなにかかね。」
梨花「いいえ、ちがうわ。
殺されるのよ。」
ブラックジャック「?」
梨花「それは抗いようのない運命。
その日私は死ぬ運命。
百年抗い続けても破れない運命なのよ。」
ブラックジャック「………………感心しませんな。」
ブラックジャック「運命ってのはあきらめた奴の言い訳ですぜ。
そいつは人様の手で簡単に変えられる。
現に私はどんな医者も匙を投げ、死に行くのが運命だったって言われてた人間をゴマンと救ってきた。
運命だなんて諦める人間は本当の努力をしていない証拠さ。」
梨花「……。」
ブラックジャック「決めたぜ女王。私はアンタを死なせない。」
梨花「!?」
ブラックジャック「わたしゃどうもわかりきった振りをした人間ってのがダイッキライでね。
だからアンタが
本当の努力ってやつをしてないってこと…、
わからせてやりますぜ…。」
ー
ーー
ーーー
入江「ブラックジャック先生は?」
鷹野「まだみつかってませんわ。
あと、梨花ちゃんもね。」
入江「…。」
鷹野「それより…入江先生。
あの方は…モグリだって話ですけど…。」
入江「しっています。ですがしかし!!我々に時間はないのです!!
それに彼は稀代の名医とも呼ばれています!!
さっきの術式を見たでしょう。
彼は本物ですよ…。」
鷹野「…。」
富竹「入江さん…。」
ー
ーー
ーーー
梨花「ムダよ…どんなことしたって…。」
ブラックジャック「誰がムダと決めつけたんですかねぇ…?
神様なんて答えは求めちゃいやせんぜ。」
梨花「…。」
ブラックジャック「とにかくそう言うわけだ。
女王感染者古手梨花。
それに雛見沢の感染者全員、今や私のクランケだ。
私は患者は絶対に死なせない主義なんだ。」
??「梨花ちゃーん!!」
ブラックジャック「…!。」
梨花「圭一!!」
圭一「げっ、ブラックジャックさんまで一緒だったのか。」
ブラックジャック「やれやれ、大層嫌われたもんだね…。」
圭一「いやだってアンタロリコン臭いぜ?
あんな小さな娘を奥さんにしてるとか相当のロリコン!!キングオブロリコンだ!!」
梨花「ブラックジャックはロリコンなのですか?みぃ…。」
ブラックジャック「はぁ…ピノコめ…。
ところで、ピノコのやつはどうしたんだ?」
圭一「あー…それは…。」
入江診療所
レナ「はううう~!!ピノコちゃん!!かぁいいよぉ~!!」
ピノコ「うがー!!はなれるよのさ!!」o(><;)(;><)oジタバタ
ブラックジャック「…………………なんだねこれは。」
圭一「なんというかまぁ……ねぇ?」
梨花「悪い病気みたいなものなのですよ。」
ブラックジャック「???」
レナ「はーうぅ♪」
ピノコ「うがー!!」o(><;)(;><)o
次の日
ブラックジャック「さて、取り合えずわかってるのはこれだけか…。」
ブラックジャック「いかんせんこれじゃあ情報が少ないな…。」
ピノコ「ちぇんちぇ、朝ごはんなのよさー。」
ブラックジャック「ああ。」
ブラックジャック(ほかは入江先生に聞いてみるとしますかね…。)
ピノコ「おしょーゆ。」
ブラックジャック「はいはい。」
ー
ーー
ーーー
圭一「しっかしあのブラックジャックって医者は胡散臭いよな。」
魅音「圭ちゃんまたその話ぃ?
もうきょうで三回目だよ。」
梨花「圭一はしつこいのです。」
圭一「え。」
魅音「あっははは、いえてるねー!!」
レナ「みんなどうしたのかな?かな?」
圭一「おぅ、レナ!!レナもブラックジャックって奴胡散臭いと思うよな!!な!!」
レナ「はぅ?かぁいいよね!!ブラックジャックさん!!」
一同「え。」
一同「エエエエエエ!!」
圭一「レナ!?正気か!?」
レナ「あの継ぎはぎだらけの顔とか
黒いマント姿とかすっごくかぁいいもん!!」
圭一「わからねぇ!!
レナの基準が全くわからねぇ!!」
魅音「おぢさんもわからないよ…。」
沙都子「全くわかりませんわ…。」
レナ「えー、かぁいいもん!!」ぶーぶー
梨花「理解不能なのですよ。にぱー。」
ー
ーー
ーーー
入江「それじゃあ湿布と飲み薬出しておきますね。」
婆さん「ありがとうね入江先生。
わだしたちはほんとにあんただけが便りだから。」
入江「ありがとうございます。
お大事に。」
カランカラン…
ブラックジャック「大分信じられているようですな、先生。」
入江「ブラックジャック先生!!
いらしてたんですか!!」
ブラックジャック「えぇ、ついさっきね。」
入江「症候群について進展は?」
ブラックジャック「いえ、まだ殆ど。
しかし気になる点がひとつありましてね。」
入江「え?」
ブラックジャック「この女王感染者のフェロモンってのは一体どれくらいの範囲に散布するんですかねぇ?」
入江「えぇ?」
ブラックジャック「いくらあのお嬢さんが活発でも、
村の隅々までフェロモンを撒き散らす程歩き続けるのは不可能に近いんじゃないか?」
入江「あ…あぁ、でもそのフェロモンは確かに散布される範囲は狭いですが、
雛見沢症候群は過度のストレスにさらされないと発病することはあり得ません。
ですから大丈夫なんです。
あくまでフェロモンは抑制物質ですし。」
ブラックジャック「じゃあこの調書はおかしくないか?」
入江「それは!!」
ブラックジャック「女王感染者死後48時間に村人が次々に発症する…。」
ブラックジャック「こいつぁさっきの説明と矛盾するんじゃないかね?」
入江「…たしかに…、気づいてませんでした…。」
ブラックジャック「こいつは捏造もいいとこですな。先生。」
入江「この調所…、担当は鷹野さんでした。
この調査自体、彼女が不明瞭におこなっていた物です。
しかし鷹野さんがミスをするとわ…
珍しい…いえ、
あり得ないですよ…。」
ブラックジャック「…。(どうもキナ臭くなって来ましたな。)」
ー
ーー
ーーー
ピノコ「あっちょんぶりけ!!」
ピノコ「ちぇんちぇーたらひどいよのさ!!
ピノコ置いて勝手にどっか行くなんて!!」
ピノコ「まちゃか浮気なんてしちぇるんじゃないでしょーね!!」
ピノコ「こうしちゃいられないよのさ!!」
カキタメ終了しちゃったので今日の更新はここでストップです!
また明日カキタメてきます。
あと作者は高校があるので、亀更新になると思います。
ー雛見沢分校ー
ピノコ「ここでもないのよのさ!!」
レナ「はうはうはうー♪ピノコちゃん!!お~持ち帰りぃ♪」ダダダダ…
ピノコ「ギャーッ!!昨日の変な奴なのよさ!!」
レナ「はうはうはうー!!」
圭一「うぉお!!レナ!!まてっ!!まてぇ!!」ドタドタドタ!!
沙都子「急に走り出して何事ですの!?」
レナ「レナのかぁいいものレーダーに間違いはなかったよ!!よ!!」
ピノコ「はなれるよのさー!!」
知恵「みなさんどうしたんですか?もう授業ですよ?」
魅音「先生!!なんか昨日のお医者さんの子供がきてまして…。」
ピノコ「おくたんなのよさ!!」
知恵「あら、どうしたの?」
ピノコ「ちぇんちぇーをさがしにきたの!!」
知恵「ブラックジャック先生を?
ちょっとまっててね?」タタタタ…
知恵「と、言うわけで、ブラックジャック先生と入江先生が大事な話をしているそうなので
その間ピノコちゃんを我がクラスに少しの間だけ迎え入れることになりました!!」
一同「おおー!!」
ピノコ「…。」ムスッ
知恵「仲良くしてくださいね。みんな。」
一同「はーい!!」
レナ「かぁいいよぉ~♪お持ち帰りぃ♪」
ピノコ「ギャーッ!!」
圭一「おちつけ!!レナ!!
お持ち帰りは犯罪だぞ!!」
レナ「はうはうはうー♪」
梨花「みんなでレナを止めるのです!」
ワーワーギャーギャー…
ー
ーー
ーーー
このSSまとめへのコメント
続きはよ