明「もう、結衣ちゃんまで酷いよぉ」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ


結衣(いや、確かに姿は似ている。見た感じだけなら完全にあかりだ)


結衣(でも何か、そう……言うなれば幼なじみのカンが、違うって訴えてる)

結衣(特に「」の前の名前)


結衣「ねえ、一応聞くけど名前は？」

明「え？明は明(みん)だよ？」

結衣「やっぱ違ったわ！昔の中国かよ！！」

結衣(くそっ、パチモンだったか……)

結衣(どうなってんだ……悪い夢でも見ているのか……？)

結衣「ん？部室の隅にいるのは…」


チナツー「……」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

結衣(うわ！めっちゃ逆襲しそう！てかこっちのがポ◯モンならぬパチモンだ！)


結衣「ね、ねえ、君。ちなつちゃん達を知らない？」

チナツー「？ココニ在リ」

結衣「いや君は絶対ちなつちゃんじゃないよね！？」

チナツー「フヘヘ、姉チャン良イ太股シテンナ」

結衣「くううぅぅ～！何故かこういう根っこの部分は何も変わってないよ！」


チナツー「パ…」

結衣(な、なんだ？)



チナツー「パンツミセロォ！」ｻｲｺｷﾈｼｽ

結衣「き、きゃああああぁぁ//」ﾌﾞﾜｯ

チナツー「ホウ……色ハピn」

結衣「やめてえええぇ！！」(恥じらいの腹パン)

チナツー「ﾌｫｶﾇﾎﾟｳ!」ﾄﾞｺﾞｫ

きゅうしょにあった！

チナツー「」ち～な(笑)


結衣「ハッ！やり過ぎてしまった…」

結衣「いや今のは正当防衛だ、うん。そうしよう」

結衣「そ、そうだ！京子は！？」


ｸﾞﾗｸﾞﾗ


結衣(ん？)

結衣(テーブルの上の湯呑みが)


ｶﾞｺｯ


結衣「ちょっ、勝手にこぼれた！」ｱｾｱｾ


結衣「あ、あれ？ひとりでにお茶が集まってる…」

「ﾒｿﾒｿﾒｿﾎﾟﾀﾐｱ…」ﾎﾞｿｯ


結衣「うわ、寒っ」

？？「よーし冷えた」

結衣「え」

凝固「凝固だよん」←京子そっくり

結衣「」

結衣「あ、あはは…京子の正体はお茶だったのか。道理でいつも良い香りがしたんだ…下着とかも」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

凝固「結衣大丈夫？」

結衣「……」ｳｰﾝ

結衣「い、いや、やっぱ京子じゃないよ。本物の京子は恐らくカテキンじゃなくて人間だ…」

結衣「ねえ、君達は誰なの？私の知ってる人達にやたらそっくりだけど…」

凝固「おいおい結衣、私達は長い付き合いではないか～」ﾊｯﾊｯﾊ

結衣「いや知らないよ…」

凝固「えー、じゃあ先週結衣がしちゃったおねしょを凝固して、シーツの染みを無くしてあげたファインプレー覚えてないのー？」

結衣「いや本当に知らないよ！！？」

結衣「てか何なんだよ、いつからここは超能力者の会になったんだよ…」

結衣「あ、明だけ普通だったか…不憫な子…」ﾎﾛﾘ

明「んん！？」

結衣「もういいや、とりあえずここを出よう」

凝固「何言ってんのさ。ここが何部か忘れたのかい？」

結衣「何って、ごらく部じゃなかったのか？」

凝固「やれやれ、ついにボケたか。結衣も歳だな」

結衣「」ｲﾗｯ

凝固「ではこの貼り紙を見るがよい！」ﾋﾞｼｯ



【とばく部】



結衣「……」ｺﾞｼｺﾞｼ



【とばく部】



結衣「」

凝固「て訳でこれから貞操をかけて脱衣麻雀で勝負だ！」

明「わーい脱衣麻雀！明脱衣麻雀だーいすき！」

結衣「何が…」


結衣「何が『て訳で』じゃー！！強行突破だ！」ﾀﾞｯｯ

明「あ、途中棄権は万死に値するよぉ」

凝固「追え、チナツー！」

チナツー「」ｶﾞﾊﾞｯ

チナツー「」ｷｭｲｰｰｰﾝ!!


結衣「う、うわあああぁ！！！」


く、来るなあああああぁぁ…

結衣「……」

結衣「……ハッ！」

「あ、結衣ちゃん！おはよー！…と言っても4時近いけどねぇ」ｴﾍﾍ

結衣「あ、あれ？ここは……」

「ふふ、まだ寝ぼけてるのかな？」

結衣「…え？」

「放課後に部室に来てみたら結衣ちゃんが一人で床で寝てるから、隣で見守っててあげたんだよぉ」

結衣「…そ、そういやそうだったかも」

結衣(良かった、あれは夢か……あんなのが現実じゃたまったもんじゃないけど……)


結衣「ありがとね、隣にいてくれて…」


「ううんいいの」ｴﾍﾍ



清「清も結衣ちゃんといられて嬉しかったよぉ」


結衣「知らない内に明滅びてるー！！！」ｶﾞｰﾝ


結衣「」ﾁｰﾝ


漢！！！